「またこれかぁ!!」
これで、何度目か、イータの実験に巻き込まれた。
「この前のタイムマシンとは少し違う」
「いや、少し違うと言われても、実験台にされるのは変わりないだろ」
「……この装置は」
「おい!」
俺が叫んだ言葉を無視するように、イータは続ける。
「平行世界へと向かう事が出来る世界。正確には、平行世界のエロゲへと意識を飛ばす事が出来る」
「どちらにしてもヤバいだろ」
「平行世界は可能性の塊。その情報が手に入れば、ワクワク」
「おい、イータさん」
「という事でポチッとな」
「イータ!!」
俺の言葉は空しく、そのまま俺の意識は刈り取られる。
同時に、以前とは違い、身体に確かな変化はあった。
「うぅ、どこだよ、ここ、というよりも寒っ」
見ると、そこは雪山。
そして、洞窟。
「一体どこって、んっ?」
ふと、洞窟を見渡す。
見てみると、そこは洞窟というにはかなり設備はしっかりとしている。
「とりあえず、外の様子は「エロゲ」んっ?」
聞こえた声。
見ると、そこに立っていたのは白い髪の女性。
まるで見た事のない人物だ。それと同時に、その女性の手を見る。
「……」
それは、首。
おそらくは人間の首だろう。
頭には狼の耳が生えており、おそらくは獣人だろう。
一体、誰なのか、分からない。
しかし、分かる事は一つ。
目の前にいる女性に逆らえば死ぬ。
「エロゲ、サラが、お姉ちゃんがいない間にどこに行くつもりだったんですか?」
「っ」
同時に思い出した。
ここは、確かデルタと出会った場所。
そして、サラって、確かデルタの前の名前だ。
という事は、この平行世界は。
「状況が分かりすぎて怖い」
デルタと俺が姉弟だった場合の世界線という訳か。
それにしても、あれは不味い。
見ていると、彼女は、半分暴走状態だ。
意識はなんとか保っているが、それ以上に、溢れる魔力から見ても、俺の世界にいるデルタよりも強い事は分かる。
「いやぁ、その雪で興奮してしまってね」
「……そうですね、雪はとっても楽しいです。けど、勝手に出ちゃ駄目ですよ」
そう、彼女はその首を投げ捨てた。
「だって、あいつらがいつ、出てくるか分からないですから。全部、狩り終わるまで待っていないと」
同時に、サラは、俺に接近する。
「はぁはぁ!」
「サラ姉さん」
洞窟の中で、俺はそう呟いた。
眼前にいるサラの姿は、俺が知っている姿とは大きく異なっていた。
本来ならば、黒だったはずの髪は、白く染まっている。
それが、狼人である彼女からしたら、白い狼を思わせる。
同時に赤く染まった瞳は、俺を逃さないように見つめている。
「はぁはぁ」
「……ふぅ、サラ姉さん」
俺はゆっくりとサラに語りかける。
四肢は完全にサラに拘束されており、身動きは取れない。
だけど、ゆっくりと、語る。
「俺は逃げないから」
「にげない、ほんとう」
俺よりも幼い言動で、そう呟く。
「あぁ、だから良いよ」
それと同時だった。
サラは俺の唇を奪う。
まさしく、獣の捕食。
ぐじゅりと無理矢理に唇を開き、口の中に舌が侵入してくる。
「んっー!!!!」
まるで生き物のように動くその舌は、俺の口内を蹂躙する。
唾液を流し込まれ、呼吸が出来なくなる。
次第に息苦しくなり、身体が熱くなる。
それは性的興奮によるものか、酸素不足によるものなのかわからない。
ただ言えることは、俺はこのままでは死ぬということだ。
「ぷはぁ!!!」
なんとかして、口を離すことに成功した。
しかし、サラの手は止まらない。
これまで我慢していたのを、全て発散するように、手を動かし続ける。
それと共にサラが、そのまま俺の方に身体を完全に身体を預ける。
豊満な胸が、俺の上で完全に押し潰されるように、乗っている。
それだけではない。
サラのお尻の下には、既に勃起したペニスがある。
それを擦りつけるようにして、腰を動かす。
「あっ、ダメだって、サラ姉さん」
「やだ、もっとしたい。いっぱいするんだもん!」
そして再び、キスをする。
今度はさっきと違い、ただのキスではない。
お互いの舌が絡み合い、唾液を交換するような激しいものだ。
それに合わせるようにして、サラは再び手を動かす。
「んっー!!!」
服越しでもわかるほど、乳首が固くなっている。
そこを強く摘まれる度に、声が出てしまう。
「気持ちいい?」
「痛い」
「うぅ、そうか」
すると、力加減をしてくれたのか、優しく触れてくる。
それが心地よく、つい、声を出してしまった。
「気持ちいい」
「うん、よかった」
嬉しそうな表情を浮かべながら、次にサラが手を伸ばしたのは、俺のズボン。
「いや、サラ姉さん、ここ外だから寒いから」
「サラの中にすぐに入れたら、暖かいよ?」
そんなことを言いながらも、強引に脱がされてしまう。
外気に触れ、少しだけ寒気がする。
しかし、下半身は熱いくらいに火照っていた。
「おっきくなってるね」
「……仕方がないじゃないか」
恥ずかしくて目を逸らすと、サラは妖艶に微笑む。
そして、ゆっくりと俺の肉棒を自身の女性器にあてがい始めたのだ。
ぬちゃりと湿った感触が伝わってくる。
それと同時に感じる熱量の高さにも驚きだ。
(こんなに濡れるものだっけ?)
疑問を持ちながらも、俺は抵抗することなく受け入れることにした。
ずぶずぶっと音を立てて入っていく感触を感じながら、俺も腰を動かそうとするのだが……上手くいかない。
どうやら、力が入らないようだ。
そんな俺に気が付いたのか、サラはゆっくりと身体を動かしてくる。
最初はゆっくりだったが徐々にスピードを上げていくと、それに合わせて快感が強くなっていくのを感じた。
パンッという音と共に子宮口まで到達し、そこで止まることなく更に奥へと進んでいく。
あまりの質量に思わず息が詰まりそうになる。
それでもなお、ピストン運動を続けることで膣内全体が収縮し始めた。
肉壁によって締め付けられた状態で激しく動かれたせいで、あっという間に限界を迎えてしまったらしい。
どくんっと脈打ち、大量の精液が放出されていくのがわかった。
「はぁはぁ」
「サラねえさん?」
俺はそう、サラに問いかける。
だが。
「もっと」
「えぇ」
そこはどの世界でも変わらない様子。再び動き始めるのだった。
それから数時間後……。
ようやく満足したようで、サラは俺の上から降りた。
サラ(デルタ)
平行世界のデルタ。この世界ではエロゲは人間である事は変わりないがデルタと姉弟のような関係になる。村で1人だけ優しくするという事もあり、サラが守る対象として見られていた。
その内、悪魔憑きとなって、追われる事に。その間も暴走は続くが、エロゲが見捨てなかった事で、肉塊にはならなかった。
さらには、本来だったら分配されるはずだった魔力を1人だけ受ける事で、魔神化。
力は、本来のデルタよりも上である。
その後、雪山を縄張りにしており、自身を、エロゲを狙う一族を狩っている。