ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
片手を壁に付けたままで歩き始めようとしたことで何かを作動させてしまい、急に通路が白くまぶしい光を放ったことに驚き、ノヴァは反射的にさっと両眼を瞑った。
(何が起こったの)
1分ほど目を閉じていたノヴァは、ゆっくりと両眼を開けると、彼女のいる通路は天井付近の両壁面に白い明りが灯っていた。
ノヴァの目は明かりにすぐに慣れた。すぐに自分の手が触れている壁を見ると、彼女は何かの小さく紅いボタンを押してしまったようだった。急に通路が明るくなったのは、それがきっかけだったと容易に推測できた。
(もしかしてこの壁に手を付いたことでこのボタンを押したから明るくなったのかしら)
ノヴァは試しに手を離してみたが、 ノヴァが押したボタンは押されたままで通路の明るさは変わらなかった。
(どうやらそうみたいね。それにしてもここは夢の中だと思ったのに、色々何かの施設だったのかしら)
ノヴァは自分が押してしまった壁のボタンから目を離し、通路全体をさっと見渡した。
通路の真っ白の壁面や天井にはノヴァが押したボタン以外にも何やら小さな黒く四角いものがいくつも付いており、直線だと思っていた通路は、どうやら通路は右へと曲がって上へと向かって坂になっているようであった。
床を見るとこちらも真っ白で天井や壁面とのつなぎ目らしいものは、ノヴァには見つけられなかった。
(そうだ。今ならさっきまでいた部屋の全貌がはっきりとわかるわはずよね)
ノヴァはそう思い立つと、後方へと身体を振り向かせた。
ノヴァが振り返った先には、床より上が半球状で白くとても部屋と呼ぶには大き過ぎるサイズの円形の広場があったのは先程と変わらなかったが、真っ白だったはずのその天井と側面には、とても大きな変化が発生していた。
天井のその一番高い位置からは両腕を左右に伸ばしたノヴァがすっぽり入れそうなに見えるとても大きな大きさの明かりの元が広場を明るく照らしており、壁面の床より一定の高さから天井へ向かって広場を周回しながら、通路にあるのと同じような黒く四角い物が斜めに一定の間隔で出現していた。
また、ついさっき見たときは白く光っていたノヴァが様々な体液を放出した中心部付近の床は、渇き切ってノヴァの醜態の跡は微塵も残っていなかった。
(何かしらあの黒くて四角い物は、実害がないのならば、先に進みましょ)
と呟いたノヴァは、再び通路へと体の向きを戻すと、そのまま明るくなった通路を先へと歩き始めた。