ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
ノヴァが画面に触れようと手を伸ばした時、母乳を浴びた画面は黒い外枠と画面の間に母乳の水分が入って内部で漏電でもしてしまったのか、『ポン』という大きな音を立てた。
「うわっ、何」
ノヴァは驚いて画面に近付けていた手を引っ込めると、画面と外枠の隙間からまた「ポンッ」と先程よりも大きな音を立てたと同時に、黒い煙が漏れ出てきた。
「何よこの黒煙、ゴホンコホン、どうやら吸い込んだら身体に悪そうね」
ノヴァはそう呟きながら、咄嗟に腕で口を押さえた。
その時ノヴァの目の高さにある黒煙が漏れ出てきた画面と黒枠の隙間から、何か赤いものが見えた。
ノヴァが反射的にもう片方の腕で目を中心とした顔を覆うと、
「ポン」
と先ほどの2回よりも大きな音がして、ノヴァの身体に強い風が当たった。
突然の突風に受け身など知らないの場は踏ん張ることも出来ずに、吹き飛ばされる形となったノヴァは、通路の反対側の壁へと飛ばされ壁に叩きつけられた。
「ゴン」
叩きつけられた衝撃で頭をカビに設置されている黒い画面の下側の枠にぶつけたノヴァは、
「痛っ、左腕に力が入らないしとても痛いわね」
と呟いた。ノヴァは自分の目を守っていた腕を動かして、自分の吹き飛ばされてきた方を見ると、黒煙を漏らしていた画面が無くなって、中から赤い炎が出ているのが見えた。
「あれに触ったら私きっと死んじゃうわ」
画面のあった部分から見える赤い炎を見たノヴァは直感的にそう判断し、
「水魔法」
と呟いて水魔法で作った小さな球を顔を追っている手の前に出現させると、赤い炎が見える割れた画面の中へと顔を覆っていた腕で投げつけた。
水の球は赤い炎にぶつかると、ボンと大量の黒煙を吐き出し、通路に充満した。
ノヴァは咄嗟に目を瞑り1分ほどそのままにしてからゆっくり目を開けると、通路内に充満していた黒煙はすっかり晴れ、 ノヴァの目の前にあった割れた画面の中に見えていた炎は消えているようであった。
身体を壁に叩きつけられた時のままの姿勢でいたノヴァがゆっくりと起き上がろうとすると、全身から鋭い痛みを感じた。
「痛いっ」
ノヴァは水の球を投げた方の腕を見ると、何か細かい物が大量に刺さっているようであった。
(これってあの画面の破片かしら。腕でここまで刺さっているということは、全身はどうなっているのよ。全身スキャン開始)
ノヴァは自分の身体を魔法でスキャンすると、左腕が半ばから曲がって折れており、全身の前面至る所に画面の破片と見られる破片が刺さっている事が分かった。