おかしい。絶対におかしい。
ギリギリの所で生きているラグドールの理性がそう訴えているけれど、それを口にしたところで解決もしなければ改善される訳でもない。
初めて同士のセックスでこうなるなんて聞いたことがない。片方が一方的にイカされ続け、もう片方はその十分の一回くらいしかイカせられないなどと。
ビュグッ……♡♡ビュッ……♡♡♡
「お゙ぉっ……♡♡まら、らひたぁ……♡♡」
「っ……まだまだ、シたりないんですよっ……!」
「ひにぃ!!?♡♡♡」
既に彼女の子宮の中にはそれなりの回数精液を吐き出されており、ピルを飲んでいなければ確実に受精してしまっているほどに満たされてしまっている。
それだけの射精を行っていながらも間飛のペニスが衰える気配はなく、呂律が怪しくなったラグドールを遠慮なく突き上げている。
つい数分前まで性行為の経験がなかった間飛のピストンは拙いもので、今はとにかく奥深くまでストロークの長いピストンを繰り返しているばかりだ。
それなのにラグドールはその単調な動きに飽きを迎えるどころか、回数をかさねる度に絶頂までの時間が段々と短くなっている。
人は慣れる生き物だ。最初はどれほど刺激的に感じていようと、それが何度も繰り返されてしまえば必ず“慣れ”が生まれてその先に“飽き”が待っている。単調なものであればあるほどその進行は早い。
ならば何故ラグドールはこんなにも一方的に鳴かされているのか。答えは簡単、間飛とラグドールの身体の相性が良過ぎるのだ。最良であるが故に最悪になった、とも言える。
(この子のチンポ……♡♡いいとこばっかり抉る……ッ!?♡♡♡)
「ラグ、ドールっ……!」
「お゙っ!?♡♡♡お゙お゙っ……!?♡♡」
腟内をミチミチと押し広げるような太さ、それより一回りほど高いカリ首。しっかりと奥深くまで届く長さに加え、形状等が完全にラグドールの性感帯を刺激するソレになっているのだ。
一方でラグドールの腟内は間飛に対して平均的な快感を与えている。良すぎるわけでも悪すぎるわけでもない、一般的なセックスで得られる快感を感じられる作りになっている。
つまり間飛のペニスがラグドールにとって相性が良過ぎて、ラグドールの腟は間飛にとって普通の相性だったというだけの話だ。
無論そんな結論にラグドールがたどり着くはずもなく。普段のコミカルな振る舞いからは信じ難いほどに、たった一人の男子高校生の肉棒で小便を垂れ流してしまっている。
「ぉ゙……♡♡ぁ゙……ぁ……♡♡♡」
白目を剥くギリギリまで裏返った眼球。絶頂を重ねた身体には力が入らずダラリと投げ出され、己が垂れ流した体液と間飛から吐き出された白濁に塗れてうつ伏せに沈んでしまう。
快感の余韻が後を引いているのか、先程まで満遍なく刺激されていた陰裂は再び快楽を求めてパクパクと動いている。
時折体をビクリと震わせては陰裂から精液を噴き出し、肉付きのいい太腿と臀部がプルプルと揺れていた。
「ふぅっ……これ以上やるとさすがにヤバそうッスね……」
「ひゅー……♡♡ひゅー……♡♡」
「……あのー、意識あります?」
これ以上続ければ何かしら後遺症が残るかもしれない。そんな危機感を抱いた間飛は淫気を振りまく意識のないラグドールを介抱し始めた。
とりあえずうつ伏せのままでは呼吸がしづらいだろう、と仰向けにひっくり返す。未だに絶頂から降りてこられていないのか、呼吸は荒く視線が定まっていない。
ヒーローとして活動している彼女の身体は程よい肉付き……というには少々柔らかすぎる気がした。
つい手を伸ばしてしまった乳房は張りのある柔らかさをしており、指を食い込ませるように揉みしだけばしっかりとした弾力が返ってくる。
少しくらい……なんて再び性欲が鎌首をもたげ、出来心から伸ばした手が確かな欲望に従ってグニグニとやや乱暴に揉んでいく。
「ふっ……♡ぅ……♡」
「……ん?」
「ぁ……♡♡」
微かに聞こえたラグドールの声。もしや起きたか?と視線をやればまだ覚醒には程遠く、いつの間にか閉じられた目が開いたようには見えない。
まさか、ともう少し強く胸を揉んでみれば再びラグドールの声。いや嬌声が盛れていた。
「……胸で感じてる、のか?」
ここに来て少し冷静さを取り戻していた間飛だったが、ニワカ程度に知っている知識で試しに乳首を刺激してみることにした。
詳しいやり方だとかテクニックなど身についているわけもなく、指先で乳輪をスリスリとなぞってみたり乳首を掠めてみたりしてみる。
するとラグドールの顔が微かに歪み、口元から色っぽい吐息が漏れ出す。効果はあるらしい。しかし強く胸を揉んでいた時に比べれば反応が薄い気がしなくもない。
ふとある可能性に思い至った間飛は両方の乳首を思い切り抓りあげてみた。
「ふぎゃあっ!!?♡♡♡♡」
「うわっ!?」
「ひっ……!?♡♡なん、れ゙ぇっ……!?♡♡♡」
途端、ラグドールは悲鳴じみた喘ぎ声と共に目を覚ました。同時に股座からやや黄色がかった液体を漏らし、涙目で抑えるけれど止まる様子は見られない。
「……ラグドール、もしかしたらなんですけど」
「……?♡」
「痛いの、好きだったりします……?」
「っ……♡♡」
間飛の問いは図星だった。どうやらラグドールは自覚の薄いマゾヒストらしい。
もう一度やや強めに乳首を摘めば全身をビクリと跳ねさせ、その上で強請るようなトロンとした視線を間飛に向けていた。
「ち、違うにゃん……♡♡」
「……いや無理がありますって。こんな風に乱暴にされたら普通は嫌がると思うんですが」
「違うっ♡♡認めにゃいぃ……♡♡♡」
「今だって乳首引っ張られてイッてるし……」
隠しきれていない。というか隠す気がないのか、彼女の口角は自然と上がっていた。与えられる痛みと快楽を享受し、物のように扱われることに悦びを感じているのだ。
必死にそんなことは無い……と蕩けた顔で抵抗するラグドールに対し、間飛は強引に動いた。
「だったらさ、オナホールみたいに使われても気持ちよくなんかならないよな?」
「オナ、ホ……?♡」
「そ。俺だけが気持ちよくなる為にチンポ突っ込んでも、マゾじゃないなら別に気持ちよくないはずだろ?」
「あっ、当たり前にゃん!?♡」
既に上体を起こす余力もないラグドールの陰裂に再び亀頭をあてがう。問い詰めるように圧の籠った声で尋ね、ラグドールはそれに同意を示した。
ならば加減する理由は無い。
ドッッッチュンッッッ!!♡♡♡
「ぁぇ……?♡♡♡」
「っ、ぐ……めっちゃ、ドロッドロ……!」
亀頭が少し挿入った瞬間、間飛は一気に奥まで突き込んだ。それこそラグドールを壊すくらいの勢いで。
ゆっくりと挿入れられるとばかり思っていたラグドールは不意打ちの一突きを受け、目の前が真っ白になっていた。それから視界が明滅し、一瞬自分に何が起こったのかさえ把握出来ずにいる。
入口から子宮口まで駆け抜けるような長く深い、強く速い一突き。普通なら気持ちよさではなく痛みがくるようなピストン。
それをラグドールは全て快感として受け取っていた。
「ッッッッ!!?!?♡♡♡」
「うわ……これもう色々全部垂れ流しになってら」
「イッ……!!?♡♡あ゙!?♡♡♡まっ…………!!?♡♡がっ!?♡♡♡あ゙がっ……!!♡♡♡」
脳髄まで貫かれたと錯覚するほどの快楽。自分の体が言うことを聞かないのか、パニックを起こしてガクガクと震える身体に困惑と悦びが混ざった声が漏れる。
とっくにベッドには水たまりが出来るほどに諸々の液体が落ちており、そこにビチャビチャと音を立てて追加の水分が落とされた。
勿論ただの挿入だけで終わるはずがない。許容範囲を大きく逸脱した快感に悶えるラグドールの身体を物でも扱うようにセックスを再開した。
「お゙ごっ!?♡♡お゙っ♡♡ま♡まってっ……!!♡♡お゙お゙ほおお゙おおぉお゙っ!!?♡♡♡」
「まさかっ、気持ちよく、なってるんですかっ……!?」
「い、いいイッてにゃいいい!!♡♡♡イクわけにゃいぃいんっ……!?♡♡♡」
当然ラグドールはこの数秒の間に何度も絶頂……いや、ずっとイキ続けている。突き込みと引き抜きの動作一回ごとに頭が焼けるような強い快感を叩きつけられ、気遣いを放り投げた荒々しいピストンて生じる痛みは彼女の顔を蕩けさせる。
逃げられないように両サイドからガッチリと腰を掴まれ、何度も何度も腰を打ち付けられる。童貞を捨てたばかりの遠慮がちなものとは全く違う、ただ一方的に快楽を得るためのもの。
今のラグドールは間飛の性処理のお零れを貰っているようなもので、そのお零れはラグドールにとって間飛が受け取る快楽より大きいのだ。
何とか人間の言葉に聞こえていた声もいつしか叫ぶような喘ぎ声に変わり、暴れる身体を留めようとうつ伏せの状態で腰だけを突き出しベッドシーツを握りしめて全身をガクガクと揺らしている。
「ッッッ!?♡♡そこっ、おしりぃ!?♡♡♡」
「未開発のはずなのにやけに感度がいいな?」
「や、やめっ……♡♡ほお゙っ♡♡♡」
ならばと突き出された臀部を鷲掴みにし、ヒクヒクと収縮するアナルへと指を添える。せめてローションくらい……という前にラグドールの愛液に塗れた指が挿入れられた。
「んー……?やけに熟れてる気がすんな……普段こっちでしてんの?」
「ひっ……♡♡ま、前だと膜が破れるかもって……♡♡」
「ああ、どうりで」
「んにゃあ゙あ゙!!?♡♡♡♡それっ……!!♡♡らめええぇぇ!!?♡♡♡♡」
突如増えた体内の異物感。その正体は引き出しの中にあった大人の玩具の一つだ。
俗にアナルビーズと呼ばれているそれを一息に全て入れ、それに伴って腟内は更に圧迫される。
しかし一番影響があるのはラグドールだ。間飛の肉棒と突然入れられたアナルパールによって膣もアナルもゴリゴリとより一層刺激を受けることになっている。
「それっ……♡♡♡ぬ、抜いてえ……!?♡♡♡」
「そんな顔して言われてもねえ。鏡見てみ?」
「ふぇ……?♡♡」
口でこれだけ拒絶しているのに何を……ラグドールが言われるがままに鏡を見てみれば、そこに映っているのは悦びで緩みきったメスネコの顔だった。
「え……」
「説得力ないだろ?そんな顔してこれ抜いてと言われても」
弄ばれるような扱いをされているのに、嬉しいと思ってしまっている。一切の尊重も気遣いもない扱いに悦びを覚えてしまっている。
その証拠に厚い尻肉を叩かれた己の顔が、悦びで歪んでいるのだ。
「これじゃあネコってよりは犬だな。躾られて悦んで……ケツ振って媚びてきて」
「あ……♡♡」
ズルリ、と腟から肉棒が逃げてしまう。何で?どうして?
己の性を認識してしまったラグドールが我慢する理由などどこにもない。
ラグドールは己の秘部に指を添えると、そのまま陰裂をクパァ……♡♡と開いて見せた。
「お……オチンチン……ください……♡♡」
「……っ」
「この、このメス穴に……♡♡ザーメン……注いで欲しい……にゃん♡♡♡」
己の性器を見せつけ、プライドも何も無いメスとしての媚び。ヒクヒクと足りない何かを求めるソレは溢れんばかりの愛液と精液を零しながら、それでも次を求めている。
間飛の返事は……挿入だった。
「ああっ……♡♡♡オチンチン、きたぁ……♡♡♡」
「本っ当に……エロいメスネコだなおい!」
「はいっ……!!♡♡あちきは卑しいメスネコにゃんっ♡♡♡もっともっとっ♡♡あちきを使っ……い……っにゃあああっ!!?♡♡♡」
四つん這いになり、柔い尻肉を波打たせて腰を打ち付ける。絶頂を繰り返した腟内は入り交じった体液でグチョグチョのドロドロで、初めて挿入した時と比べるとまるで別物の感触になっていた。
初めての時に包み込むような温かさと細かなヒダの感触だった腟内は、少しでも多くの精液を求めてしゃぶりつく口のような強い吸い付きと締めつけになっていた。
ドビュルルルッ!!♡♡
「ふああ……!!♡♡♡」
「っ……!!」
「ふぎゅっ……!?♡♡♡だ、射精しながらぁ……!?♡♡♡♡」
射精しているのにピストンを止められない。それだけの快楽が詰まった蜜壷を間飛もまた貪っている。満たされきって逆流する精液を押し退け、奥へ奥へと何度も抽挿する。
ラグドールがイけば膣がうねり、間飛が搾られる。間飛がイけば精液を注がれ、ラグドールが身体を跳ねさせる。
互いに溶け合うような濃厚で貪欲な目交いが二人を虜にしていた。
「おおほおおおっ……!?♡♡奥グリグリしちゃらめえ……!?♡♡♡」
「アンタのっ……子宮が吸い付いてンだよっ……!?」
「あ、あ゙、あ───あ゙あ゙はああっ!?♡♡♡お、おひりほじられてイグうううぅうっ!!?♡♡♡」
「急に締めっ……!?っ……!」
「おっ、ここ弱いみたいだな」
「お゙……っ♡♡あ゙……♡♡♡あ゙あ゙……♡♡」
「そろっそろ……限っ……界……!!」
「ぁ゙……♡へ……♡♡」
「……そろそろ収まりました?」
「まだ……ちょっと……っ♡」
意識が飛んでしまってから数分後、ようやく目を覚ましたラグドールは残留する快感に甘い声を漏らしつつも後始末を始めた。
ガラス張りのシャワールームで湯船に浸かりながら顔を赤くしてピクピクと小刻みに身体を震わす。
掻き出せるだけの精液を腟内から掻き出し、間飛は間飛で体液でベトベトだった身体を洗い流している。
「やー……ラグドールがMっぽかったんでそういう方面で攻めてみたんですが……まさかどハマりされるとは」
「あ、穴があったら入りたい……!」
「穴があるのはあなたの方でしょ」
「間飛君最低にゃん」
それはそうだけどそうじゃない。
「っ……♡ああ、もう……結構経ったのにまだ感覚が……♡」
「どんだけイキやすい身体なんですか……俺も入りますよ」
ナチュラルに向かい合うでもなくラグドールの後ろから入り、自身の上にラグドールが来るような位置を取る。サラりとこういう事をされるのだからラグドールの心臓に悪い。
チャポン……と肩まで浸かったまま特に何を話すでもなく、湯の温かさを噛み締めている。長い交尾は相当な消耗があったのだろう。
しかし互いに裸の状態でそれなりに密着していれば生理現象というものは起きるわけで。
「……硬いのが当たってるにゃん」
「……擦り付けて来てるのはそっちッスよ」
「ふっ……♡ち、乳首擦ってるのはそっちにゃん……♡♡」
「尻押し当ててるのはそっちッス……」
「…………」
「…………」
「……まだ……出来そう?♡」
「……そっちこそ」
まだまだ夜は続きそうだ。
Hルート
END⑩【首輪のついたネコ】