※この作品はR-18です。

異能幸運レアドロップでイキ抜く♡学校最後の男子ピネスと眼帯プラチナ女校長の不気味なダンジョン冒険記   作:山下敬雄

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85♡

茶人として茶を点てる練習と、ダンジョンで手に入れたあらたな茶器の厳選や鑑賞、それと茶室をつねに綺麗にしておくこと。

 

これらは大事であるが、もうひとつ異国の血をひく水野サーガが日課にしていることがある。

 

侘びでも寂びでもない、波綿岩死(はめんがんし)の心である。

 

波綿岩死の心とは甲賀流忍術における真の心の構え方であり秘術である。

心の庭を集中想像し創造する、己と向き合い己を高める精神に重点を置いた術であり、これを会得し高めれば例え岩を投げ込まれようと荒波が立とうと動じることはない真の心を得ることができるという。

ただ忍ぶだけではない、ひろい心を創ることこそが波綿岩死である。

 

畳の上に正座する水野サーガ、目を瞑りひとり集中する彼女の心の庭は────ゼラニウム。

言わずと知れたスウェーデン人の愛する花だ。

 

一面に広がる赤ピンクのグラデーションのゼラニウムが、サーガのまわりに生き生きと咲いている。

 

毎日一輪、ゼラニウムを咲かせること。

それがサーガが繰り返してきた想像の賜物であり、今では赤くキレイな花畑となったやすらげる心の庭だ。

 

 

そう、赤いあかい……

 

そのとき、一陣の風が吹いた。

 

 

「黒い……花?」

 

 

ゼラニウムではない……。赤いあかい……アカにまぎれた…黒い真珠のような花が一輪、静かにおどろいたサーガはついつい見知らぬソレを手に取ってしまった。

 

 

「mysig(ミューシグ)なんと心地良い……かおり…」

 

 

その黒い花はとてもとてもいい香りがした。そしてそんな当たり前のことにも気付かなかったとハッとした一面の赤が散り散り……ようやく心の庭から醒めたサーガは、虚空の一輪をかぎ────ほほえんだ。

 

 

 

 

▼

▽

 

 

 

 

いつかもわからず少年は目覚める、

 

どこかもわからず天井を見上げる、なにもない白くシンプルな天井、まるで使った様子のない白さだ。

 

カラダはふかふかの何かの感触の上で、

すこし目覚めは悪く……ひどくボヤけた景色を手でこすり馴染ませながら────何やら気持ちがいい。

 

上体をゆるりと起こそうとしたピネスは気付いた。

自分のものが咥えられているそんな鮮明な光景を。

 

プラチナ髪と目が合った、目が合ったとおもえば彼女は咥えたまま黙し、────つづけた。

 

目覚めたらわけもわからぬまま大ピンチ、すでに硬く尖らせていた肉棒にやわらかく激しい肉がすべりぬめる。

 

「ちょぁぐっっ!?♡」

 

ピネスはまさにわけもわからぬまま、目覚めたてのザーメンを放った。

 

耐え切れずびくびくと跳ねるピネスの腰は、太ももに手を置き抑えられ、咥えたままで窄める口に放出された精はスベテ────吐き出されることなく、なくなっていた。

 

ニヤリ顔で舌をべーっと出したのは、お茶目を通り越していて笑えやしない。

ただ戸惑う目覚めたピネスへと校長は刺激的なご挨拶をした。

 

「やっと目覚めたか? ふっふ、こっちは一足先に始めてやっていたのだぞ?」

 

「ひっ、ひとあし…………ってなにやってんすか…!??」

 

「わかるだろう? 近頃このスペシャルな目の調子が悪くてな。たまにこうなる♡」

 

「わかんねぇしっ、こうなるわけがっぁー♡!?」

 

「うるさいっ♡」

 

事情も理解も滅茶苦茶なままに不意に挟まれた、校長の豊満なアタックにピネスは悶えさせられた。

圧倒的な乳肉の暴力に、さきほどまでフェラチオされ遊ばれていた湿った肉棒がさらに弄ばれていく。

始まってしまったパイズリ行為、いつもの校長専用の黒いスーツを脱ぎ白シャツのボタンをはずしていった生の乳で、ピネスの肉棒をこれでもかと自分の武器をアピールするようにサンドウィッチしその柔らかさの内にしっかりと抱き込んでいる。

 

「それにキミも悪いというものだ、このところ受け取り忘れた褒美が溜まっているからな。モテヤバ流の使い手、こうちょーせんせーがこーして♡一肌脱がざるをえない!」

 

「おれはべつにっそんなのっ!?♡」

 

「うるさいこうちょー拳っ♡!!」

 

「あっぁーーーーーーっっ♡♡♡」

 

褒美は激しくなる、溜まっていた分をぶつけるように。

目の前でもみくちゃの動作で動かされた校長先生の巨乳の迫力に一介の男子生徒の踏ん張りなどではなすすべはなく……ピネスはまたも早々に射精せざるをえなかった。

 

乳内へとはなつとろけるような射精感に、もはや出てくるのはザーメンと荒げた息だけ。

 

 

いつもより激しい立て続けの校長の攻めにピネスが惚けている間に。さらに。

 

 

「え────?」

 

それは見間違いなのか。快感の暴力で仰け反り仰いでいた天から、視界を下方に戻すと。

 

ずしんと乗りかかるやわらかな重しに、ひどく繋がっている────

 

「わざと褒美を溜めてまでお望みのぉ♡ふぅーちゃんスペシャルだ!」

 

「ぁぐぁ!!!♡♡」

 

みちみちと蠢き締め付ける膣壁に、みるみるうちに肉棒の硬度を戻され、追い込まれていく。

それだけでも人間ではありえないようなナカのよく動く運動に、さらに尻をたんたん♡と打ち下ろすリズミカルな騎乗位の運動がくわわれば────

 

ナカで撫で上げすりあげる甘い甘い快楽はピネスのモノを捕まえて、逃さない。

ナニもかも吸い上げるような特別とても気持ちのいい射精に誘われた。

 

「なに…だ…これ……♡」

 

「ふっふ、何を隠そうこれがふぅーちゃんスペシャルだ♡エッチな褒美のついでにこうしてキミの魔力をチャージするとてもきもち──何をへばっているピネスくん」

 

「はぁはぁ……へ……?」

 

「当然、魔力がからになるまでだ」

「キミはぁこのところ私のことを舐めているようだからな。こうやって地道に校長先生のそしてモテヤバふぅーちゃん流のすごさを教え込むしかあるまいっ♡」

「ちょっとみゃっ!?」

「うるさいっ!♡♡」

「あぁーーーーーーー♡♡♡」

 

異能カリスマ×スペシャルアイ×巧みな魔力コントロール。

校長は自分のステータスを持て余すことなく駆使しながら、ザーメンとともに魔力の流れまでを自分のナカへと惹き寄せる。ピネスはもはやつながる校長の肉体と魅力に抵抗心すらニヤリ睨まれるだけで溶けてゆく、伸ばす手すらがっしりと彼女の手指に嚙み合わさるようにつかまれた。

 

悶え続ける彼を見下ろす灰色の片眼はあやしげに光り、水音をぱちゅぱちゅと立てながら不黒文校長のスペシャルタイムは終わらない────────。

 

 

 

 

▼

▽

 

 

 

 

心地よさと根が尽きた脱力感が半々────

目覚めたら四角いしろい枕が、腹の上で脚を折りたたみ寝ていた。

 

モンスターのあたたかさと鼓動に、もう一度目を閉じながら……

 

ピネスのまたあらたな朝がはじまった。

 

 

 

いつもの早起き、グラウンドでのラジオ体操はダンジョン挑戦前のストレッチを兼ねている。後輩のサンチュともうすっかりお馴染みのピネスの習慣である。

 

 

「どうしたんですかせんぱい? 調子わるそーですねっ??」

 

「いやちょっと、腰のあたりにひびが…」

 

「ええ!?」

 

「いやあれは夢な気もする」

 

「なんですかそれぇ??」

 

寝ぼけた冗談を言いつつ、

サンチュの手を背中に借りて地べたに脚と腕を伸ばしたピネスがグラウンドで入念にストレッチしていると。

 

背中に置かれたその手が押したまま止まった。

 

「って、いてててサンチュもうそれ以上は俺の関節には未だはやっ!」

 

「お兄……ちゃん…?」

 

「痛てててて…へ?」

 

地べたすれすれの景色から顔を正面に上げ見てみる────

 

だだっ広い朝のグラウンドの変哲もない地の途中に、黒いヤツが立っている。

 

「サンチュ、久しぶりだな」

 

佇む襟立てた黒シャツの男はそれだけ言うと、はんぶんブク高の制服、ピネスも見慣れたボトムスの黒色でグラウンドで立っている。

 

いつの間にか背中から手が離れ、サンチュは目の先にいるソレに駆け寄っていった。

 

 

寝ぼけ頭に、何やら釈然としない。

朝が弱いピネスの感覚が狂ったのか、黒いソイツは一定間隔で何かうっすら不気味な音を放っているようにも思えた。

 

そうこうモヤモヤと考えても確信はない。

サンチュとお兄ちゃんと呼び駆け寄り話し合うその人との間に、水を差せれるタイミングでも関係性でも姿勢でもない。

ピネスはただただ、ぼけーっとみとどける、朝のイベントシーンを。

 

だが、次の瞬間には膝からべたりと座り込むサンチュがピネスの視界にはいた。

 

それは絶対におかしい。見て取れる雰囲気は、あの男からさっきの瞬間発せられた魔力は、おかしい────驚いたピネスは声を張り上げた。

 

「え、何してんだ??」

 

「はっ、何をしてんだろうなぁ? 久々の人間の顔を見ても──さっぱりだ。そして同時に安心した、俺はもうすっかりコッチに慣れちまったとな。はははは、コイツは相当に足りねぇ」

 

 

妹の顎をくいと上げ、しかとその顔を見るも──手を広げてさっぱり。

そしていきなりピネスの顔を見て笑いだしたヤツがいる。

お兄ちゃんはお兄ちゃんでも、急に現れた得体の知れないお兄ちゃんだ。

 

 

「なんだお前……」

 

 

うねる風に揺れる後ろに縛った黒い尾髪と。

どこからかぬらりと抜き出した黒い剣。

そして発せられたあの不気味な音は、自分の耳が悪いからではない、

 

それははっきりと重ねに重ねられた合図であるとわかった。

 

 

「噛みついてきた!?」

 

「噛まれたと思ったのか? この程度でぇ!」

 

急いで地から手に取った剣は、あの離れた距離からいきなり噛みついてきた黒剣にタイミングよく間に合わせた。

 

笑った謎の男の顔と一太刀至近で鉢合わせたとき、更なる太刀筋がピネスに向けて襲いきた。

 

「ちょっ速っ!?」

 

ランダムに乱れ打つように見えた黒い連続剣になんとか己の寝ぼけた刃を噛み合わせたピネスは、その黒剣の勢いと速さに驚き大きく後ろへと仰け反りさがった。

 

初めましての挨拶にしては早すぎる剣に尻餅をついたピネス、そしてブレザーの銀ボタンを切先に引っ掛け器用にも奪った謎のお兄ちゃん。

 

「女ばかりの中やっとマシそうな野郎を見つけたと思えばこんなもんか? 相当に足りてねぇぞ、おまっ」

 

 

垂れ流す男の言葉に、垂れ流されたのは雷撃のマジック。

いきなりの雷と砂塵に見舞われた謎の男にさらに──赤くかがやく予感がぶつけられた。

 

戦いのスイッチは入り、ピネスはその刃で相手を襲う。

緋色のマジックはかち合った黒に中爆発し、

 

「足りたかよっ! 朝飯もおはようもなしに!」

 

「フッ、相当につまんねぇ技だな」

 

「技ってのはァァ、これかよ! 【サクイチゲキ】!」

 

緋色の火にも青い雷にも動じないイヤなニヤリ顔へと放たれたのは、スイッチが入り止まらないピネスの勢いと技。

 

相手を切り刻まんカタチを成し、翠の刃から放たれた青い三日月は黒い刃ごと砂塵を巻き上げ運んでいった。

 

「おっしゃーー!! って、しまったつい!? ラジオ体操じゃ…………済まねぇよな…?」

 

 

巻き上げた砂塵に浮かぶシルエットは────

 

 

 

『フーん。これはちゃんとした技だな、まさかそんな綺麗な技がクズどもからでてくるとは舐めてたよ』

 

 

「じゃあコイツは俺からの朝メシがわりのお礼だ」

 

 

ゆっくりと立ち上がる黒いシルエットから放たれたのは、黒い────弾丸。

 

 

「なんだっ!? デカい!? いや、遅い!?」

 

砂から現れピネスに迫り来たそこそこの大きさの丸粒は、避けれない軌道と速度ではなかった。

 

真っ直ぐにきたただの遠距離まで飛んだ黒いマジックをピネスは普通に避けた。

 

「しっかり見極めたのを褒めてほしいか? ──避けれる速度でオマエを操ったんだよガキ、こんな風に、ナッ!!」

 

 

「ぅぐっ!??」

 

それは至極単純な1人でつくる緩急とギャップ、遅い弾を見せてから素速く本命はターゲットの懐へと潜り込んだ。そして後ろ向きに両手を着きながら、剣も振れないひどく窮屈な姿勢から蹴り上げた。

 

蠍の尾を彷彿させるような低空からの鋭い一刺に、防御も間に合わなかったピネスのカラダは腹にダメージをもらい軽々と宙に浮かされていく。

 

 

「【黒 不知火(しらぬい)D-1】」

 

 

それは自身の足元へと最初から戻ってくるように魔力を込められ願をかけられていた。

謎の男はタイミングよく戻ってきた黒い弾を地上から赤空へと蹴り上げた。

 

蹴り上げられたピネスのデコと少し歪に出っ張った弾のデコはぶつかった。黒いデコポン状の出っ張り、それがスイッチでもあるかのように弾は膨らみ胎動し────やがて弾けた。

 

 

 

「幕開けの花火にしちゃあ、────悪魔的だ」

 

 

 

早朝のグラウンドに現れたのは悪魔的存在、悪魔的お兄ちゃん。

 

赤空によく映える黒く濁る華を浮かべて、序章のそよ風に髪をなびかせ────笑っている。







次回、悪魔的お兄ちゃんとブク高を巻き込む悪魔的バトルの幕開けを見逃すな!



しばらく魔力をチャージ休載。今後の指針に、ここまでの評価感想などよろしくお願いします。
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