夢を見た。
平和な夢を。
島で過ごしたあの日々を、忘れることはない。
苦労したこと、大変だったこと、笑ったこと、泣いたこと、喜んだこと、悲しんだこと。
そして、戦ったこと。
楽な道のりではなかった。
苦しかった上に、失ったものは大きすぎた。
それでも、守りたい未来があった。
自分にはできない未来を二人は見せてくれた。
もうこの世界からいなくなっても、大丈夫だと思った。
そんな時に、二人は声をかけてくる。
「優希お兄ちゃん。」
「美和ちゃん・・・・・・総士君・・・・・・・」
この島を救った二人の英雄が優希の後ろに立っていた。
「帰っちゃうのか?」
「ああ・・・・・・もう司令には言ってあるし、他の面々にはお別れの挨拶をしてきた。あとは君たちだけ。」
「そっか・・・・・美和、悲しいよ。」
そう言うと美和は優希に抱き着く。そんな美和を優希は優しく撫でる。
「大丈夫だよ。美和ちゃんはこれからも一人じゃない、島の皆や家族がいるから。総士君は苦労しそうだけどね。」
「お前くらいだよ、わかってくれるの。」
「総士、それどういう意味!」
「言葉通りじゃないか!君も少しは家事ができるようになってくれ!」
「むー!」
そんな二人の喧嘩をしている姿に微笑んでしまう優希。
「二人とも、よく聞いて。」
優希の言葉に二人は耳を傾ける。
「これから先も苦労はする。生きてるからこそ苦労はするし、嫌なことだって起きる。でも一人じゃ無理だ。そういう時は助けてもらった方がいい。素直にね。誰かを助ければそれは巡り巡って自分へ何かしらの形で返ってくる。総士君はもっと言葉遣いを気をつけて。美和ちゃんは勉強して家事と料理と洗濯はできるように。わかった?」
「うん!」
「ああ、努力するよ。」
優希の身体が光り始める。
「時間だね・・・・・・・・二人とも、また会おう。」
「うん、行ってらっしゃい。」
「顔を見せには来いよ。」
そうして優希は竜宮島から姿を消した。
これは彼がある女性の奴隷でありつつも多くの祝福を持ち運命に抗う物語。
内に秘める力は島の祝福と存在と無の力。
背負うには大きすぎる力を持った彼を待ち受ける運命とは、いかに?
ここからはあとがきです
ずっと長いこと投降作業していなくてごめんなさい
今もなんですけど刺激がないのと金がないのと税金が高いとか、とにかく暗なルばかりで嫌なことが多すぎて現実逃避してました
PIXIVの方でもこれ投稿しているんですけど正直読まれてるって感がしないんですよね
でも原作は面白いので大勢に読んで欲しいって思っています