ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
ミカエルたちを刺した男は、彼らを刺した後、何を思ったのかミカエルたちごと槍を持ち上げようとして腰を痛め、槍から手を離して膝をついていた。
民衆を斬り殺さないためにという思いから行く手を阻む2人と斬り合いを演じていたミカエルは、自分の右胸から突き出た槍と父である国王のうめき声で刺されたことに気付き、痛みに耐えながらも行く手を阻んでいた2人を切り伏せた。
「すまんな」
ミカエルは『王座の真』の正面入口の扉あのすぐ横の壁際に行くと肩を貸している国王とともに座り込んだ。
クーデター派の2人が治療され始め、レオンが6人目と斬り合っている景色が見えた。
「父上、治療魔法はまだ使えますな」
「ああ」
「ならば、ご自身の槍の刺さっている箇所に出せる準備をしておいてください。今から槍を抜きます」
「お前はどうするのだ」
「ちょっと気絶するかもしれませんが生き延びて見せますよ」
そう言って、ミカエルは国王ににやりと笑った。
ミカエルは国王と自分にを貫いている槍を風魔法を使い、国王の背後側から自分の身体側へと押し出した。
国王が治療魔法を使い始めたのを確認してから、自分の胸から出ている槍の先を掴み、一気に引き抜き、近くの窓から『王座の間』の外へと放り投げた。
放り投げられた2人の血で濡れた槍は、王城の塔の側面に突き刺さった。
ミカエルは痛みに他意ながら、即座に貫通した2か所へ治療魔法を使い、貫通した穴を塞いだ。
「とりあえず貫通した穴は塞いだが片肺を少し抉られたか。後は手術してもらわねば額は持たんな」
「父上、治療はできましたか」
「お主と同じく貫通した穴を塞ぐぐらいならまだまだ出来るわい。そういえばお主がここに来たということは、お前たちの子は無事産まれたのか」
「先程、ラルフが地価の特設手術室で男女4人ずつの計8人を産んでくれました。母子ともに無事です。私たちの手術もありますので、そも手術室への転移の準備をします」
「それはめでたいのう。ラルフちゃんも頑張ってくれたわい」
「はい、ラルフが頑張ってくれたおかげです」
ミカエルは転移魔法の準備をしようと魔法陣を床に書き始めた。
レオンはミカエルたちに槍が刺さったのを見た頃には10人のうちの8人までを斬り伏せていた。
多少の斬り傷は負ったが後2人を倒せば後方部隊のみだと思い気を引き締めると、9人目の少年と斬り合いを始めた。9人目は黒い長そで長ズボンに皮靴の細い剣を持った少年ですばしっこく動きレオンの剣を避けながら斬り合っていた。
「少年、やるな」
「敵に褒められたって、さっきお前が足を打ち抜いた副団長の隣にいた兄ちゃん、。あいつをあそこで結界を張って今治療しているのは僕の姉さんなんだ。姉さんも頑張っているなら僕がお前の首を取れば僕たちが勝てる」
少年は高めの声で叫んでから、5分にわたって全身傷だらけにしながらもレオンと斬り合った。