「んっ……♡あっ♡」
ピチャピチャと響く水音。生娘のような嬌声。これがあのミルコから聞こえているとは誰も思わないだろう。それも年下の童貞によるものだとは尚更。
敷布団の上で身をよじらせる。ヴィランからの痛みにさえ怯まぬ猛者が、股座に顔を埋める高校生の舌一つで鳴かされているのだ。
何の躊躇いもなく陰裂へと舌を突き入れられ、腹側の膣壁を舌先でつつかれているだけなのに。どうしてか声を堪えることさえままならない。
小さな快感がじんわりと広がりながらも、時折静電気のようにパチリと大きい快感が走る。その度に生娘の如く声を漏らしては身体を捩ってしまう。
「あっ……♡も、もういいだろ……?いつまで、舐めて、んっ……♡」
「プハッ……初めてなんで加減がわかんないんですよ」
「だったら、もういいから……早くくれよぉ……ソレ♡」
ソレ、とは間飛の股座にぶら下がるもの。先程のキスの時から既に固くなり始めており、馬乗りになっていたミルコが無意識に股を擦り付けていたチンポ。
間飛がダンボールの中から出していたバイブよりも太く長いソレ。よく今までズボンが無事だったなとさえ思ってしまうサイズは、今のミルコにはあまりにも魅力的に過ぎる。
見ているだけで自然と腰が浮いてしまい、強請るようにフリフリと揺すってしまう。ああ、早くソレをくれと言わんばかりに。
覚悟を決めたのかとうとう先端がクチュリとあてがわれる。ほんの僅かな接触だけで熱さが伝わる。やっと、やっと来た───
「………………あ、は?」
「うっ……熱っ……!」
「あ、はああ……!♡」
ズブリ、と遠慮無しに突き込んだ。たったそれだけで意識が明滅した。目の前が真っ白になって、チカチカと頭の中で何かが瞬いているような。そんな感覚だった。
初めてということもあって挿入れてすぐに動くことは出来ず、馴染ませるように細かく前後に揺さぶる。それだけでもう射精してしまいそうだ。
鍛えられたミルコの腟内はまるで握られているのかと思うほど吸い付いて、僅かな身動ぎ一つでもゾリゾリと膣壁が快感を与えてくる。まるで逃がさないとでも言いたげに。
ようやく落ち着いたところで引き抜くように腰を動かす。ゆっくりと出てきたチンポはもう愛液とカウパーに塗れており、ぬらぬらと妖しく光を反射している。
「動きますよ……っ!」
「あ、ああ……っ♡」
不慣れながらもどうにかピストンを成立させる。ギリギリまで引き抜いては奥まで突き込む。ゆっくり、ゆっくりと。少しずつペースが上がっていき、やがてパチュ、パチュと腰をうちつける音が響き始める。
「あっ♡い、いい。もっと……もっと強くっ!♡」
「くっ……も、もっとですね……!」
「そうっ、もっとだ……ッあッ!?♡」
初めてなのは分かっている。まずは自分がリードして……という考えも少しずつ薄れていた。
どういうわけか段々こちらの余裕の方が無くなってきている。一突き毎に気持ちよくなっていく。こちらの弱い所を掠めることが増えて、身体はもっともっととより強い快感を求め始めた。
何よりチンポのサイズ。いっそ凶悪なまでの肉棒は余すことなく腟内を刺激し、引き抜く際にはカリが膣壁を個削ぎ落としているのではとさえ思う。
いつの間にか上下は完全に逆転。ウサギはもうなすがままだ。
「はっ……♡ああっ♡いいっ……♡このチンポ!♡マジで……ヤバイッ!♡」
「ぐうっ……そろそろ射精そうッ……!」
「腟内……!♡腟内に出せッ!♡♡」
「あっ、ちょっ……!?」
間飛も限界が来た。腟内射精はさすがに避けようとしたのも束の間、ミルコの足がそれを許さない。ギュッと羽交い締めにしてしまい、それどころか奥へ奥へと突き込む事を強要される。
意図しない動作と急な刺激がトドメとなった。
「───ぁあ゙あ゙ぁああ゙ぁっっっ!!?♡♡♡♡」
腹の奥が煮えたぎるような感覚。熱の塊が勢いよく子宮へと流し込まれた。ドクッ、ドクッと脈打つチンポからドロドロの精子が吐き出される。
時間にすれば5秒もない、ほんの一瞬の出来事。しかし無限にも思えるほど、強く重たい快感が二人の頭を支配していた。
白濁とした粘液と共にチンポが引き抜かれ───再び突き込まれた。
「お゙ごっ……!?♡♡ま、まてっ……♡♡まだ、イキが収まって……ッ!!?♡♡♡」
バチュン!と勢いをつけられた一突きは、当然ミルコに強い快楽を押し付ける。一息さえつかせない不意の一撃にパクパクと酸素を求めるも、苦しさも気持ちよさも収まってはくれない。
ズルりと引き抜かれ再び一突き。奥深くまで突き込まれた快感でミルコの身体がビクリと跳ねるけれど、間飛は攻めの手を緩めない。
───パチュッ、バチュン!と今度こそピストンが再開された。
「ま゙てッ!!?♡♡おい゙までって!!?♡♡♡ダメだッ♡♡まだ!♡まら゙イッてる゙〜〜ッッ!!?♡♡♡♡」
最早暴力的で一方的なセックスが始まった。
声を我慢することも、気持ちいいのを我慢することも出来ない。ただただ叩きつけられる快楽を受け止め、味わうことしか許されない。
(なんでっ!?♡何故こんないきなり……!?♡♡コイツ童貞だったんじゃあ゙っ!!?♡♡♡)
ゴリゴリとGスポットを刺激され、潰れたカエルのような体勢のまま身体を痙攣させる。
ミルコがどれだけ終わりを望もうとも、腟内は媚びるように愛液を分泌する。チンポに吸い付いて快楽を求める。
何度もイカされてようやく気づいた。間飛の個性である【フィジカルギフト】の能力。
「まさか……技巧の継承って……!?っ゙あ゙!!?♡♡♡」
「……みたいですよ」
セックスの上手さもそのまま引き継がれている!?
気づいた時にはもう、ミルコに抵抗する術は無くなっていた。
「〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッ!!!?!?♡♡♡♡あ゙あ゙あああ゙ぁあ゙ぁぁあ゙ッッ!!!♡♡♡もう、もうっ!!♡♡いいがらっ!!♡♡まんぞぐうッ!!?♡♡♡♡」
「俺、全然シ足りないんですよね」
「あ───あはっ♡♡」
終わった。自分はとんでもないヤツを誘ってしまったと後悔した時にはもう遅い。この後の自分はひたすらに鳴かされるということだけは理解出来た。
「お゙くばっかり突くな゙あ゙あああ゙あ゙あ゙ッッッッ!!?♡♡♡♡グリグリしないれ゙ええ゙!?♡♡お゙っ゙!?♡♡」
「ひっ!?♡♡そ、そっちはちが♡あ──あ゙あ゙あ゙ッッ!!♡♡おひ、おひりぃぃっっ!!?♡♡♡♡おしりに射精されうぅぅぅう!!?!?!?♡♡♡」
「プァ……♡♡ちゅーしながら♡♡頭溶けるっ♡♡んむっ……♡♡♡」
「んぴぃっ!!?♡♡♡お、おしりっ!?♡ほ、ほじるのやめっ……!?♡♡♡んあ゙あ゙ああッッ!?♡♡♡な、腟内射精ぃぃぃ!!?!?♡♡♡♡」
ぶっ通しで7時間。ヒーロー志望とプロヒーローという、なまじ体力が有り余る二人だからこその長期戦。それもとうとう終わりの時が近づいてきた。
「あ───あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!?!?♡♡♡♡イッ、イクッ!?♡♡♡まら゙イカざれえへぇ゙〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!?♡♡♡♡」
「最後一発思いっきり射精しますよ……ッ!」
「あ゙あ゙ああ゙あ゙!!♡♡せーし!!♡♡♡腟内にっ!!♡♡寄越せっ!!♡♡♡」
捕食者が獲物に、獲物が捕食者に逆転する。逃れようのない体勢──種付けプレス──で容赦のないピストン。ミルコの一番奥へと最後の射精が流し込まれた。
「イ、イグうゔゔうぅうッッッあ゙ああぁぁあ゙あ゙!!!?♡♡♡♡♡っあ……♡♡♡」
膨大な体力がついに底をついた。グルンと白目を剥いて舌は垂れ下がったまま、褐色肌をザーメンで彩りながらミルコの意識は途絶えた。
◇
「…………死ぬかと思った」
「でしょうね。俺救急車呼ぼうかと思ったもん」
「やり過ぎだバカタレ!」
目を覚ましたミルコは最初こそ寝ぼけていたものの、直ぐに顔を赤くして毛布の中に顔を埋めた。普段はピンと立っているはずの耳もへにゃりと垂れてしまっている。
そんなミルコの頭の中は昨晩の交尾で埋め尽くされている。どんな器具よりも他の男よりも、ダントツでイカされた。気絶するまでイカされるなんて初めての経験だった。
男勝りで荒々しい自分を自覚していたからこそ、あんなにもメスにされるとは思ってもみなかった。
「〜〜ッッ!///」
「痛い痛い。ポカポカすんのやめて」
何よりそれを悦んでいた自分がいた事が一番恥ずかしい。童貞にイカされるなど、それこそマンガやAVでもあるまいし。
ああ、しかし忘れられそうにない。一度あんなものを味わってしまったのだから、きっとこれから自分一人で満足できる日は来ないだろう。
「……責任、取って貰うからな」
「…………それ未成年の俺のセリフでは?」
「うっせー!」