ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
ノヴァは灯りの灯った通路を、両腕を腰にぴったりと付けて、歩き始めた。
上への傾斜のある通路は歩くという動作を始めて1時間も経っていないノヴァにはまだ不安があったのもあり。その足取りはゆっくりであった。
しばらく歩いていると、前を向きつつも、次第に左右の壁にある黒く四角い物をチラチラと観る余裕も少しずつ出てきていた。
途中に分岐する道も見当たらない通路を5分程上へ上へと昇りながら歩き続けたところで、通路の天井と壁面それに床をぐるっと一周しする形で沿うようにして、1CM程の短い赤色のラインが見えてきた。
(何かしら。いつものように髪の毛を伸ばしたりできれば情報を探れるのに、こういう時能力と魔法の両方が使えないと不便ね)
そう愚痴を言いながらも、ノヴァは右腕とその先にある手の指をピンと前に出した状態で伸ばし、胴体より先に赤いラインで核まれている空間を通過させることにした。
(ここで腕じゃなく前へと伸ばしたおちんちんを先に通過させて、もし破壊されたら再生できるか怪しいわね)
そんなことを思っているうちに、伸ばしていた彼女の中指は赤いラインに囲まれたエリアへと入っていた。
ノヴァの指先はラインの内側に入っても目立った変化はなく、すぐにラインを超えた元の壁や床と天井が一面真っ白なエリアに突入していた。
(なにも変化はないようね。いったいこのラインは何のためにある物なのかしら)
ひとまずの安心と疑問の両方を感じて、ノヴァは首を右にかしげながらも、ノヴァの鼻先とおちんちんの先端が赤いラインに入って、すぐにお尻と髪の毛が赤いラインから出た。
ノヴァの全身が紅いラインから出た瞬間、今まで真っ黒だった壁面の四角い物が急に白い明かりを発した。
ノヴァは急に眩い光を放った壁面に目をやられないように、とっさに目を瞑った。
(何、身体が紅いラインを通過したら、壁が急に光ったわ)
そんなことを思いながら、30秒ほどそうして目を瞑った後、彼女はゆっくりと目を開けた。
眼を開けた先には、通路全体を囲んでいた赤いラインを超えるまでは真っ黒だった壁面に設置されていた四角い物から白く柔らかい光を放たれており、時々その放たれる色が変化しているようだった。
(なんなのこれ)
ノヴァが自分に一番近いそれを見ると、黒い物の中には外側が枠のようになっており、白く眩い光を放っている中の部分では何かが映されているようであった。
ノヴァがのぞき込むようにしてその黒く四角い枠の中を見ると、薄いオレンジ色で耳が出る長さで短く切り揃えられた髪の毛を持つ真っ白い肌の人が直立している状態で映っていた。