触手:フィオナが怪物の返り討ちに遭って犯される話
戦場となった街中は荒廃していた。敵の攻撃で、煙が上がり、あちこちのビルや道路が崩壊やヒビが駆け抜ける。負傷者も後を絶たない。
星騎士・星見フィオナは黒煙の昇る中、孤軍奮闘していた。眼前に佇む巨大なタコのようなモンスターを前に、彼女は不穏に眉を潜め、歯噛みしていた。
美しい銀色のセミロングや綺麗な顔立ちも今や砂埃に塗れ、疲労感が見て取れる。
菫色を基調としたマレットドレスはハイネックアメリカンスリーブで、肩周りや腹部を大胆に露出している。首元を飾るのは、金色で縁取られた襟、ムーンストーンのブローチと柔らかくも優雅なレースだ。腰からは太陽の装飾を先端に付けた二本のリボンを下げ、太陽光を鈍く反射させていた。生地は青を割るようにして長い金色のラインが施されたものだ。
スカートの前部分の丈はマイクロミニ程に短いものであり、シースルーを着用している。そこからすらりと伸びる両足を、白いガーターベルトと金色のパンプスが包み、そのラインを見せつつ、清楚な印象を与えるものだった。
全体的に綺麗さと軽やかさを両立させつつ、華やかさも取り入れられた小綺麗な身嗜みだ。しかし──
彼女はモンスターから後退しながらテラスに着地する。普段は優雅で穏和な彼女だが、荒い呼吸で肩を揺らし、汗を流していた。
(何とか住民は避難できた、けど……)
他の星騎士たちは倒れてしまい、現状、戦えるのはフィオナのみだ。故に彼女は、負傷した星騎士たちに応援の要請を頼みつつ、自らを囮としたのだ。
目の前の強敵は彼女一人で倒すには荷が重い。紫色の肌で、体の所々に電子回路のような赤い模様を浮かべている。頭部と思しきものは丸く、一見タコのようにも見えるが、触腕は何故か十一本ある。クラーケンか何かだろうか。タコやイカらしく、触腕の内側には夥しい数の吸盤が生えていた。
今回のモンスターはファンキーな外見に似合わず、フィオナたちの攻撃をものともしない程の頑丈さと靭やかさ、そして手数を持っている。
「アストラル・エッジ!」
魔法の本を手に空を舞い、光の剣を放つフィオナ。モンスターへ真っ直ぐ突っ込んだそれらはモンスターの触手に突き刺さるや否やすぐさま消滅する。
浅からぬ刺傷のはずだが、刃が消えればすぐに傷が塞がる。水中で水を払うかのように、まるで手応えが無い。ダメージの有無は判別できないが、モンスターに怯む様子も無いことから、攻撃がまるで通じていないと判断すべきだろう。
それでも、味方の到着を待たねばならない。たとえ一人で勝てずとも、援軍が来れば打開策を講じることはできるはずだ。
「これ以上、好きにはさせない!」
フィオナは再びアストラル・エッジを発動した。大量の魔力を注いだそれらは彼女の背後に付き従う剣。彼女の指がモンスターを指し示せば、その動きに従って敵へ降り注がれる。
触腕諸共、何度も突き刺される頭部。その鋭利な雨には黒髭も真っ青になるだろう。しかしモンスターは相変わらず、倒れる素振りも見せなかった。
(だったら……!)
フィオナは本にありったけの魔力を注ぐ。紡がれ、圧縮されたそれはフィオナの頭上に浮かぶ。大きく、しかし圧縮された魔力は純粋なまでに敵を滅するエネルギーの塊となる。まるで太陽のようだ。
瞬間、そこから夥しいレーザーが弧を描くようにしてモンスターへと放たれた。流星群──否、フレアが荒々しい勢いで降り注いだ。
「ヒューペリオンイレイザー!」
被弾したその瞬間、モンスターの身は着弾点から爆ぜ、蒸発する。頭部を、触手を、臓物を、光の蹂躙が連続して爆発を引き起こし、モンスターを溶かしていった。
破裂音に、地面を打ち付ける湿った音。ベチャベチャと粘着性のあるそれらが煙の中から耳を叩いた。
度重なる術の連続。そこでフィオナの魔力が尽き、彼女は空から落ちてしまう。着地する直前のタイミングで一瞬浮遊したものの、衝撃を御し切れなかった。
走る痛みと倒れそうな体だが、何とか持ち堪えようと、フィオナは自らを奮い立たせた。上がる息を治めようと呼吸する。
(や、やった……?)
煙ばかりが蠢く景色に、フィオナはポツリと呟く。
──その瞬間だった。砂煙を突き刺すよう剛力の紫。フィオナが脱力し切ったその時を狙っていたかのように、触腕が彼女へと迫る。
「しまっ──」
その動きは恐ろしく速いものだった。触腕は警戒していたはずのフィオナの足首を一瞬にして束ね、そのまま彼女の体を巻き付きながら登る。両腕ごと全身を縛り上げてしまえば、幾ら星騎士といえど頑丈なだけの小娘に過ぎない。
腕が使えずとも、戦う術はある──屈強な意思を以て鋭く睨んだフィオナの戦意をへし折るべく、触腕が彼女の体に圧をかけた。
「ぐっ、ううっ……!」
呼吸すら許さない程の圧力に、彼女の口から苦しげな声が漏れた。拘束とを兼ね備えた恐ろしい攻撃だ。ギリギリと鈍い音を奏でながら戦士を追い詰めていく。
下手をすれば、すぐにでも意識を刈り取られかねないダメージだ。フィオナは歯を食い縛ってそれに耐える。
「ぐ、あぁ……っ!」
フィオナの抵抗を嘲笑うかのように触腕は力を強めた。締め付ける力が強まるにつれ、彼女の体は反り返る形になる。
まだ戦えるというフィオナの強固な意思も純然たるフィジカルの前には意味が無かった。ダメージを受け続けた肉体がついていけず、段々ということを聞かなくなっていく。魔力を練ろうにも、肺が圧迫されてままならない。
「か、はっ……!」
酸素を求めて、フィオナは堪らず口を開いた。骨が軋み、痛みに天を仰ぐ。彼女は敵に屈さず、踏ん張ろうとしていたものの、疲労が祟って長くはもたない。
強く握っていた拳から徐々に力が抜けていき、やがてぶらんと落ちるように垂れ下がった。
無力化を確信したか、それを合図にモンスターが彼女の拘束を解いた。放られた体は飛ぶこともできず、そのまま地面に叩き付けられる。
凄惨な負傷に、フィオナも呻き声を発した。無論、これで終わりではない。触腕が落ちたフィオナへと伸びて行き、その四肢と首を絡め取る。少女は捕縛され、✕の字で拘束されてしまった。
逃げ出そうにもその力は強く、彼女の皮膚に食い込んだ。ギリギリと鈍い音が走る。抵抗しようにも、四肢はそれぞれ別方向から引っ張られ、彼女の腕力ではびくともしない。
(まずい、このままじゃ……!)
砂埃の幕から本体が現れる。それは重々しい巨体を誇示するかのように悠然としたペースで捕虜に躙り寄った。戦闘で漂っている砂煙はその一振りで、容易く消えていく。
絶体絶命。刀折れ矢尽きるこの状況で、フィオナはモンスターを鋭く睨んだ。心はまだ負けていない。死すら覚悟しながら屈さない意思を示す表情だ。
モンスターは沈黙する。じっとフィオナを見つめる様子は観察しているかのようである。
(何とか、チャンスを作らないと……)
攻撃しないのならば好都合だ。再びなけなしの魔力を練りながら術の発動を試みるフィオナ。せめて一瞬怯ませられれば御の字だという判断だった。
しかしそこでフィオナの思惑を察知したか、モンスターが再始動する。新たに三本の触腕を彼女へ伸ばし、それらをドレスの内部へ侵入させたのだ。
「ひっ……!?」
触手がアームホールとスカートからドレスの下に滑り込み、彼女の乳房と股をねっとりと撫でた。まるで蛇のように蠢く触腕はフィオナの柔肌を這いずり回り、敏感な箇所を愛撫する。
その生々しい感触に彼女は思わず声を漏らし、さらに集中力が途切れたことで、練っていた魔力を散らしてしまった。
「な、何を……っ! いやぁっ……!」
触手に手心など無い。それらはフィオナの柔肌を巡りながら女の部分を摩擦し始めた。柔肉に食い込む程に強く握られながら、触腕がそれを搾り取るようにして揉みしだく。その先端が乳首を擦り上げればフィオナの体は跳ね上がり、嬌声が零れた。
幾らフィオナが責め苦を耐えようとしても、モンスターにとって何ら影響は無い。揉みしだくように撫で回し、その先端で乳輪を丹念になぞっていく。
「やっ、いやっ……ん、あぁっ……!」
刺激に伴って薄紅色の頂が勃てば、根元からそれを絞り上げられ、その突起物を乳首に押し当てられる。刺激を与える時間など幾らでもあった。
乳輪をなぞって擦り付ければフィオナの体は痙攣し、次第にその口が緩んでいく。その甘い声色が今にも隙間から零れかけそうだった。時間が経てば経つ程、彼女は頬を紅潮させていき、疲労とは違う熱の籠もった呼吸をしてしまう。
サガへの刺激は乳房のみに起きている訳ではない。フィオナの股に引っ付いた触腕が、その表面を執拗に擦り上げていた。
「ひぁっ……!? あぅ……! や、やめっ……!」
股布に走る刺激。触手が往復する度にフィオナの腰が跳ねてしまう。堪らず足を閉じるも、それが返って触腕を股に固定させてしまい、触腕をより強くショーツに押し当ててしまった。
愛撫によって高まる性感と焦燥感に、フィオナの呼吸は乱れていく。
「んっ……! あ……やぁっ……!」
触腕で乳房を搾るようにして揉まれ、股もゴシゴシと擦られる。恥部を激しく弄ばれることでフィオナの体の内側で何かが込み上げていた。皮肉にもそれは彼女が緋宮クロトとの情事で発生する感覚に近いものだった。
現に、フィオナの股を何度も行き来する触腕は別の液体を纏いつつあった。その激しさに彼女の体は仰け反り、快楽に打ち震えた。彼女自身がどれ程否定しようと、その身がサガに疼いているのは明らかだった。
(クロ……ト……違う、こんなの、あの人の時とは、全然……!)
一瞬とはいえ、想い人への夜伽をフィオナの頭を過るが、彼女は歯を食い縛り、断固として否定した。彼とのひとときは、斯様な、独りよがりで肉欲に任せたものではない。
喘いでいた彼女は汚泥に沈みかけた、僅かばかりの矜持と恋慕を引き摺り出した。星騎士たちがいずれ来る時まで、たとえ女としての己自身が弄ばれようとも──
(こんなのに、感じる訳ッ……!)
それでも、意識を引き摺り込もうとする熱は灯るばかりだ。それをモンスターが苛烈に焚き付ける。
果実に巻き付いていた触腕が頭頂部へ登ると、固くなりつつあったそれを強く締め付けた。それと同時並行で陰唇への摩擦をさらに強めた。淫らな掘削に、フィオナは堪らず嬌声を上げてしまう。
「ひっ……! 潰れちゃ、んっ……!」
乱暴な責めを堪えようと力を込めるが、腕の一本とて引っ張れない。無抵抗なまま陰唇や陰核への刺激は強まりつつあり、それに伴って彼女の体が鋭敏になっていく。秘部を摩擦され、蜜が溢れんばかりだ。
直後、ここに来てモンスターがペースを上げた。触腕が乳房を絞りながら円錐状に引っ張りながら、臀裂から秘部までを荒縄のように激しく擦る。
フィオナの嬌声。しかし手足を絡め取るものが彼女の抵抗を許さない。
「あッ……! だめ、そこは、っ……ああぁぁっ!」
突起物が陰唇と肛門を削り取らん限りに往復する。陰核が潰されんばかりに擦られる。乳房は根元から先端までを搾り取るように揉みしだかれ、その先端の乳頭もいやらしく愛撫される。
込み上げた熱は縛られること無くフィオナの中を突き抜け、体の奥深くで弾けるような衝撃が走った。その瞬間、彼女は艷やかな声と共に大きく仰け反り、体を痙攣させた。
「んっ……! あッ、あああぁぁっ!」
少女の体が跳ね、ショーツから染み出した愛液が触腕を伝う。粘液を上書きするようにして蜜に覆われたそれは一時的に動きを止めた。
──絶頂。クロト以外の、それもモンスターを相手に彼女は果ててしまった。快楽で真っ白に染められる頭、その回転率は酷く鈍い。フィオナが認識していることは、頂まで押し上げられてしまったことへの罪悪感と、確かな恥辱だった。
快楽の余韻で呼吸が乱れる。肩の起伏は激しく、口からはだらだらと唾液が流れ、顎を下って行った。
暇は束の間だった。股を擦っていた触腕がクロッチを下から引っ張る。その拍子に染み込んでいた愛液が漏れ出て、二度目のコーティングを済ませた。ショーツの行く先は太腿だ。
秘部より薄布が取り払われた以上、そこを遮るものはもはや何も無い。
背筋が凍えるような戦慄。敵の魂胆を察知したフィオナは不本意な興奮から一転して青褪めた。
「やめて、そこは……クロトだけの……」
触腕は自らをフィオナの秘部に擦り付けながら、彼女の反応を観察した。それが嗜虐心の表れかは定かではない。
しかし、それはフィオナの恐怖を駆り立てるには十分だった。相手はモンスターであり、想い人のいる彼女が他の雄を受け入れる訳にはいかなかった。
「いやっ……!」
彼女は今になってモンスターを拒絶しようと暴れるが、捕まえた餌の拘束が解かれるはずも無いだろう。フィオナの虚しく、先端が秘裂に突き立てられる。
秘部を捉えた触腕に力が籠もる。蜜で湿った肉の穴、ミチッと鈍い音が走る。そして、そのまま触腕はフィオナの膣へと押し入った。
「いやぁぁぁっ!」
愛液に塗れた触腕はフィオナの膣へ突き進み、その内部を蹂躙する。散々理不尽に弄ばれた少女の体は本能への刺激に滴っていき、その膣内も容易く挿入できる程にでき上がっていた。
膣内で暴れられる度にフィオナの秘裂から愛液が飛散し、彼女の下半身や触腕を淫らに汚す。先程まで必死に口を閉じようとしていたフィオナも、膣内を削られるような前後運動には反応せざるを得なかった。苦痛と快楽の狭間で騎士は無力に喘いだ。
無情にも、触腕は容赦無くフィオナの内部を掘り進んではその蜜を欲しいままに浴びた。
膣内を穿たれる快楽に彼女は涙を流し、堪らず嬌声を上げてしまう。
「太、いっ……いやぁッ……ああっ!」
ぐちゅり、と抽送される度に愛液と粘液が絡み合い、水音が響く。
フィオナの体は快楽に流され、女としての反応を強いられた。モンスターの情欲のまま、無力に弄ばれる彼女は一人声を上げながらモンスターを拒もうとした。しかしその体は生物の摂理に従順だった。本人の意思とは裏腹に触腕を受け入れ、子種欲しさに圧迫した。
「ひぐっ……! うっ、ぁっ……! ああぁっ!」
触手がフィオナの膣内で暴れ回る最中、陰核を触腕が擦った。彼女は突然の責めに、艷やかな悲鳴に近い嬌声を上げる。抽送と共に乱暴に擦られる陰核の感覚は痛ましくも確かにフィオナを追い詰めていた。
そのまま彼女を淫らな闇へと落とすべくモンスターは触腕を手繰る。あれ程締め上げていた乳房や乳首を撫でるようにして突起物で愛撫した。
「あッ、やぁっ……! ひぅっ! いやっ……んぁ、ああ……!」
乳房と陰核への刺激がフィオナを絶頂へと追いやる。彼女はその快楽から逃れようと身を捩らせるも、拘束は解けずただ悶えるだけの無意味なものとなった。
きゅうきゅうと物欲しそうな膣圧はモンスターを昂揚させた。襞は触腕に絡み付き、陵辱を長引かせるかのように抵抗する。淫乱なひとときが続く程に、フィオナ の思考回路も抵抗力も錆び付いていく。
「あっ、あぁっ……! いやぁっ! あッ……!」
触腕は膣を抉りながらフィオナの乳房や陰核を撫で回す。突起物は乳輪をなぞりつつ乳首を擦ったかと思えば、それを乳房に埋めるようにして弄んだ。
触腕の責めはフィオナの性感帯に対して、貪欲ながら的確なものだった。幾ら化け物相手に拒絶しようが、その刺激に彼女は堪らず体を跳ねさせ、嬌声を上げるのみ。
快楽が体の中で弾け続け、フィオナの意識も体も快楽に蝕まれていく。言葉を介さず、ただ艷やかに叫ぶその姿。
「あぁッ! いやっ……ああぁぁっ!」
そして迎えるラストスパート。触腕は動きの圧と勢いを高め、フィオナの膣を穿り回す。
それを理解しようと、フィオナに選択肢は無い。できるのは射精を促すための僅かな動作のみだ。
激しい抽送に愛液が攪拌され、粘着質な音が響く。触腕は最奥まで貫き、その先端で内壁を突いていく。
「いやぁっ! いやっ……あッ! ああぁぁッ!」
そして訪れる絶頂の波。フィオナは大きく仰け反ると共に、一際強く膣圧を上げてしまう。
きつく締め付けられた触腕もまた限界を迎え、強い一撃を膣の最奥に叩き込んだ。瞬間、迸る欲望が触腕の腺を駆け抜け、結合部を通過する。そしてそれはフィオナの最奥で一気に弾けた。
「いや、いやああああああっ!」
侵略の白濁液。粘着性のある熱が膣と子宮へ流れ込み、その感覚にフィオナは悲鳴を上げた。
どくっどくっと脈打ちながら、触腕がフィオナの体内に子種を吐き出す。満たされていく蜜壺から漏れ出た分が逆流し、粘膜を押し退けて出口を目指す。
「あ、あぁぁ……」
愛液と白濁液が混ざり合い、結合部から溢れ落ちる。フィオナの体は絶頂の熱で痙攣し続け、その余韻に揺蕩っていた。涙を流す目にも、涎を止めぬ口にも、力は宿っていない。欲望を伴った力に屈した彼女は快楽の熱に焦がされてしまったのだ。
射精を終えた触腕がゆっくりと引き抜かれる。虚ろな目を空に向けていた彼女はそこで劣情の終結を幻に見た。
真にフィオナを待ち受けていたのは新たな生き地獄である。触腕が引き抜かれた直後、一切の暇も無いまま新しいものが彼女の秘裂を貫いたのだ。
「え、あッ……! い、あっ……あああぁ……!」
触腕は無遠慮にフィオナの膣内を蹂躙する。先の白濁液を掻き分けながら、その奥の柔肉に触腕を叩き付けた。
絶頂の余韻に浸る間も無く責め立てられるフィオナ。しかし疎ましくも、彼女の体は新たな刺激を悦んで受け入れていた。
蠢く触手は愛液と粘液に身を包みながら膣内を叩いては突き進む。その勢いを加速させるべく、フィオナの乳房が締め上げられた。
「あッ! ああぁっ、いやぁ……!」
今し方絶頂を味わったばかりの体にはあまりにも酷な刺激だ。しかし弱々しい悲鳴も嬌声に呑み込まれてしまう。それに、モンスターはさらなる一石を投じようとしていた。
新たな触腕がフィオナの口へと伸ばされる。口腔内への侵入を試みるそれを視認した彼女は涙ながらに口を閉じるが、モンスターは容赦無くその口を抉じ開けた。
「んんっ、んんんんっ……!」
侵攻する触腕。それはフィオナの喉奥を突く勢いで突き入れられ、彼女は堪らずえづいた。抜き差しされる中で、フィオナの内部はモンスターの粘液を塗りたくられていた。口から食道までを何度も往復され、醜悪な味と臭いを粘膜に擦り付けられる。気持ちの悪いものだ。呼吸を妨げられ、ねぶられるような感覚と粘っこい食感が酷く不快だ。
しかしモンスターがそれを気にするはずも無く、そのまま新たな触腕を肛門へと伸ばした。
当然、フィオナに拒否権は無い。捉えられた菊座が力任せに触腕を捩じ込まれ、彼女は目を白黒させる。痛みのあまり一瞬だけ視界が閉ざされてしまう。
(いやっ……そこは、ちがっ……!)
一本の触腕が膣内を往復する中、もう一本は菊座も穿たれた。未開拓の領域を侵略され、フィオナは心身共に踏み躙られる。触腕の圧迫感と異物感に、彼女はただ喘ぐしか無かった。
抵抗する術も意思も、発言権すら奪われた彼女は女としての尊厳も叩き落された。モンスターにとって、存分に蹂躙されるその姿は体のよい玩具なのだろう。だからこうして、戯れの一環として種付けにそぐわない部位にも精を注ごうとしているのだ。
「ん、んんーっ! んっ……!」
されるがままのフィオナを嘲笑うかのように触腕は前後運動を続ける。膣の襞に擦り付けながら最奥まで突き進み、菊座では腸内から子宮を突き上げた。
その激しさにフィオナは堪らず体を跳ねさせる。
触手が膣を穿つ度に、愛液と精液の混合液が無惨に飛び散る。肛門の方もそれに合わせようとしているのか、中を掻き混ぜるようにして抉り始める。人間の耐久力を度外視した、尋常ならざる衝撃がフィオナ一人に打ち込まれる。
「んっ、んぐっ……! んぶっ、んん……っ!」
二本の触手は交互に膣内と菊座を往復する。その速度は次第に速まり、絶頂へと至る準備を始めた。
嬲られるフィオナはただそれを受け入れざるを得ない。快楽の受け手は彼女ただ一人。あまりにも度が過ぎた精力は人間や魔族、神族を問わず、容易くキャパシティを超えたものだ。
もはや彼女の意識に逃がした仲間たちのことは無く、肉欲を叩き付けられる惨劇のみが彼女の心身を埋め尽くす。中心に祭り上げられた彼女は注がれるままに、それを享受するのみ。
(いやっ……もうイきたくない……!)
フィオナの切実な懇願などお構い無しに触手は責め立てる。その勢いは最高潮に達し、モンスターもまた同様に、絶頂に近付きつつあった。
体液を塗り込まれた口腔内も腫れ切った乳房も、とうに限界だ。たとえモンスターの為すそれが快楽だったとしても、過度なものは毒となる。上限を超えて刺激を受け続けたフィオナの目からは涙も光も枯れかけていた。
「んぐっ……んんーっ、んっ……!」
そして遂にその時が来る。
触腕が体内で暴れ回り、その先端を最奥に突き付ける。喉も、子宮も、腸ですら例外ではない。脈動する三本の触腕はそれぞれの性腺で白濁液を生成し、溜め込んだものを送り届けた。
今が解き放たれる直前だということをフィオナは悟る。敵を倒せないどころか、恋人がいる身でありながら慰み者にされ、精という精を注がれる。星騎士としても女としても、これ以上の屈辱と恥辱は無い。最後の涙はただの雫と散る。
「んっ、んんんんんんんんんん!!」
放出された白濁液はそれぞれの穴を染め上げ、侵略する。胃も子宮も腸内までも白く書き換えられた肉体、キャパシティを超えたあまりの量に、フィオナという肉壺は破裂しそうな錯覚を覚えた。
三つの穴から受け止め切れなかったものが噴き出される。膣内は元より、口腔内と腸内は逆流して溢れるさまは噴水のようである。
モンスターの陵辱は、人間を容易く溺れさせる程のものだ。何度目かも忘れる程に混濁した意識の中で、フィオナの体は痙攣し続け、注がれたものを垂れ流すばかり。絶頂と嘔吐感の狭間は、煉獄と呼ぶには色欲に塗れ過ぎていた。
やがて、引き抜かれる触腕。その空間を埋めるかのように漏れ出た白濁液がフィオナの身を上塗りする。
(クロト……)
汚れた白に見えたのは想い人の名。フィオナは伸ばせぬ腕を幻視しながら、心の中で彼を呼ぶ。
モンスターは無情にも、彼女の体を引き寄せる。その行く先は触腕の中心──タコやイカの口に当たる場所だ。彼女を飲み込もうと、地獄の入り口が開かれる。
指一本動かせぬ程に衰弱したフィオナは言葉すら発せぬままに、化け物の暗闇へと吸い込まれた。
◇◇◇
モンスターの体内はこの世のものとは思えない場所だ。暗紫色の肉塊に包まれ、四肢を触手に絡め取られた彼女は再び肉欲の捌け口として捕縛され、日付が変わろうとその状況に変化は無かった。両腕は後ろ手に回され、束ねる形で縛られている。膝から下もがっしりと絡み付かれ、一歩足りとも抜け出されぬよう肉の沼に沈められている。
度重なる陵辱の影響で乳房が大きくなったのは彼女にとって不本意極まりないものだろう。それらは今もきつく絞られ、近い内に出るであろう母の雫を待つばかり。
そして股の下から伸びた二本の触手により、フィオナの膣内と腸内は荒っぽく掻き回されていた。
「ああっ、あっ……んんっ、あんっ!」
サガを刺激する触手に、彼女は反射的に声を漏らした。何度も何度も繰り返される内に、快楽と苦痛の境界線が薄らぎつつあった。それでもなお、モンスターの陵辱を甘んじて受け入れ、生かされている自分が憎かった。
何とも執念深いものだ。子を孕ませるべく、何度フィオナの体内が穿たれたことか。愛液と精液に塗れたそれは彼女の襞や肉壁を容赦無く擦りながら抽送を繰り返す。その刺激で彼女はまたも絶頂へと至るが、モンスターはそれに構わず抽送を加速させる。
「だ、れか……たすけ、てぇ……!」
触手が膣内を往復する度に愛液と精液の混合液が飛び散り、彼女の体を汚した。何度も注がれ、新旧すらもごちゃ混ぜにしたローテーションだ。吐き出された回数など、今さら数えられていない。
モンスターの白濁液など、内外に関わらず触れたくないはずの不快感の塊だ。しかし屈辱的なことに、フィオナの女としてのサガがそれを求めつつあった。
(いやっ……また射精され、る……!)
化け物が絶頂に達すれば、またフィオナの体内に白濁液が注がれる。抽送されては雄汁をぶち撒けられる、繰り返された陵辱によって彼女の肉体はモンスターに順応しつつあった。
フィオナは、モンスターに犯され、醜く穢されるだけの日々から逃れたかった。しかし彼女はもう太陽を最後に見た日を思い出せない。彼女の今の世界は視界を埋め尽くす触手と吐き出された白濁液ばかりだ。
「いっ! いやっ、あああぁっ!」
何度目もわからない遺伝子の交配。今回もまた新しきが古きを追いやるだけのいたちごっこだ。恐らく、この悍ましき戯れはフィオナが化け物の子を宿すまで続くのだろう。
休む暇すら与えられない責め立てにフィオナは堪らず悲鳴を上げるが、それもすぐに嬌声へと変わる。全てを諦めて、物言わぬ肉壺になる日も近いかもしれない。
「んぶっ、お、ぐぇ……ふぅ゙……」
水音の絶えない肉壺。触手に満たされた空間の中心、フィオナを苛烈な進退行動が襲う。は何度も飛びそうになるフィオナの意識を、無常にも触手は許さない。
少女の真下から伸びた二本の触手が二つの肉穴を貫いてから、どれ程の時間が経ったのだろう。交互に子壺を叩くよう、頻りに動いたそれが彼女の精神をどうしようも無く蝕む。この果てしない痛みと恥辱が脳を甘く揺さぶるようになったのは、いつからだったか。シームレスな変化に追い付ける程の余裕など、彼女には無かった。
「いぎっ……や゙、ぁ゙あっ、もう、やえ゙でぇっ……!!」
股間に突き刺さる触手が出入りする度に込み上げてくる嘔吐感と窒息による不快感で意識が覚醒されてしまい、彼女は苦痛を強いられ続けるばかりだ。
既に日夜の感覚も無い。眠ることすら許されず、何度も何度も穴という穴を犯され続けたフィオナ。その脳髄にこびり付いたものは汚らわしく激しく、あまりにも歪な姦淫だ。
(一体……いつ、終わるの……?)
艷やかな喘ぎ声を上げる最中、フィオナは頬を伝う一筋の雫を流した。
抽送を続ける内に、化け物はペースを速めていき、ギュウッと乳房を絞り上げる。襲い来るであろう絶頂の苦汁に脳髄を痺れるフィオナだが、腕の一本すらまともに動かせない。彼女にはもうわからないのだ。意識がある間、どれだけ果て続けなければならないのか、命潰えるその時まで化け物の肉壺として使われ続けるのか。絶望にその双眸は光を失くしてしまった。
体内で渦を巻く触手の脈動が、体内でより一層強くなるのを感じた。限界が近いのだろう。それはフィオナにとって無慈悲な宣告に他ならず、彼女の心は暗い海の底に沈むように暗闇に呑まれていく。抜き差しの間隔が短くなる。怪物の子種が、迫り来る。
やがて触手は亀頭を一際深く体内へと潜ると同時に、根元を膨らませた。それは体内腺を疾く駆け上り、子宮口を押し広げるようにして結合部を通過して行く。
そうして、そこから放たれた命の根源は無遠慮にも体内を満たしていった。
「あがっ、ひう、ああああああっ……!!」
何度も射精したというのに、全く衰えの感じられない精液が放出される。喉と膣、腸の奥に直接流し込まれ、肉欲の熱に焼かれる。
見開かれる眼差しに生気は無い。注ぎ込まれる情欲に、彼女はただ飲み込まれるしか無かった。未だ穴に肉槍が突き刺さったままだというのに、隙間から逆流し、脱しては彼女の体を白濁に汚していく。
やがて射精の勢いが収まってようやく、触手が引き抜かれる。栓が外れたことでドプッと音を立て、精液が溢れ出した。高貴なその身は唇も、股も、醜く汚されてしまった。虚ろな眼差しは虚空へ向けられ、その口も呻くか喘ぐのみ。
数秒間の暇。決して長くはないそれは決して休息足り得ず、フィオナへの肉欲を生成するための一時的なインターバルでしかない。陵辱はすぐに再開される。
「はぁー、はぁー……あっ、もっ、やだ、ぁ──!!」
肉の檻にただ一人。虚しく奏でられるのは淫靡に染まる無力な声。触手に嬲られ続ける日々、閉ざされた世界には昼も夜も無い。
果たして、助けは来るのだろうか。懸命に戦った星騎士は淫らな微睡みの中で、かの愛おしき魔王の姿を見た。それは目の前の肉塊から目を反らすための夢か、儚くも一途な信頼か、彼女自身がそれを問うことは無く、空虚の瞳はただ静かに閉ざされる。