ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
ミカエルの後で自己紹介をするという言葉に、教室内ではざわめきが起こった。
室内のあちこちの席から「何話そう」「恥ずかしいよ」などという生徒たちの声が、性別問わずに聞こえてきた。
ミカエルは少しざわめきが収まるのを待ってから両手を叩いて、
「はーいみんな一旦静かにしてね」
と、通る声で優しい口調で告げた。教室内はすぐに静まり返ると、同じ自己紹介の案内を思われる隣の教室からの同じようなざわめきが教室後方から壁を通過して聞こえてきた。
アリスも自分の後ろの席に座っているレンとツバサの方に向いて「私たちの自己紹介どうする」と聞きたかったが、1番前の席で丁度ミカエルが彼女の方を向いたのもあり、寸前のところで思いとどまった。
2人にミカエルはそれが収まるのを待ってから、
「皆最初は恥ずかしいと思うから、今の時間はまずは私からするわね。そのあとさっき言った質問タイムをします」
と少し大きな声で言った。
ミカエルは教卓の中から真新しい白いチョークを出すと、
『ミカエル、1‐1担任兼魔法学園校長、趣味 読書』
と黒板に書いた。
「さっきも言ったけれど、私はこのクラスの担任のミカエルよ。趣味は、色々なジャンルの本を読むことよ。皆1年間宜しくね。まあ、私は魔法学校の校長先生でもあるから来年以降も学校にいるけれどね」
ミカエルはそう言いながら、きらりとウインクしたあと、ちらりと横を向いて、アリスの目の前にある教室備え付けの時計を見た。
「自己紹介はこんな感じで良いわよ。今8時45分です。ではこれから質問タイムよ。質問のある肩は手を挙げてくれたら時間の許す限りは、私が当てていくからね。私に当てられたら、自分の席で立ち上がって名前を言ってから質問を言ってね」
ミカエルがそう告げながら教室全体を見渡していくと、「はい」「はい」と教室数ヶ所から生徒が挙手しているようであった。
(みんな好奇心旺盛ね。よいことだわ。誰に当てようかしらね。あらっ、あそこにいる2人が例の子ね。市場は挟まないようにしないと)
「じゃあ、最初の質問者は窓際の一番前の席で必死に手を伸ばしている金髪の小さな女の子、貴女にお願いするわね」
ミカエルは教室窓側の最前列、そこで必死で腕を伸ばして挙手をしていた金髪の女の子、アリスに指を向けて当てた。
ミカエルに当てられたアリスは、椅子を倒しそうな勢いで立ち上がると、
「私の名前はアリスです。先生の年はいくつですか」
アリスは笑顔で元気よくそう質問した。