※この作品はR-18です。

間飛移の女難   作:南亭骨帯

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目撃IF…耳郎響香②

 

 

 

 あの日から二日後。これ以上面倒事を引き起こさないように!と耳郎の手でしっかりレポートは処分され、間飛もひとまず安心していた……のだが。

 

 

「もうガッチガチじゃん」

「……サーセン」

「……いいよ。そういう約束だったし」

 

 間飛の性欲が解消されたわけではなかった。

 

 

 

 

 レポートを処分する際に耳郎がした約束は二つ。一つは『もうあんなレポートを作成しないこと』で、もう一つは『辛くなったら私が処理してあげる』というもの。

 

 あんな特級呪物、いつエロブドウに嗅ぎつけられるか分からないので作って欲しくないというのは当然として、だ。

 問題の二つ目が作られた理由は完全に耳郎の善意でしかない。本当なら自分が見つけなければ穏当に済んだものを掘り返すような真似をしたのだから、と言って譲らなかった。

 

 それでも間飛としては早々に我慢できなくなったりはしないだろうとタカをくくっていたのだ。

 

「……自分じゃ抜けなくなった?」

「そういうことデス……」

「そんな事あるんだ……こういう知識疎いんだよね……」

 

 じゃあ何故二日後なんて短い期間に頼む羽目になったのか。それはあの日から自分で処理しようとしても上手くいかないというのだ。

 

 手でダメなら道具を使って……といくつかの手段を試してもイマイチ気持ちよくない。何とか射精までいってもちっとも解消されていない。

 もう耳郎に相談するしかないと意を決して個人チャットで頼み込んでみれば、酷くあっさりとした了承だけが返ってきた。

 

 そうして前と同じように間飛の部屋に来てもらい、また手で抜いてもらっている。

 

 二度目ともなればさすがに慣れてしまったのか前のぎこちなさはなく、相変わらず照れはあっても直視できないなんてことにはなっていない。

 

 チュコチュコと細指に弄ばれる肉棒は小刻みに震えており、いつ射精してもおかしくなさそうだ。

 

「でも……すぐイきそうじゃない?」

「自分、ではそうはいかないんっ……だよ……」

「ええ……?嘘ついてるとかじゃなくて?」

「っはあ……き、昨日も二時間かけてやっと一回ってところで……」

「二時間!?」

 

 嘘だぁ、と耳郎は言いたげだが事実だ。

 彼女の手にかかればほんの数分で射精寸前になる肉棒は昨日に二時間かけてやっと射精に至った。それでも気持ちよかったかと言われれば微妙で、なんというか義務感で射精した気分になったらしい。

 

 それも朝になってしまえば一回分の射精なんて無意味だとばかりにしっかり勃ち上がっており、性的な欲求はこれっぽっちも解消出来ていなかった。

 

「っぐ……!」

「あ、射精た」

「っはあ……耳郎さんにシてもらうとすぐイけるのにな。マジで何が違うんだ……?」

「さあ……それより、もう一回ぐらいシとく?」

「お願いシマス……」

 

 一度の射精くらいでは収まりそうにない。それなりの精液を吐き出して尚硬さを保っている肉棒を見て、耳郎は再び指を這わせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 更に三日後。また間飛の部屋にて。

 

「……リロード早いね」

「いっそ取るか」

「早まるな!?」

 

 やっぱり自分一人では処理出来ない。少なくとも現時点ではそう言うしかないと間飛は結論を出した。

 

 とうとう自力では射精に至ることも出来なくなり、ほぼ半泣きの状態で耳郎に連絡を取った。

 三度目ともなれば慣れる慣れないを通り越して楽しむ余裕すら出てきたのか間飛の顔を伺って反応を確かめることさえ出来ている。

 

「しかももう三回くらい射精してるのに全然収まらないし……どうなってんの?」

「俺の金玉はどんな生産効率してんだ」

「知らないよ……(すっごいドクドクって音はしてるけども……)」

 

 それでも回数が重なれば疲れてしまう。この日だけで三回も射精しているのに未だにソレが萎える気配は無い。むしろ硬さを増しているのではとさえ思う。

 

 どうすっかなーと困り果てたその時、ふとスマホで見てしまった事を思い出した。

 

「仕方ない……やった事ないから、痛かったらごめんね?」

「え?何を……っ!!?」

「んむっ……」

 

 間飛が尋ねるよりも早く、耳郎の口が肉棒を咥えこんだ。

 

 手とはまったく感触の違うヌラヌラとした口内。三回の射精を経て敏感になった肉棒が口の中で震えるけれど、耳郎は口から出そうとはしない。

 

 彼女とてこんな事をするのは恥ずかしい。間飛の顔を見ることも出来ず赤面したまま何とか刺激を与えようとモゴモゴしている。それが尚更に間飛の肉棒を震わせていることにも気付かずに。

 

「耳郎っ……さん……!?」

ううはい(うるさい)……っ」

「う、あっ……!!?」

 

 口を塞がれているのだから喋らなければいいものを、わざわざ律儀に返事するものだから余計に口内がうねってしまう。不規則な変化は更に刺激を与え……。

 

 ドプッ!!♡♡

 

「んぐぅっ……!!?」

「ぁっ……す、吸われ、るっ……!!」

 

 快感に耐えられなくなったペニスが暴発。喉奥に直接精液を吐き出され、鼻いっぱいに生臭い空気が充満する。

 また思わずで喉奥にペニスを捩じ込まれたことで呼吸がままならなくなる。そうなれぱ酸素を求めた喉は更にペニスを飲もうとして精液を搾り尽くそうと動いた。

 

 手コキの時とは違って吸い出してくる口内への射精は長く続き、やっと射精が途切れた時には酸欠寸前だった。

 

「ぷはぁっ!!し、死ぬかと思った……っ!?」

「はっ……はあっ……!?ね、根こそぎ搾り取られた……」

 

 ズルルッと口からペニスが引き抜かれ、涙目で酸素を補給する耳郎。間飛もまた腰が抜けるほどの快楽に困惑しており、ようやく頭を垂れた己のソレを見て安堵のため息をついていた。

 

 いつものように服にかかったりしていないかを確認し、証拠が残っていないかを念入りにチェックしていると不意に耳郎が固まった。

 

「……っ!!?」

「ん?どうした?」

「い、いや……何も」

 

 どっか付いてた?と尋ねるが返事はNoだった。ならばいいかと間飛はそれきり追求はしなかった。

 

(……これ、は……)

 

 

 

 

 

 

 

 一人自分の部屋に戻ってきた耳郎。しっかりとドアの鍵まで閉めて窓も開いていないことを確認すると、スルリとズボンとパンツを脱ぎ捨てた。

 

 顕になった秘部からは微かにだが粘液が垂れており、それは自分が発情していた事を指している。

 

「……マジかあ」

 

 躊躇いがちにゆっくりと己の秘部へと指を伸ばせばヌル……と付着する。顔の前まで持ってこなくても分かるくらいに濡れてしまっている。

 

 太ももを伝って数センチの光沢を作るそれは愛液。腟内の滑りを良くする為に分泌される。

 

 それは腟内にナニかが挿入される前提のものであり、つまりは人間がセックスをする際に分泌されるものだ。

 

「そういうこと……だよね」

 

 それが外に漏れる程に出ていたということはつまり、そういう事なのだろう。耳郎は赤い顔で一人で納得すると同時に更に顔を真っ赤にしながら、這わせた指をゆっくりと動かす。

 

「はっ……♡あっ……っ♡」

 

 脳裏を過ぎるのはつい先程まで触れて、嗅いで、味わっていた肉棒。硬くて、臭くて、大きくて……挿入れたら気持ちよさそうな、ソレ。

 

 十分に濡れた腟内の浅い部分に中指が入っていく。ゾリゾリとした細かなヒダの感触が指に伝わり、快感に震える身体に更なる快感を与えんが為に指を動かす。

 

「あっ……♡……っ♡……っは♡♡」

 

 顔にかけられて、ほんのちょっとを舐めとって……とうとう喉の奥に直接ぶちまけられた。あの生臭い液体が脳に焼き付いて消えてくれない。アレが欲しいと下腹部が疼く。

 

 曲げた中指の腹で膣壁を押すように刺激する。跳ね上がった快楽の強さに呼吸はより荒くなり、それでも絶頂に届かないソレを求めてまだ指の動きを止めない。

 

「っ……♡♡……ぅ……♡♡♡」

 

 一方的に抜いてあげているけれど、その間こっちが何も感じていないとでも思っているのだろうか。こちらから提案したとはいえ、あまりにも生殺しじゃないか。

 

 他人の快感の世話をするうちに高まった欲求。水音が響くほどに濡れた腟内をどれだけ捏ね回してもちっとも気持ちよくなんかなれない。

 グチュグチュと淫靡な音を立てても絶頂には届かない。もっと奥……下腹部で疼く奥深くに欲しい。アレを奥深くに欲しい。

 

「ぃ……っ♡♡ぁ……♡♡」

 

 一際強い快感が走る。しかし足りない。こんなものじゃ満足出来ない。

 

 

「ま、とびぃ……っ♡♡」

 

 

 時計の針が12時を指し示しても水音は絶えなかった。

 

 

 

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