ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
一家が自宅に帰宅したのは夜7時過ぎだった。
アレンとマリアにせかされるようにレンとツバサがリビングに入ると、「お誕生日おめでとう」のたれ幕と簡単な飾りつけがリビングにしてあった。
「(わぁ~すごーい。お父さんお母さんありがとう)」
2人がそういうと、「(さあ、晩御飯とケーキだよ)」
とマリアが大皿に乗せた2人の好物と飲み物を、アレンがパスタと人数分の取り皿をそれぞれ持ってきた。
「(おいしそう)」
4人全員が席に着いたのを確認したアレンが、
「さぁ、食べようか。いただきます」
「(あらためて、レン、ツバサ、7歳のお誕生日びおめでとう)」
「いただきます」×4
4人は雑談しながらそれぞれ食べたいものを取り分けながら食べ、20分ほどで料理はなくなった。
マリアがテーブルから料理の入っていた皿を下げた。
「それじゃあ、ケーキの前にプレゼントを持ってくるから、2人は今日の『選定の日』のでもらった2つの封筒を持ってきなさいね」
「結果ならここにある(わ)」
2人は着替えの後にズボンのポケットへと入れていた2つの封筒をテーブルの上に出した。
マリアがそれを見て、
「2人とも次の3点は守ってね」
① 学校提出用は新学期が始まったら学校に提出すること
② 魔法の使用は今日からできるけれど、訓練や実践以外で誰かにケガをさせたり、羽目を外しすぎたり、「変な魔法い手を出したりはしないこと
③ 自分や他人の属性もあまり人に言いふらさないこと
「(はーい)」
2人は声を揃えて言った。
「じゃあ、個人保管用の控えと身分証明のカードが入った青封筒は自分たちで開けなさい。せっかくだし風魔法を使って開けてみてね」
「はい」
2人は学校の夏休み前最後の魔法の授業で教わった風魔法「かまいたち」を唱え、控え用の青封筒の封を切った。
青封筒の中には1枚の青い『身分証明カード』と控えの書類が入っており、名前・魔力量・適性のある属性が書かれているほかは空欄だった。
2人のカードを見たマリアとアレンは、
「お、2人とも全属性か」
「さすが私たちの子ね」
「そのカードはこれからあなたたちの成果や能力の増加に伴って項目や値が変わっていくのよ。一生涯使うものだからみだりに人に見せたりしなこと。普段はこんな風に魂へ仕舞っておくのよ 収納」
マリアがそう言いながら、自分のカードを身体に出し入れすると、
「まあカード自体、『選定の日』を終えることであなたたちの身体や魂と紐づけされるものだから、なくしたり取られたりはしないように出来ているけどね」
と、アレンが補足した。
2人は早速カードを手に取って自分のカードを眺めたり、お互いのカードを見比べたりした後、「収納」と唱えて身体にカードを収納した。
2人がカードを眺めたりしている間にアレンとマリアはテーブルの上にそれぞれのプレゼントを出現させた。
「私からはこれよ」
それぞれの髪色に合わせた色合いの応急処置などができる小さな医療用バッグだった。
「これから学校の授業とかでケガとかも増えると思うから、持っていなさいね。さっきのカードに収納できるから使ってね」
「僕からはこれだ」
アレンはこれまたそれぞれの髪色に合わせた畳んである服を出した。
「新しいトレーニングウェアだが、いろいろな環境に対応していて。身体の成長に合わせて服のサイズ変化するぞ。汚れや破損にも自己修復機能で対応している優れものだ。使わないときはお母さんの医療用バッグと同じくカードに収納すること」
「(お父さん、お母さんありがとう)」
「(どういたしまして)」
「さあ、マリア特製のケーキよ。せっかくだから二人で協力して魔法で消してね」
アレンが風魔法を使いテーブルへ蝋燭を立てたケーキを運んできて、マリアがその蝋燭に火を付けた。
「ツバサ、行くよ」
「うん」
「(かまいたち)」
2人は同時に「かまいたち」を発生させ、蝋燭の灯を消した。
マリアとアレンが拍手をしながら、風魔法で蝋燭をケーキから取り除き、ケーキを切り分け、各自の皿に置いた。
「さあ、食べましょう」
4人はあっと言う間にケーキを平らげた。
若干顔にクリームを付けたレンとツバサは、
「美味しかった。ありがとうお母さん」
と言って、貰ったプレゼントと学校提出用封筒を持って、2階の2人の部屋へ戻った。