ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
サベンが尖らせた爪で丸い袋を1周させることで出来た袋の直径を一周する1本の細い線からは、僅かに中に残っていた赤い血液が滲み出てきた。
サベンは2人の顔を見た後、
「シュラゲ、じゃあ袋の表皮を捲り始めるよ」
と静かに告げた。シュラゲは
「頼むぞサベン」
と1言告げると、サベンは丸い袋の右側の一番下側に触れ、鋭く尖らせたままだった爪を丸い袋に入れた切込み線へと差し込んだ。
『ペリッ』という音と共に皮の上側が少しばかり捲れて、中の空洞が見えた。
サベンは捲った皮膚の部分から一旦爪を外すと、今ほど差し入れた爪ともう1本の爪で捲ったばかりの皮膚を挟み込むようにして摘まみ、指をゆっくりと動かし始めた。
「そこで止めてくれ」
シュラゲは指を動かし始めたばかりのサベンに声を掛けて手を止めさせると、頭を下げて丸い袋の皮膚が捲れて見えた空洞を覗き込んだ。
「ん、この袋の皮はかなり分厚いのだな。それに丸い袋の中には空間があるのだな」
そう呟いてから、サベンが捲った部分を1分程じっくりと観察した。
観察が終わるとシュラゲはサベンに、
「サベン君、捲るのを再開してくれないか」
と言った。
サベンは止めていた指を再び動かし始める、油井の先の爪で挟み込まれていた袋の皮膚は徐々に捲られていった。
袋の1/4近くまで皮膚を捲り上げると、最初は空洞だった丸の袋の中に白い球体のような物が入っているのが見えてきた。
サベンは白い球体ような物の一部が見え始めたところで手を止めると、シュラゲに、
「シュラゲちゃん、袋の中になんか丸い球体っぽいのが入っている。白くてきれいだよ」
とシュラゲの顔を見て報告した。シュラゲはサベンに
「ありがとうサベンちゃん、観察するからちょっと待っていてくれないか」
そう言ったシュラゲは、中の白い球体状のものが少し見えている袋を貫徹しようとすると、それまで静かだったジャオが、突然口を挟んだ。
「ちょっと待ってシュラゲちゃん、研究熱心なのは良いけど君が指図してそのたびに僕やサベンちゃんの手を何度も止めさせるのは、僕たち一緒に生まれたんだし、1人だけちょっと傲慢でどうかと思うよ。サベンちゃん、僕は丸い袋の半分かそれより下ぐらいまで捲り終えてからじっくり観察をした方が良いと思うよ」
とシュラゲの目を見つめながら言った。
ジャオの意見にハッとしたサベンとシュラゲは顔を見合わせた後、シュラゲは少しだけ後ろに下がってしゃがみ込むと、寝室の床に両手を付いた。
「ジャオ、サベン 今まですまなかった」
シュラゲは2人の顔を見上げながら、そう言いながら、少しだけふくらみのある上半身の突起頭を床に付けた。