学園一の美少女の裏側はドMな正癖を持っていた 作:Tifa Lockhart
(準)ゲームクリエイターと色気を放つエルフのデート☆
5月の春の心地よい日差しを浴び、両脇を海に挟まれながら、江の島弁財天橋を渡る。
今回は僕からの提案で、江の島の弁財天のお参りに向かった。
いかにも観光地的な仲見世通りも、2人の歩く速度を遅くする。団子や甘酒。ソフトクリームに民芸品が翠の心を擽っているようだ。
仲見世通りを抜けると階段が見える。小さな島だから、階段も余裕だろう? なんて想いは、僕の身体が悲鳴を上げた後には言えない言葉だった。
階段を足早に駆け上がる彼女は「本当に運動不足ね! もっと運動しないとw」と遥か上から声を掛けてくる。
「僕が運動不足じゃなくて、はぁ、はぁ……翠が体力有り余ってるんだよ」と激しい呼吸と共に声を絞り出した。
体のラインがハッキリ出た白いシャツと、黒のプリーツスカートは1年前まで女子高生だったと思い起こさせる。膝上丈のスカートは、少し屈めば見えそうで見えない短さが、男心を擽り続けた。
「早くおいで! 私の生足が待ってるよ~w」とジャンプしながら手を振っていた。
下半身を刺激する姿を見ると、近くにホテルがあれば……なんて思うけど、今日の目的は弁財天のお参りなんだ。
「やっと……はぁはぁ、やっと着いた~」と、笑う膝を両手で掴み、大きく息を吐き出している。
「おやおやw新ちゃんは汗だくですねぇ」とハンカチで僕の汗を拭いてくれる。
遠くから見ると小さな山なのに、無限に続く(ように感じる)階段の辛さに心と膝が折れる。
「はぁ……はぁ……もう……だめ……」と彼女を上目遣いで見つめる。
彼女は僕の耳元に手を当て、吐息を吐くように「じゃぁ夜もだめかな?」と、下半身の回復魔法をかけてきた。
その魔法を使うのは今じゃない。
「はぁ……はぁ……ふぅ……そっちは別腹だよ」と息を整えて立ち上がりながら答えた。
腰振るときは汗だくなのに、何で階段を上るときは汗かかないんだよ……
僕の今日の目的は、僕たちが1日でも長く付き合えて、あわよくば結婚できるように弁財天様にお願いする為だった。
春に泣き顔を見た後から、彼女は落ち込む素振りもなく、元気な姿を見せている。
ただ雰囲気が変わった。
肌を露出することや、体のラインを強調する服は極力避けていたのに、積極的に着るようになっていた。
僕が着てほしい、と言ったのがきっかけだけど、心境の変化があったのかと気になる。
気に入っていたショートボブも伸ばし始め、肩に掛かってきた。日差しに当たる栗色の髪は、明るさを強調し、エルフの美貌を昇華させている。
長い髪も素敵だけれど。
彼女が変わったのは、成長の証だと思っているけど不安が残る。
階段に続く階段で、お参りする理由すら失いそうだったけど、なんとか3姉妹の神社に僕たちの仲を、取り持ってもらえるようにお願いしていた。
賽銭箱を前に、手を合わせて目を瞑り、2人が長く続くようにと手を合わせる。
彼女のお母さんに、あと3年で別れる約束を突きつけられたけど、一生一緒にいたいです。
あの日の涙が本当に晴れたのか不安です。彼女の不安が晴れますように。
彼女が無事に大学を卒業して、スポーツ療法士になれますように。
それと……
あの動画は翠なのか……教えてください。
3つの神社で深々と頭を下げ、何度も何度もお願いする。
神頼みで何とかなるとは思ってないけど、僕一人の力じゃ出来ない事もある。だから日本最高の女神さまの、天照大神の子供達、三姉妹にお願いをしたんだ。彼女の天岩戸が開きますように……
「ねぇそんなに深々と何をお願いしてるの?」
「それは、僕たちが一生支え合えるようにって」
彼女は真剣な顔になり、僕の手を痛いほどに握って、顔を近づける。
「……嬉しい」と言って、頬に唇が触れる。
観光客の多い場所なのに、キスをする彼女。
参拝客達は、現世に現れたエルフを凝視していた。
「ふふwみんな見てるねw」と言って舌を出す。
彼女の美貌は男心を惹き付けるから、一緒にいる僕も視線を感じる。1年前までは見られる事に抵抗があったのに「楽しそうだね」と僕は言った。
「うんw新とラブラブしている所を見られるのは嬉しいから。さぁ、お参りしたし、帰ろう!」と言って、僕の手を引っ張る。
観られる事が好きになったのは、twobeeのコスプレをしてかららしい。
声を掛けられ、憧れの眼差しを向けられたことが、走っている時の憧れの眼差しに似ていると話していた。
「もう観光はいいの?」
「ん~~観光もいいけど、帰りたくない?」と言って、組んだ左腕に弾力のある温かさが押し付けられる。
彼女の目の奥にイヤらしさが帯びていた。
「そうだね。帰ろうか……」
もう一つ変わった所は、セックスに対するリミッターが外れたままになっていることだった。
積極的で淫らなことに躊躇がない。
2時間前に通ったばかりの弁財天橋を、江ノ島電鉄駅方面に向かう。
駅に着くまでの帰り道は、手を繋ぎ、指と指を絡めあっていた。
彼女の親指が、僕の手の甲をくすぐる。
僕は対抗して、彼女の手の甲をクニクニと揉んでいる。
景色の綺麗さを楽しみ、観光客の合間をすり抜けながら、まるで愛撫をし合うように指を絡め続けていた。
狭い電車に乗り込むと、運良く2席空いていたから並んで座る。
正面には青い空と青い海が輝いていた。
電車内はクーラーが効いて涼しいのに、僕達の額にはうっすらと汗が滲んでいる。
彼女の愛撫がずっと続いていからだ。
彼女は「今日の晩ごはん何にする?」と海を見ながら言った。
そして繋いでいた手を離し、僕の太ももに手を置く。
「そうだね、ごはんは予約してあるし、冷凍庫にはハンバーグがあるよ」と言いながら、離された僕の手も、彼女の太ももに手を置いた。
当たり前の会話。
アニメで観たことある様な景色。
たくさんの乗車客。
彼女の手が、僕の足の付け根に移動して膨らんだところで止まる。
「じゃあ付け合せは私が作るね」と言って小指を動かす。小指の第一関節を折って僕のモノに食い込ませる。
僕も「ありがとう」と言って彼女の太ももに指を食い込ませる。
2人は「ふぅ……」とため息と吐息を吐き出していた。
景色に溶け込み、家に帰る2人は、手を使いお互いを愛撫して、性欲を高めている。
家に着くまでに、あと1時間以上ある。その間は触れ合いながら気分を高め合うんだ。
たくさんの人たちがいる電車で、僕達の秘密の前戯が1時間以上続いた。
◇
都内に住んでいるとはいえ往復4時間以上の移動で太陽は傾きかけていた。
電車を降りて家に向かう。
僕は「もうすぐ家だね」と言いながら、彼女の手を握り、僕の下腹部に当てた。
既に固くなったモノに触れ、彼女の頬は紅く朱くなっている。
彼女は周りに誰もいない事を確認して「すぐに入れたい」と、冷静を装って答えた。
清純な容姿。
色白で冷たそうな顔。
キリッとした目。
万人から羨望の眼差しを向けられる美貌のエルフが、僕にだけ淫らな言葉を言うギャップ。
「翠は僕とアレどっちが好きなの?」と意地悪をする。
「どっちも一緒じゃなきゃいやw」と言って下腹部に手を押し付けてきた。”一緒”と言ってくれた嬉しさと、”チンポ”と言ってほしい欲望が出てくる。
すでに江の島を出てから2時間近くが経過していろいろと爆発しそうだ。
お互いをじらしている間に玄関にたどりつく。
玄関を開け、明るい声で「ただいまー」と翠は言う。
僕も小声で「ただいま」と返した。
玄関を入り扉を閉めた瞬間、安堵の思いで見つめあう。
「好き」
「僕も」
互いに抱きしめ、口と口を重ねると、お互いの唾液をすする音が響く。
僕が舌を甘噛みすると、彼女も負けじと舌を奪う。
それを避けて上唇を噛む。
彼女は下唇を噛む。
2人の口角からよだれが垂れている。
溜まっていた性欲を一気に開放していく。
「行こう」というと、彼女は顎を下げた。