奉仕しないと帰れない部屋に囚われた男の業務記録 作:dolph
アウラにとっては大変不愉快な現状であるが、男からアウラに声を掛ける事はほぼない。あったとしても来訪する利用者への注意くらいである。恋の魔法少女はちっとも役に立たないのでとうとう書斎に投げ捨てた。
反対にアウラから男に声を掛ける事は間々ある。魔法についてが主だ。
魔法の才能は皆無な男であるが、理論的に考える能力が際立っている。ターニャの世界の魔法は理論的に構築されるものが多く、アウラは男を便利に使っていた。勿論、自身の固有魔法についても手を抜かない。
これまでのアウラは、強い戦士を軍勢に加える事しかしてこなかった。それ以外にも様々に活用出来ると聞かされ、或いは魔法の運用そのものについても助言を与えられた。そんな考えもあるのかと、アウラは目から鱗が剥がれること頻りだった。
実を言えば、アウラから魔法について聞かれるのが割と楽しい男である。
この男、真の主の主にとある計画を上奏しようとして、真の主に握りつぶされた事があった。曰く、余計な事はせず自身の職責を全うせよ、である。抗議の余地はなく、仕方なく諦めた。どうしてもやってみたかったわけではなく、今まで何度となくしてきた自由研究の延長のようなものだから執着はなかった。
それが異界の部屋にて復活したのだ。上奏しようとした計画とは、魔法の理論と実践の分離である。
魔法を研究する者全てが魔法を行使出来る必要はない。出来るならばそれに越したことはないが、それでは発展が遅れる。効率的に研究するには、理論を構築するものと実践するものを分ければよい。
アウラに対してしてやっているのがこれである。
ソリテールにも同等以上の話をしている。特にソリテールは自身の固有魔法に拘りがなく、魔法全般を貪欲に学ぶ姿勢がとても好ましい。全ての魔族はソリテールのようにあって欲しいと思うくらいである。
この日、アウラが男に声を掛けたのもいつもと同じ用件だった。
「ねえ、ちょっとここ教えなさいよ」
応接間の椅子に座って沈思黙考していた男は、乱暴に肩を揺るがされて現世に戻ってきた。
相変わらず乱暴なアウラに吐く溜息はとうに尽きた。仕方なしに振り向いて、アウラの姿を目にするなりピキリと固まった。今のアウラを見て興奮するうぶな心はとうの昔になくして久しい。
「服を着ろ、服を。ちゃんと服を着てから来い」
とても大切な事なので二度言った。
アウラは魔族から裸族に進化、或いは退化してしまったのだ!
脱いでもつんと上向く乳房が丸出しである。先端の色合いは瑞々しい。これが自室ならご自由に、浴室なら脱いで当然、寝室ならついにその気になったのかと思うところであるが応接間である。
「あんたは何度も見てるじゃない。それにパンツは穿いてるわ」
「違うそうじゃない」
確かにパンツは穿いている。白のレース地で透け感がある上に角度がえぐい。とても眼福と思いたかったが、今見たい装いではなかった。
やはり社会性がない魔族は羞恥心が死んでいる。過日、服を着るのは当然、と言っていたのは何だったのであろうか。
服を着るのは体の防御が主目的だ。暑さや寒さ、或いは外敵から身を守る。服を着なければ小枝が引っかかっただけで怪我をしてしまう。
しかし、異界の部屋に脅威はない。室温は特別に設定しない限りいつだって快適だ。
より大きな要素が社会的圧力。裸でいる事は恥ずかしいから服を着るように外圧が掛かる。
しかし、社会性がない魔族に教えるのは難しい。
もう一つ付け加えれば、異性の前でそんな恰好を晒せば何をされるかわからない。最初の目的と重複し、身を守るために必要である。
これについては、アウラから信頼される事を喜べばいいのか。それともどこまでも堕落していく魔族に嘆けばいいのか。
人は最適化する生き物だ。環境に適応し、最も楽な道を選ぶ。どうやら魔族も同じであるらしい。魔族も環境に適応するのは大きな発見ではあるが、服を着て欲しかった。
いざとなったらこの女にセックスさせてくれと頼まなければならないのだろうか。男はちょっと泣きたくなった。
「俺と話したかったら兎も角服を着てこい。先に言っておくがブラジャーを着けただけは止めろ。ちゃんと服を着てこい」
「面倒じゃない」
「いいから着てこい。一緒にメイド服を探したばかりじゃないか」
「ストッキングとかガーターとか、色々面倒なのよ」
「素足でいいから着てこい。これ以上四の五の言わせたら魔法についての話も訓練もしないからな!」
「チッ……、わかったわよ」
なんと態度が悪い魔族だろう。アウラは舌を打ってから踵を返した。
その時である。二人の頭の中に鐘の音が鳴り響いた。
「ちょうどいいじゃないか。裸で迎えるわけにはいかないだろう?」
「どうせソリテールでしょ。いつもの服でいいわよね?」
「ちゃんとメイド服を着てこい」
「ソリテールなのに」
アウラは不機嫌を隠そうともせず、自室に戻った。
男は尽きたと思った溜息を吐いた。一体何度「服を着ろ」と言っただろう。どうして服を着せるだけでこんな苦労をしなければならないのだろう。アウラにマナーを教えてくれる淑女が来訪してくれることを願って止まない。
その際は黒髪ロングで胸が大きいととても嬉しい。アウラに言うことを聞かせるのだから莫大な魔力は必須。その上で淑女。
願うだけなら只であるが、叶うことはない空しい願いである。
男は再度溜息を吐いて、アウラが戻ってくるのを待った。
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こいつか。
ここのところ来訪するのはソリテールだけであったので、誰であれ来てくれるのは歓迎する。しかし、よりにもよってこいつなのか、と思うのは抑えられなかった。
無論、顔には出さない。涼しい顔で歓迎の意を告げた。
「ようこそお出で下さいました、ダクネス様」
男が恭しく頭を下げる後ろで、メイド服を着たアウラは仏頂面。
壮麗な鎧姿のダクネスは、姫騎士に相応しい凛々しい表情である。凛々しさに厳しさを含ませて口を開いた。
「お前の疑いが晴れたわけじゃない。そこで少し考えてみた」
「良い考えが出てきましたでしょうか?」
ダクネスが男へ向けるのは、インキュバスではないかとの疑念である。
宗教的にも心情的にも、悪魔の一種であるインキュバスの存在を看過できないダクネスだ。間違ってもインキュバスの元に通うことなど許されないし許さない。本人は違うと言い張るが、口でなら何とでも言えるのだ。
「お前が私を嬲っても欲情しなければインキュバスではないと認めてやろう」
「ぶふっ!」
男は噴いた。
ダクネスは美しい少女だ。胸が大きければ尻も大きく、そのくせ腹筋が割れるほど体は引き締まっており、とても男好きする肉体をしている。顔立ちは整っており、金髪碧眼の絵に描いたような美少女である。
しかしダクネスである。
外見のプラス要素を内面が台無しにした上でマイナスに振れさせるダクネスである。
公爵令嬢であるのに騎士をしているからか、所作のところどころが男らしく、鎧姿の時はそれに拍車を掛ける。
見た目はとても良いのに、色香からは程遠いのがダクネスなのだ。
アウラ共々、ソリテールの爪の垢を煎じて飲むべきである。アウラに言ってやったら、汚い、と一刀されたが。
「お前笑ったな!?」
重度の被虐趣味であるのに笑われるのは我慢ならないらしい。美顔に険が混じったのを見て、男はすぐさま頭を下げた。
「失礼いたしました。ダクネス様を笑ったわけではございません。私は自制心に自信がございます。ダクネス様の提案は容易い事でしたので、思わず。大変失礼いたしました」
「そうか。それなら許してやる」
「ありがとうございます」
「話がまとまったなら私は戻っていいわね?」
「待て。ここにいろ。してもらうことがある」
「む」
嬲るのにアウラが同席するらしい。
内容によりけりであるが、あちら方面であったらダクネスには好ましくない。しかしそちら方面であったら楽しみが二倍になる。
難しい判断にダクネスが頭を悩ませている間に、話が移ってしまった。
「まずはお召し替えをお願い致します。ダクネス様の鎧姿はとても勇壮でございますが、叩いても鞭打ってもダクネス様には伝わりませんから」
「む……そうだな」
そちら方面であるらしかった。ダクネスは頬が緩みそうになるのを意志の力で制し、厳しい顔を何とか保つ。叩いたり鞭打ったりが待っているので、格好つけても様にならない事には気付かない。
「ダクネス様も何度かご利用いただいたクローゼットルームへご案内いたします。私が中まで付き添っても良いのですが」
「いや、そこは私一人で着替える。案内は不要だ」
「かしこまりました。ダクネス様の希望に沿った場所へ辿り着けます。ただ、私からダクネス様のためにご用意をさせていただきました。お気に召しましたらこちらをお召しになってください」
男が取り出したのは小さな箱である。包装紙に包み、ピンクのリボンでラッピングしてある。しかし、小さな箱である。手のひらサイズで、とてもではないが衣服が入る大きさではない。服どころか下着すら入りそうにない。
しかしここは不思議な異界の部屋。外箱の大きさを無視して、中にはきちんと服が入っている、かも知れないとダクネスは思った。
「一応預かろう」
怪訝に思いはしたものの、小さな箱を受け取った。
しばらく来ていなかった自分への贈り物を、この男は持ち歩いていたのだ。それがそこはかとなくくすぐったい思いをさせる。
「それではお待ちしております。ダクネス様が今お召しの鎧と衣服はドレッサー近くの籠に入れておいてください」
「わかった」
ダクネスはアウラの付き添いも断り、一人でクローゼットルームへ踏み入った。
「私に何をさせるわけ? あいつを殴るのはもう嫌よ」
ダクネスをぐーで殴り、とても痛い思いをしたアウラである。
「道具を使ってもらうから前のようにはならないよ。打ち合わせをしたいが、ダクネス様がいつ出てくるかわからない。しばらく待機だな」
「待つだけって暇なのよ。どうせ私がする事なんてないんでしょ? 部屋に戻らせて」
「……よくそれで勇者ヒンメルが死ぬのを待てたな」
「魔法の研鑽とかやる事は幾らでもあったわよ。今は何も出来ないわ」
「ダクネス様が戻ったらどう持て成すか考えろ」
「それはあんたの仕事でしょ?」
「アウラだって戻りたくなることがあるだろうが」
「……そうね」
男は内心で呻いた。凄まじく藪蛇であった。
アウラの事だから「別にない」と返ってくると思ったら肯定的な言葉。
同郷の同族であるソリテールと何度も会った事で、里心が出てきたのかも知れない。まさか魔族がホームシックになるとは思えないので、改良を重ねた魔法を実戦で使いたくなったのか。
魔法以外にも、目的と達成するための条件、つまりは戦略と戦術について教えて来たので、行ったきり戻らない事はないだろう。
アウラの安全は兎も角として、アウラが戻ると自分が戻る機会が一度減る。
しかし、今までずっと自分を優先させてもらってきた。ここでアウラが、自分が戻りたいと言い張ったら拒否は難しい。
「戻ったらまた木の根を齧ってミミズを食べてろ」
「そんなの食べるわけないじゃない。やっぱりあんたってバカね」
「……」
自尊心は投げ捨てたつもりの男であるが、魔族にバカ呼ばわりされるのは心が傷ついた。
自分でも無茶な事を言った自覚があったからだ。
「何だこの服はーーーーーーっ!!!」
そんなやり取りをしていたら、クローゼットルームへの扉がバーンと開いてダクネスが駆け寄ってきた。
中に入って十分ほどであるが着替えは完了したらしい。鎧姿だったのが白いマントで全身を覆っている。
「お早いお戻りでございましたね。私からの贈り物をお召しになっていただけましたか?」
「何が贈り物だ! あんなのは断じて服じゃない! 服じゃないぞ!!」
ダクネスの顔は真っ赤である。眉間に皺が寄って眼尻が吊り上がり、威嚇するように白い歯を剥く。
怒っているらしかった。
「そう仰られましても、クローゼットルームには様々な衣服がございます。ダクネス様の希望に沿ったものが必ずや存在すると思われるのですが?」
「私が言ってるのはお前が寄越した服の事だ! あれは何だ! あんなのが服だなんて私は絶対認めないぞ!」
「お召しになっていただけたのですか?」
「あんなのは服じゃないと言ってるんだ!」
「最低限の機能は有しているはずです」
「駄目だ! 私は絶対に認めないぞ!!」
「そこまで仰るのでしたら、ダクネス様はお眼鏡に適う装いを為さったのでしょうか? マントを脱いで頂いてよろしいでしょうか?」
「駄目だと言ってるだろう! 何回言わせるつもりだ!」
ダクネスは顔を真っ赤にしたままで、マントの合わせ目を固く握っている。断固としてマントの下を見せないつもりらしい。
それならば男が贈った服を着なければ済む話。それをここまで言い張るのだから着て来たのだろう。
何故着て来たのか。見せるためだ。しかし見せるつもりはないらしい。
ダクネスとの対話ではよくあることだが、言葉が通じても会話にならない。つまり、言葉に寄らない意思の疎通が必要となる。
とても面倒なので言葉で済ませたかったが、残念ながら今回も叶わなかった。
男は重い溜息を吐いてダクネスを一層憤慨させて、ダクネスが何か言い張る前に横面を平手で引っ叩いた。
パァンと快音が鳴り響き、ダクネスの顔が強制的に右へ向かされる。
「俺はマントを脱げと言ってるんだ。お前の返事は『はい』か『わかりました』のどちらかだ。選べ」
「うっ……、わ、私は不当な暴力には絶対屈しないぞ! お前が何回叩いても絶対脱がないからな!」
つまり、屈するまで平手で叩けと言うことである。疲れるわ手が痛くなるわで男が選びたくなかった道だ。
しかし、今はアウラがいる。
男はダクネス用の装備をアウラに放り投げた。
「アウラ、それで何回か素振りしたらテーブルを叩け」
「これ?」
「あっ、それは……」
アウラが短い棒を振る。棒はよく撓り、素振りの度にビュンビュンと空気を切り裂く音が鳴る。続いてテーブルを叩けば、ビチィッと叩いたアウラが驚くほどの音が響いた。
男が取り出したのは、対ダクネスで活躍した短鞭である。以前の反省を活かし、今回のは殺傷力十分だ。本体は固いがよく撓って速度を生み出し、先端のフラップは重みを増して威力を生み出す。
魔族に全力で殴られても次はまだかと宣うダクネスである。安全と演出に気を配った鞭よりも、威力と音を重視した本格的な鞭の方が適している。
案の定、爆発したような破裂音を聞いたダクネスは、ゴクリと唾を飲み込んだ。
「それでダクネス様の背を叩け」
「ま、あんたならこれで叩いても平気でしょ。私は絶対嫌だけど」
「よし、来い!」
アウラは容赦なくダクネスの背に鞭を振り下ろし、耳をつんざく破裂音を響かせた。
叩かれたダクネスは、痛がることも苦痛に顔を緩める事もなく、きょとんとしていた。
「あ、あれ? 本当に叩いたんだよな? 何も感じなかったんだが……」
ダクネスが丈夫だから痛みを感じないのではなく、本当に何も感じなかった。音だけは立派で、痛みも衝撃も全くなかったのだ。
男は含み笑いをしてネタ晴らしをしてやった。
「そちらのマントはクローゼットルームのものですね? クローゼットルームの衣服は着用者に合わせてサイズが自動で変わります。また、着用者を守るために外部からの攻撃に対して圧倒的な防御力があるのですよ。そのマントを身に着けている限り、アウラから鞭で叩かれても何も感じません」
「なっ……、卑怯だぞ!!」
「…………」
一体何が卑怯と云うのか。
ダクネスの言葉を理解しようとしても無駄である。この場は事実を伝えるのが一番だ。
「アウラに振らせた鞭はいい音がしたでしょう? この後はダクネス様を地下牢に案内して拘束してからアウラに鞭を使わせようと思っております。ですが、ダクネス様がマントをまとったままですと先と同じ結果になります。私が贈った衣服でしたらそのような防御力はございません。如何為さいますか?」
「くっ!」
ダクネスは無辜の民を人質に取られた姫騎士のような顔をして男を睨み付けた。
大変凛々しい表情であるが、ダクネスの望みは鞭打ちである。色々とどうしようもなかった。
「それにダクネス様は私がインキュバスであるかどうか暴くおつもりなのでしょう? 適していると思われませんか?」
「…………」
アウラは心底あほらしいと思いながら二人を見ていた。手持ち無沙汰なので、手にした鞭を素振りする。ビュンビュンと快音が鳴り響く。
それがダクネスの背を押したらしい。深く俯いた清廉な姫騎士は、その場に屈んで両手を離した。白いマントがはらりと落ちた。
「え? 裸?」
目を丸くしたのはアウラである。
白いマントを落としたダクネスは、素っ裸だったのだ。
本当に何も着ていない。アウラから見えるのはダクネスの背中で、肩から尻まで何も覆うものがなく素肌が丸見えだ。パンツくらいはと思ったが、丸い尻まで完全に剥き出しである。
「ダクネス様、アウラが誤解しておりますよ。立ってください」
「……鞭打ちならこの格好でも出来るだろう!?」
「ですが、それでは私の手がダクネス様の頬に届きません。それとも首輪を着けるのがお好みですか?」
「く、首輪…………。じゅるり……」
「やはりそちらがお好みですか」
「あっ!」
男はダクネスの首に手早く首輪を嵌めると、繋げたリードを引っ張った。
ダクネスは凄まじい防御力をもって、剣の腕は皆無ながらも凄いパワーであるが、体重が凄かったりはしない。
何よりも次の展開に期待が過り、男が素早かったのもあって油断していた。
引き立てられたダクネスは、立ち上がらされてしまった。
「うわぁ……」
どんな服装なのか興味を引いたアウラは、ダクネスの前に回って一目するなり引いた。
ついさっき男から服を着ろと言われたアウラだ。ちゃんとパンツは穿いていたのに繰り返し服を着ろと言われた。しかし今のダクネスはそれ以上なのか以下なのか、アウラには判断できなかった。
アウラに人並みの感性と語彙があったなら、全裸より卑猥と言っていた。
「うっ……、その目……。いいぞ……! もっと私を見るんだ!」
「うわぁ…………」
アウラはドン引きした。
軽蔑しきった汚いものを見る目である。ダクネスの大好物だった。
後ろから見たダクネスは全裸そのものだった。
正面から見たダクネスも、それと大差ない。肩も乳房も腹も下腹部も丸出しだ。全裸と何が違うと言われたら、男が言った通り最低限の部分は隠れている。本当に最低限である。
乳房の先端を飾る乳首には★形のニプレスが貼られていた。乳首だけは隠れても星の窪んだ部分は乳輪のピンクが見えている。
下腹部の更に下には股間に近い部分を髪色と同色の陰毛が品よく茂り、更に下はピンク色が見えている。淫裂の色ではなく、♥形の貼るパンツだ。陰部と肛門だけは隠せても、陰毛を隠す長さはなかった。
★も♥もショッキングピンク。どちらも極薄なので、隠している部分は見えはしないものの形は丸わかりだった。
「ダクネス様が私とアウラに嬲られて痴態を晒しても、私がダクネス様に欲情しなければ人間であると認めてくださいますね?」
「い、いいだろう。その時はちゃんと認めてやる」
「ありがとうございます。それでは地下牢へご案内いたしましょう。アウラ、鞭をもってついてこい」
アウラはとても付き合いたくなかった。
しかし、命令であれば否とは言えない。
顔を嫌悪に歪ませて、ダクネスの尻を見ながら後を追った。
サブタイを「残念な美女たち」とどっちがいいか迷いました