ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
教室の引き戸が開くガラガラという音を聞いたアリス・レン・ツバサの3人や教室内にいた大半の生徒達は一斉に今音を立てた教室前側にある引き戸へと目を向けた。
引き戸が開いた後、廊下から黒いスーツを着た金髪の女性が教室へ入ってきた。
スーツ姿の女性は、カツカツと音を立てながら教室の一番前にある教卓の前に立つと、教室の中をざっと見まわして、座っている生徒の顔を確認した。その後、自分が入ってきてから教室の隅で集まって話を続けている何人かの生徒達を観やると、『コツン』と教卓を手でいつの間にか手に持っていた棒で叩いた。
「後ろで話している皆さんはお座りくださいね」
机を叩く音で教卓の方を振り向いた教室後方で話していた数人は、スーツ姿の女性の神田耐声にピクッッと体を震わせ、そそくさと自分の座席に移動して座った。
全員が着席したのを見たスーツ姿の女性は、
「新入生の皆さん、魔法学校初等科部へのご入学おめでとうございます。私はこのクラスの担任で、この学校の学校長でもある、ミカエルです」
事務的な口調で言いながらスーツ姿の女性もといこのクラスの担任であると判明したばかりのミカエルは、教卓の上に用意してあった真新しいチョークでキュッキュッと黒板に自分の名前を書いた。
「これから皆さんは、お父さんやお母さんなどの家族の方が見守る中で、魔法学校初等科部の入学式に出席します。開始は9時30分からですが、9時15分には体育館に移動しますので、私の指示に従ってくださいね」
「入学式が終わったら、保健室に移動して、この学校で皆さんが着用する制服の配布を行います。皆さん、明日からは今日配布される制服を着て学校に登校してくださいね。皆さんが制服を受け取ったら、この教室に戻ってきて、明日からの予定や持ち物などの連絡を行ってから、今日の学校は終わりとなります」
「皆さんがこの教室に戻ってきたら、まずは皆さんのそれぞれのことを知りたいと思うので、自分のお席で簡単な自己紹介を行ってもらいます。時間があまりないので名前と何か1言だけの自己紹介ですが、内容を考えておいてくださいね」
ミカエルは事務的な口調のままそう言い終えると、教室内を見回した後笑顔を浮かべた後、腕に着けていた腕時計をちらりと見やった。
「今の時刻は8時40分です。入学式のための移動は9時15分からですので、まだ35分時間があります。何か質問があれば言ってくださいね。」
ミカエルは柔らかい口調でそう言った。