奉仕しないと帰れない部屋に囚われた男の業務記録 作:dolph
14k弱
フリーレンが現実を認識しなくなっても、男の方はこの程度で平常心を失わない。
「あ゛っ!?」
フリーレンの腰を引き寄せ、深く埋めてからこう言った。
「重畳です。まずはドアを閉めてください。外に聞こえてしまいますから」
聞こえてしまった声があるが、一度だけなら気のせいと思ってくれるかも知れない。
「そうだったわね。嬉しくなっちゃって忘れちゃったわ」
ソリテールがドアをパタンと閉める。
その音でフリーレンが我に返った。男に強くしがみつき、顔だけ振り返って見せるのは真っ赤な怒り。
「出てけ!!」
羞恥心が薄くても息はしているフリーレンである。情事を覗かれるのを良しとしなかった。
それがわからないソリテールは小首を傾げ、しばし黙考してから大きく頷いた。
「観測と云う行為そのものが観測対象に影響を与える……。本当に旦那様の言った通り」
ソリテールの言葉を、フリーレンは理解したくなかった。が、不幸にも聡明な頭脳が答えを導く。ソリテールが丁寧に答え合わせをした。
「フリーレンが旦那様とセックスするのは始めから見ていたのに、見られているのがわかるとこうも変わるものなのね」
フリーレンの時間が止まった。
ソリテールは幸せな余韻に微睡んでいたが、隣室から響くフリーレンの声に目を覚ました。
これが他の部屋の事だったら防音の魔法で何も聞こえない。しかし、隣り合うこの二部屋は広過ぎる部屋を二つに分けたもの。魔法を掛けたのは部屋を分ける前である。だからフェルンの声が聞こえたし、フリーレンの怒声も届いた。
旦那様が一言残して隣室へ向かった事を思い出し、『少し離れたところを見る魔法』を発動。隣の部屋には思った通りに旦那様とフリーレン。しかし、二人ともベッドの上にいるのにセックスしていなかった。
怪訝に思いながら観察を続けていると、思った通りに始まった。旦那様と同じベッドにいるのにセックスしないなんてありえないのだから。
フリーレンは自分と体格が近いので色々と参考になりそうである。フリーレンが座位を選んだのは自分と同じに感じるからか。
きちんと挿入を果たしてフリーレンが気持ち良さそうになったところで喉が渇いてきた。
隣室はまだまだ続きそうだったので、こちらも長丁場に備えるべくベッドサイドに置いた水差しを取ろうとして、枕元に鍵があるのを見つけた。
観察を続けるより、一秒でも早く旦那様に報告したかった。
なお、水分補給はちゃんとしてきた。
▽
「あっ!?」
ペチンと軽く尻を叩かれて、フリーレンの時間が解凍された。
状況は時間が止まる前と変わっていない。フリーレンは男の上に乗って、深く繋がったままでいる。
間近にある男の顔よりも、予期せぬ乱入者の方が気に掛かった。右に左にと視線を走らせるがいやらしい魔族の姿は見付けられない。
男は苦笑して教えてやった。
「ソリテール様へは口外しないように伝えました。フリーレン様がお気に為さることは何もありませんよ」
「……絶対?」
「絶対に、です。ソリテール様には色々学んで頂いておりますが、私たちと解釈が異なる事が多いようです。誤解も曲解も出来ないよう伝えましたから本当に問題ありません」
「……それならいいけど……」
婚約はしたけれど、一応はフェルンとソリテールの夫でもある。その男とセックスしてしまっているのを知られるのは、婚約の大義があるので罪悪感は余りない。しかし早速する事をしてしまっているのは、自分がエッチになってしまったようで恥ずかしいのだ。
「んっ……」
そのエッチの真っ最中である。男が身じろぎすると体の中が擦られて、受け入れている事を思い出させた。
「フリーレン様の中で私のちんこが硬いままなのを感じますか?」
「……言われなくてもわかってるよ」
今しがた実感したばかりだ。口にするのもされるのもちょっぴり恥ずかしい。さっきはいやらしい事を色々言ってしまったが、不埒な乱入者のせいで素に戻ってしまった。
と云うのを男は感じていた。女心とか感情の機微には未だ及第点を得られないが、繋がっている女の体はよくわかる。フリーレンの腟内が少し渇いてきた。
フリーレンは華奢で小柄でさっきまで処女だった。素質を感じさせようとも膣が深かろうとも、中はまだまだ狭くて固いのだ。そこで潤いが減ってしまうと動かしにくく、フリーレンにも苦痛があると思われる。
フリーレンにさっきの乱れ方を思い出させ、エッチになってもらわなければならない。
「フリーレン様にはお悦び頂いたと確信しておりますが、私はまだなんです。先ほどの言葉を実行して頂きますよ?」
「……さっきの言葉ってなんだよ? あっ」
男は小さな体を抱き締める。近付いてきた長い耳に唇を寄せ、そっと囁いた。
「フリーレン様のおまんこで私のちんこを気持ちよくしてもらうんですよ」
「っ!!」
フリーレンに根元まで埋まる逸物全体が、きゅうと締め付けられる。
根元はきつく締まったままでも、奥の方が柔らかく緩んできた。
「フリーレン様はちんこで気持ち良くなったのでしょう? なのにまだまだ物足りないご様子。今度は先ほどよりも激しくいきますよ?」
「は、はげしく……」
フリーレンの細い喉が小さく鳴った。期待か恐れか、男にはわからない。いずれであれ、フリーレンの体を窺いながら続けるだけである。
「期待なさっていますか? フリーレン様の中が吸い付くように蠢いているのを感じますよ?」
「そんな事……」
「私にはフリーレン様も知らないフリーレン様がわかると申し上げました。私にはとても嬉しい事なのですから、どうか否定なさらないで下さい」
「う…………」
でもだってと言葉を続け、そんなのはエッチだと言おうと思ったのに押し止められる。
嬉しく思ってくれるなら、フリーレンだって嬉しくなれる。
「…………ちゅっ」
言葉の代わりにキスを落とした。
優しかった男の顔がいやらしくなる。
サービスし過ぎたかと思ったが、臆さない。ここまで来てしまったのだ。全部受け止めるつもりでいる。
「もう一度膝を立ててください。股は開いたままで」
「……うん」
さっきもフリーレンは膝を立てて男の体を跨ぎ、下から突き上げられた。
今度も同じ密着騎乗位。別の体位だといささか不都合があるのはフリーレンの知らない話。
「んっ……」
きつく咥え込まれていた逸物が、フリーレンの中からぬるりと現れる。抜けきってしまわないよう、男の手が細い腰を押さえた。
「その位置です」
「うん……。んっ……、ちゅっ……あむぅ……んぅ、れろ……」
股の開き加減を調整して、両膝でしっかりとベッドを捉え、両手は男の胸に突いたけれど、徐々に崩れて顔が近付く。フリーレンからキスをして、舌を伸ばした。
「んっ……。ちゅる、ちゅぷぷ……、ぁ……ん。ちゅうぅ……、んっんっ……」
自由になるのは今だけとばかりに、強く吸って唾を啜り、舌と舌を絡み合わせる。細い喉が何度も上下する。
キスでは主導されていても、繋がっているところでは男がゆるゆると動き始めた。
一番太い亀頭に膣口は押し広げられ、けども亀頭が入りきって竿部が来ても隙間は出来ない。奥でも隙間なく密着するのに、入ってくるものを感じて僅かに緩み、道を開く。通られずに戻られると、きゅうと締まった。
最初にすべきだった動きでフリーレンの中を少しだけ進み、進んだだけ戻り、入っている長さが少しずつ増えていく。
フリーレンの中も少しずつ緩んで、行き来が滑らかになってくる。
男がそろそろと思ったところで、おねだりがあった。
「さ……さっきは、すぐに深く、しただろ?」
乱入者のせいで一時中断してしまったけれど、さっきは奥まで何度も突かれた。今度はそれより激しくなるはずなのに、一向に奥まで来ようとしない。期待と幾分の不安がもどかしさに変わってきた。
「こうするのも悪いものではないでしょう?」
「……ないけど。でも、さっきは……。激しくするって言ったのに……」
不満を代弁するように、フリーレンの媚肉がざわめいて逸物に絡みつく。
ゆっくりと何度も往復している逸物は、フリーレンの膣内から掻き出された愛液が濡らしている。
中の潤いが戻ってきた。
「勿論そうしますが、私だけではいけませんよ。フリーレン様にも悦んで頂かないと。愛し合ってるんですから」
「……うん。愛し合ってる……。ちゅっ……。んっ♡」
言葉で確かめる段階はとっくに過ぎた。
フリーレンがキスをする。少しずつ進んでいた逸物は、応えるように奥に届いた。
「先ほども感じていらっしゃったようですが、今度はそれ以上に感じていただきますよ?」
「…………感じさせて?」
先ほどの快感を思い出し、肉体が期待に震えた。白皙を愛欲に染め、新緑の目が潤んでくる。
体の奥では奥の壁を何度も圧され、吐き出されるものを取り込もうと小さく開いた。
「それでは……」
「んっ」
言葉少なく男が腰を引く。
フリーレンの中に収まっていた逸物が入り口付近まで戻り、同じ速さで奥に戻る。同じことを繰り返し、三度目に戻った時はパンと乾いた音が鳴って、フリーレンの小さな尻がぷるんと震えた。
フリーレンが「あ゛っ!?」と呻き、男は小さな頭を優しく撫でた。優しいのはここまでである。
戻ったのと同じ速さで引き、同じ速さで突き上げた。
「ひゃあぁあああんっ! あんっあんっ♡ ……あふっんっ♡ ぉあっ!? あ゛っ♡ あ゛ーーーーーーーっ♡♡」
男が腰を打ち付ける度にフリーレンの叫び声が響き渡る。こんなに小さな体のどこから出てくるのだろう。
それは自分も同じか、とソリテールは考えた。
ソリテールは何処にも行ってない。フリーレンの真後ろで二人がセックスしているのを観察していた。
男がソリテールに言ったのは、口外禁止と観察は静かに、である。退室は促してない。
フリーレンがソリテールは出ていったと思ったのは勘違いである。フリーレンからソリテールが見えないように、密着騎乗位が続いているのも勘違いを助長させた。二人きりになったと思うフリーレンは、枷が外れたように痴態を晒す。
それがソリテールにはとても興味深い。
「あんっ♡ らめぇっ♡ あふぅ……、あっあっ、あぁぁああああーーーーーっっ♡」
膝立ちになって尻を突き出すフリーレンの股間に、男が下から打ち付ける。
フリーレンの真後ろにいるソリテールからは、小さな穴を太い剛直が行き来するのがよく見えた。自分の穴も小さいけれど、同じように広げられてしまうのを思い出す。
どうやらフリーレンも自分と同じらしい。フリーレンの中から引き抜かれる逸物は、濡れ方が変わってきた。
長い肉棒を根元まで濡らすのはフリーレンの愛液だ。小さな明かりにぬらぬらと光っている。そこに白いものが混じり始めた。旦那様は腰を振っているのだから射精したわけではない。膣口から掻き出される粘液は、フリーレンが垂らしているもの。
無色透明の愛液と違って、色がついてる上に粘性も高い。愛液ならとろとろと流れていくのに、白い汁は逸物にベッタリと付着して、フリーレンの中を何度行き来しても留まるどころか増えていく。
自分も旦那様に愛されていると全く同じ汁を垂らしてしまう。逸物を濡らした汁を舐め取るのは、初めてのセックスの時から。
フリーレンも同じ汁を垂らしているのを見て、好奇心が首をもたげた。
「あっ♡ お゛っ!? あ゛っ♡ うぅ…………。あ゛あ゛っ♡」
男はそこそこ速いペースで腰を振っているが、魔族の動体視力は容易く捉える。
中から引き抜かれた瞬間を狙い、ソリテールはピッと伸ばした人差し指で逸物を素早く撫でた。すくい取った白い汁は粘りが強く、指を下に向けてもすぐには垂れない。
自分と比べるべく、あーんと口を開いて舌に乗せた。
口内でレロレロと舌を動かし、丹念に味わう。舌触りはなめらかなクリームのよう。同じ時に出す汁だからか、味は似ている。微かな甘味があり、自分より酸味がやや薄く、匂いも薄いような気もするがこちらはよくわからない。
手を伸ばせば届く距離にいるのだ。フリーレンの淫臭が鼻孔の奥にまで染み込んでいる。
味覚よりも視覚に戻れば、フリーレンの股間が詳細に観察できる。
狭い膣口は充血して目一杯広げられ、その上にある窄まりは皺の数すら数えられた。
旦那様はフリーレンの腰を抱いてお尻も撫でているけれど、そこには手を伸ばしていない。時々ひくつくその穴も、気持ち良くなれるところと教え込まれた。
果たしてフリーレンも同じなのだろうか。
「あふぅ……、あっあっ、あんっ……♡ あんっ、ばかぁ……。おかしなところさわるなよぉ……♡」
フリーレンが不満を訴えた。但し顔は蕩けている。口から涎が垂れて、男の体に落ちても気にしない。
男の方も気にしない。後で舐め取らせればいいのだ。フリーレンの言葉に片眉を上げ、すぐに訂正した。
「そこでも快感を得られるのですよ。ですが、爪が長いのはいただけません。私は短くしておりますから大丈夫です」
「……おまんこにいれてるだろ? お尻の穴でエッチなことするなよぉ……」
「フリーレン様はクリトリスがお気に召していますからね。触れるならそこでしょう。まずは軽く圧すところから」
「え? あんっ♡ さっそくするなぁ♡ あっ、あっ、おまんこと、いっしょにぃいぃぃい♡ ひゃあぁあんんっっ♡」
形と太さを馴染まされた穴を抉られつつ、結合部を撫でられる。宣言通りに敏感な肉芽を圧され、中と外から響いてきた。
「あっ!? ひゃあぁっ!? あっ♡ そこらめぇ……♡ するなっていったのにぃい……♡ あ゛っ♡♡ あんっらめえぇえええぇ♡♡」
皺が深くなっては緩む窄まりも見逃されない。さっきは指の腹で撫でられていたのに、今度は指先で圧してくる。ずっと離れず揉んでくる上に、どうしても緩んでしまう時があって、少しずつ侵入を許してしまう。
中で奥まで来る度に深くなって、何かが破れた感触と共にずぷりと来た。
「いずれこちらも頂きますよ?」
「らめらめらめぇぇぇぇええっっ♡ やぁああんっ♡ そっちほじるなぁ♡ あっ……ああーーーーっっ♡」
男の右腕はフリーレンの細い腰を抱き、打ち付けても逃げられないよう捕らえている。左手は尻肉を揉んで指を伸ばし、いつかのための開発に着手した。
同時に肉芽を圧してくる不自然を、フリーレンはおかしいと思えない。
膨らんだ肉芽は元に戻れない。ぬめっているのはフリーレンの愛液と、始める前にソリテールが指を舐めたから。
ソリテールに自慰の経験はなくとも、撫でられるのは毎回の事。繋がっている時は自分で触る時もある。指使いは心得ていた。
優しく、けども執拗に。同じ強さと同じリズムで。中指の腹で弾力ある突起をそっと圧して、小さな円を描き続ける。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あんっ♡ ひぅっ♡ っ~~~~~~~~~~~~~っ♡♡ 」
フリーレンの声が意味を持たなくなってきた。淫らな獣の鳴き声のよう。
自分もフェルンもこうなったのだから、フリーレンもと思ったのは正しかった。
魔族の言葉は獣の鳴き声とフリーレンに言われたが、フリーレンの中にも獣がいた。
普段は色々取り繕っていても、人類もまた獣の一種であるらしい。
獣であると自認する自分もまた、獣にされたくなってきた。
右手は旦那様に言われた通りフリーレンのクリトリスを撫でている。左手は自分の股に伸びた。濡れていた。熱くぬかるんでいた。
「あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ♡♡」
男が腰を打ち付けて尚、フリーレンの股間に押し込もうとする。長い逸物は亀頭をフリーレンの子宮口に押し付けて、射精した。
どぴゅどぴゅと熱い粘塊に子宮口を打たれ、フリーレンの意思から独立して媚肉が締まる。奥へ取り込もうと蠢いた。
まだ孕める体ではないのに、子宮が男の命を求めて熱く疼く。
注がれる精液に歓喜した。
「あ…………あぁ……………………♡ あふぅ……♡♡ おなか、きてる……♡ あぅっ♡」
フリーレンの馴らしから始まって時間を掛けただけあって、射精は長く、量も多い。
膣内をゆるゆると動いてぴゅっぴゅと断続的に吐き出し、深かろうとも狭い膣を満たした。
そこでフリーレンが力尽きた。
ガクガク震えながらも何とか立てていた膝が崩れ、男に優しく抱き締められる。
言葉には出来なくても多幸感に満ちて、心のままに頬ずりをした。
「素晴らしかったですよ」
何が素晴らしいのかわからなくても頬が緩む。
何かをいっぱい出されてぬるぬるしているけれど、寝る前に綺麗にしなくてはと思うけれど、ずっとこうしていたくなった。
許すように頭を撫でられて嬉しくなり、お礼にキスをしようとした瞬間である。
「終わったらおちんちんを綺麗にしないといけないの。口ですると旦那様は喜んでくれるわ」
「あえ?」
強い力で引き剥がされた。
中を満たしていたものもずるりと抜ける。広げられていた膣が閉じ、押し出された淫液がこぷりと溢れて股を濡らした。
「……………………そりてーる……!」
「あー……んっ……。んむぅ……、じゅるる、れろ、ちゅぷ……。んっんっ……」
横たわる男の股に、ソリテールが顔を埋めていた。
フリーレンに驚きはなかった。
薄っすらと気付いていた。ソリテールが自分の体を触っていた事に。
あんなにも深く没頭してしまっていたのだ。見られている事も触られている事も些細な事としか思えなかった。
しかし、幸せの絶頂でいたところを引き剥がされ、挙句自分の中に入っていた逸物を頬張られては堪らない。ふつふつと怒りが湧いてくるも、深い絶頂が体を縛って思うように動けない。
出来るのは、頭を振るソリテールを見ている事だけ。
怒りと悔しさで涙が出て来そうになったが、隣に横たわる男から手を握られた。
「んっ……ちゅっ……♡」
起き上がれなくても、横を向く事くらいは出来る。心が通じたように向こうもこっちを向いて、唇を軽く合わせた。
上ではちゅっちゅと甘い口付けが交わされる一方で、ソリテールは男の股から離れない。
お掃除フェラと云うなら逸物を濡らす淫液を舐めとって、尿道に残る精液を吸い出せば完了する。完了しても、ソリテールの口は離れなかった。
男から直々に教えられた敏感な裏筋に舌を這わせ、硬さを失わない逸物を握って上下に振り続ける。
やがて絞り出されたように、尿道口に透明な雫が滲んできた。
ソリテールは微笑を浮かべて舌を這わせ、愛液よりずっと粘りが濃い汁を舐めとった。
「ねえ、旦那様?」
「どうしました?」
「む」
フリーレンが威嚇するように睨み付けるが、ソリテールは意に介さない。その場に膝立ちになって、フリーレンに面喰わせた。
「今夜は私も旦那様にいっぱい愛してもらったけれど」
フリーレンのところに来る前は、ソリテールと寝室を共にしていた男である。ソリテールの言葉通りいっぱいしていた。
「フリーレンが旦那様とセックスしているのはとても気持ち良さそうで」
行為の後で微睡んでいたのだから、ソリテールは全裸で来室した。細い肢体を隠すものは、長い髪以外にない。その髪は邪魔にならないよう後ろへ流す。
「もう一度旦那様とセックスしたくなっちゃったの♡」
フリーレンを唖然とさせたのは、ソリテールの左手である。膝立ちになってからは右手も加わった。
ソリテールの両手は、開いた脚の付け根に伸びていた。
熱い吐息に混じってくちくちと水音が鳴り、ソリテールの内股を透明な汁が伝っていく。
「旦那様のおちんちんも大きいまま♡ 私のおまんこをいっぱい可愛がって♡」
割れ目を左手で撫でまわし、右手はクリトリスを擦っている。
膝立ちのまま男の体を跨ぎ、淫液に濡れた両手で反り返る逸物を上向かせて、
「あはっ♡」
微笑に何が加わったのか、フリーレンは赤らんだ顔を背けた。恥ずかしくて見ていられなくなった。
「あんっ♡ 出したばかりなのに、旦那様のおちんちんはとっても硬いわ♡ お腹の一番奥まで届いてるの♡ 今度は私のおまんこで気持ち良くなって♡ んっ、あっ♡ あんっ♡」
フリーレンが呆然としている間に始まってしまった。
ソリテールが男の股の上に跨って、上下に腰を振っている。体が下がる時は股間と股間が密着して座っているだけに見えるのに、体が上がると繋がっている部分が覗いてソリテールに深く入っているのだとわかってしまう。
自分は全部受け入れられたけれど、ソリテールもまた全部入ってしまっている。
それが何だか気に喰わない。
それは対抗心であると、フリーレンは気付かなかった。
「あんっ♡ あんっ♡ わたしのおまんこ、旦那様のおちんちんでいっぱいよ♡ 旦那様のおちんちんを入れるためだけにあるの♡ 旦那様だけのおまんこ♡ わたしの全部は旦那様のもの♡」
淫猥な言葉でも、顔に浮かべるのは純然たる喜びである。ソリテールは自分の言葉を、心でも体でも確信している。番を作らない魔族が得た旦那様なのだ。彼以外は絶対にない。
「あっ、あっ、あんっ♡ ……うふふ♡ 今度は最後まで、上でいられるかしら?」
言葉には真摯な面があっても、腰付きは淫猥そのもの。騎乗位は何度となく経験があり、こなれた動きで腰を振る。
フリーレンとは反対に上半身を後ろへ倒し、濡れた両手は男の太ももに置く。
体が離れる反面、男からは結合部が良く見えた。閉じている時は筋に過ぎないソリテールの淫裂に、逸物が飲み込まれて淫らな肉に包まれる。
男から見えると云う事は、フリーレンからも良く見えた。
卑猥な言葉だったり腰遣いだったりで、何故か敗北感を覚えてしまう。
男から手を握られて励まされてはいるけれど、このままでは何かに負けると予感した。負ける相手は魔族である。
葬送の二つ名を持つ者として、断固として看過できない。
「フリーレン様?」
「あら?」
「…………」
フリーレンがのっそりと起き上がった。まだ立ち上がれるほど体力が回復してない。両手両膝をつき、ソリテールににじり寄る。雌豹のポーズには色々不足しているからか、顔は険しい。
まさか攻撃を仕掛けるわけではなかろうが、男が注視する中、ソリテールの背後に回り込んだ。
うぅと呻いて上半身を起こすも尻もちをつき、深く息を吐いて膝立ちになる。
ぐわっと五指を開いた両手はソリテールの体に伸ばされ、
「あんっ♡ フリーレンも私を気持ちよくしてくれるの? もっと強くしていいわ♡」
ソリテールの乳首を摘んだのだった。
ソリテールを攻撃するのは無理。茹った頭では魔法発動のための集中が出来ないし、そもそも思い付いてすらいない。
自分がされたように男からソリテールを引き剥がせれば一番良いが、立てもしない現状では不可能。
さっさと終わらせるのが唯一の選択肢となる。
男に出させれば終わると身をもって知ったが、こちらは却下。自分より早くソリテールの中で果てさせるのは負けた気がしてならない。
ならばソリテールを終わらせる。どうすれば終わりになるか、こちらも知ったばかりである。
「んっ♡ あっ♡ うふふっ♡ ねえ、旦那様? フリーレンがわたしの乳首をよくしてくれてるの♡ 乳首をくにくにってされて♡」
「ええ、私からも良く見えますよ」
「フリーレン? 摘まむだけじゃなくて、きゅっとして引っ張って? きゃんっ♡ そうよ、そんな風にして♡」
ソリテールの陰に隠れ、男からはフリーレンの手しか見えない。
フリーレンがどんなつもりかわからないが、ソリテールの希望通りに赤い乳首を摘まんで引っ張っている。どうせするなら、ソリテールからされたのと同じ肉芽を触ればと思うが、上下に動いているので捉え難いのかも知れなかった。
と云うのは半分正解。
ソリテールは腰を振り続ける。結合部に近いそこは、初心者のフリーレンには少し難易度が高かった。しかし、所詮は少し。結合部に近いからこそ、にちゃにちゃしていて触りたくなかったのが本当の理由である。交わる二人はそんな事を知る由もない。
ソリテールに乗られた男は主導権を明け渡し、股間の上で淫らに悶えるソリテールを楽しんでいる。
白い指が赤い乳首を引っ張る度に、ソリテールが甘い声でフリーレンに応える。それだけでなく、締め付けが絶妙に変化する。
華奢で小柄なのはソリテールもフリーレンと同じだが、何度も愛し合った経験が蓄積され、締め付けようとも固さはない。淫靡に爛れた甘い肉での締め付けとなる。
初心者と熟練者を比べるようなもので、フリーレンに素質があろうとも今のソリテールに敵うわけがない。
なのだけれど、本日は既に八回目。しかもフリーレンの中に放った直後。ソリテールの腰遣いは決して悪くないのだが、このままでは時間が掛かってしまうと思われた。
それはそれで悪くないし、ソリテールの好きなところに当たる体位なのでじっくりと思わなくもない。
が、フリーレンを疎かにしてはいけないのだ。
折角フリーレンが協力してくれているのだから、可及的速やかにソリテールを満足させて、フリーレンを可愛がらなければならない。
「失礼いたしますよ?」
「なぁに? きゃっ♡」
男が伸ばす手にソリテールが応え、握り合わずに細い手首を男が掴んだ。
ぐいと引き寄せごろんと転がれば、ソリテールが下で男が上。
男は繋がったままソリテールの太ももを抱え、大きく股を開かせた。
「やっぱり旦那様に乗られちゃうのね♡ 自分で動くのもいいけれど、旦那様に動いてもらうのが一番好きなの♡ わたしのおまんこをいっぱい使って♡」
「勿論そうさせていただきますよ。ですがその前に、フリーレン様」
「へ?」
体位の変化に呆けるのはフリーレンだけ。フリーレンの初体験は、変則的な事にずっとフリーレンが上だった。昨夜のフェルンは組み敷かれていたが、見ているだけと実体験は違い過ぎる。
自分の手でソリテールが反応するのが少し楽しくなってきたところを、突然手持ち無沙汰になった。仲間外れにされて二人のセックスを見守るだけになってしまうのか。
そんな不安が湧き出る前に、男に抱き寄せられた。
「さっきされていたのでおわかりでしょう? 今度はこちらをお願いしますね」
「「あっ」」
異口同音に上がる声。
ソリテールの声は艶めいて、フリーレンの声は純粋な驚きである。
フリーレンが男に手を取られて導かれたところは、さっきまでのフリーレンがソリテールに弄られていたところ。繋がっているところのすぐ近く。ぬるつく汁で濡れていたから避けていたのに、中指の先にぬめる感触。
「あっ……、あっ♡ あんっ♡ あんっ♡ あぁんっ♡」
「うわ…………」
体を密着させない正常位だから、ソリテールの乱れる姿が良く見える。
小さいながらもしかとある膨らみは、男が腰を打ち付ける度にぷるんと揺れる。フリーレンが摘まんでやった乳首は真っ赤に腫れて、固く尖ったままでいる。あれを摘まんでしまったと思うと、フリーレンは知らずに湧いてきた唾を飲み込んだ。
視線を下げればへそがあって白い下腹があって、始まっているところは自分の指が隠し、その向こうで繋がっている。近いものだから、中への衝撃が自分の指にも響くよう。
その指では、小さな突起を感じていた。
「強めに圧しても構いませんが、動かす範囲は小さく。ずっと続けてください」
「うっ…………うん……」
「あっ、そこいっしょにぃぃ♡ どっちも、とってもぉ……、きもちいの♡ あっ♡ あんっ、そこすきぃ……♡」
言われた通りに指を動かす。乳首より小さくて柔らかい突起は、押せば潰れてしまいそう。強めにしてもと言われたが、どこにあるかわからなくなると困る。形を捉えられる強さで、上下左右よりも円運動がやりやすい。
ソリテールをさっさと終わらせてやるとは思ったが、気持ちよくさせてやろうとは思えない。なのに自分の指で感じているらしく、気持ちいいと口にする。
無機質な突起を弄るだけならつまらないだろうが、反応があるならやる気も出てくる。
ちらと隣を窺えば、男が額に汗を浮かばせてリズムよく腰を打ち付ける。それに合わせて動かしてやった。
「あっ、あっ、あっ♡ ああんっ♡ あんっ♡ あんっ♡ あ゛っ!? お゛あっ♡ あっ…………くぅ~~~~~っ♡ あーーーーーーっ♡♡」
顔は愛欲に蕩けきって、赤い唇からは甘い鳴き声。見ているだけで恥ずかしくなる。
それが眉間に深く皺を刻んだと思ったら、切迫感すら覚える余裕のない顔で鳴き始めた。
真っ赤な乳首が前後に揺れて、軌跡が目に焼きついてしまう。
お腹が大きく凹んだと思ったらすぐ元通りになって、落ち着く暇なく何度も繰り返す。
開かされた脚はベッドに戻れず、足が宙を掻く。つま先まで力が入っているのが見るだけで伝わってくる。
足がそれなのだから、両手はギュッとシーツを掴んだ。
「ああっ、だんなさまぁ♡ あっ、あっ、んっ……あっ♡ あ……っふぅ……♡ んん……♡」
「ここにおりますよ」
男がソリテールに笑いかけ、シーツを握る手を剥がして握ってやっていた。手のひらと手のひらがぴったりと重なり合い、指は互いの指の股へ。
「あっ!?」
「あんっ♡ そこ、らめっ♡ おまんこも、クリトリスも、すっごくきもちいいの♡ もっとして? もっと愛して♡ あぁんっ♡」
ソリテールが何を言ってるかわからない。ソリテールもきっとわかってない。ただ、ソリテールの右手は男の左手と握り合ったけども、ソリテールの左手はこちらの手を握ってきた。
言われた通りの事しか出来ないフリーレンでは、ソリテールの手を避けられなかった。握られた力の半分の半分くらいで申し訳程度に握り返してやった。
振り払おうとは思いもしなかった。
「フリーレン様、お耳を……」
「ん、なに?」
フリーレンの両手はソリテールに触れているが、男は左手を捕らわれただけで右手は空いている。その手がフリーレンの腰を抱き、顔を寄せてきた。
「……わかった。ちゅっ」
何事かを囁き、離れる時はフリーレンから唇を啄んだ。
「あっ? 旦那様? フリーレン?」
ソリテールの声に僅かな不安が滲み出る。ずっと握られていた手を、右も左も振り払われたのだ。
「あっ♡」
それもすぐに蕩けた笑みが戻ってくる。
二人の手が、右と左の乳首を摘まんできた。
「では」
「ん」
「あ゛っ♡」
フリーレンは言葉短く。
「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛あ゛っ♡ らっ、らめぇ!? ん゛っ……。あ゛~~~~っ♡ あ゛~~~~っ♡」
ソリテールが耐えられたのは一呼吸の半分だけ。
尖った乳首を引っ張られ、左右が違うリズムで転がされる。
クリトリスの撫で方も変わってきて、小さな円を描いていたのが親指と中指で摘まれ、根元を扱くようにされている。
抽挿していた逸物は奥の壁を突くだけでなく、膣壁の上側を擦るようになった。そこを擦られるのが好きだから、騎乗位になると体を反らせた体位を取ってしまう。とっくにわかっていた事だけど、体の中まで全部知られている。
「あっ! ……こらぁ♡」
男はソリテールにそこまでしながら、隣で魔族の裸体をまさぐるフリーレンの尻を撫でる余裕があった。
逸物が何度も締め付けられる。突き入れれば子宮口が亀頭に吸い付くよう。同時に根元がきゅっと締まるのは、フリーレンの中を思い出させる。したばかりなのだから連想してしまうのは仕方ない。
ここまでソリテールは随分と高まっていたし、好きなところを何か所も責められて近付いてきたらしい。
中の蕩け具合もそうだし、愛液も増えてきた。
フリーレンとしていた時はソリテールが舐めとったが、今は増える一方だ。腰を打ち付けても飛沫となるのはほんの少しで、大半は股と股の間に留まっている。離れると幾本もの糸を引き、千切れる前に打ち付ける。
フリーレンの匂いだけだったのが、ソリテールの匂いに侵されてきた。或いは二人が交じり合った匂いだろうか。
「ぁ……、もう…………っ!! ひっ……うっ…………、~~~~~~~~~~~~~っ!!」
「……うわぁ………………」
亀頭がソリテールの子宮口を押しやり、両の乳首は痛いほどに抓られた。フリーレンが扱いていた肉芽も、上下運動だったのを押し潰す。
全てが同時に為され、ソリテールの背が反って腰が跳ねた。
根元まで受け入れられてる逸物は握るように締め付けられて、媚肉がひくひくと痙攣するのを感じていた。
中が痙攣するなら外もそうで、ソリテールの尻から太ももが断続的にピクリと震え、白い腹は荒い息と同期して上下する。
「ぅあ…………」
自分もこうされていたのかとフリーレンが見守る中、ソリテールの中から男の逸物が引き抜かれた。
ソリテールは股を閉じられず、広げられた穴もすぐには閉じないで奥の暗がりを覗かせた。そこでも息をしているのかと思うほどに開いては閉じてを繰り返し、ぬめる肉に埋もれていった。それでも使われたばかりなので、穴が見えなくなると云う事はない。割れ目も開いたままでいる。
フリーレンの時と決定的に違うのは、小さな穴から白い汁を垂らさない事。
ソリテールが出したらしき汁で少々白いのがあるものの、ほとんどは無色透明。中で出してもらえなかったらしい。
と、ソリテールを観察するまでもなく、抜かれるなり跳ねるように出てきた逸物を見ればわかると云うもの。
湯気が立ちそうな逸物が、男の股座で反り返っていた。
「このまま続けてはソリテール様の負担が大きいと思われましたので」
「ら……らいじょう、……だいじょうぶ、よ。わたしのおまんこで、旦那様のおちんちん、きもちよくしたいの……♡」
「そう仰るならもう一度上になっていただけますか?」
「…………旦那様のいじわるぅ……」
深く達して体力は消耗したけれど、まだまだ気持ちよくしてもらえるのをソリテールは経験として知っている。
しかし、もう一度上になれと言われたら厳しい。少し休めばいけるだろうが、すぐには無理である。
フリーレンは自分の目の前でいっぱい出してもらえたのに、自分はお預けなのだろうか。とても気持ち良かったのは確かでも、旦那様も気持ちよくさせた証が欲しい。
だけれども甘くも苦しい幸せな余韻で思うように動けない。フリーレンに譲るしかないのだろうかと思ったその時、天啓が降りた。
「だったら口でするわ♡ 昨日も今日も旦那様に飲ませてもらってないんだもの。私の手とお口で、旦那様のおちんちんに気持ちよくなってもらうわね♡」
「それは……」
ソリテールを満足させてフリーレンに、と思っていた男である。ソリテールの提案に意表を突かれ、さりとて無下には出来ない。どころかとても心惹かれている。
「私もする!!」
「フリーレンも?」
良からぬ気配を嗅ぎ取ったフリーレンは、反射的に立候補した。
ソリテールは微笑が消えて、きょとんと目を瞬かせた。
力尽きたので次話未定