奉仕しないと帰れない部屋に囚われた男の業務記録 作:dolph
14k字
アウラが地下牢に踏み入るのはこれが二度目。一度目は階段を落とされたソリテールがどうなったか確かめた。その時は階段を降りただけだったので、中に入るのは今回が初めてである。壁に床は暗い色合いで天井が低く、閉塞感を感じさせた。
地下牢なのだから鉄格子で区切られた空間がある。石壁には鎖に繋がった手枷足枷。天井からも鎖が下りる。見回せば得体の知れない道具が壁に掛けられ、或いは棚に並んでいる。目を引いたのは脚付きの大きな三角。凸部が上を向いており、跨がれるくらいに大きい。まさか跨って使うものなのかと思ったが、そんな悍ましい使い方をするわけがないと否定する。
椅子は何種類もある。どれも変なところに穴があったり肘掛けにベルトが付いていたりと用途が想像出来るのが気持ち悪い。
どれもこれも楽しいものではないのに、何故かダクネスは目を輝かせて息を荒くした。アウラには全く理解できない。一番悍ましいのはこいつかも知れないと思った。
物珍し気に周囲を見回すアウラと、期待に興奮するダクネスは、先頭を歩く男が地下牢に入るなり思い切り渋面を作ったのはわからない。振り向いた時にはいつもの涼しい顔に戻っていた。
「アウラは適当な椅子に座ってくれ。ダクネス様をどう持て成すか打ち合わせをしよう」
「うっ♡」
アウラは普通の椅子に座る。穴が空いてなければベルトも付いてない。木製で飾り気がなければクッションもない椅子だが、座り心地は良かった。
男も椅子に座った。椅子とは言ってもダクネスである。リードを引っ張って石床の上に四つん這いにさせ、背中の上に座る。する方もされる方も自然な動きで、何度もしていると窺わせた。アウラは嫌そうに顔を歪ませた。
「まずはダクネス様をどこに固定するかだが」
「ふん! お前一人が乗ったくらいで私が潰れると思うなよ!」
男の下にいるダクネスが気炎を吐いた。椅子になっているのだから何を言おうと滑稽である。
しかし、男の目は死んだ。椅子になってるダクネスからは見えないが、アウラからは良く見えた。
「アウラ、俺の太ももに座れ」
「上に乗れだと!? 私の上でいやらしい事をするつもりじゃないだろうな!?」
「いやらしい事をお考えになっているからそのような発想になるのですよ。ダクネス様がお望みならそちらにいたしますが?」
「ばばっばバカな事を言う、げふーっ♡」
アウラは命令に従ってダクネスに座る男の太ももの上に座った。嫌だったが、今の言葉は強制力を伴っていた。拒否出来ない。もっと嫌なのは、座られたダクネスが珍妙な声で鳴いた事。椅子になるのが理解出来なければ、負荷が増えて悦ぶのはもっと理解出来ない。きっと理解してはいけない事なのだ。男の目も死んでいる事であるし。
「さて、ダクネス様を固定する場所だ。アウラがいるから二方向から出来る。壁や柱に磔するのは止めよう。拘束用の器具は幾らでもあるが……アウラから何かあるか?」
「あるわけないでしょ」
アウラは男の胸を背にして太ももの上に座らされている。腹には後ろから男の腕が回された。訓練時はこのような姿勢になる事が多い。それがどうしてダクネスの上なのか。あれもこれも理解出来ないし、したくない。どこに拘束するかなんてどうでもいい。
と、アウラは思っているのだが、男はアウラが何を見たのか察してしまった。
「三角木馬はなしだ。シールが剥がれる」
「シール!? お前シールって言ったな!? やっぱり服じゃないんじゃないか!!」
当たり前である。あれをどう見たら服だと思えるのか。しかし、股間に貼った♥が剥がれると言うなら、あれの上に跨ると言うこと。
アウラはまた一つ知りたくもない事を知ってしまった。
「ダクネス様のためだけに特別に用意したものです。着用していただき嬉しく思いますよ」
「ま、まあ、わざわざ用意してもらったのを無駄にすることはないからな」
どうしてそこで嬉しそうな声を出すのか。アウラの目も死んできた。一刻も早くこの場から離れたかった。全身を嫌なものに侵されてる気がする。
「やはり基本に忠実が一番ですね。手枷をつけて吊るします。アウラ、そこの棚にある手枷を持ってきてくれ。鎖で繋がってるやつだ」
アウラは考える事を止めた。言われた事を言われた通りにしていれば、そのうちこの悍ましい場所から離れられるのだ。
男はリードを引っ張ってダクネスを立ち上がらせ、アウラから受け取った手枷をダクネスの両手にガチンガチンと嵌めた。鉄製の手枷は短い鎖で繋がっており、肩幅以上に手を広げる事が出来ない。
鎖の中央にあるリングに天井から降りる鎖を繋げてから別の鎖を引くと、きしんだ音を立ててダクネスの腕が上に引かれる。肘が肩の高さまで上げられた。
ふうふうと荒い息を吐くダクネスに、男は小さな鍵を見せ付けた。
「ダクネス様を繋いだ手枷はこちらの鍵がなければ外せません。ですが」
「あっ!?」
男は懐からショートカタナブレイドを取り出し、鍵を放り投げて一閃。澄んだ音を立てて鍵は真っ二つに切断された。
「これでダクネス様を解放する手段はなくなりました。ダクネス様はずっとここに吊るされたままです」
「しょ、しょんな……! ずっと私を痛めつけて嬲るつもりなのか!?」
「その通りでございますよ。ダクネス様が泣こうと喚こうと、ずっとこのままです」
男はダクネスの顎を掴み、目を逸らさせない。涼しい笑みに嗜虐を滲ませて、揺れる碧眼を覗き込んだ。
「ずっと、このまま……。ぐふふ……♡」
なのにダクネスは興奮を隠そうともせず、恍惚と美貌を歪めた。元が美しい少女であるだけに、何度見ても悍ましい変貌である。凛々しい姫騎士姿でいたダクネスと同一人物とは思えない。果たしてこの女を満足させることが出来るのかと、男の心が僅かに臆した。
いいや、今日はアウラがいる。アウラを有効活用すればこちらの精魂が尽きる前に満足させられるはずだ。
そう自分に言い聞かせて、アウラに鞭を振るわせた。
ダクネスの背中で痛烈な破裂音が響いた。
「おほぉおおおおっ♡ んんっ! まだまだだ! こんなもので私は絶対に屈しないぞ! あひいいぃいいいんんっ♡」
鞭を振るうアウラの目は死んでいる。代わりにダクネスの目が爛々と輝いてきた。アウラの精気をダクネスが吸い取っているかのようだ。ダクネスは遠隔で精気を吸い取れるのだ。まるでサキュバスのようだった。
ちなみに、真っ二つにした鍵はダミーである。そもそも手枷に鍵穴はない。外そうと思えば拘束されてるダクネスでも外せる。
ダクネスの気分を高めるだけの小道具であった。
▽
ダクネスの背後からアウラが鞭を振るう。
男はダクネスの顎を掴んで蔑みの視線を送っているだけのように思えて、ダクネスの長い金髪が鞭で打たれないよう肩から前へ流している。異常な防御力を誇るダクネスであっても、髪にまで防御が及ぶのかはわからない。髪は女の命らしいのだ。かと言って髪だけが取り柄とか言ってしまうと大変な目に遭う。遭いそうになった。
ダクネスの髪に気を遣いつつも、ダクネス自身の観察も怠らない。
気付いたのは、アウラが五度目に鞭を振った時である。流石のダクネスと言うべきか、男の想定より展開が早かった。
「なに? 終わり?」
男が広げた手を上げるのを見て、アウラは鞭打ちを止めた。予め簡易なハンドサインを決めており、指を一本立てたら鞭打ち。五指を広げたら中断としてあった。
しかしたったの五回では大いに不満があるらしい。ダクネスは眼光鋭く男を睨み付けた。凛々しい顔だが、★♥★で天井から吊るされている。色々と不釣り合いな顔である。
「ふんっ。これだけで私がどうにかなるとでも思っているのか!」
「そうではありませんよ。アウラと場所を交代します。アウラは前からで私が後ろに回ります。顔から上と、シールを打たないように気を付けろ」
アウラは返事をしない。魔族の常で、表情を落としたままダクネスの前に回った。
一方の男は鞭とは違う器具を手にする。平板に取っ手が付いたものだ。両手で握り、ダクネスの前で素振りした。ブオンブオンと風を切る音がする。流石のダクネスは初見で用途を見破った。使いやすい様に尻を突き出した。ダクネスの尻で炸裂した。
「んっほおぉおおぉおおおぉおおおおーーーーっっ♡♡」
平板はダクネスの尻に叩き付けられ、アウラが振るう鞭と負けず劣らずの快音を響かせた。
男が振った取っ手付き平板は、尻叩き板だったのだ。
アウラは嫌悪を隠さない。顔を顰めてダクネスを見るのだが、それがダクネスの被虐心を煽る。ヤバいハーブをきめた豚のような声で鳴いた。アウラの嫌悪が深くなる。それがまたダクネスの被虐心を煽る。男の計画通り理想的な循環が完成した。
しかし、まだ途上である。
アウラの顔から嫌悪が抜け、目を見開いたところで一段階進んだ。
「な、なんだ? 何を見ている?」
「あんた、それ……」
「それ?」
嫌悪感満載の顔が素に戻れば、被虐に浸るダクネスであっても気になるらしい。床に落ちるアウラの視線を追った。二つの★が落ちていた。
「!?」
アウラの視線がダクネスへ移る。ダクネスも自身の体を見下ろした。
豊かな乳房の先端を隠していた★形ニプレスは床に落ちている。ダクネスの乳房は何物にも隠されず、つんと尖った先端が露わになっていた。
「にゃにゃにゃにゃにゃんだこれはーーーーーっ!! なんで剥がれて、ふぁっ!? 見るな! みるんじゃにゃっほぉぉおおおおーーーーっ♡」
隠そうと体を捩っても両腕は拘束されて吊られている。長いポニーテールを振り回すだけに留まって、奇怪なダンスはアウラの鞭打ちで中断された。男が拳から人差し指を立てたのだ。
「あっ!? やっ、やめろさわるなぁ! あひっ♡ あっ、だから、やめろぉ……! みるにゃぁぁぁ……♡」
男は両手の指を開く。鞭打ち中断のサインではない。開いた手は背後からダクネスの乳房に伸びて、柔肉に指が食い込むほど強く握りしめた。
アウラが全力で殴っても逆に拳を痛める羽目になるが、おっぱいは硬くならないようだった。
「止めろと仰いますが、ダクネス様がお望みなのですよ? その証拠に乳首をこんなに固く立たせていらっしゃる」
「ひにゃっ!? つまむなぁ……! だっ、ダメだ! みるんじゃ、あうぅぅ……♡」
乳房を掴まれた直後は威勢が良かった。それも先端を摘ままれれば言葉尻が宙に消え、きゅうと抓られれば甘い痺れに呻く。
男の言葉通りに、ダクネスは触れられる前から乳首を固く勃起させていた。
アウラはニプレスを打たないよう気を付けていた。鞭が触れたわけではない。ニプレスはダクネス自身が剥がしたのだ。ニプレス自体に工夫が施されていた。
通常のニプレスは肌との接触面全体が粘着力を持つ。使用中に剥がれたら困るからだ。
ダクネスが貼った特製★形ニプレスも始めは同じであった。違うのは、体温によって中央部の粘着力が失われる事である。付けていると時間経過によって粘着力が残るのは★形の凸部だけとなる。そしてニプレスに伸縮性は全くない。するとどうなるか。
乳首を立たせる事によって、あえなく剥がれてしまうのだ。
「私もアウラもダクネス様の乳首には全く触れていませんでした。ダクネス様は鞭打ちと尻叩きで乳首を立たせたのですよ。こんなに硬くさせて。触って欲しかったのでしょう?」
「やぁ、やめろぉ……。はうぅっ! あんっ……だから、あひいぃぃいぃっっっん♡」
男がコリコリと乱暴に乳首を転がせば、アウラは容赦なく鞭打ちを繰り返す。
鞭打たれた部分はうっすらと赤くなるだけなのに、摘ままれている乳首は真っ赤に充血して勃起している。手枷を付けられたダクネスに逃げ場はなく、腰をくねらせることしか出来ない。剥き出しの尻を男の股間に押し付けている事に気付いているのかどうか。
「あっ!? こらそっちは違うだろう!? む、むち! むちと尻叩きするんじゃなかったのか!?」
拒否しながらも甘く呻いていたダクネスは、声に焦燥を滲ませた。振り向こうにも振り向けない。長い金髪を一つにくくっているのがあだとなって、形の良い耳に男の唇が触れてきた。
「ダクネス様のお望みの通りにいたしますよ?」
「はうぅ…………。ひゃんっ♡」
耳元で囁かれ、耳朶に歯を立てられる。
乳房をまさぐっていた男の手は、ダクネスの体を舐めるように下りていき、硬い腹筋を撫で、ぬめる下腹に押し当てられた。指先が金色の陰毛に届いた。
触れられている部分が温かい。軽く揺すられ奥に響く。奥から熱いものが湧いてくるようだった。
「あ」
男が手を開いたので鞭打ちを中断したアウラが、またも呆けた声を出した。視線の先は床。ダクネスの真下である。ダクネスは視線の先を追った。♥が落ちていた。何であるか認識した瞬間、悲鳴を上げた。
「ひょわわわわっっ!? ダメだダメだみるなあぁぁぁぁあっっっ!! わたしはこーいうのは好きじゃないと言っただろうが!!」
♥はダクネスの股間に貼り付いていた貼るパンツである。それが床に落ちていると云うことは、ダクネスの股間を隠すものは何もなく、秘部を露わにしてしまっていると云うことである。
★の時より大きな声を上げて拒絶を叫ぶが、男から肯定的な言葉は返ってこなかった。
「何を仰いますか。あれはダクネス様のお望みによって剥がれたのです。異なことを仰る」
「ひゃわっ!? あっ、バカやめろぉ……。アウラが……、みてりゅうぅ…………」
「だから隠しているのですが?」
「ひあんっ♡ あうぅ……。やぁ、やめ…………んんっ♡」
両手は拘束中。脚を閉じる事しか出来ないわけだが、両脚の間に男の手が入り込んできた。
♥が貼り付いていたところに男の手が貼り付いて、小さな円を描き出す。下腹を撫でる手も止まらない。奥にあるものを起こそうと妖しく揉んでいる。
男の手は、頼りなくも柔らかい淫靡な肉に、熱さと湿り気を感じつつあった。
その湿り気が♥を剥がした正体である。
ニプレスに工夫があったのと同じで、貼るパンツにも工夫があった。
貼るパンツもニプレス同様に接触面全体が粘着力を持つ。こちらは温度の上昇によって剥がれる事はない。代わりに、水分を僅かでも吸収すると全体の粘着力が失われるようになっていた。
貼られていたのはダクネスの秘部だ。ダクネスが湿るを越えて溢れるまで濡らしてしまうと剥がれる仕様になっていたのだ。
「ダクネス様は濡らしていらっしゃいますね。どうして濡らしたのですか? 欲情してしまったのですか?」
「言うなぁ……! んっ……、うぅ……。アウラが、みてるぅ……!」
「じゃあ私は」
「アウラはそこで見てろ」
訪問者の要望なら仕方ない。アウラはこれ幸いと地下牢から逃げ出そうとしたのだが、男の言葉が縫い留めた。
ダクネスは目を見開いてアウラを見るのだが、アウラは嫌悪に顔を歪ませるきりで出ていかない。ダクネスの裸身に目を向けている。ダクネスは、ごくりと湧いた唾を飲み込んだ。
体が熱ければ吐く息も熱い。男の手は激しくない代わりに執拗で、一向に股から離れない。とろりと下りてきているのをダクネス自身が感じている。
「っ!!」
ダクネスが声を出さなければ静まり返った地下牢だ。小さな音でもよく聞こえる。男の手付きが僅かに変わって、ダクネスの股からにちゃりと粘着質な音を響かせた。
溢れるほど濡らしている。それをアウラが見ている。短い鞭が届く距離にいるのだ。音も聞かれてしまったはず。
被虐の興奮に高ぶらされた淫欲と、それを見られる羞恥が心に悲鳴を上げさせた。
しかし、逃げられない。見るなと言っても聞いてもらえない。なのに体は高ぶる一方。青い目に涙が滲んできた。
そこに悪魔のような男が囁いた。
「ダクネス様はもっと自由にして良いのですよ? ここにはあなたを笑う者も嬲る者もいるかも知れませんが、ダクネス様の世界へは何も伝わりません。欲する事を正直に仰ってください」
「うぅ……、でも……、そんなこと…………」
口にはし難い。しかし体は正直だ。
ほぐされてしまって開きかけた淫裂もそうだし、動けないなりに男の股間に尻を押し付けて上下に揺すっている。
ダクネスは誇りを傷つけられ断頭台に掛けられた姫騎士の如く、深く項垂れ断腸の思いで口にした。
「お前がしたいなら……」
「ダクネス様は本日の趣旨をお忘れでいらっしゃる」
しかし、男は一笑に付した。
「私がダクネス様を嬲っても欲情しなければインキュバスではないと認めてくださるのでしょう?」
ダクネスが男の股に大きな尻を押し付けても、熱くもなければ膨らんでもいなかった。
「ですが、ダクネス様がどうしてもと仰るのならお相手する事が出来ます。勿論、アウラは最後まで同席させます」
「しょんなぁ…………。でもぉ……、それはぁ…………。うぅ……」
アウラは鞭を放り投げて、椅子に座ってダクネスを見ている。魔族の常で表情を落としている。冷たい視線がダクネスの被虐心を煽るのだが、アウラにそのつもりはない。
「このままが良ければそう仰ってください。ダクネス様が満足いくまで優しく続けさせていただきましょう」
「だって……。だってぇ……! そんなのじゃ……。いいけど……ダメなんだ!」
「何がダメなのですか?」
「うぅ……。あうっ!」
全く心を酌んでもらえずまたもや深く項垂れるのだが、男に顎を掴まれ上を向かされた。男は背後にいる。ダクネスと目が合うのはアウラだ。
男の手はダクネスの淫液で濡れていた。自らの雌の匂いに、ダクネスはくらりと来た。
はあはあと荒い息を吐き、涎が垂れそうになったので慌てて飲み込んだ。
乳首は勃起させたままで長く尖る。股間は男の手がかろうじて抑えていたが、離れた事で内股をつつつと愛液が流れていく。
ダクネスはアウラを見て、淫欲に溺れた己の顔と体を見られて、全身を羞恥と興奮に炙られた。
言ってしまった。
「わ……わたしの、おちんぽ扱き肉でおちんぽ扱かせてくだしゃい……。わたしのおまんこはおちんぽが入るおちんぽ扱き専用穴なんだ! おちんぽがちゃんと扱けるぬれぬれのダクネスまんこです!」
アウラの顔が強張った。嫌悪ではない。名状しがたき怪物に遭遇した顔である。
男の顔は引き攣った。ずっと涼しい笑みを浮かべていたが、強すぎる衝撃が意思の制御を危うくさせた。
下品だ。下品すぎる。
娼婦も含めて様々な女を抱いてきた男である。中には犯して欲しいと望む女もいた。しかし、ここまで言った女は一人もいない。
アウラを同席させたのは、見られることによってダクネスの羞恥を煽るためだ。ダクネスは見られるのは好きじゃないと言っていたが、あれほどの被虐癖があるのだから視姦もいけるはずである。見られる事で高ぶらせて労力を少なくする作戦であった。
確かに男の推測は的中した。ダクネスは公爵令嬢としての矜持で意地を張っていたが、心の奥底では犯されるところを見られたいと思っていた。無様な自分を見て欲しかった。男はそれを暴いてしまったのだ。
開けてはいけない扉を開いたとも言う。
「しごき穴は準備できてましゅ! おちんぽ入れてしごかせてくらさいっ!」
ダクネスは、アウラの顔を見ながら言い切った。
アウラは何も言えない。体を小さく震わせている。
男はダクネスの背後にいるのが幸いして、引き攣った顔を見られていない。何とか心を落ち着けて応えてやった。
「そ……そうですか。そこまで仰るなら仕方ありませんね。私がインキュバスではないとおわかりいただけましたか?」
「インキュバスでもおちんぽしごかせて欲しい!」
いやよくねーよ。男はそう思ったが、今のダクネスには何を言っても無駄だと思った。
全裸の美女が鎖に吊るされて愛欲に体をくねらせておねだりしていると云うのに、何という事であろうか。体が好みであるから余計に残念でならない。
しかし、今は自分の嗜好よりダクネスを優先すべきである。
「あっ!」
男が鎖を引き、ダクネスを吊るす鎖が下がった。膝をついて尻が石床に触れるまで下げられる。男が前に来ると、ダクネスの顔の高さに男の股間が来る。ダクネスは何を言われるでもなく、すべきことがわかっていた。
スラックスのジッパーが下ろされ、ぽろりと肉棒が取り出されると、ダクネスは飢えた獣のようにしゃぶりついた。
男はアウラへ向けた手のひらを数度折り曲げる。手招きされてしまったので、アウラは仕方なく見える位置に来た。ダクネスが男の逸物を口の中に含んでいる。
男と一緒に風呂に入った事がある。男も湯を使った。男の裸をアウラは何度も見ていた。股座から生える肉棒も見ている。今はアウラの知る形とは違っていた。
半分以上ダクネスの口の中にあるので全ては見えないが、ぶら下がるではなく上向いているのがわかる。太さも違って、内から張り詰めているようだ。見える部分は硬そうに思えた。
「んぶうぅっっ♡ ん゛っ♡ ん゛っ♡ ん゛ーーーーーーっっ♡」
口の中でどうなっているものか、男はダクネスの頭を掴んで前後に振っている。ダクネスは苦しそうに呻きはするもののどこか甘い響きがあって、顔はだらしなくとろけている。艶やかに赤い唇は涎に濡れて、男の逸物に満遍なく塗りたくれば、溢れたものはダクネスの顎を伝って床に落ちた。
「げほげほっ! はふぅ…………♡ ダクネスの口まんこでおちんぽしごけました! 次はおちんぽ扱き穴で♡♡」
口から逸物が引き抜かれると、ダクネスは盛大に咳き込んでたらたらと涎を垂らした。粘性が高いらしく、唇から長く糸を引く。苦しそうだったのはそれだけで、顔を上げた時には淫欲に潤んだ目で男を見上げる。
舌を出して涎を垂らし、おねだりする様は雌犬のようだった。
「ダクネス様はちんこを入れて欲しいんですか? アウラが見ていますよ? アウラが見てるところで犯して欲しいんですか?」
「欲しい!」
男は心の準備を完了していた。何とか面喰わずに済んだ。
準備が出来ていないアウラは顔を引き攣らせる。それがまたダクネスの羞恥を煽って興奮を加速させる。理想的な循環であるのだが、明らかに行き過ぎであった。
「それではお立ち下さい」
「はうっ♡」
鎖が上げられ、ダクネスは強制的に立ち上がらされる。今度はそこに追加があった。
右膝にベルトが巻かれ、それも鎖に繋がれた。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ おまんこみられりゅうぅう♡ わたしのおちんぽ扱き穴みられちゃううぅぅう♡」
右膝も強制的に上げられる。
片脚立ちにさせられ、必然的に股を開かされた。潤んで開き始めた淫裂を見せ付ける形になった。
淡く茂る陰毛の奥で、淫らな割れ目は隠される事なくさらされた。陰唇はふっくらと充血して内側を覗かせる。内股を伝うほどなのだから媚肉はしっとりと潤み、薄く開く膣口まで見えた。見られることを意識するからか、雌穴がひくつき、内股に筋が増えた。
腕を吊るす鎖は鞭打ちの時より低い。ダクネスは鎖を掴んで高さを調整し、片脚立ちで出来る限りに尻を突き出した。
「あ♡」
男の手が腰に触れる。さっきまで舐めていた先端をあてがわれ、ダクネスはねだるように尻を振る。
「あひいぃいんっ♡」
尻肉をバチンと叩かれ、動きを止めた。
改めて入り口にあてがわれ、割れ目の内側をなぞられる。はあはあと荒い息を吐き、涎を垂らさないよう何度も飲み込む。
先端が潜り込むと、輝く笑顔で振り向いた。
「あっっっはあぁあああんっっっ♡ おちんぽきたぁあっ♡ しごき穴でおちんぽしごかされりゅううぅ♡」
一息で奥まで貫かれ、男の下腹がダクネスの尻を打つ。先端が子宮口を打ち、ダクネスは甘く達した。
尻も脚もプルプルと震え、鎖に繋がれていなければ倒れてしまったかも知れなかった。
「あっ♡ あっ♡ あんっ♡ あぁんっ♡ もっと♡ もっとおちんぽしごかせてぇっ♡ ひゃあんっ♡」
ダクネスの子宮口を押しやった亀頭は来た道をぬるりと戻り、同じ速さで奥まで戻る。
叫ぶほど欲しがっていたものを与えられ、膣壁は逸物に隙間なく密着してきゅうと締まった。下の口で吸い付くようだった。
そのくせ奥に進もうとすればほどよい弾力で押し返す。侵入を防げることも拒むこともなく、一番奥まで迎え入れる。
奥まで来れば柔らかく包まれ、繋がっているのだと実感させた。
ダクネスはダクネスであっても、体が男の好みであるように中の具合もとても良いのだ。
乱暴に突かれるのが大好きであるので遠慮の必要がない。子宮口を打たれても苦しむどころか悦んでいる。
鍛えた体なので締め付けも素晴らしい。何度も使ってきたことで固さが取れて来たし、挿入時は大抵何度も達した後なので十分ほぐれて愛液にも不足がない。
本人が意識してるとは思えないので体の反応なのだろうが、注挿してる間に何度も達するらしく媚肉が逸物を緩急付けて締め付ける。
男が内心でサキュバスゾンビの称号を与える所以の一つである。
「ダクネス様が締め付けるのがよくわかりますよ? 見られながら犯されるのがお気に召しましたか?」
「らっておまんこいいのぉっ♡ おちんぽでじゅぽじゅぽされてぇ、あんっ♡ やんっ、ちくびつねってもっとぉぉおっ♡ ちくびとれちゃううぅぅう♡ やあぁぁぁんっ♡」
片脚立ち背面立位、別名を後ろ矢筈。
本来なら女の片脚を男が抱える形になるが、ダクネスの右脚は鎖に吊られている。男は両手が空いていた。腰をダクネスの尻に叩き付けながら、ダクネスの体をまさぐった。
たぷたぷ揺れる乳房を揉みしだけば、希望通りに尖った乳首をきゅうと抓って強く引っ張る。下腹にも伸びて子宮を揺すってやれば、結合部に指を沿わせて肉芽を転がした。
ダクネスはクリトリスも勃起させ、包皮が剥けている。とても敏感なところであるのに、強めに弾かれても高い声で叫ぶだけ。言葉がない代わりに、男の逸物を締め付けた。
「あっあっあ゛っ! あ゛あんっ♡ い、くうぅっ! おまんこイッちゃううぅ♡ おちんぽしごいてイッちゃうのおぉおっっ♡ あぁぁああああぁーーーっ♡♡」
観察を強制されたアウラは、何度目かのイッちゃう宣言を聞かされた。
時々ダクネスと目が合う。その度にダクネスは笑み崩れた。一片の理性もなく、快感だけを貪るケダモノの顔。
眉間に皺を刻んで目を逸らせば、二人の繋がる部分が目に入る。
男の肉棒があんな風にそそり立つのが驚きなら、それが全部ダクネスの中に入ってしまうのも驚かされる。
不幸なことに結合部がとても見やすい姿勢と位地なので、ずるりと引き抜かれた肉棒の長さが、それがダクネスの中に全て入るのも見えてしまう。
あれは太くて長い。
自分にもある小さな穴に、あんなにも太いものが入るとは信じがたい。
長さもそうだ。指くらいなら入れられているが、あれはもっとずっと長い。それが全部入ってしまう。穴はそんなにも深いのか。
見続けていると顔が熱くなってきた。こんなにも悍ましくて獣に回帰する行為を見せられる事に怒りを覚えているのだ。きっとそうに決まっている。
「お゛っ♡ あ゛っ♡ お゛ぉっ♡ おほおぉおおおおぉおぉおっ♡」
何度も飲み込んでいた涎は、ついと垂れるに任せるようになった。
口を閉じられず、溢れた涎が突き出された舌から垂れれば、細い顎に溜まってぽたりと落ちる。
掴んだ鎖がジャラジャラと鳴り、ダクネスの嬌声に掻き消される。肉が肉を打つ音に合わせて鳴いていた。
おちんぽ扱き穴と宣言するくらいなのだから、女の穴を暴力的に抉られ歓喜する。
アウラが思った通りに、ダクネスに理性は残っていない。体も心も、男を悦ばせるためだけの雌になっている。
それこそがダクネスの望みである。体全てが性器になって、振り乱す髪から冷たい石床を踏む足の裏まで気持ち良い。
女が快感に支配され屈服し、男を咥えるだけの穴になった。
女で、雌になって、男に支配されているのだから、その先を望むのは必然だった。子宮が口を開かせた。
「だしてぇっ♡ おまんこにせーえきいっぱいぃいぃっ♡ おまんこに種付けして♡ わたしのおまんこ孕ませてぇ♡♡ わたしあかちゃんうむからあぁぁあ♡♡」
宣言しながら自分の言葉で深く達し、逸物をきゅうと締め付ける。
精液を子宮へ導くために肉ひだが蠕動し、奥へ取り込もうと吸い付いた。
げ、と呻いたのは男である。
ダクネスの体を楽しんでいても、楽しませるのが先であって溺れてはいない。ダクネスは何度も達しているようなので、そろそろ一度目と思った矢先である。
異界の部屋ではどのような効果が働いているものか、避妊具を用いず膣内射精しても妊娠する事はない。しかし、強く望めばその限りではないらしい。未だ前例はないが、利用者ノートにそう記述されているので嘘ではないだろう。
頭が逝ってしまったダクネスは、自分が何を言っているのかわかっているのだろうか。
気分が高ぶったが故の言葉なのは間違いないが、気分を高めるための演技や嘘ではなく、心から望んでいるように聞こえた。
それは割とかなり不味いのではないだろうか。
ダクネスが孕もうと孕むまいとご自由にである。が、公爵令嬢がどこの誰とも知れぬ男の子を孕むのは望ましい事ではない。
仮に孕んだとしてもここに通い続けてくれるなら良いが、それはもっと落ち着いている時に言質を取ってからだろう。
一夜の過ちとは、巷間に溢れ過ぎている言葉である。
「あっ……。なんで、ぬいちゃうのぉ!! おまんこに種付けして……、あ゛っ!? しょ、こ、はあぁぁあ!!」
孕むのは次の機会に。
込み上げる熱に耐え、男はダクネスの中から引き抜いた。
そのまま大きな尻と美しい背中に放っても良かったが、ダクネスは満足しないと思われた。
ダクネスとセックスする時は、飲ませたり体に掛ける事があっても、最初は必ず中に出した。中に出してやればいいのだ。
根元から先端まで淫液に濡れそぼった逸物を、入っていたところより指数本上に押し当てる。
薄く色づく窄まりは、今まで一度も使った事がない。してきたのは指まで。
入念に準備すれば初めてでも入れられるが、今日のダクネスはそちらを一度もほぐしてない。ローションも塗ってない。潤滑液はダクネスの愛液だけ。
にもかかわらず、男はダクネスの尻を掴んで肛門の皺を伸ばさせ、未通の入り口に亀頭をめり込ませた。
ダクネスが何度も達して体が弛緩しているのが幸いした。
「お゛っ! お゛っ! あ゛あ゛っ!? あ゛っ…………。いっ……、ぎぃ…………!」
尻の穴がこじ開けられ、きつい入り口を亀頭が広げる。
男は慎重に角度を調整しながらも圧を緩めない。狭くてきつい穴を何度も貫いてきた。大丈夫きっと出来ると言い聞かせ、括れた腰を掴んだ。自分を信じて一番太いところを通過させ、そこまで来れば成ったも同然だった。
「ひぎいぃぃいいいいいいいいいぃいいいぃいいーーーーーーーっっっ♡♡」
男の下腹がダクネスの尻を打つ。しかし、これまでとは意味が違う。
未通の穴を暴力的にこじ開けられ、感じてはならない部分に熱さを感じ、感じた事のない圧迫感で体の中を押し広げられた。
鎖を力の限り掴んで軋ませ、宙に浮いた右足はつま先がきゅっと折れ曲がる。
脚も腰も小さく震え、括約筋が男を締め付けるのに同期して膣口がきゅっと閉じて、開いた時はたらりと淫液を溢れさせた。
背は反って顎も上げ、甲高くも甘い声で絶叫した。
後ろの処女を失った事実と衝撃で、絶頂していた。
「っ!」
「あ、ひゃ、あぁ…………、あ、う……、あぁ…………♡」
タイミングを計っていた男は、ダクネスの尻の穴で射精した。
感じるはずがないところにどぴゅどぴゅと熱い精液を吐き出され、ダクネスは熱いのか温かいのかわからなくなった。
ちょろ、と出てしまえば続きを止められなかったし、ダクネスに止めようとする意識もなかった。
びしゃっと床を打ち、じょろじょろと音が続いた。
音を立てているダクネスは、鎖に掴まっていなかった。
全身が弛緩して、顔をがっくりと項垂れている。
失神して、失禁したらしかった。
ダクネスから引き抜いた男は、ひとまず逸物を拭って仕舞ったが大いに顔を顰めた。
ダクネスだけが全裸に剥かれる演出効果を狙って着衣のままだったわけだが、ダクネスの色々な汁でスラックスが汚れている。脱いで放置すれば綺麗になるとしても、良い気分にはなれない。
幸せな夢に浸っているダクネスもこのままには出来ない。ベルトに手枷を外して横抱きにしてやった。いつぞやのバラライカのように、自分諸共綺麗にしてやるべきだろう。
「アウラはその鞭だけ持って来てくれ。ダクネス様はお休みだから後は自由にして構わない」
「………………セックスってあんななの? あんなのケダモノ以下じゃない」
アウラの顔は未だ赤い。終わっても、色々な興奮が冷めやらなかった。
「それは大いに誤解してる。他の方々の名誉のためにも訂正しておけ。こんなになるのはダクネス様だけだ。俺だってこんなのは初めてだ。本当にダクネス様だけだからな? 誤解するなよ?」
「…………本当かしら」
「本当だ。本当に本当だからな?」
「そこまで言われると嘘くさいわ」
「……だとしても、ダクネス様が悦んでたのはわかっただろ?」
「それは、まあ……」
アウラを同席させたのは、ダクネスの羞恥を煽ることを期待していた。
それ以外にも、最近のアウラはセックスに興味が出てきたようなので、折角だから見てもらう事にしたのだ。同席を許すのはダクネスくらいであろうし。
しかし、ダクネスの痴態は行き過ぎであった。
ターニャに「ひぎいとか言うの?」と言わない事を祈るばかりである。
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ダクネスの体を清めたらベッドルームへ。
目を覚ましたダクネスへは、公爵令嬢のララティーナとして恭しく扱った。
アウラを同席させて羞恥を煽りダクネスを高める作戦は上手く行った。想定ほど労力を使わずに済んだ。しかし、精神衛生にとても悪かったのだ。あれならばサキュバスゾンビの如くであろうと、お淑やかなララティーナ嬢の方が幾分マシである。
昨日の事は夢だったことにして、たっぷり甘やかされて雰囲気たっぷりに何度も抱かれたダクネスは、男へのインキュバス疑惑を取り下げてやる事にした。
地下牢で暴力的に犯されるのが好きであっても、天蓋付きのベッドで愛を囁かれながら抱かれるのだって大好きなのだ。
七回も中に出されて、その数倍の唾液を交換して飲ませ合って、次の訪問を約束して帰っていった。
結局、男は疲れ果てた。
出した回数に余裕はあっても、一回一回が長いのだ。ダクネスの体が好みであり、且つ帰るべきところへ帰るためと云う強固な目的意識がなければ出来なかった。
そしてこんなにも頑張ったと云うのに帰れない。
「今度は私が戻るわ」
である。
里心が湧いたのか、したい事でもあるのか、今回の帰還はアウラに譲る羽目になった。
「向こうに戻ったらソリテールと合流してみるわ」
「………………ああ」
「伝言くらいしてあげるわよ?」
「またのお越しを」
「あんたっていつもそれだけね」
「他に言いようがないだろ? いや、そうだな。早く会いたいと伝えてくれ」
「ふーん。覚えてて気が向いたらね」
これが魔族である。
魔族を頼りにしてはいけないと男は学んでいた。
いやしかし、ソリテールなら話が通じるので、アウラだけが駄目なのだろうか。
アウラが白い扉の前に立つ。
扉の向こうは幾つもの原色が混ざらずに蠢いて目に痛い。
向こうへ踏み出そうとしたアウラは、忘れものでもあるのか振り向いた。
「じゃ、行ってくるわ」
「行ってらっしゃい。お気を付けて」
「言われるまでもないわ」
アウラは挨拶を覚えたらしかった。
アウラの姿が向こうに消えて扉が閉まる。
男は久し振りに一人となった。
これでアウラに煩わされる事なく読書に専念出来るようになった。
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勇者ヒンメルの死から三十年後。
黄金に沈む城塞都市ヴァイゼに近い森の奥にて。
エルフの魔法使いと遊んでいたソリテールは、後方から飛んできた魔法に胸を貫かれた。
ソリテールが死にそうになるのは少し先
次は趣味に走ります
で、本作にフェルンを出すための供養(?)をしました
本作がなければまず書かなかったのでこちらで紹介
https://syosetu.org/novel/368424/
(完結済み、全十話、計55k字)
フェルンが暴走する話です(嘘は言ってない)
最終話のUAが異様に多く、大分印象的な終わり方だったのだなと思います