学園一の美少女の裏側はドMな正癖を持っていた 作:Tifa Lockhart
読んでいない方は20話と21話を先にどうぞ。
新と別れて1人で家にいる日曜日の夜は、心に小さな穴が開いたような寂しさを感じる。たった2日間一緒にいただけで、その時間が永遠に続けばいいのにと思う。
金曜日は先生から受けた行為で汚れた心と体を癒してくれたから、なおさら寂しく思えた。
私の異変に気付いて、いつも以上に優しくしてくれていたね。不安定だった心を落ち着かせてくれた。だからもう大丈夫。
お風呂から上がり、脱衣所で髪を乾かしていると、ドライヤーの騒音で頭の中が埋め尽くされ、寂しさも吹き飛ばしてくれる。
プルルルル……
時計を見ると22時20分。
ん? こんな時間に電話?
携帯の画面には[大好きな新]
”新”の文字を見るだけで嬉しさが込み上げる。
ピッ!
「緑?」
「新、どうしたの? こんな時間に電話なんて珍しいね」
嬉しさで声のトーンが上がってしまう。
「いや……声聞きたくて……」と彼のトーンは少し低い。
夕方に別れた時は、明るく振る舞っていたのにどうしたのかな。
「ちょうどお風呂あがって髪乾かしていたの。乾いたら折り返ししていい?」
「うん、待ってる」
ふふw嬉しいw
毎週会っているのに、今から声が聴けることすら心が躍る。
平日は会わないよう提案したのは、好きな気持ちが怠惰な心になるのか怖かったから。でも合う頻度を上げてもいいかな。もっと彼との時間を作りたい。
髪を乾かしてパジャマに着替え、リビングに戻る。
元気がないなら、今度は私が元気をあげないと!
電話を取り[大好きな新]を選ぶ。相変わらず出るのが早く、1コールで出た。
「ごめんね、待った?」
「ううん、大丈夫だよ」
「こんな時間に新から電話あるの嬉しいw私の声聞きたくなった?」
「うん……聞きたかった。それと聴きたいこともあって」
「何でも聞いてw」
「一昨日の金曜日なんだけど……夜は上山の所で勉強してたんだよね」
浄化された気持ちが泥に叩きつけられ、穢れた記憶が蘇る。
嫌な思い出を箪笥の奥に閉じ込めて鍵を掛けたのに、無理やり箪笥をこじ開けられてしまった。
「……そうよ、勉強してた。どうしたの? そんな事聞いて」
焦る心。
思い出される快楽。
呼び起こされる子宮の奥の感覚。
大きくなる罪悪感。
「いや……最近、上山の勉強の話聞いてなかったから」
「そ、そうだった? ちゃんと勉強してるわよ」
本当にごめんなさい……
「そうか、勉強してるんだね……」
「話はそれだけ?」
本当に、本当に、ごめんなさい……
「あぁ……うん」
未来を見て私たちの将来を考えよう。
「私は……大丈夫よ。たくさん勉強してスポーツ療法士になるんだから。新もゲームクリエイター頑張ってね」
お互いのことだけ考えるの。セックスの気持ち良さなんて一時的なものだから。
「うん、ありがとう。ねぇ翠。大好きだよ」
”大好き”の言葉が穢れた心に染みわたる。
「ふふw私も。橋田新が本当に大好き。私を信じて愛し続けてね」
ソファの前には鏡に映った自分がいる。無理に作った笑顔。瞳の奥には、出てはいけない裏側が顔を出す。
「もちろん。僕は翠を信じてる。ずっと、ずっとだよ」
「じゃぁそろそろ寝るわ。新の声聞いたからぐっすり寝れそうw」
元気に話すことが辛くなってきた。裏側の私が、心を抑えにくる。
「うん、おやすみなさい」
「おやすみ」
ピッ!
「……」
「…………っ」
「……ぅ……ぅぅ……本当にごめんなさい……」
新の優しさと、拭えない行為のギャップに涙が溢れる。
私の性癖は新だけのもの。これだけは絶対に守ると誓い電話を切った。
部屋に静寂が訪れる。静かすぎて、音がないことに不安になる。
いつもはこの時間から秘密の行為に耽るけど、自慰行為をすることに恐怖を感じていた。
「今日で終わったのよ。何も心配することない。新と将来のことだけ考えよう」と何度も自分に言い聞かせた。
ベッドに入って目を瞑り、新の腕に抱かれることを思い浮かべていた。
◇
……
……
ダメね。寝れない。
時計を見ると0時を過ぎていた。
彼に抱かれた時は、安心感ですぐに眠れたのに、1人だと眠れない。
寝ようと考えると、余計に睡魔が遠ざかる。
新に電話したいけど、真夜中だし迷惑かな。と携帯を見つめる。
やっぱり止めておこう……
携帯を枕元に置くと、通知が入ってきた。
ピッ!
新かな? と期待して画面を見ると[先生]のLINEの通知だった。
もう終わったのに……何で連絡するのよ。
“橋田とは楽しんだか? ”
“もう連絡しないでください”
“どうだ来週の金曜日も勉強に来ないか? ”
“絶対に行きません”
“そうかそれは残念だな。橋田から寝取られ動画を観たいって連絡あったんだが”
“そんな訳ありません”
“今度来た時に、橋田の返信を見せてやるよ”
“絶対に行きませんし、新が先生に寝取られるのを望む訳ありません。もう連絡しないで下さい”
先生から連絡が来るのを恐れて電源を切る。
絶対に行かないんだから。もう脅迫されることもないし。あんな行為はしなくてもいいの。
新、私を守って。
ずっと嫌いにならないで。
私を支え続けて。
私も新の力になるから。
私は……
私は……
クチュ……
ソファに座った翠は、我慢できずに自慰行為をしてしまう。
”処理”しちゃえば寝られるよね……
「……っ……っ……いぃ……」
左手で乳房を強く握り、乳首をつねる指。
「……ぁ……あぁぁ……」
パンティの中に侵入する右手。
クチュクチュと水音が微かに聴こえる。
彼女はソファに座り、脚を開いて、正面を見つめていた。
視線の先には、体が映る大きな鏡。
ドMな私と貶す私。
左手で胸を揉み、パジャマの下腹部に、右手を入れている姿が映っていた。
顔は紅潮し、涙目になった淫らな顔。
やっぱりしちゃったね。絶対我慢できないって思ってたよ。
「だって辛いから」
辛い? チンポ欲しいんでしょ?
「そんなことない。”処理”するだけ」
ふふw先生とのセックス思い出して処理するんだw
「違う。新を思い出して処理してたんだよ」
じゃあ何で先生のセックスで感じたの?
「それは性感マッサージのせい」
本当にそれだけ? マッサージだけで淫らな気持ちになるの?
「何で気持ちよくなったか分からない。でも絶対にマッサージのせいよ」
分からない? 知ってるくせに。私は他人に触れられて、感じる変態だって。
「変態って言わないで。私の性癖は新だけのもの」
そんな嘘ついて。ほら、脱ぎなよ。見たいんでしょ? 淫らな私を。
震えながら、パジャマと下着を脱いでいった。
薄暗い部屋に、白い肌がぼんやりと光っている。
ほら、どんな格好で犯されたいのかな?
正常位?
騎乗位?
あぁ……私は、犬みたいな後背位が好きだよね。
「違う。私は動物みたいな交尾は求めてない」
ふふw自分で言っちゃった~w動物みたいに”こ・う・び”したいんだw
「いや、新だけなんだから」
そんなこと言ってwほら、四つん這いになってみたら? 突っ込まれたチンポ思い出してみて。Gスポットとポルチオどうされたのかな?
拒否することもなく、四つん這いになっている。
鏡を見ると、自然にお尻が上がり、顔はソファに近づけ、後ろから入れやすいポーズをしていた。
「いや……思い出したくない」
みんなから憧れられてた私が、四つん這いでお尻振るなんでw本当に動物みたいだねw変態メス犬の翠ちゃん。
「変態もメス犬も言わないで……」と言いながらお尻をクネクネさせている。
ポルチオは届かないけど、Gスポットは指で届くかもw試してみようよ。あの気持ちよさが味わえるなんて素敵じゃない?
股下に手を這わせると、太ももまで愛液が流れている。
「凄い……こんなに溢れてる」
私は淫らな性癖持ってるから、溢れて当然よw
中心に指を入れると、小陰唇が食いつくように指が侵入していった。
「マッサージ受けてないのに凄く気持ちいい……」
ほらw私の体は求めてるのwマッサージなんて関係ないのよ。
「今は処理するだけ。それだけだから」
クチュクチュと音を立てて2本の指が膣内に侵入する。
「はぁぁぁ……いぃぃぃ……」
奥まで入れて指を手前側に押してごらん。きっと気持ちいいよ〜w
いいのかな。
押しちゃっていいのかな。
いいよね。
処理だからいいよね。
ギュッッ
「あぁぁぁぁ……」
擦られる感じはどうかな? チンポと違う?
「違うけど……当たる……すごく……気持ちいいぃぃ」
クチュクチュと音を立ててGスポットを刺激すると、気持ち良さが全身に回り小さく痙攣している。
ほらほらw気持ちいいでしょ。あの気持ち良さが味わえるなんて幸せだねw
「うん、凄く幸せ……あぁん。あっあっん……ぃぃ……はぁ、はぁ、はぁ……あっ! すき……これすき……」
指を内側に押すたびに、自然にあえぎ声が出てしまう。
じゃぁ、こんどはギュ~~って押してみようwもっと気持ちいいよw
「うん、押してみるね」と言って、中に入った中指と人差し指を手のひら側に押し込む。
「あっ! あぁっ! すごいぃ! Gスポットいいよ! チンポで擦られているみたいに。あぁぁ、あっ、あっ、あっ、いぃぃぃ」
だれのチンポで擦られているのかな?
「それは、せんせ…………違う、新の……」
否定しなくてもいいんだよ。私が求めるなら誰だって。ほら言ってごらん。誰のチンポで擦られているの?
「いや、それだけは言えない。新のチンポがいいの。お願い、お願いだから」
ふふwじゃあそれでいいわ。でも新はGスポットとポルチオ突けるかな?
「あっ、あっ、あっ、だいじょうぶ……きっと気持ちよくしてくれるもの」
楽しみだね。彼と先生のセックスを比べるの、凄~く、楽しみだねw
「比べないから。新のチンポが気持ちいいから」
そうね。私が言わなくても分かっているものね。じゃぁイッちゃいなさい。彼の知らない、Gスポットオナニーでねw
「ぁぁぁぁ……イキそう。いぃぃ。…………イッていい? ねぇイッっていい?」と言って鏡を見る。嬉しそうに泣いている顔は、メス犬そのもの。
「メス犬になってる。私変態……」
足先がピンと張り。
お尻が上下に動き。
背中が反り。
顔をソファに押し付けて鏡を見続ける。
「はっ、はっ、はっ、いぃ、イク、イクイク…………イッちゃう!」
下腹部から大量の液体が漏れる音と共に、全身の筋肉が強張り、絶頂を迎えた。
「い……イッちゃった……おしっこしてイッちゃった……」
誰を想像してイッちゃったのかな?
楽しみだね。
私は愛情を取るのか。
それとも性欲を取るのか。
本当に楽しみ。
ふふ……
いかがだってでしょうか。翠(みどり)の裏側編はこの話で終わります。
4章最後で、彼女に似た人の寝取られ動画を求めてしまった新(あらた)
裏側編で性癖が大きくなり、脅迫されて他人とセックスをした翠(みどり)
お互いに幸せを願い、将来を見据えて付き合っていた2人に暗雲が訪れます。
暗雲は台風になり、雷雨と強風で、将来の轍を阻害していきます。
2人は雨と風と雷を超えようと必死に頑張ります。
しかし2人が繋いだ手が離れるかもしれません。
お互いを信じあっている新と翠は、手を放しても信じあえるのでしょうか。
5章は新視点で書く予定です。
苦しい話になりますが、暫くお待ちください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もし少しでも気に入っていただけたら、お気に入り、評価、感想、何でも構わないのでお願いします。
今後の作品作りのモチベーションになります!どうぞよろしくお願いします!