発目ルートです。
今回は甘酸っぱい感じを出したくてちょっと頑張りました。
2話で一旦締めですので、どうぞよろしくお願いします。
「こんにちわ間飛さん!!」
「うるせえバーカ!」
こちら雄英高校サポート科。主にヒーロー達をより磐石なものにする為のサポートアイテムを開発出来るようになる訓練を行い、時には同じ雄英高校のヒーロー科生徒達のコスチューム改造に協力する事もある。
体育祭で知り合った縁を頼ってみるかと思い、職場体験の中断もあった事だしと連絡を取ったわけだ。
どういうわけかやたらハイテンションな上に瞳孔がかっ開いておられる。これはあくまで予想だが、多分恐らくきっとメイビー100%徹夜してる。
見てみるがいい目の前の(黙っていれば)美少女を。豊満な胸部装甲を隠すタンクトップの肩部分の一つが横にずり落ち、先程から何度もゴーグルをつけては外しを繰り返す哀れな姿を。
「本当はまだまだドッ可愛いベイビーを作りたかったのですが……とうとうパワーローダー先生が何処かに行ってしまわれまして!」
「……なあ発目、ここに書き置き置いてあるんだけど」
「なんと!?」
多分設計図とか書く為のデスクと思われるところに置いてあった一枚のメモ用紙。既にガラクタの山に埋まりかけていたデスクの隅っこで辛うじて生き残っていた。
そこに書かれていたのは『さすがにやり過ぎ。一回帰って寝ろ』という文言。気持ちはわかるぞ……!
まあ、徹夜は身体に良くねえし一回帰って寝た方が……凄く嫌そうな顔してらっしゃる!?
「は、発目……?」
「……嫌です」
「へ?」
「嫌です嫌です嫌ですぅぅぅ〜!!」
「お、おおお!!?」
な、何事!?急に何か呟いたと思ったら子供の駄々のこね方のテンプレートみたいな事し始めたんだけど!
「せっかく!せっかくノリ始めた頃なんです!ここで止めろとはあまりに無慈悲!」
「それはわかったから、とりあえず暴れるの止めとけよ……」
「この!溢れんばかりの感情とフラストレーションがっ……!逃げ場を失うので無理ですっ!」
「はあ……本当に危な──うおっ!?」
「──へ?」
この時。じたばたと寝そべって手足をばたつかせていた発目だったが。その近くには間飛が呆れたように立っており、少しの弾みで手足が当たりかねない距離だった。
いくら鍛えていたとしても完全に意識の外から放たれた足払いに耐えることは出来ず、グラりと身体のバランスを崩し───
ふにゅんっ♡
──間飛が発目を押し倒したような形に倒れ込んだ。
作業用に着ていた厚手の服は腰の辺りで袖を結んでおり、上半身はほぼタンクトップ一枚のみ。加えて咄嗟の事に手で庇うことも出来ず上半身全体に倒れて来た。
……ええ、豊かな双丘が間飛の胸筋とフュージョン。間飛には女体特有の柔らかさが、発目には鍛えられた硬さがしっかりと感じられていた。
時間にして数十秒、どこぞのスタンド使いもビックリな静止時間を経てようやく二人は再起動した。
「うおおっ!?すすす、すまんっ!!」
「あ……いえ、その……わた、私のせいですし……!」
トラップカード発動!*1『発明狂いのギャップ』!これにより発目明の
ついでに顔は真っ赤な上にやや涙目。かなりの恥辱だろうに原因が自分にあると自覚しているのだから怒ることも出来ず、口をモゴモゴさせて押し黙ってしまっている。
このままだと
「そ、そうだ!体育祭ン時に採寸するって言ってたろ?採寸してくれよ」
「え、ええ……そうですね!」
そりゃ悪手じゃろ。ガキンチョ。
後々間飛はこの時の自分をそう評した。
採寸用メジャーを持ってきた発目はすぐさま採寸へと取り掛かったのだが、カラカラと引っ張り出した瞬間に気づいてしまった。
(……採寸って、結構色んな所触るんですよねえ)
採寸を提案したのはサポート科の授業を受けていない間飛だ。自分もそれに賛成してしまった以上は迂闊に意見を翻す訳にもいかず、とにかく感情を押し殺して量るしかない。
体育祭で少し仲良くなっただけの男子だ。確かに自分の交友関係では珍しい異性だけど、それだけで好きになるほどチョロくは無いと思いたい……!
まずはスリーサイズから。メジャーを間飛の身体に一周させ───近いですねえ!?
「ん゙ん゙っ……」
「どうした?」
「いえなにも……」
普段なら眉ひとつ動かすことも無いのに、捨てたと思っていた乙女心がフルスロットルで稼働している。顔は熱いわ心臓は喧しいわと踏んだり蹴ったりだ。
それもこれも自分のせいでToLOVEったのが悪いのだけれど、どうしようもなく誰かに文句が言いたくて仕方がない。
早く終わらせる、早く終わらせる……!と自分に言い聞かせるようにしながらメジャーと手を動かしていく。
一方間飛。こちらはこちらで鋼の意志はやっぱりいるんやなと悟りを開きかけている。
先程のラッキースケベ自体は嬉しい。だって思春期だもの。でもこんな甘酸っぱい空気は聞いてない。
何より発目の採寸は想像以上に拷問だ。何せ先程のアクシデントでこんな空気になっているというのに、当の本人は簡単に胸を押し付けてくる。何だこの許し難い胸部装甲。
腕を上げてと言われてはふにっ♡と。背筋を伸ばしてと言われてはむにゅっ♡と。生殺しもいいところである。オデノカラダハボドボドダ!
もうすぐ採寸も終わる、というところで発目が急に固まった。今しがた自分で「もうすぐ終わります!」と言っていたのに、どうしたことか。
足のサイズや細かい形状を見ていた発目はしゃがんだまま顔を上げず、凍りついたように動かない。一体どうしたのか。
かと思えばピンと立ち上がり、顔を背けながらこう言った。
「……いを」
「へ?」
「だ、だから……その……」
「?」
「い……陰茎のサイズも量りたいのですが……」
「…………はい?」
急に何を言っているんだコイツは。と誰もが思っただろう。
話は変わるがスーツのオーダーメイドというものをご存知だろうか。
顧客一人一人の体型を細かく把握し、それぞれの体型に合わせたオンリーワンのスーツを仕立てて貰える。市販のスーツとはまるで着心地が違ってくるのだとか。
その際、採寸は非常に細かく行われる。それこそ同性の客と職人であれば遠慮なしに触られ、さてはコイツゲイだなと思ってみれば真面目に採寸していただけだったということもあるくらい、しっかりとした採寸が行われる。
中には睾丸が右寄りか左寄りかを尋ねる、或いは直接触って確かめる職人までいるという話もある程。
つまりこれは至って真面目な話なのだ。*3
「そ、そう……なのか?」
「そそそ、そうですとも!ほ、ほら!異形型のヒーローなんて陰茎がズボンを突き破るかもしれないんですから!」
「そんなことあんの!?世界って広っ!!」
「とにかく!覚悟決めて脱いじゃって下さい!」
「ちょ、待て待て待て───!?」
ボロンッ
「…………へ?」
「ッス────」*4
強引に引っ張り出した陰茎は、発目の顔にベチンと音を立てるくらいには太く大きく、逞しいものだった。陰茎に叩かれた部分が仄かな熱……そして微かな疼きを感じさせる。
その手の事柄に興味がなかった訳では無いけれど、何となくでイメージしていた男根とはとても違う。想像とはかけ離れた凶悪なソレを前に発目は言葉を失っていた。
そして何より……半勃ちであるという事実を認識し、困惑していた。
(えっ……えっ!?は、半勃ちでこのサイズ……!?いやそれより、勃って来てるということは私の胸に───って、何を考えてるんですか私は!!?)
呑まれるな。今はあくまでも採寸なのだ。かなり特殊な状況だが戦闘中に勃起しても問題ないようにする為にはサイズを……待て。
勃起しても問題無いようにするのならば半勃ちではダメなんじゃないか?
……じゃあ、もっと勃たせなきゃ、ですよね?
「なあ……いいだろ別にそこは……」
「…………間飛さん」
「さっきの事なら謝るからあ゚っ!?」
「んむっ……
突如パクリ、と。間飛のチンポが咥えられた。誰に?発目だ。
ただでさえ普段外に出すことのなかったそれを曝け出しているだけでも違和感があったのに、急に叩きつけられた快感に全身がビクリと跳ねた。
引きはがそうにもこんな状態では力のコントロールが叶うかも分からず、力なく発目の頭を押しのけようとするしか出来ない。当然そんな事では発目を剥がせるはずもなく。
「むうっ……んっ♡ふっ……♡」
「あうっ……くっ……!?や、やめ……」
「んっ……!!♡」
「ああっ!?す、吸われっ……!」
ただ咥えられているだけならば耐えようもあった。ところが何を思ったのかいきなり口をすぼめて吸い出すような真似をし始めた。口内では唾液と先走り汁が混じり合い、発目の舌が微かに裏筋を刺激する。
少しずつコツを掴み始めたのか、今度は前後に頭を動かしピストンのように刺激して来た。陰茎はムクムクと興奮を隠そうともせず、発目の口の中で肥大化していく。
「〜っ!!すまんっ!」
「む───ぐうっ!!?♡♡」
そろそろ完全に勃起したか、と思ったその時。次は間飛が動き始めた。
発目の頭を両手で掴むと、されるがままだった腰を突き出して来る。当然口の中にあったチンポはより深く奥へと動く。
ゴリュ、と喉の奥で鳴った気がした。
気道を抉られているのかと発目の冷静な部分が現状を理解し、その事に快感を得ている自分が理解できない。苦しいのに気持ちいい。
まるで性処理器具でも使っているような、普段の彼からは想像もつかない乱暴な扱い。遠慮のないイラマチオが発目の感覚を狂わせているのだろうか。これが嬉しいなんて──!
ブビュルッ……!
「ん゙っ!?♡♡ん゙んんん゙ん゙ん゙んんん゙っ!!!?♡♡♡」
「はっ……うっ……!」
瞬間。喉奥で熱が弾けた。胃に向かって直接熱湯を流し込まれるような感覚。熱いドロドロとしたものが身体の管を通っていくのがわかる。
呼吸は限界寸前。鼻での酸素供給は既に間に合っておらず、それどころか逆流して来た精液が鼻から溢れ出る始末だ。
お互い極限まで引き伸ばされた一瞬だったが、快感の波が収まったのかようやく間飛が発目の口からチンポを引き抜く。
「おおぅ……」
「ゲボっ……お゙えっ、お゙っ、げえええっ!♡♡」
ようやく開放された口腔から目いっぱい酸素を求める。が、吸った分の揺り戻しが先だった。
はしたないとわかっていながらも止められない、所謂ゲップを堪えきれずに吐いてしまう。先程まで良いように使われていた喉奥がお礼でも言っているように汚い音を響かせる。
未だ二人の息は荒く、昂ってしまった欲求は収まっていない。獣のような呼吸音だけが聞こえる中、発目が持ちかけた。
「……シャワー、行きませんか?」
クールダウンなどではない。もっと、もっとシたい。だから……遠慮しなくていい場所へ。間飛は何か返事をするでもなく、発目の提案に乗った。