何とかR-18版も一つ書けました。ちょっと物足りないかもしれませんが許して……。
「……間飛君、大丈夫そう?少しくらい落ち着いた?」
「すん、ません……全然収まりそうにっ……なく、て……」
「そう、よね。ごめんなさい……私を庇ったせいで……」
場所はリューキュウの事務所の一室。そこには間飛とリューキュウ以外の人間はおらず、カチカチと規則的な針の音か間飛の熱を持った呼吸音だけが響いている。
ベッドに身体を横たわらせた間飛はグッタリと全身を弛緩させており、微熱で上気した顔には薄らと汗が浮かんで苦しそうに胸を上下させていた。
本来ならばインターンで他にも人がいるはずの事務所は二人がいる一室と廊下を除いて電気がついておらず、窓の外でゴウゴウと音を立てて嵐が暴れ狂っている。
「……どうしてこんな事に」
泣きそうな顔で弱音を零す竜間龍子に応える者はいなかった。
◇
インターン生を抱えていてもヒーローの活動内容に変わりは無い。むしろデビューしてからの苦労を知ってもらう為にはシビアな世界を見てもらう必要すらある。
その日のインターンではとあるヴィラングループの一斉検挙を目標として仕事に臨んだ。
そのグループがしていた犯罪行為は『性犯罪』を中心としており、若い女性をターゲットにして個性や薬物を使用して性奴隷に仕立てあげては人身売買を繰り返す凶悪なヴィラン達だ。
まだまだ世間知らずの女子二人にはスパルタ教育が過ぎるかもしれないと思いながらも、やはり厳しい現実を知ってもらうべきだとヴィラングループのアジトへ突撃した。
性犯罪が中心というだけあって彼らに戦闘能力はさほどなく、隠密や不意打ちに長けている者ばかり。少ないながらも真っ向勝負が出来る連中はIXAかカルドルかリューキュウに根こそぎ吹っ飛ばされていたのだけれど。
『く、クソっ!こうなったら……!』
『何をする気!?』
『トッププロ一人を道連れにしてやらァ!!』
グループの中でも武闘派のリーダーの位置にいたらしい男が個性を準備しつつ、リューキュウ諸共自爆してやれと真っ直ぐに向かってきた。
予想していなかった行動にその場の誰もが硬直し、あと一歩でリューキュウに触れられる……というところでIXAが割り込んだ。
『させっか阿呆』
『ぐあっ……!ざ、ざまみろ……』
『え──ギャアッ!?』
『IXA!?』
しかし引き金はとうに引かれていたらしい。意識を失う寸前で男の全身からブワァッ!!と粉塵が振りまかれた。
まさか毒!?ともろに一呼吸してしまった彼を何とか受け止めると、その時点で彼はグッタリと目を閉じたまま意識を失っていた。
ヴィラングループの制圧も終わり、間飛も命に別状はないと分かって一安心したまではよかった。
「まさか夜になって発症するなんて……」
ヴィランの個性の効果なのか、はたまた吸い込んだ量が不十分だった為か時間差で個性の効果と思わしき症状が出た。
病院からは特に害はなさそうだ、と言われていたのにどういう事だと怒りたくもなるけれど……その前に苦しんでいる間飛を差し置いて帰るわけにもいかない。
そうこうしているうちに外では大雨と強風によって交通網に大打撃が齎され、こうしてリューキュウと間飛を閉じ込めてしまっている。
そして何より困っているのが……。
「…………ッ〜〜〜!?」
「……?どうか、しました?」
「い、いえ!何も!?」
「はあ……?」
リューキュウの視線の先。やや薄めの毛布の下から主張する間飛の下腹部あたりの膨らみ。言うまでもなく彼の性器である。
(おっきい……えっ、病気とかじゃないよね!?)
当然だが間飛は毛布の下は全裸ではない。普通の下着とジャージを着込んだ上で、薄手の毛布に小さな膨らみを作っているのだ。
彼はその事に気づいていないのか、或いは感覚が鈍ってて分からないのか。どちらにせよ間飛は自身のご立派様がご立派ァ!!になっている事を知らない。
先程からリューキュウは目のやり場に困ってしまい、一人悶々としている。
なら見なきゃいいじゃん?と言いたくなるがちょっと待って欲しい。どうもこの事件のヴィランの個性は何らかの形で体外に排出しなければ治りが遅いというのだ。
加えて体外に排出するには体液を流すのが一番で、汗だけでも一応治癒そのものは可能なのだが。
(……よりにもよって精液が一番効果があるってどういうこと!?)
(さっきからリューキュウが悶えてるけどどうしたんだろう……?)
排出効率にも違いがあり、最も非効率な体液は汗。次いで小便だ。
一般的に分泌量が少ない体液ほど効率よく排出できるらしいが、それにしたってピンポイントでそんなところから出そうとしなくてもいいじゃん。
チラリ、とリューキュウは間飛の顔を見る。
何とかして吸い込んだ毒素を吐き出そうとしているのか、本能的に体温を引きあげた彼は苦しそうに唸っている。普段の喧しさも鳴りを潜めて静かに目を閉じたままだ。
リューキュウは覚悟を決めた。
「……間飛君」
「はい……?」
「ちょっと───おちんちん出してね」
「もしもし救急車?」
いや言い方よ。完全に痴女かパニックになった人の喋り方なんよ。
「違うの!?……その、あのヴィランから吸い込まされた毒素を出すのに一番効率がいいのが精液らしいから……ね?」
「……いやいやいや。だとしても汗で済むなら汗で済ませていいでしょうよ」
「汗だと一ヶ月で精液だと五回くらい射精すればいいらしいよ?」
「レート狂ってんのかあのバカの個性……」
まさかの一ヶ月間にかく汗と五回分の射精がイコールで結ばれる日が来ようとは。間飛は痛みとは別の理由で頭を抱えたくなった。
そして歴戦のヒーローであるリューキュウはその隙を(無駄に)見逃さない。
「わっ、本当におっきい……」
「手が早くないです!?」
「で、でも……一ヶ月も我慢する?」
「……………………」
間飛は諦めた。色々諦めた。
男性経験の無いリューキュウの細指がそっと間飛の男根へと触れる。デリケートだろうからと可能な限りソフトタッチを意識して這わされた指はたったそれだけでビクビクとソレを震わせる。
ゆっくりゆっくりと傷つけないように、たっぷり時間をかけてようやく白い手がキュッと握った。
「……っ」
「大丈夫?」
「は、い……」
「ごめんなさい。私こういう知識が全然なくて……」
身体を横たえたままの間飛は僅かに身体を縮こまらせ、その様子にリューキュウは恐る恐るその手を上下に動かし始めた。
ローションが無いことに気づいてどうしよう、と慌てていた彼女の苦肉の策で唾液を使っての手コキ。汚いんじゃないかと心配もしたけれど、だんだんと硬さを増していくペニスにそれすらも忘れてしまう。
「凄く熱いね……」
「そうですかね……?俺はよく分かんないです」
「えっとね、風邪ひいた人の体温くらいかな」
「それは熱いなあ……」
やがてリューキュウの唾液だけではない滑りが生まれる。興奮でカウパーが分泌されてきたのか手の滑りが良くなり、少しずつ二人の呼吸音とは別に粘っこい水音が聞こえだした。
しかしやはり無知故か、リューキュウのたどたどしい手つきでは散々硬くすることは出来ても射精に至るまでは程遠い。ビクビクと揺れるペニスが精液を吐き出す気配は一向にない。
「……やっぱり気持ちよくない、よね」
「いや、その、初めてだったらしょうがないですって。やっぱりやめた方が……」
「……あむっ」
「うあっ!?ぁ……ちょっ……!?」
ならもっと強い刺激を与えなきゃ。焦ったリューキュウはあろうことか間飛のペニスをその口に含んだ。突然の行いに情けない声を漏らし、身体を跳ねさせてしまう。
当然ながら手で不慣れなら口でも不慣れ。しかし手の皮膚と口内の感触はまるで別物であり、舌や頬の内側が当たる度に暴発してしまいそうになる。
唾液に塗れヌルヌルとした口内で弄ばれるペニスは既に限界寸前。拙い奉仕は最後のひと押しを容易く超えてしまった。
ドプッ……!!♡♡
「んぐっ……!?」
「ぁ……!すん、ませんっ……!」
「ん゙ゔっ……♡」
憧れのヒーローの口に精液を吐き出すという背徳感も相まっての射精。普通のソレよりも圧倒的に量の多い白濁があっという間に彼女の口内を満たし、それどころか喉の奥や鼻の方にまでドンドン注がれていく。
ドクドクと脈打つペニスがようやく精液を吐き出し終える頃には腰が抜けるほどの快感が間飛の頭を支配していた。
「はっ、はっ……大丈夫、ですか?」
「……プハッ!び、ビックリしたあ……あんなに出るんだね」
「え?出したヤツどうしたんです?」
「飲み込むしかなかったから飲んじゃったよ……んん、苦くて粘っこい。美味しくない」
「……でしょうね」
何か食レポっぽいな、と半ば現実逃避気味に間飛は遠い目をしていた。俺はインターンに来て何をやってるんだろうか?とか思ってはいけない。
必要な射精回数は五回。あと四回の射精を行ってようやく完治なのだ。恐れ多いことだがリューキュウがそうすべきと考えている以上間飛に拒否権はない。
それでもとりあえず一回休憩を挟みませんか、と提案しようとして異変に気がついた。
「…………ッ♡」
「……あの、リューキュウ?」
「ごめん間飛君……私にも影響出たかも……♡」
「へ……?」
ところで忘れていないだろうか。リューキュウが間飛を射精させようとしていたのはヴィランの個性による毒素を吐き出させる為であって、発端は決して性欲から始まったものでは無い。
ではその毒素を吐き出す為に出させた精液を経口摂取してしまったらどうなるか?
「ごめんなさい……♡我慢、出来ない……!♡♡」
「ちょ待っ───!?」