ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
アレンが新入生用の制服の搬入をしている途中、薬品棚の前で懐かしい女の子と思わぬ再会をしていた頃、マリアは魔法学校小等科部の正門へと向かっていた。
(あの2人、どんな格好で学校に来るのか楽しみね。一応マントは用意しておいたけど、なんか使わないような気がするわ)
マリアはのんびりと歩きながら10分で魔法学校初等科部の正門に辿り着くと、そこへ黒いスーツに身を包んだ高長身の金髪女性が立っていた。
「おはよう、ミカエル校長先生、今日はよろしくお願いしますね」
「おはようございます。マリア先生、今日はよろしくお願い致します。貴女の旦那さんによる。制服の搬入はもう始まっています。保健室へどうぞ」
「わかりました。ミカエル校長先生、案内お願いします」
2人はそう言いながら堅苦しい挨拶をし終えると、ミカエルが前に立って正門から学校の指敷地内に入った。
敷地内に入るや否やミカエル校長は歩く速度を落として、後ろを歩いているマリアと並んで歩き始めた。
「堅苦しい挨拶は終わり。、マリアちゃん。ツバサ君とレンちゃんの入学おめでとう」
「よしてよ、私とアレンは2人を育てただけよ。その言葉はラルフちゃんと貴方にそっくりそのまま返すわ」
「ありがとう2人とも。でもあの2人を助けるには、レオンの目を欺くにはこうするしかなかったのよ。」
「ミカエル、他の子達の手掛かりは何か見つかったの?」
ミカエルは手をひらひらと振りながら、
「たまに魔力でのスキャンを国全体にしたり、他の地域の学校の入学者でそれらしい能力を持っている子がいないか調べたりはしているけど、手がかりは全くないわね。穀粒に連れ去られた子たちは助かってないとしても、2人以外は他の国に連れら去られちゃったのかしら」
と若干顔を俯かせて悲しそうに答えたあと、
「そういえば、マリアちゃん女の子の身体に慣れた?」
と無理やり話題を変えるようにマリアに問いかけた。
「流石に約8年もずっと女の子をやってりゃ慣れるわよ。そういうミカちゃんはどうなの」
マリアがそう言って答えると、ミカエルは立ち止まって胸に手を当ててから、
「私も慣れたわ。といっても私の場合はあの日の前に何度か女の子にされたことがあったし、その時侍女に女の子の作法を叩きこまれていたのもあるけどね」
と言った。ミカエルの返答にマリアは、
「まさかミカエルが女の子になった時見た子が、昔王城でメイドをしていた子だったなんで思わなかったわ」
「あの時は妹にメイド服を着せられた後、侍女に掴まってさぼっていると思われたから仕方なく……、そのことは忘れてよマリア」
そう言ったミカエルは、マリアの前に立って、拝むように手を合わせて頼み込んだ。