どうしてこうなった……という間飛の疑問に答えられる人間はこの場にはいない。
今彼の目の前では憧れのヒーローが蠱惑的な笑みを浮かべて己の上に跨り、外の雨風も意に介さずに濡れた秘部をペニスへと擦り付けていた。
「あっ……♡これ、気持ちいい……っ♡♡」
「っ……ぅ、リュー……キュウ……?」
「変なの……♡君の♡精液……っ♡飲んでから……♡」
間飛と同じく熱に浮かされたような顔で止められない欲求に振り回され、目を潤わせながら快楽を貪ろうと身体が勝手に動いてしまっている。
先程とは比にならない淫らな水音が響き、互いの体液を混ぜ合っては生じる刺激が快感を与えて歯止めが緩んでしまう。
ヴィランから受けた毒素を精液と共に吐き出し、それを飲み込んでしまったことでリューキュウも発情状態になってしまっている今、肉欲にブレーキをかけてくれる第三者はいない。
微かに残っていた理性の忠告を振り切った二人の唇が重なるのに、そう時間はかからなかった。
「……んっ♡」
(俺今、リューキュウとセックスしようとしてんのか……どうなるか分かんねえもんだな……)
「ごめんね……?♡間飛君のおちんちん、借りるね……っ♡♡」
「っぐうっ……!?」
口付けの終わりとほぼ同時。リューキュウの濡れそぼった陰裂が間飛のペニスを飲み込んだ。
ほんの少しの抵抗感、そしてプチッ、と何かが切れるような音が二人に届いた。
「ッ……!?リュー、キュウ……!これ、初めてじゃ……!?」
「うんっ……♡で、でも大丈夫だから!♡そんなに痛くないし……気持ちいいよ?♡」
「そういう問題じゃなくて……ッあ!?」
「あんっ♡ここ……♡いいっ……♡♡」
破瓜の痛みも気にかけず、昂りを抑えられないリューキュウは腰を捻るように動かす。性交渉の知識がないからこそ、とにかく気持ちいいところを刺激されたい彼女は腰を捻るように動かしてはグリグリとペニスを奥深くまで誘う。
初めてだからだろうか。締め付けが強くリューキュウが上に乗る体勢でなければ押し返されてしまいそうな狭さ、そして細かいヒダがゾリゾリと全体を刺激してくる。
対する間飛のペニスは蓄積した興奮と不慣れな手コキで鉄棒のような硬さを得ており、亀頭が子宮近くをゴリュッ……と抉るように突き込んでいるものだから益々リューキュウは快楽の為に腰を動かす。
手、口、ときて更に強い膣壁の扱きが早すぎる二度目の射精を促した。
ビュルルッ!!♡♡ビュッ!♡♡
「あら……?」
「っ……」
「……ふふふ。我慢出来なかった?♡」
「すんません……膣内、射精してしまいまし──ッ!?」
「でもごめんなさいね?♡んっ……♡♡私がっ♡まだ満足してなくて……っ♡♡♡」
たっぷりの精液を吐き出し、申し訳なさと恥ずかしさで身体を投げ出すように脱力していた。そこへ二度目の射精を終えたペニスを搾り取るようにリューキュウの動きが再開されてしまう。
男女を問わず絶頂後の性器は敏感になっており、こうして刺激を続けられれば更に強い快楽を与えられる。間飛は目の前がチカチカする感覚に襲われながら、膣内へ射精してしまう事を必死に我慢しようと試みる。
それを知ってか知らずか、リューキュウは自分がまだ絶頂していないからと押し付けて搾り取るような動きからピストンへと変えた。肉厚の臀部が持ち上げられてはドチュンッ!!♡♡と奥深くまで飲み込まれ、味わうようにゆっくりとまた抜ける寸前まで持ち上げられる。
「っ……!?ぐっ……あ……!?♡」
「我慢っ♡しなくてっ♡♡いいからぁ……♡いつ♡何回っ♡射精してもっ……♡♡いいよっ……!♡♡」
速さ重視ではなく、深く重いピストン。一回一回がズンと重い快感をリューキュウに与え、快感を受け取った膣壁が精液を求めてペニスを咀嚼するが如く締め付ける。
舌を出して蕩けた顔の彼女は既に理性を手放したのか、妖しい瞳の輝きを見せている。
ゴチュンッッ!!♡♡ドチュッッ!!♡♡♡
騎乗位で落とされる腰は、間飛のペニスに子宮の入口を殴りつける勢いで突くことを強制する。それは同時に長いピストンを味わうことにもなり、たった一度の往復でさえ歯を食いしばって耐えなければ今すぐにでもまた暴発していた。
その様子を見ているリューキュウはニンマリとどこか無邪気に、小悪魔な笑みを浮かべてピストンを止めた。
「……え」
「射精したくないんでしょ?じゃあ止めてあげようかなって」
「それ、は……」
「……射精したい?」
「……っっ!?」
繋がったまま一切の動きを見せず、困惑する間飛にあっけらかんとリューキュウは告げる。そんなに嫌ならやめようか?と。
こんな状況で止められれば生殺しもいい所なのはお互い様なのだが、まだ余裕があるのはリューキュウの方だ。泣きそうな顔の少年を見てゾクゾクと何かが込み上げてくる。
耳元でそっと悪魔の誘惑を囁いてみれば効果は一目瞭然。挿入されているだけのペニスがリューキュウの膣内でビクビクと揺れており、本人よりもよっぽど素直に快感を強請っている。
萎えてしまわないようにと少しだけ腰を動かしては「どうしよっかなあ~♡」と揺さぶる。ただでさえさほど働いていない理性は虫の息であり、もう一押しで陥落するだろう。
「奥に射精すと気持ちいいよ……?♡♡」
「っ……!」
「ビューって、憧れのヒーローの子宮をさ。君の精液で満たしたくない?♡」
「っあ……」
「んっ……♡ほら、ほらぁ……♡♡私の方はいつでもいいんだよ……?♡♡」
「ぅ……」
きっともう間飛の頭の中ではソレを想像してしまっているのだろう。やっちゃいけないなんて思考ではなく本当にいいのか?と最早射精したいという欲求が上回ってしまっている。
ダメ押しにリューキュウは再び囁いた。
「……君の精子ちょーだいっ♡♡♡」
「っ~~~~!!?」
ドビュルルッ……!!♡♡♡
三度目の射精。これまでの暴発とは違って明確に子宮へと精子を送り込もうと奥深くで行われた射精。先の二回よりも量も濃さも段違いの精液が流し込まれ、すぐに子宮を満たし、腟内を逆流して溢れ出す。
「ひんっ!?♡♡すっごい量っ……♡♡♡あ、またイっ……!♡♡」
「……ぁっ……はあっ……!」
「んふふ……♡♡お腹の奥、温かいよ♡♡♡」
腹の奥からタプンッ……♡♡と聞こえてきそうなほどの長く重い射精。その勢いだけでリューキュウも絶頂し、流れ出た精液と同時に失禁してしまう。
脳が焦げ付いたんじゃないかと思うほどの重い絶頂。スタミナお化けであるはずの間飛が息を荒くして腰をグリグリと押し付けており、限界ではないけれどかなりの消耗をしていた。
愛液と精液でグチャグチャになっていた腟内からようやく引き抜かれるペニス。今度こそ休憩を……などと油断していたからだろうか。
パチュン!♡♡バチュッ!♡パンッ♡パンッ!♡♡♡
「ぅぁっ……!?あ゙……!」
「ダーメ♡♡まだまだ出来るでしょ?♡」
「リューキュウ……っ、やめ、てっ……!?」
「んうっ……♡♡でもっ♡コッチはまだ出来るって言ってるよ?♡♡♡」
また再会されるピストン。先程とは違ってそれなりのペースで挿入と引抜きが繰り返される普通のセックス。それが三度の射精を経て敏感になった性器でなければまだよかった。
まだまだシ足りないもの。リューキュウはそう言うと欲求のままに腰を振り、間飛の肉棒を堪能する。
泣きそうから本当に涙を流して懇願する少年をジットリとした目で見ながら、逃がさないとばかりに抱き竦めて深く深くペニスを飲み込んでいく。
「可愛いわよ……♡♡IXA♡♡♡」
四度目、五度目の射精の後に間飛はフッと意識を手放した。
「本っ当にごめんなさい……!!」
「すんませんでしたっ……!!」
どちらが最後まで意識を保っていたのか。二人が目を覚ました時には日付が変わってから1時間ちょっとの真夜中だった。
彼らが正気だったのはせいぜい最初の手コキの時だけであり、まぐわっていた時のほとんどがヴィランの個性に呑まれての行動だった。
お陰で目が合った瞬間にこうして同時に土下座を交わしており、2秒ほどしてから「へ?」と顔を上げて困惑していた。
「……その、ヴィランの毒素を飲み込んじゃったせいだから!私のせいだから!」
「飲むような事態になったのは俺が悪いっスから!リューキュウは悪くないですって!」
「でも……!」
「しかし……!」
その結果責任のなすりつけあいならぬ、責任の取り合いというちょっと意味不明なやり取りが勃発。あれやこれやと理由や屁理屈を持ち出しては悪いのは自分だ、と言い張る。
やがて疲れた二人は今回の件は何も無かったことにしようというリューキュウの案を採用し、ノータッチで行くことにしたらしい。
「……んっ」
「ななな、何か違和感ありました!?俺やらかしてました!?」
「いやそんな事ないって!大丈夫だよ!?」
「そ、それならいいんですけど……」
(お腹の奥……温かい……♡)
……本当にノータッチのままでいられるかはまた別の話。
Hルート
END⑨【推しの龍】