『つまり?神見習いになったことに心当たりはなくて?何か読み間違いをしたのではないのかって?そう言いたいんだなお前は?』
『すごいってもんじゃないけどなこれ。あっちでも叶馬一人しかついていないクラスだよこれ。つーか僕がお前のことに関しての情報でわからないことなんてないの。魂直接見ているんだから。…これからの立ち回りどーしよ』
立ち回り?元々どうする予定だったんだ?
『ほんとはねーどっか適当なランクAの倶楽部に入ろうと思ってたんだよ。あ、倶楽部っていうのはパーティが何個か集まってできたものね。その中の
そんなに考えていたのか…それじゃあこれからの立ち回りはどうするつもりなんだ?
『んにゃぴわからん…神見習いになったことで君は存在としての格が一つ上がった。そのかわりにめんどうな制約も増えた。君が下につくことをよしとしない連中も出てくるだろうし…もうこれわけわかんねえな』
そうなのか…
こいつが俺のために色々考えてくれたことだけはわかったので思わず落ち込んでしまう。
『まあまあそんなに落ち込むな。こっちとしてはお前が死なないだけで存在が保たれるんだから強くなることで生じる苦労はむしろどんと来いってもんよ』
そう言ってもらえるとありがたい。
『おう、そこらへんは任せな。なんたって一蓮托生の相棒だからな』
そうだな自称相棒。
『デレが足りなかったか…』
それはそれとして気になることがあるのだが…
『なーに?』
お前は何でそんなに物事を知っているんだ?
『…』
お前が俺の脳に入ってきたのはついさっきだ。なぜそこまで情報を持っている?先ほどから言っている叶馬とは誰だ?なぜおれも知らないことを知っている?
『あーねそこかあ…言えない』
なぜだ?
『世界の決まりだ。僕がお前に助言したり、知識を言うことはセーフだが、それをどこから知ったか、なぜ知ったか、どのようにして知ったかは伝えられない。
理由があるならいい。
『まあ今のお前なら叶馬のことなら話しても大丈夫だろ。一言で言うならお前と同類だ』
同じとなると神見習いっていうヘンテコなクラスを持ったやつなのか?
『そうだな。今のお前ならついていける。それどころか対等に渡り合えるやつになるかもしれない』
なるほど‥つまりどういうことだ?
『まあそれはいいんだ。今後叶馬と会った時にでも話せば自ずとわかるさ』
そうか。ならいいか。
そう思い、眠気に身を任せながらベッドに倒れた。
(それにしても今日は色々あったな)
新たな学校生活に心を踊らせていたが誰にも話しかけられずに授業が終わり、相部屋の子に挨拶しようにもヒッと腰を抜かされて逃げてしまった。もうすぐ夜になるが一向にかえってこない。少し寂しい。今度会った時にはにっこり笑顔を向けながら話してみよう。
ダンジョンに潜ったあとは驚きの連続だった。
自称相棒が現れ、俺にずっと話しかけてくれた。何か不穏なことも言っていたけどこちらに害を働かす気はなさそうだった。あいつの言っていた一蓮托生という言葉にも嘘はなさそうだったし今後もあのような付き合い方でいいだろう。それにしても自称相棒はかなりフランクに話しかけられるんだな…俺には初対面の相手にそういうことはできないので素直に尊敬する。そのおかげでこちらもまるで何年も一緒にいた友のような距離感で話すことができた。コミュ力ってすごいんだな。
おそらくあいつは俺の魂…つまるところ
最悪の場合消滅するからこその協力関係というのはとても強い。あいつが俺に言うことは俺の生存のためなんだろう。
なら信用できる。
そんなことを考えながら俺は眠りに落ちていった。
『あーーーさーーーでーーーすーーーよーーー!』
うるさい。
『はー?!こっちは親切心で起こしてやったのに何様なんですかねぇ?今のまま寝てれば朝飯間に合わなかったんですよー!感謝されるいわれはあれど迷惑がられるのは心外ですわー!!』
…お、おう。
『わかればいいんですのー!とりあえず今日の予定は一般科目だけでダンジョン攻略はまた後日ですわー!!ごめんあそばせー!!』
やっぱりこいつ信用すると決めたのは早かったか?
自称相棒
一度死んだためテンションがはっちゃけてる。普段はそこまで深く考えずにふざけるためこのお嬢様言葉も特に意味はない。
性欲に関してはこいつが色々やってる。
オリ主
あまりにもはっちゃけているため自称相棒のことを信頼してない。信用はしている。
性欲はほぼわいてない。
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