「なんというか、珍しいね、エロゲ」
「どういう意味だ?」
シドから言われた言葉に対して、俺は首を傾げる。
それは、とある事件が起きてから少し後の事だった。
「いつもだったら、僕のやる事は滅茶苦茶だって、喚くのに、今回の1件は何も言わないなんて」
「普段だったらな、けど、今回のお前の判断が間違っているなんて、言える訳ないだろ」
「ふぅん、じゃ、どこに行くの?」
「アフターケア、というよりも、ガチで闇堕ち案件だろ、これ」
そう、俺は思わず呟いてしまう。
シドが意図的にやっていないとはいえ、アイリス女王を含めて、どういう訳か闇落ち案件が多すぎる。
そこから行けば、俺の死の可能性も近づく。
「という事で、行ってくる」
「じゃ、気を付けてねぇ」
そう、シドに言われながら、俺はそのまま今回の一件の被害者であるシェリー先輩の元へと向かった。
シドと彼女の間に起きた事件に関しては、まぁ深くは語らないでおこう。
しかし、様々な不幸が重なった結果、彼女はかなり危険な状態になっている。
今は、まだその力を持っていないが、彼女の事を知っているディアボロス教団が何をするか分からない。
だからこそ、俺は彼女の元で話をする。
「えっエロゲくん」
「あっ、先輩久しぶりです」
そう、俺は偶然を装って、シェリー先輩と会った。
久し振りに会った彼女の様子は、以前の天真爛漫な彼女とはまるで違った。
彼女の人生は不幸があまりにも多すぎて、今はある意味、限界に近かった。
俺は、そんな彼女と過ごす事にした。
一週間、僅かな期間。
始めは、復讐の為に行動していた彼女だが、どうすれば叶えられるか分からないという悩みを聞く。
彼女と話をして、これからどうするべきか。
そう、話している間にも、少しずつ、意識をズラしていく。
そう、会話を続けて、俺が帰る日の時。
シェリー先輩の方から、俺の部屋に来てくれた。
「その、今日で帰ってしまうんですね」
「まぁ、何時までも、学校に帰らない訳にはいかないからね」
そう、名残惜しそうに言う。
「……エロゲさんのおかげで、私も少しだけ、考えを纏められました。けど」
未だに復讐を止めるつもりはないだろう。
まぁ、復讐が悪い事だとは言えない。
ただ、このままだと、俺自身が危ない。
そして、それは彼女自身も。
だからこそ、俺は。
「エロゲさん、私は」
「復讐が正しいかどうかなんて、分からない。だけど、物事を一つの側面だけでは見て欲しくない」
そうしながら、未だにシャドウに対する復讐心で、瞳を曇らせているシェリーに対して言う。
このまま、彼女を放っておけば待ち受ける結末はかなり不味い事を予想出来る。
だからこそ、俺は、それを阻止する為に行動に移した。
「シェリー先輩」
「っ」
彼女からの答えを聞く前に、俺はキスをする。
突然のキスに対して、最初は驚くも次第に受け入れていくシェリー。
そのまま舌を入れれば、向こうから絡めてきた。
そうして暫くの間、お互いの唾液を交換し合うような濃厚な接吻を続ける。
やがて名残惜しさを感じつつも離れると、糸を引いた唾液が垂れた。
「エロゲさん」
「復讐だけに目を向けないで欲しい。それだけに向けて、本当の事を見失わないように」
そう告げた後、俺の方へと抱き着くシェリー。
そんなシェリーに対して、頭を撫でてやる。
今まで溜め込んできたのを吐き出すかのように泣き続けるシェリー。
それを受け止めるように抱きしめ続けながら、背中をさすってやった。
そして暫くした後、シェリーが落ち着くまで待った後で尋ねる。
「落ち着いた?」
「はい……すみません、みっともない所を見せてしまいましたね」
「気にしないよ。それより大丈夫? まだ無理なら部屋に戻って休んでもいいけど」
「いえ、大丈夫です。それにしても、私なんかの為にここまでしてくれるなんて」
「そりゃあ、少なくともあいつが世話になった先輩だからね」
「シド君の」
そう、シェリー先輩は、そのまま俺の方に身体を寄せてくる。
何だかんだ言って、やはり色々と溜まっていたらしい。
そのまま再び唇を重ねる。今度は軽い物ではなく、しっかりと互いの愛を確かめるかのような深いディープキスだった。
そしてそのまま押し倒されるような形でベッドの上に倒れ込む。
その際に、シェリー先輩が上になる形となり、俺を押し倒す形になった。
そんなシェリー先輩に対して、俺は抵抗する事なく受け入れた。
「良いんですか? こんな私でも」
「むしろ大歓迎だよ。それとも、やっぱり嫌かな?」
「いいえ、まさか。では……んっ♡」
再び重なり合う唇。
ゆっくりと、先程のキスよりも長く時間をかけた大人のキスを交わす二人。
舌を絡ませ合いながら、お互いの存在を確かめ合うように強く抱き締め合ったりもする。
そんな濃厚な接吻を交わした後、二人は自然の流れのように互いに衣を脱ぎ捨てる。
生まれたままの姿となった俺達は、まるで磁石同士が引き合うかのように密着する。
それにとって、シェリー先輩の、柔らかな胸の感触や肌から伝わる温もりが何より心地良かった。
それはシェリー先輩も同じようで、頬を赤く染めながらもどこか嬉しそうな表情を浮かべていた。
その体格は、アルファ達と比べても、未だに背はあまり高くない方だ。
しかし、抱き締めるというよりも、包み込んであげる事では、シェリー先輩の体格はぴったりだ。
「なんだか、エロゲ君に抱き締められると、安心します」
俺の体温を感じて、まるで甘えるようにシェリー先輩は呟いた。
そんな呟きを聞きながら、俺はシェリー先輩の身体を撫でる。
「んっ」
素肌を優しくなぞり、お腹から上へと手を這わせていく。胸に触れる直前で、シェリー先輩の手がそれを阻止した。
どうやらまだダメらしい。
なので、俺はゆっくりと、丁寧にシェリー先輩の全身を愛撫する。
首筋から鎖骨にかけて舌先で舐め上げ、そのまま下へ降りていく。
シェリー先輩は声を押し殺しながらも、俺に身を委ねてくれているようだ。時折身体を震わせるものの、抵抗は一切ない。
そして、とうとう目的の場所に到達した。
「……んっ」
思わず漏れたであろう吐息。それが合図だったかのように、シェリー先輩の唇を奪った。
「ちゅるっ♡ はぁっ♡ せんぱいぃ♡ もっとぉ♡」
舌先同士で絡め合いながら、互いの唾液を交換し合う。やがて満足したのか、シェリー先輩は自ら舌を引き抜いた。その際に名残惜しそうな声を出していた事には触れない方がいいだろう。
「ぷはっ……♡ ふぅー♡……えへへぇ♡ キスしちゃったぁ♡」
頬に手を当て、蕩けた表情を浮かべているシェリー先輩はとても可愛い。そんな先輩を見て、俺も我慢の限界を迎えた。
「先輩……」
「あっ♡ 待ってください♡ まだ準備が出来ていませんから……♡」
そう言ってシェリー先輩はそう呟くが、俺はそんな事を無視して、彼女の乳房を握り潰す。
「あっひゃぁぁ♡」
「もう十分過ぎるほど待ちましたよ……。先輩が悪いんですからね?」
そのまま俺はシェリー先輩を押し倒しながら、そのまま乳房をパンの生地を捏ね回すように揉みしだく。そして、俺の手の動きに合わせて形を変える胸を見て興奮すると共に、乳首を強く摘まんだり、引っ張ったりして弄ぶ。
「やめぇ……♡ これ以上は……ダメですぅ♡」
シェリー先輩の懇願を聞き入れず、俺はさらに行為を続けていく。今度は乳房だけでなく、脇腹も撫で回したり、お尻を鷲掴みにして揉んでいく。そうしている内に段々とシェリー先輩の顔が蕩けていき、甘い声を上げ始める。
「あっ♡ はぁん♡ いぃ……気持ちいいですぅ♡」
「どうですか? そろそろ限界なんじゃないんですか?」
「うぅ……。もう……我慢できません♡ 早く挿れて下さい!」
ついに我慢の限界を迎えたシェリー先輩の女性器は、俺の肉棒を欲しがってヒクついていた。そんなシェリー先輩を見て、俺の男性器は痛いくらいに勃起していた。
「分かりました。それじゃあ……行きますよ」
「はい♡ 来てぇ♡」
俺はシェリー先輩のおねだりに応えるように、肉棒の先端を女性器の入り口へと押し当てる。そして、そのままゆっくりと挿入していく。
「あぁ♡ 入ってくるぅ♡ 凄く太くて大きいモノが私の中にぃ♡ はうっ♡ んふぅー♡ あっ♡ 奥まで届いたわぁ♡ これが先生のぉ♡ すっごく熱くてビクビクしてるぅ♡」
「どうですか? 僕のは?」
「最高です♡ もう二度と忘れられないほど気持ち良いです♡ こんなの初めて♡」
腰を動かし始めると、シェリー先輩は両手両足を俺の首や背中へ回してくる。密着度が高まり、お互いの顔も至近距離にある。そんな状態でシェリー先輩は俺の目を見つめながら甘い声を上げる。
俺は腰の動きを止めないまま、シェリー先輩の両胸を鷲掴みにする。すると、シェリー先輩の女性らしい柔らかな乳房が大きく形を変えていく。
さらに、シェリー先輩は自ら舌を伸ばしてきて、俺の唇に触れてくる。俺はそれを快く受け入れ、互いの唾液を交換し合う。そして、俺はシェリー先輩の乳首を指先で摘まんだり引っ張ったりする。
その度にシェリー先輩は大きく喘ぎ、膣内が強く締まる。それに加えて子宮口が亀頭に吸い付いてくる感覚がある。どうやらシェリー先輩は完全に快楽堕ちしているようだ。
「んちゅ……♡ あぁん……♡」
俺の首に腕を巻き付けて抱き着きながら、シェリー先輩は甘い吐息を漏らす。
「シェリー先輩、出しますよ」
「うんっ♡出してっ♡私の中にたくさん出してぇっ♡」
俺はラストスパートをかけようと腰を強く打ち付ける。すると、シェリー先輩の身体が激しく痙攣すると同時に、膣内の締め付けも強くなった。そして、とうとうその時が訪れる。
「くぅ……ッ!」
「あっ、イクゥーッ♡」
ドクンドクンと脈打つ肉棒から放たれた白濁液がシェリー先輩の中を満たしていく。シェリー先輩はビクビクと震えながら、俺にしがみ付いて絶頂の余韻に浸っていた。
やがて射精が終わると、シェリー先輩はそのまま俺の上に覆い被さり、荒い呼吸を整えていた。どうやら満足してくれたみたいだな。
「はぁはぁ、エロゲ君」
そう、俺の方に顔を向けてきたシェリー先輩の顔には疲労の色が見え隠れしていた。それは当然だろう。あれだけ激しく動いたんだし。でも、シェリー先輩の表情は満ち足りたものになっていた。それだけでも俺は嬉しい。
「シェリー先輩……良かったですか?」
「うん♡ とても気持ちよかったよ♡」
シェリー先輩は俺の問いかけに笑顔で答えてくれた。それを見て、俺も自然と笑みを浮かべてしまう。
アンケート関係の前日談
「そう言えばさぁ」
「なんだ?」
「モブって言えばさ、NTRビデオとかあるけど、あれ、やってみたいな」
「…お前、とうとう頭がイカレタのか」
「寝取られた相手が実は陰の実力者!そういうパターンもやってみたいんだよねぇ」
「いかれてらぁ」