今回は2部に分けており、今回はエッチなシーンがほとんどありません…。
次は、エッチなシーンがちゃんとあるのでお楽しみください。
あれはそう……王都で初めて銀髪盗賊団として王城からお宝を盗みだした後のことだった。
ダクネスからアイアンクローを喰らい、アイリスから「お兄ちゃん、魔王を倒して!」と言われ、後ろ髪を引かれるように俺はアクセルの街へと帰った。
ギルドから『魔王軍幹部シルビア』の懸賞金を受け取り、アクセルの暮らしを満喫していたときに……。
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「おい!俺は今話題沸騰中の冒険者、サトウカズマだぞ!シェフを呼べ!」
呼びつけたシェフに対し料理がうまかったことを伝え、お会計分のお金を支払い店を出る。
道を歩くさながら王都での日々を思いだす。アイリスとボードゲームをしたことや、貴族のおっさん家の財産を守り抜いたこと、コボルトに袋だたきにされたこと……等々思い出しながら家に帰る。
すると、家の前に誰かいるのが見えた。ドアをノックしているあれは…
「クリスじゃないか、どうしたんだ?昼間から家になにか用事でもあるのか?」
と聞くと、クリスが振り向いてきた。
「ああ助手君。実は君に用事があっt」
「あ――!!あ――!!聞こえない!聞きたくない!」
どうせ俺にやっかいごとを押しつけにきたのだろう。耳を押さえてクリスの言葉をシャットアウトすることにする。
しかしクリスはめげずに「ねぇ!」や「ちょっと!」と俺に話しかけてくる。
しかたなく俺はクリスと一緒に屋敷に入った。
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「それで、俺に用事って何だよ?」
「それなんだけどね、助手君。その、王都で神器の奪還に協力してくれたじゃない?だからそのお礼を言いにきたんだよ。」
「なんだよそんなことできたのかよ。別に気にしなくてもいいいんだぜ。」
ぶっちゃけ神器奪還についてはエリス様から頼まれたからっていうのも大きいし。
「そういうわけにはいかないよ。こういうのはきちんとするのが一番だしね。」
「ん~そういきなりいわれてもなー。」
どうしようか、はっきりいって今はあまり金に困っていない。クエストなんかにも行きたくないし家でごろごろできれば十分だ。どうすれば……
「もうなんでもいいからさ、とりあえず」
「ん?今なんでもいいって……」
「あ!そ、その確かになんでもいいとは言ったけどエッチなやつとかはだめだからね!」
クソッ!俺がなにか言う前に釘をさされた!どうしようか‥そうだ!
「じゃあクリス、膝枕してくれよ。」
「膝枕!?」
「そうだよ。これならエッチなやつじゃないし、なにより俺が癒やされるからお礼にもなるだろ?」
「えー!?でも…さすがに恥ずかしいし…」
どうやら迷っているみたいだ。ここはもう一押し……
「なんだよ、お礼してくれるんじゃなかったのか!?あれは嘘だったのかよ!?悪魔でも契約は守るのにクリスは守らないんだな、がっかりだよ!」
「あ!ちょっといまのは聞き捨てならないよ!いいよ膝枕だね、やってあげるよ!」
しめしめ、うまくいったぞ。
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スゥーハー、スゥーハー
「ねぇ助手君、ちょっといいかな。」
スゥーハー、スゥーハー
「ちょっと!助手くん!」
なんだか頭の上がうるさいがかまわずお礼を堪能することにする。
スゥーハー、スゥーハー
「ねぇってば!」
「なんだよクリス。足でもしびれたのか?」
「そうじゃなくて!顔の向き!なんか変じゃない?」
「そうか?」
俺の今の体の向きはというと、クリスの膝に対してうつ伏せになり顔を太ももに埋めるという姿勢になっている。なにか変だろうか。
「変だよ!ひざ枕ってこういう姿勢じゃないと思うんだけど…」
「この姿勢は俺の故郷じゃ普通なんだよ。気にするな。」
「そんなこと言われても…なんか恥ずかしいし…」
なんだかぶつくさ言っているが引き続きお礼を堪能しよう。
にしても改めて考えるとクリスは結構良い匂いがするな。冒険者ギルドで女冒険者がよく馬小屋の匂いのせいで男にフラレるとか言っていたが全然そんな匂いはしない。太もももほっそりしているから期待していなかったけど意外と柔らかい。それにすべすべしている。
「あ!ちょっと!くすぐったいんだけど!」
もうここに住みたいぐらいだな。
……んーなんか眠くなってきたな…
「あれ?助手くん?どう……た……?」
これはダメだな。寝よう。後のことは後の俺に任せよう。
数時間後…
「…カ…!カズ…!カズマ!起きなさいカズマ!」
「あー!!もうなんだよ!人がせっかく気持ちよく寝ていたってのに!」
「なによカズマ!せっかくこの慈悲深き水の女神であるこの私が、もうすぐお夕飯だから起こしてあげたのよ!?感謝しなさいよ!」
「うるせーよ駄女神。あれ?クリスはどうしたんだ?」
俺が寝る前はひざ枕をしてくれていたはず…。
「あんたね、私のことを駄女神呼ばわりするなんてあんたが浸かってるお風呂のお湯が突然微妙に温くなるっていう罰が下ってもおかしくないのよ?」
「うるさいな。でクリスは?」
「クリスなら今ダクネスの夕飯作りを手伝ってるわよ。…ところでカズマ。」
「なんだよ。」
「カズマったらどうして床で寝てたの?ソファーまで行くのがめんどくさくなるほどいつもぐーたらしているカズマが疲れるようなことはないと思うんだけど。」
「うるせーな。それは…」
「それは?」
「…なんでもねーよ。」
言えるか!アクアに素直に「クリスにひざ枕してもらってましたー」なんて言ったら絶対ダクネスやめぐみんに言うだろう。そしたら絶対2人は引くだろう。めぐみんとはなんか変な感じだからなおさらバレたくない。そしてギルドの連中にも「カズマがクリスを脅迫してひざ枕させてたわ」とかなんとか変な尾ひれをつけた噂を流すに違いない。ここは黙っておこう。
「ねぇーカズマったら。どうしたのよそんな変な顔をして」
「変な顔なんてしてねーよ。」
「カズマ!アクア!ご飯ができましたよ!早く来てください!」
「わかっためぐみん今行くぞー。ほら、アクアも行くぞ。」
「なによ変な顔してるくせに。」
まだ言うかこいつ…!
「やれやれやっときましたかカズ…ッッ!」
おや?なんだかめぐみんの様子が変だぞ?
「カズマ、やっと起きたのか。ご飯だぞ、席につけ。…ふふっ」
ダクネスも変な感じだ。
「やーカズマくん。楽しみだね!」
なんだか楽しそうにしているクリス。なんだか嫌な感じがするが腹も減ってるし、早く食べよう。
…ふざけんな!
「おい!クリスはどこだ!あの馬鹿はどこにいる!」
「な!?」
「ひゃぁ!」
「クリスなら今はトイレじゃないかしら?それよりカズマ、自信があるのは構わないけどね、風呂から上がるならせめてパンツは着てきなさいよ。ダクネスとめぐみんがびっくりしてるわよ。一回は見てるはずなのになんでかしら。」
「そんなこと気にする場合じゃねぇだろ!なんだこの顔の落書きは!!!」
風呂で顔を洗おうとした時にはじめて気づいたこの落書き。子どもがチラシの裏に描くような絵が俺の顔一面に書かれている。
「あーそれね。なんでもクリスが屋敷に来たときにカズマが床で寝てたからついイタズラしたくなって描いたらしいわよ。」
「ふざけんなよ!」
「そうよね。私もやろうとしたんだけどクリスがもうほとんどカズマの顔に描いてのよ。しかたないから、額に肉って書くしかできなかったわ。」
あの無駄に達筆だった『肉』はお前の仕業か。
それにしてもクリスめ。ひざ枕を無断でやめたあげく落書きまでするとは…許せん。こうなったら…
「カズマ?どうしたのよ?そんな変な顔して。」
「変な顔じゃねーよ、もう落書きは落としたからな。いや、風呂に戻ろうと思ってな。」
「そう?…カズマ、犯罪はやめてね。借金が増えちゃうでしょ?」
なんでこいつはこういうときに勘がいいんだ。まぁいい…作戦開始だ!
その日の夜、自室にて。
ククク…ハーハッハー!。作戦は成功だ。そう言う俺の手にはとあるお宝が、そうクリスのパンツである。さっき適当なところでスティール(イケボ)!してきた。
「さーてこいつをどうしようか。」
今までは盗んでもクリスから金を巻き上げるか、大勢の人の前で振り回すことしかしてこなかった。どうしようか。
悩んだ末、俺は匂いを嗅ぐことにした。
「クンカクンカ……スンスン、スゥーハァースゥーハァ」
なんだか変態みたいだがクリスのパンツだと思うと全く抵抗はない。もちろんアクア以外のだったら抵抗しないが。むしろなんか興奮する!
スーハースーハー……、クッソエロい……!
これはクセになりそうだぞ……!! よし決めた!俺はこいつを頭に被り寝る!!そしてこのパンツの持ち主は俺だと思い知らせるのだ!
フハハハハ、ハ、ハ、ハ、ハ !!!
そして、俺は頭にクリスのパンツを被った。うーむ、悪くない。なんだか力が湧いてくるようだ。フハハ!!
おや?ひとしきり変態仮面ごっこをしていたら異常に気がつく。そう、俺の聖剣エクスカリバーが勃っていたのだ。
思い返して見ると…なんだかんだいって王都ではそんなことする暇はなかったし、アクセルに帰ってきてからも貴族ごっこで遊んでた。つまり!サキュバスのお姉さんの店にもいかなければオナニーもしていない!
思い立ったが吉日!やるしかない!
ベッドから飛び降り、俺は急いでズボンを脱ぎ捨て、下半身を露出した。そして右手で聖剣を握り上下に動かし始める!
「はぁ、はぁ!」
だが、いつもと違い全然イける感じがしない。理由は簡単だ。今日の俺はいつもと違うのだ。いくら童貞でエロゲやエロ漫画に囲まれて生きてきた俺だって、流石に本物の女物の下着をかぶってしごくなんてしたことがない。
しかしこのままではイけない。仕方ないので俺はいったんオナニーを中断し頭を回転させることにした。なにかいい方法はないか……。そうだ!俺のチンコにクリスのパンツをかぶせよう!それならいけるかもしれない。
俺はパンツを頭から外し、自分のチンコにかぶせる。そのままパンツの上からしごく。
「うぅっ!くぅっ!」
なかなかいい、クリスの温かみを感じる。このままイけるか?と思ったそのときだった。
ガチャ
唐突に俺の部屋のドアが開いた。
「ちょっと助手くん!あたしのパンツ返してよ!」
そう言ってくる相手について反応できず…
「うっ!」
ドピュッ、ドピュルルル!
俺は射精した。
久方ぶりのオナニーだったからだろうか。勢いよく噴出し、ちょうどクリスの前あたりまで飛んでいってしまった。
「え」
そう困惑していそうなクリスの前で……
俺は土下座した。