異能幸運レアドロップでイキ抜く♡学校最後の男子ピネスと眼帯プラチナ女校長の不気味なダンジョン冒険記 作:山下敬雄
⬜︎タコイカ学習帳
ゴブリンのゴブリンのGBセーター★★★★★★★★★★★
【ゴブリンシャドウ】を使役できる
魔法威力 中
魔法耐性 中
使役+2
伸縮+3
⬜︎
校長は何故か黄金ビキニから着替えはじめた。
そして緑のセーターを装備する。
「ピネスくぅん♡キミがいないあいだに私も私で色々ダンジョンから持ち帰ったアイテムの使用感を試していたのだよ」
「やっ…やめっ♡♡」
幾度もやわく拒否しても、校長のご褒美は強制執行される。校長にとっては男子生徒の反抗も口だけのもの、カラダの方はビクビクと震えっぱなしの勃ちっぱなし。そんな生徒の期待に応えないわけにはいかないと勝手に自問し自答する。
緑のセーターの中で、その中につまった不黒文校長の乳肉の中に、詰め込まれ挟まれたピネスのペニスは逃れられず……ずりずりと動かす柔らかさと重量感のある最高級のスポンジに洗われていく。
モコモコ石鹸の泡を潤滑剤がわりとし、上下する緑の膨らみに白泡が圧されて執行されていく。しかしこれだけではあまりさっきまでの行為と変わらず──
「このゴブリンセーター、魔力を流すとすごいだろ。こう伸縮自在、ほらみっちみちだ♡」
「ぁ、がっ♡♡♡♡」
ゴブリンセーターの持つレア効果で魔力を流すと緑の糸は縮んでいく。
だるだるでゆったり気味のまだ余裕のあったセーター生地はしゅるり──縮んでいき緑セーター中の密度密着感を上げていく。
上がっていく乳肉の密着感にピネスはまた未知の快楽ダメージを受けて悶えてしまう。
圧倒的な密度質量重量にピネスのペニスは常時ぎゅーぎゅーと押し込まれ挟まれており、動きをストップしているのに高まっていく満足度の高い快楽に悶える。
「ふっふふふこれだけでぇそんなに驚くなよっ♡さらにあいたこれをこうしてこうしてぇ♡」
「っ──♡♡♡♡!?」
あいた両手がある、ゆっくりと指が肌をたどり伸ばされていく。
その手はピネスの上半身をどんどんと這っていき──その可愛らしい突起を見つけ出し、さわさわとヤラシイ手つきで擦り上げていく。
あいた両手はピネスの両乳首まで届き、あそぶためのもの。意地悪な校長は興奮して勃起しているピネスの突起を押し込んだりすりすりしたり、責める。
意表を突いた責め。
もはやこの大人女子に容赦というものはなく、全力。男子生徒相手に全力のテクを執行していく。
これにはもはや耐えられない、不黒文校長先生に与えられる快楽のフルコースにピネスはのまれ────射精した。
ニットの中に閉じ込められたペニスはびゅくびゅくぶびゅーー……と精を放つ。熱い熱い蒸された肉棒の震えが不黒文の胸に伝い、胸の中に閉じ込められたまま。突き上げても突き上げても震えても震えても、圧し包む緑ニットと肉のみっちり穴。
やがて胸の中の震えがおっぱいに取り押さえられて止まっていく……。
不黒文は乳肉の間と網目から漏れ出てかかった、顎下唇の白いシロップを伸ばした舌で舐め取っていき、──ニヤリ。
捲り上げていく────その緑セーターの中、やっと解放された乳肉の中は白く濁り白く粘る淫靡な光景が出来上がっている。そしてその双丘のはざまで、ピネスの肉棒はまだ快楽の余韻を抜けきれずひとり頷き弱々しくびくついていた。
「ふっふピネスくぅぅん?♡ んー?♡ んん~?♡ ピネスくぅぅん?♡♡♡」
したり顔とはこのこと、校長は息荒く横たわる彼を見つめてニヤニヤがとまらない。
雄に言い訳のできない圧倒的な成果をおおきな胸の中にのこし、自慢げにたくしあげ見せつけてゆく────────。
▼▼
▽▽
精も汗も何もかも何事も無かったかのように流されていき────
▽不黒文のSP校長室▽にて
馴染みの机の前、馴染みの椅子にいつもより上機嫌に腰掛ける。
何故か肌艶の若返ったようにツヤツヤとした表情をしていた校長は、クールな校長モードへと戻り。
ひとりの男子生徒のまずはそのどうしようもない身だしなみを校長先生らしく指摘した。
「ところでキミの制服のことだよピネスくん、その背は一体全体なんだというのだい、一歩間違えばギャグ漫画のようだぞ」
「あー。…あたらしいのに?」
背といえばピネスは思い出した、やけにスースーする通気性のよいこの黒ブレザーと白シャツの背はビッグウリボーミコシの股下を潜り抜けた時に出来たものであったのを。
「悪いがキミのサイズの制服とシャツはただいま品切れであってな、備品を探した結果一着もキミに合うサイズがないのだよ」
「えっと俺の……Mサイズなんですけど…それがないんですか?(ポテトのMサイズがないバーガー屋?)」
「ないのだよ、Mサイズのポテトもシェイク、しぇいふくも」
「……それは、困るかんじっすねぇ(それの方がギャグ漫画なんじゃぁ…)」
「あぁだからそうだなせっかくだ、キミのその痛々しい背はこの際誰かに縫ってなおしてもらうといい」
「え?? ──じゃあ校長お願いしやっす」
「ふっふ、ピネスくん、私はな……──家庭科3の女だ」
「俺体育3でダンジョンなんですけど…」
「ふっ上手いこという」
「別にあんま上手くはないっすけど、えぇ……ほんとにぃ?(Mサイズないんすか?)」
「とにかく私ばかりを頼るな。頼ってもいいがな。まぁー、たまにはただひとりの男子としてこの校舎に潜む女子たちの動向を探ってきたまえ、これも学びだろう(生徒の成長を願い全てL以上のサイズを発注)」
「それってぇ校長先生の仕事なのでは?(なんちゅぅ発注…)」
「ふっこの学校の校訓はなんだピネスくん?」
「校風?じゃなくてこーくん? ええっと? 過度な口ごたえをしないとか?」
「それは別にしてもかまわんさ。わたしとキミのようにちゃんとした理由と信頼関係が築けているならな、ふっふ、ちがう」
「それも俺の体験してきたことと違うような…」
「〝キミの夢に向けてキミを応援する場所〟」
「それって…こーくん?」
「短文で校訓なのだよ、公式公認のな。むしろキミみたいな生徒の方が珍しいというものだ。なんとなくのピネスくん」
「え? …それってぇ? なに」
「入学試験の筆記面接で、キミが書いたものだろ」
「筆記面接……あぁー? たしか覚えてます、土壇場で面接官がサボっちゃったヤツですよね。あの時はみんなざわついてて」
「ふっふ、何を言う。アレも試験の一部だぞ。しらない赤の他人の面接官にはじめて面を向かい言うことなど等身大とはいえない、それこそ己をデコレートする虚飾だろう? あんなシチュエーションで普通の人間そうそう100のパフォーマンスは出せない。むしろ鏡に映るモノと正反対を言おうとしてマイナスになる子もいるだろう。だがここに記されているものはまぁ直接面接試験官に宣うより30…いや40。本当のことだと思って私は見ていてね。紙ぺら相手の面接ならば何語でも書ければ平等と言えるだろう?」
「うーーーーうーーー……なるほど」
「本当にわかっているのかねピネスくぅん」
「いやっなんかそれ、恥ずかしいんで。できればあんまりひらひらさせず適時シュレッダーとかにぃ…」
「はっは、たしかにな。だが私はブク高の校長先生だ、生徒の恥は私の栄養といってね。私にはどんどんその青い恥じらいを投げ込んでくればいい」
「えぇ…なんでそんなポエムを…」
「むぅーなんだその反応、人が熱心に語りかけているのにポエムだとぉ? えっとキミのここにバッチリィィ記されている恥とポエムは……本当にキミはなんとなくのなんとなく道なんだな。合格できたのが不思議なものだ、ふっふっふ」
「はぁ合格はおかげさまでぇ…テストの点数のほうが良好のぉ」
「テストの方は壊滅だ」
「んえぇ?? 俺受験前一週間寝ずに勉強したのにぃ!」
「もっと前からちゃんと寝てちゃんと起きて勉強しろ、たわけ!」
「めちゃめちゃな…正論を?」
「校長先生だからな」
「たしかに、そうでしたね」
「でしたじゃない、ですねだピネスくん」
「はいっすんません。あのぉ…」
「なんだ?」
「もう行っていいですか?」
「ふむ、心の宝箱をこじ開けるようなこそばゆい話は苦手かふふふ。いいぞ、いきたまえーー、あっ、ちゃんと私の課した校内クエストはこなせよ? そのMサイズの服、ピネスくん?」
「はいっ、それは…努力しますっ」
「あぁ、がんばりたまえっ」
校長の長話から抜け出すことに成功したピネスは、一礼をし早足気味に校長室から去って行った。
ドアはきぃー…と、静けさに静かな歴史ある木の音を立てて閉まっていく。
去っていった痛々しい背をしたそれは、この歴史ある校長室に出入りする1人に過ぎない生徒。
そんな歴史ある不黒高校の革命的女校長は、終わった楽しい問答に髪をかき上げながらいつもの席で深く呼吸をする。
解放した両目に目につく机上の紙ペラには、そのひとりの生徒の個性あるが綺麗ではない字で書かれている。
⬜︎筆記面接記入用紙
俺には俺らしい夢がまだありません
だから俺を応援してください。
俺にも分からない夢のことを
受験番号7801FB 浦木幸
⬜︎
とてつもなく簡潔に書かれている、浦木幸という人物のこと。
これだけの文章では自分をアピールすることが足りているはずもなく、何をしたいのかのディテールもおざなり。普通ならばダメな例である。
「しかしこれを落とすことは、スペシャルな教員としてできるはずもなかろう。10代そこそこ、ワタシはその頃どうだったと問われれば…ハッキリと定まらない彼の夢を否定できる者はよほど賢く毎日胸を張って生きていたのだろうな」
「青い青春はときにより青くなり、ときにその青をグレーに覆い染まる…」
「そもそもだ────私が母校で校長をやることになったのも、元はと言えばヤツ…に今もなお半分取り憑かれているからだろう。しかし、それが私の不思議で不気味な青春体験の結果でありこの道に進んだのは必然といえる。今となっては天職、良かったものだろうとそのとき私の手を取り欺いたつもりのヤツを逆にイマ、はっはっはーー、笑っている。もはやその存在すら希薄、充実する時と共にそのツラを忘れてゆくのが悲しいくらいだ」
「……例えば暗闇の中ちらばるひとつなぎのジグソーパズルをとても頼りないランタンの光の側でつなぎ合わせていく。手探り手に取るひとつひとつに若者は安心するが、それはただの真っ黒であり真っ黒な表面に目を凝らしても悪魔はどのピースの裏に潜んでいるのか分からないように、今は未だ輝けない夢もまたどこに潜んでいるかは分からない。その手を繋いだときにはもう遅かったりもする。いや繋いだ手を夢を枯れるまで離さないもっとひどい悪魔もこの世には存在するものだ」
「ここにはいろんな生徒がいる刺激になればいいものだ、──彼も含めてな。ふっふ……あれ、これはピネスくんのいう私のポエムか? いかんないかんな取り憑かれていては~~っ、ブク高の校長は生徒を誘う悪魔よりも悪魔的な魅力を持たねばな、ふっふふふふ」
不黒文は笑う、黒い瞳とかっこいい眼帯にかくされた灰色の瞳を持つスペシャルな校長先生はスペシャルでなければならない。
〝キミの夢に向けてキミを応援する場所〟を守るために、不黒文はその灰色の悪魔の眼と共にこれからもたたかいつづけるのであった。