固有能力は【洗脳】 ~エロ目的に使うしかねえ!~ 作:レイジー
昔から小説は書いてるんだけどなぁ……
ま、なるようになるさ!
「改めて、ギルド職員のヴラスタです。今回の役目は調査での指示や伝令、調査内容のまとめなどです。引退して時間が空いているため戦力としての期待はなさらないように」
「ん。改めてよろしく、後衛担当のヒイラギです」
「あ、えっと、後衛支援のベルタです。よろしくおねがいします」
後衛となった俺はそこで再び自己紹介をし、内外ともに立ち位置を明確に認識させた。
「はじめにも話したとおり、今回の調査は一気に山頂まで調査したのちに原因がいると思われる龍壁山脈外へと向かい、そこを重点に調査します」
なぜ龍壁山脈外なのか、といえば。
それは目撃証言およびギルドの先遣調査による情報の統合。
頂上へ向かうほどに数が多く、龍壁山脈外でも特殊個体が確認できたためだ。
「頂上まではあと少しです。ここからはよりいっそう、気を引き締めてください」
割り振られたエリアを蛇行しながら広域に探索し、辿りつく頂上付近。
そこは魔が濃い。
普段活動している中腹あたりでも濃い魔力がより濃く、そして澄んでいた。
今まで経験してきたのが纏わりつくような魔と形容するなら。ここは通り抜けるような、まるで肉体が空気になって風が通り過ぎていくような、そんな感覚。
そしてその違いは魔力運用にも影響があった。
いつもの纏わりつくような魔は魔力の放出を阻害する。
それに対して今は通り抜けるような魔で、体内から魔力を連れ去るよう。
魔力が抜けないように強く運用する必要があった。
「頂点に着いたな」
「うおぉ……」
先行するピムが確認したのち全員で頂上へ。
そこから見下ろした向こう側は手つかずの絶景。
背後に広がる寂しい山に、街とは違う。
森林限界なのか、途中までは背後同様の木々のない山だが、その先には青々とした緑が。
草原と、まばらな低木。そこからさらに進むと鬱蒼とした森林。
そしてそれらは、歪んでいた。
物理的に、ではなく。視覚として。
魔が濃いことによる魔導気候というモノがあり、その一種。
姿が歪み、ブレて。ひどくなると正面を向きながらも背後の光景が見えるという。
「うッ……」
「あ~、大丈夫? ベルタさん」
恐らく弱くはないであろうベルタ。
ただ、こういった魔の濃い場所に訪れる経験が少ないのかないのか、それともこういった環境に対する免疫が弱いのか。
彼女はひどく血色の悪い顔で口元を抑えていた。
「ではここで休憩を挟みましょう」
「す、すみません……」
「いやいや、広域探索なんだからどこかしらで休憩は必要だろうし気にしないで良いよ。ですよね……ヴラスタさん」
「はい。加えて申しますと、他の班との足並みを揃えるためにもキリの良いところで休憩を挟むつもりでしたので予定通りです」
ヴラスタの言葉でふと周囲に、山頂と山頂を繋ぐ――尾根に沿って視点を動かす。
その言葉通りチラホラと頂上へ辿りつき、その付近で休憩をする他の班の姿やそこへまだ辿りつけていない姿を見ることができた。
「ベルタさんはこういう魔の濃い場所って初めて?」
「えっと、その……はい。すみません……」
「なら我流だし向いてるかわからないけど慣れ方の基礎教えようか?」
「えっ、あっ、はい。ぜひお願いします」
「まず身体強化の感覚で魔力を纏って、少しずつ纏いを弱くして少し違和感がある程度の場所で維持。で、その感覚に慣れたらもう少し弱くして――って繰り返す感じだね。あ、そうそう、上手い上手い」
環境への適応は人それぞれ。
実際、これまであった人間に聞いたのは違いがあり、似ていてもどこか違うやり方をしていた。
だからこの俺のやり方がベルタに合っているのかはわからないが、全員に当てはまるやり方がない以上は基礎部分を知ったうえで自分自身で試行錯誤を繰り返すしかない。
「ありがとうございます」
「ん、どうせあとでこっちが世話になるだろうからね。気にしない気にしない」
休憩はまずオタギ、ベルタの女性陣から。
俺たち男どもは先に周囲の警戒を。
俺はルートヴィヒ側を、ピムは外側を警戒する。
とはいえそう離れることはなく、会話くらいなら簡単にできた。
正確には外を警戒するピムは頂上やその先に行く必要があるため離れているが、風下で身を護るルートヴィヒ側での休憩は俺と位置が近い、という理由である。
「ヒイラギさんはこういう経験が沢山あるんですか?」
「調査とかはこういう特殊な事例はあまりないかな。魔が濃いってだけなら
「そうなんですね……。希少な経験のご教授ありがとうございます」
「別に気にしなくて良いよ。俺もそう大層な経験はしてないからね。単純に通ってきた道が違うってだけだろうから俺も教わることはあるだろうし」
ん~、俺としては色んな人に教わってるし。
なんなら今も前に出てるピムとオタギの2人に教わってるような状況だからなぁ。
まあ、単純に前に出せるほど俺が強くないってのもあるけど。
それを差し引いても俺って結構教わってる人間だから別に俺が教えるってのも気にしないけど。
確かにいわれてみれば依頼で学生への指導とかが王都にはあったし、本来は金取るモンか。
そんな会話をしながら交代を待ち、俺たちも休憩をする。
靴を脱いで血行を正常に戻し、靴の裏の土や石を除去し、脚全体をマッサージしてほぐす。
過ぎない程度に食事も摂り、コンディションを整えた。
――――――――――
「敵いないか?」
「どこだ?」
「……正面」
「正面にいるか?」
「残念やなぁ、おるのは右の方やよ」
「……認知の歪みか」
探索すること調査再開から10分ほど。
視野と方向感覚のズレがひどくなり、徐々に自分の向いている方角がわからなくなる。
その認知の歪みはモンスターに対する探知にも影響を及ぼし、どの方向にモンスターがいるのかがわからない。
「断言ってことはオタギは正確にわかるのか?」
「多分あっとる思うよ」
「はい。オタギさんのおっしゃる通りいるのは右で合っています」
調査のために出てきてるギルド職員がそういうってことはオタギの感覚は合ってるんだろうな。
どんどん役割がなくなるのは悔しいけど下手に意地を張ってできないことを請け負うくらいなら素直に引いた方が良いだろう。
「なら索敵はオタギか……任せてもいいか?」
「方向自体はええけど。多分探知範囲と正確さはヒイラギの方がええと思うなぁ」
「正確さ? 俺は狂ってるけど?」
「微細な反応、やな。ヒイラギの探知は弱い反応も感じれる思うんよ。ウチは言われるまでわからんかったからなぁ、方向だけやね」
「ん。じゃあ敵の気配を感じたらそこからは任せる」
なるほど、探知でも分担はできる、か。
仕事残ってて良かったぁ。
「来たな。ちなみにどの方向にいるか、それぞれ視覚だとどう感じる?」
「この距離で? あ~、俺はあっち」
「ウチはあっちやなぁ」
「私は向こうです……」
「俺は向こうだな。ヴラスタ、どうだ?」
「ヒイラギさんの指さしている方向が一番近いですね」
てことはズレはあるのか。
「ヒイラギは探知の感覚と視野の統合が上手いんやねぇ」
「そういうモン?」
「ヒイラギは索敵向きか。方向に狂いがあるのは単に経験の浅さか能力の限界かはわからねえが、長所があるのは良かったな」
「お、おうっ。ありがとう」
俺の長所って索敵なの?
そんな感覚なかったけど、そうなのか。
「――ヒイラギ、探知に反応は?」
「? ないぞ」
「オタギは――いや、ヴラスタは?」
「特には……」
何度か戦闘をこなし、乱立する岩と木々の地形の中で不意にピムが立ち止まってそう訊ねてきた。
が、俺もヴラスタも特に何も感じず。
加えてオタギも何も感じていない。
「視線を感じないか?」
「俺は特に……」
「ウチも――いや、なんや近くにおるなぁ……」
「!?」
「!」
上位2人による認知。
即座に武器に手をかけ、魔術を放てるように魔力を廻す。
「ヒイラギ、認識した瞬間すぐに魔術を放て」
「系統指定は?」
「土、射出」
「了解」
即座に足元から材料を寄せ集め、圧縮と結合を繰り返しながら限界近くまで強度を高める。
限界までだと少しの衝撃で破裂するためあくまでも限界近く、だ。
ツララのように先端を尖らせ、弾丸を回転させる。
「――」
「――」
「右ッ!」
「
どの方向でも対応できるようにと下げていた先端を右へ向け、目がその姿を捉えると同時に照準を完了させ、撃ち放つ。
その数は8。
先頭1発と後続7発。
なぜその編成か。
先頭1発は意図的に強度に割り振り、そしてその制御を半ばで解くだけで破裂するようにした。
つまりは散弾。
手応えによって正確な位置を知り、後続7をそこへと集中させる。
先遣の死に役だ。
「――まだ生きてる!」
「一閃・
瞬間的に圧縮された大剣の魔力。
それが奔り、ピムの膂力と合わさって一気に地を穿った。
振り下ろしの一撃は距離をとるほどに制御が失われ、地に刻まれる斬り傷は半ばから3つへ別れていた。
そしてそのうちの1つが陰しか見せないモンスターを斬りつけ、それによって俺にも気配が感じられるようになった。
「ッ!」
知らないモンスター。
剣風によって一時的に魔が散り、姿が見えた。
灰色の毛並み、ヤギのような姿、それは小さかった。
幼体かと思うほど。
「一刺・
再度、ピムの攻撃。
大剣ではなくレイピアかと思うほど素早い突きはヤギのモンスターの胸元に縦の隙間を開けた。
つっよ……。
「……よし、ギリギリ残っているはずだ。確認しに行こう」
「お見事」
狙いすました一撃は魔石からあえてズラされ、行動不能にはしつつも命は奪わない。
放置すれば死ぬだろうが、それまでは幾分かの余裕がある。
「ヴラスタ、アンタはこれをどう見る?」
「やはり基本はエアレーですので今回の目的がらみかと。ただ……これまでの情報とは少し様子が違うのが気がかりです。通常のエアレー種――この辺りで見る場合はもう少し大柄です。それがこうも小さいのは何かあるのではないかと」
「俺、このへんに詳しくないんだけどさ。ここのエアレーってあんなに気配隠すの上手いモンなの?」
「わからん。可能性は3つ。1つはここがコイツらの本来の生息域、だからここじゃ気配隠しが上手いしルートヴィヒの中じゃ気配隠しが上手くできない。2つ目は別枠の特殊個体。最後は特殊個体を生みやすい特殊個体から生まれた特殊個体」
「……オタギはどう思う?」
「情報が少ないからなんも言えんなぁ。ただ、最後なんやないかって思うわ。やって、そうやなかったら登ってくる途中でもちょっとくらい変化あるやろ?」
「それは俺も同感だ。ここに来ていきなり、俺は戦ってそう感じた」
魔的な特殊環境が気配を隠す手助けをしたというのなら、それは道中での変化でも感じるはず。
魔の濃度に地形はあまり関係ないし、ここまでで急激な変化はなかった。
あくまでも濃い状態から徐々に強まる、というだけ。
いきなり100の増加が起きた、という体感はない。
とすればその急激な変化は別の要因、例えば物理的な壁――龍壁山脈の内外というだけの話。
「なあピム。この死体、どうするんだ?」
「ヴラスタが調べ終えたら殺すだろ」
「ならその前に血ぃ貰って良いか?」
「ええ、構いませんよ。鮮度が重要なら量次第ですが先にどうぞ」
「指2本の先につけるくらいで良いよ」
断りを入れ、傷から溢れた血に指先を2つ。
そうして付いた血を片方だけチロリと舐めた。
「うげぇ……ヒイラギ、正気ぃ?」
「流石に飲みはしねーよ」
指先の魔力。
口内の魔力。
指先は普段魔力が多く通うため魔力に敏感であり、口内は閉じることができるという性質上、外部からの魔の影響のほとんどを防ぐことができる。
魔力を喉を通じて心臓へ取り込み、その性質を記憶する。
「ぺッ。俺は終わったわ」
魔力の雰囲気を理解した俺は血と唾液を吐き出し、水で口内を洗い流した。
「なにしたん?」
「魔力憶えた。こうすりゃ索敵の時に見破りやすいかな、って」
「できるのか?」
「多分。といっても何度か遭遇して隠蔽状態の魔力の雰囲気も憶えないと精度は高くならないだろうけど」
「あくまでもできたら良い、っていう希望か。それでも使えるなら関係ないがな」
開拓兵の評価基準は多くがそこへ帰結する。
どれだけ現実味を帯びたことを言おうと、どれだけ荒唐無稽なことを言おうと。
最終的には『使えるか使えないか』でしか決まらない。
俺たちは学者ではない、
円周率を導き出す計算式があるとして、そんなモノは俺たちに価値はない。
他にも、2の10乗をいちいち計算せず『1024』で憶える。それと変わりない。
結果を使えれば良いのだ。
「終わりました」
ヴラスタのモンスター調査が終わり、速やかに切り殺すと調査を再開する。
ドロップはなかった。
残ったのは魔石だけ。
魔石では調査資料にはならないため俺たちは荷物を増やさないために魔石を放置して進んだ。
――――――――――
「マズいな……数が多い」
左右の大岩群が数百メートルの道を形成する谷間のような場所で。
前後をモンスターの気配が染める。
運が悪いことに左右へ逃げるための道がない。
もう少し時間があれば先んじて上へと登り、ロープなどで下に残った者を引き上げることができたが今からではそれもできないだろう。
「なに? 本当か?」
「ああ、軽く20は超える」
荷物を捨てれば逃げることができるかもしれない。
だが、龍壁山脈の地下を潜り、そして再び地上へ姿を見せる
それは食糧などの物資的な理由もあるが、魔的環境が大きい。
少しずつ慣らさなければならない状況で駆け抜けるのは自殺行為。
順を追って、休憩を挟んで、ようやく。
そして荷物がなければ休憩は難しい。
「どうする?」
「……迎え撃つしかないだろう」
ロープがなければ
俺含めメンバー全員の収納環に入っているロープだけではそこを抜けられない。
物理的に所有している荷物含めて、多少余裕がある程度の切り詰めなのだ。
「に、逃げて他の班に助けを求めるのは?」
「通じませんね。この環境です、通信が困難なのでそれが可能になる頃は普通に逃げられる頃です」
「そうですか……」
後ろは数が少ないけれど上り、前は数は多いけど下り。
さて――
「ヒイラギ、下は任せた。ムリに倒そうとは思わず時間稼ぎだけで良い」
「――わかった。だがな……早くしねえと全部倒しちまうぜ?」
「はッ! できるってんならやってみろよ若造!」
「……男ってのは子どもやなぁ」
やかましわい。
意識を切り替える。
背中は意識を削ぎ落し、意識は真っすぐ前だけ。
信じる信じないでも、そうなるという必然でもない。
軽口は叩いたが、そうやって無駄を切り詰めないと俺のせいで崩壊する。
「
脳のリソースを憑依に――猿真似に費やす。
これまで見てきた多くの開拓兵。ともに探索したメイソンやヴィータなどの動き。その他にも訓練所などで見た開拓兵の動き。今行動をともにしたピムやオタギの動き。
それら全てを集束させる荒業。
自分の思考とはいえない、強制的に引き起こした暗算による動きの適化。
練度は浅い。
が、瞬間的な正答率でいえば高い。
「ヴラスタさん……周囲の警戒を頼みます。その場に応じてベルタさんに指示を出して支援をさせてください。俺は正直、他に気を使えるほどの余裕はなくなるんで」
「……わかりました。お任せください」
「では――来い、カスども」
初手、足場の操作。
届く最高射程で地面を持ち上げ、壁を作る。
中央には通り道を開け、通行制限をかけ。
そして姿を見せた一部のモンスターに対して魔術を飛ばす。
ちッ、漏らしたか。
というよりほとんど倒せていない。
一番出力を上げやすく、魔力消費も少ない炎を使ったのがダメだったらしく、手ごたえは5体だが倒せたのは1体だけ。
「石ッ、
次は材料が身近にあり、威力も出しやすい石での造形。
ほとんど圧縮せず、形成と結合と回転だけで威力を生む。低コスト最短の乱撃。
1体!
「ふッ!」
敵を引き寄せ、首を刈る。
血しぶきを避けるように距離を取り、後方で魔術を放つ。
漏らしたモンスターを引きつけ、狩り、引いて。
その繰り返しを行い。
戦闘音に引き寄せられて増えた物量に押し負けた。
「――」
壁の前に詰まったエアレーたちが積み重なり、壁を上から突破する。
返しは作っていたが、気づけばそれは破壊されていた。
強い魔によって魔術の威力は減衰、硬い毛皮に攻撃も抑えられ、対処は間に合わなくなる。
「はァッ!!」
首を折り、消えない肉体を投げつける。
魔術で壁を作ろうにも上がり切る前に壁を越えられ、それを無視して壁を完成させようとすれば敵の素通りを許してしまうという困難。
「スマン! もうムリだッ!!」
エアレーたちの激突によって壁にヒビが見え。
物量に次の波は対処できないと俺は叫んだ。
「体力はまだ残っていますか?」
「残ってはいるけど手数が足りない!」
「いえ――『鎮まれ』」
ヴラスタの言葉。
それに従ってエアレーたちの動きが鈍った。
壁を越えようとしていたエアレーにもそれは効果を発揮し、壁の向こうで山が崩れる音がした。
「私の固有能力【威光】。私よりも弱い相手に対する一定の効果を発揮します。今の私ではこれが限度なので、よろしくお願いします」
「――最高だ、アンタッ!」
鈍い動き。
これならばこの世界に来たころの俺であっても動きは見れる。
それほどに鈍った相手ならば、余裕で対処ができた。
「お疲れ様です」
「――ホント、助かりましたぁ」
終われば無傷。
けれど疲労感が途轍もなかった。
「いえ、制限の強いこの状況でお見事ですヒイラギさん」
「ヴラスタさん、改めて最高ですっ」
向けた拳に少し驚きながらもヴラスタさんはそれに応じて拳を合わせてくれる。
後方で戦っていた2人も息を整え、こちらへとやってきて拳を合わせてくれた。
「ベルタさんも、ほらっ」
「あっ、えっと、私は何も……」
「ベルタさんはいざって時の命綱だよ? いるだけで安心感が違うし動きの選択肢の幅も増える。それだけで充分な働きだよ。だから、ほらっ」
「……はいっ」
今回、ベルタの役割は回復支援役。
攻撃など役割ではない。
戦況を見極めなければ支援もできない。
戦わないことも、立派な戦闘行為。
そう伝えるとベルタは少し気が引けた様子ながらも硬い笑顔で拳を合わせた。
アヴァムギーヴは龍壁山脈の外まで繫がってるけど山は普通にある。
地上をパックリ割いてるけど山は普通に乗っかってる。ナンデダロー
けど外の方のアヴァムギーヴはそこまで長くない。ま、人間換算だと長いし深いし幅あるけど
そもそもアヴァムギーブって地上部分がメインってワケじゃないからね、そこまで長い理由はない。ルートヴィヒ以外だとね