今回はワイプシからラグドールで。
雑にキャラ付けしてるので解釈違いという方には申し訳ありません。
「お゙っ!?♡♡お゙ゔっ!?♡♡♡」
パチュン!!♡パチュン!!♡♡と水っぽい衝突音が響く一室。しかしそれ以上に情けない雌猫の汚い鳴き声が響いており、鳴き声の主は一突きされる度にプライドも何も無く喉奥から声を漏らしている。
それも組み伏せられて無理やりというわけでもなく、男の上に跨って組み伏せる側にいるはずなのにだ。
ちっぽけなプライドはほんの数分で剥がれ落ち、女性として最も大切にすべき所を乱暴に突かれて尚悦んでしまっている。
「まだ始めたばっかッスよ…ッ!!」
「ンにゃこといわ゙れても゙ォッ……!?♡♡♡」
涙も鼻水さえも拭う事が出来ないまま、年下の青年に与えられる快楽に身を捩っているしかできない。
驚くべきことにこの状況は挿入から数分と経たずにたどり着いてしまっている。具体的には三分と四十秒ちょっとだ。
たったそれだけの時間で救いを懇願するように泣き叫び、それでも攻めの手を緩められずに快楽を享受している。
「ん゙に゙ゃああ゙あ゙あ゙っ!!?♡♡♡♡」
「っ……オレまだ、一回も射精してないのに……滅茶苦茶イくじゃん」
「もぉ……♡♡むりぃ…………♡♡」
誰も思うまい。開始から五分と経たずに顔を蕩けさせている彼女の正体がラグドールというヒーローネームを持つプロだなどと。
◇
彼女が関係を持った相手は間飛移。
あの合宿襲撃事件で助けられた御礼として肉球グローブと共に自身のプライベート用の連絡先をも渡していたのだが、ある日とうとうソレに連絡がかかってきたのだ。
渡したは渡したけれど、多分使われないだろうなと思っていたラグドールは大パニック。取り落としそうになったスマホを何とかキャッチし、コール音が途切れてしまう前に出ることに成功した。
「は、はい……間飛君、だよね……?」
『ええ、間飛移ですけど……もしかして今お忙しい所でした?』
「いや、今日はオフだから大丈夫にゃん!それで、何のご用事?」
心臓の方は全然大丈夫じゃないけど、何て胸中で呟きながら尋ねる。ただでさえかかってこないと思っていた番号にかかってきただけに何がお望みなのかさっぱり予想がつかないのだ。
電話の向こうでほんの少し躊躇った後、間飛は申し訳なさそうに話した。
『あの……頂いた肉球グローブなんですが、コレってラグドールが使った後のヤツでは?』
「……アレ?」
『何かこう、全体的に汚れてるじゃないですが……使用感があるといいますか』
「…………ちょーっと待ってね?」
何を頼まれるんだろうという甘酸っぱいドキドキはどこへやら。急に背筋に冷たい物が走る。
別の端末で事務所にいるであろうマンダレイに連絡を取り、確認してもらったところやはりそちらには新品の肉球グローブが。どうも取り違えて使用済のグローブを渡してしまったらしい。
別に使用済でもよくない?と思うだろうがそうはいかない。度重なるヒーロー活動でそれなりに汚れているしボロボロだし、何よりあのグローブにはメンバーにも言ってない秘密があるのだ。
ラグドールは事務所を経由しつつ間飛の元へすっ飛んで行った。マズイマズイマズイ、と呟きながら。
「ごめんにゃ──……遅かった……!!」
「……あの、ラグドール……コレは……一体?」
ようやくたどり着いた時には遅かった。取り外しの出来るパーツを外したスペースには合宿中に撮影されたであろう、一枚の写真が入っていた。
そこに写っていたのは件の青年……間飛だ。
あの日ラグドールは間飛によって命を救われている。
突如現れたオール・フォー・ワンの相手を引き受けてラグドールを逃がし、ヴィラン達に拉致までされたというのに彼女を責めるようなことはしなかった。
それどころか再会して開口一番にこちらの無事を確認し、何事も無かったと分かると『良かったあ……!!』と言って喜んでくれていた。
ラグドール31歳。高校一年生の男子に恋をするというヒーローどころか社会人としてどうなのよ?な事態になってしまっていた。
勿論その恋心を叶えたいなどと思うはずもなく、そっと胸の奥にしまったまま生きていこうと思っていた。
思っていた、のに。
「ち、違うにゃあ……!けっ、けけ、決して疚しいことは何も考えて無かったから!」
「語るに落ちるってヤツかー……いや別にそこはいいんですけども。好かれる分には嬉しいだけですし」
「…………」
「下手に嫌われるよか普通に嬉しいんで大丈夫ですよ?そりゃ世間的にはちょっと……かもしれませんが」
当の本人は呑気に『わー、好いてくれてるんだー……嬉しいなー』と宣っている。
まあトガヒミコの吸血欲求に顔色ひとつ変えなかった男が年の差がある恋愛程度で嫌悪感を出すかと言われればそんなはずないのだが。
目の前で己の差し向けた好意を素直に喜ばれてしまっては歯止めも少しくらいきかなくなるもので。
「間飛君……時間、あるかにゃ?」
「あの……マジで言ってます?」
「本気にゃん」
外泊許可を貰った間飛が連れて来られた先にあったのは、フカフカな一つのベッドとやや暖色に寄った間接照明がオシャレな一室。
シャワールームはガラス張りになっており、引き出しを一つ開ければ個包装されたコンドームが入っている。
どう言い繕ってもラブホテルでしかなかった。
「あちきは『間飛君がしたいなら』って聞いて、間飛君は“はい”と答えた。なら何も問題無いよね?」
「俺はいいんスけど……ラグドールは、その……」
彼女が間飛に尋ねたこと。それは『あちきとエッチな事……してみたくない?』というものだった。
いつもプロ顔負けの戦闘能力を誇る間飛だが、彼とて健全な思春期の男子高校生。魅力的な体つきの女性にそんな事を誘われては中々断りにくい。
しかし本当にいいのか、というブレーキは常にかかりっぱなしだ。
「……しょうがないにゃあ。んむっ」
「んっ!!?」
このままじゃ話が進まない。間飛よりも焦れったく感じていたラグドールは間飛の頭を両手で包むように掴むと、そのまま唇を重ねた。
単なる唇同士の接触。たったそれだけの事で間飛の、ラグドールの心臓は途端に喧しく鳴り始める。
突然のキスに固まってしまった間飛の視界に居るのは舌なめずりをするラグドールだけで、ラグドールの視界に映るのも間飛一人だけだ。
「エッチな事でも……いいんだよ?♡」
「っ…………!!」
ゴクリ、と音を立てて生唾を飲み込むのも無理は無い。それ程までにラグドールの顔は扇情的だった。
シュルシュルと解けるように衣服を脱ぐと、生まれたままの姿で間飛に撓垂れ掛かる。自分の服越しに押し付けられる双丘は未知の柔らかさを感じさせ、制服の上からでも分かるほどに間飛の肉棒を屹立させた。
「服……脱ごっか♡」
「は、はい……」
駆り立てられるように間飛も服を脱ぎ、やがて裸の男女だけがそこに残る。片や舐めるように男の身体を視線でなぞり、片やアチコチを固くして緊張を隠しきれずにいる。
トンッ、と軽くベッドの方に間飛を突き飛ばす。普段ならこの程度では揺らぎもしないであろう身体があっさりとベッドに倒れ込んでしまう。
「間飛君の……すっごくおっきい……♡」
「……っ」
「さすがにいきなり挿入れても滑りがよくないにゃん。だから……舐めあいっこ、しよ?♡」
既にガチガチに勃起しているソレに頬ずりをしながら、ラグドールは己の秘部を間飛へと向けた。間飛が躊躇している間にも彼女は躊躇いなくソレを口に含み、唾液を馴染ませるように舌をベッタリと亀頭に這わせる。
「ぅあっ……!?」
「ぅ……♡ん……♡♡」
途端にビクビクと肉棒が震え、更に大きさを増していく。まだ大きくなるの、と驚愕しながらも口から離すことはせずに舌を絡ませる。
ようやく腹を括ったのか間飛もラグドールの腰に手を添えると、遠慮がちに舌先を陰裂へと突き込んだ。
「んっ!?♡♡」
「ぁ……」
「ふぅっ……♡」
「むぐっ!?」
不意に与えられた刺激にビクリと腰を跳ねさせてしまうラグドール。驚かせてしまったかと間飛が舌を引っ込めようとしたけれど、逃げちゃダメだよ?とばかりに秘部が顔へと押し付けられた。
慣れていない女体の感触に加え、逃れようのない濃い雌の匂いが鼻腔を満たしたことで間飛の興奮は益々高められる。
今度はもっと深く舌が突き込まれ、ほんのり固くなった舌先が膣壁をゾリゾリと撫でていく。
「ん゙ぅ……!?♡♡」
(やり方が……わかんねえ。どうすりゃいいんだ?)
「む゙っ……!♡♡」
初めての経験に手探りで刺激を与えようと、膣壁をなぞったり陰唇を舐めたりと手当たり次第に思いついたことを試していく。その度にラグドールの口淫が乱れ、余計に快感に跳ねる間飛の舌が予想してないところを刺激する。
両者の息が切れたところで互いの手が……いや、口が止まる。ハァハァと乱れた呼吸を整えながらも目の前の異性の性器から目を離せず、次に取る行動はもう決まっていた。
「もう……いいでしょ?しよっか♡」
「……はいっ!」
我慢できない。そんな感情だけが二人の頭を占めていた。向かい合うように間飛の上にラグドールが腰を下ろす。
互いの唾液と愛液や先走りでグチョグチョに濡れた性器をあてがい、ゆっくりと腟内に沈みこませていく。
初めて同士とは思えないほどにスムーズな挿入はあっという間に奥深くに到達し、僅かに硬い子宮口をコツコツとつついていた。
「ふぅぅっ……♡♡あ……♡♡全部、挿入ったぁぁ……♡♡♡」
「うおっ……すっげえ……何、コレ……っ!」
「あ、あんまり揺らさないでぇ……♡♡すぐ、イッちゃうにゃあ……♡」
丹念に解された腟内は柔らかな淫肉で肉棒を咥えており、締め付けるというよりは包まれているような心地良さがあった。
そこに愛液の滑りとヒダの感触、作り物とは違ううねりや吸い付きは間飛から語彙力を奪っていた。
しかしラグドールにも余裕は無い。それどころか間飛よりも余裕がない。
身体の相性なのかそういう体質なのか、ラグドールの腟内はたったの一突きでキュウキュウと吸い付きうねる程に快感を受け取っていた。
間飛に揺らすなと言ってはいるものの、揺れているのは彼女の足だ。ガクガクと頼りなく震えてしまい、既に力が入りそうにない。
「う、ごきます……よ?」
「待って……っ♡♡なんか、すごくきもちいいからぁ……!♡♡」
こんな状態でピストンなどされてはどうなるのか。あまりの快感に恐怖すら覚えたのか涙目で子供が駄々をこねるようにイヤイヤと首を左右に振っている。
だがそれが間違いだった。
そんな事をしてしまえば間飛の性欲を殊更煽ることになるなどと思ってもみなかった。
「……っ!」
「ひぎぃっ!!?♡♡♡」
パチュン!!♡♡と、精々数センチのピストン。僅かにラグドールを持ち上げ、降ろしただけの動作。言ってしまえば抽挿の延長戦のような動作だ。
それだけでラグドールは背骨を折らんばかりに仰け反り、悲鳴をあげてしまった。
肉棒が突き刺さった秘部からは愛液や潮を通り越して小便が漏れ出し、チョロロ……と流れ出るソレを止めることさえままならない。
「ぁえ……?♡♡なん、れェ……!?♡♡♡」
「……すっげえエロい」
「ちょ、ま───ン゙ギィ!!?♡♡♡♡」
今度は更に長いストロークのピストン。入口ギリギリまで戻したソレを無遠慮に奥深く突き込む。
再びラグドールは悲鳴をあげ、抗いようのない快楽にガクリと力が抜け落ちた。
「もしかして、ラグドールって……滅茶苦茶弱いんじゃ」
「そんっ……♡そんにゃことにゃいィ……♡♡♡」
「……えい」
「ふぎっ゙!!?♡♡♡」
そんな事あるものか。いくら初めてといえどこんなにアッサリとイカされるものか……というラグドールのプライドは半擦りだけで容易く崩れ去った。
白目寸前まで見開かれた瞳、舌を垂れ下げたまま荒い呼吸。誰がどう見ても絶頂後の姿だ。
「続けますね」
「ぁ……♡♡♡」
ラグドールにとって長い夜が始まる。