雪の洞窟の中で、俺は再びサラと出会った。
並行世界での、実験によって、再び舞い戻った時だった。
「エロゲぇ」
「えっ?」
聞こえたのは、サラの声。
その声は、今でも崩れ落ちそうな声であり、俺の方を求めるように近づいた。
何が起きているのか困惑する俺を他所に、サラはそのまま、俺に抱きしめてくる。
それは、並行世界の彼女の事を知っているからこその、態度の変化の驚きだ。
「どうかしたんだ、サラ姉さん?」
俺はそう、この世界の俺になり切るように、撫でる。
すると。
「エロゲが、いきなりいなくなったような気がしたのです」
「サラ姉さん」
この世界での、俺が今、どうなっているのか。それは分からない。
けど、涙を流している彼女を見ていると、元の世界の彼女を思い出す。
「エロゲお願いサラを捨てないで」と泣きながら懇願する。
俺は彼女の傷付いた心を慰める為に徹底的に甘やかす事にした。
「俺は絶対にサラ姉さんを捨てないから」
そのまま、俺は撫でる。こ
の世界での、俺に対する強い依存と執着。
それは、今のサラの状況故にだろう。
「エロゲぇ……私を捨てないで」
俺は、そんなサラを慰めるように、優しく撫でるのだった。
「エロゲぇ、お願いです。私を捨てないでください」
私は、雪の洞窟の中で、泣きじゃくっていた。
それと共に、俺はそのままサラの顔を近づける。
元の世界の彼女が、俺に対して甘えるように、犬が飼い主に擦り寄る行為のように。
俺もそれを行う。
顔を擦り寄った事に対して、サラは少しだけ驚くが、すぐに受け入れた。
「サラ姉さん」と俺は言う。
すると、そのまま、サラは俺に抱き着いたまま、俺に対して、甘えるような声を出す。
「エロゲぇ、私を捨てないでください」
「ああ、絶対に捨てないよ」
俺はそう答える。
この世界にいられる期間だけでも、彼女の心の支えとなる。
そうしている間にも、サラは、そのままこちらに寄り添う。
元より、裸であるのか。
露わになった女性器が、俺の肉棒に寄り添う。そのまま、俺はサラに挿入する。
最初の頃よりも、格段に上手くなった膣内の具合。
思わず、腰が動いてしまうような程。
「ああっ! ああんっ!」
「サラ姉さん、大丈夫か?」
「はいぃ」
サラは、俺に挿入されたまま、快楽に酔いしれる。
そして、その状態で、サラは俺に対して「キスして欲しい」と言ってくる。
俺は、それに従い、唇を寄せる。
「んっ」
唇と唇が重なる。
その際に、サラの方から舌を入れてきた。
そのまま、俺達は互いの唾液を舐め合うように、舌を絡ませあう。
「エロゲぇ……もっとキスしたいですぅ」
「分かった」
俺はそのまま、何度も口付けを交わす。
そうしている間も、サラの女性器に挿入している肉棒は止まっていない。
「エロゲぇ、私の中にいっぱい出していいですよ」
「分かったよ」
俺はそのまま、射精する。
そして、サラは俺が出した事に反応して、達する。
「あああっ! 中にいっぱい出されてるぅ」
「ごめん、中出ししちゃったね」
「エロゲぇの精液なら良いんです。私が欲しかったんです」
サラはそう言いながら、微笑んだ。
そんなサラを俺は抱きしめる。
すると、サラは俺に抱き着き返した。
「えろげぇ」
そう、俺を強く抱きしめるサラをゆっくりと撫でた。
元の世界に戻るまで。
「また、いなくなった」
彼女が目覚めれば、再びいなくなっていた。
目の前にいるのは、何も喋らなくなった弟。
これで、二度目。
もういなくならないと言っていたのに、消えている。
もぅ、会えないのか。
そう考えながらも、それを抱きしめる。
一人しかいなかった。
だからこそ、同じような立場になった弟を連れた。
お姉ちゃんとして、必死に守ろうとした。
けど。
『あんたのせいでっ、俺の人生は無茶苦茶だぁ!』
かつて、そんな事を言っていた。
だからこそ、悲しかった。
悲しかったから、少しだけ叫んだ。
それだけで、動かなくなった。
一人になった。
悲しかった。
けど、戻ってきた時、弟は変わっていた。
同じだとは思った。
動かなくなった弟が、いる事。
最初は戸惑った。
けど、拒絶しなかった。
甘やかしてくれた。
受け入れてくれた。
それだけで嬉しかった。
けど、起きたら、また黙ってしまった。
もう、起きない。
行ってしまうなんて、寂しい。
けど、また戻ってきた。
今度こそ、行かないで欲しい。
そう思っていた。
けど、やっぱり行ってしまった。
どこに?
だけど。
「今度は、分かる」
今度は連れて行かれないように匂いを覚えた。
「待っていて、サラが、お姉ちゃんが迎えに行くから」