ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
アリスはミカエル先生に当てられようと必死の形相で手を伸ばしていた。
教卓にいたミカエルにもその熱意が伝わり無事ミカエルに最初に当てられる生徒となって内心喜んだが、立ち上がる寸前、質問内容を考えていなかった事に気づいた。
アリスは椅子から立ち上がりながら
(どうしよう、当てられようとすることに必死で、質問考えてなかったわ。仕方ない、まずは年を聞くわよ)
と考えた彼女は、
「私の名前はアリスです。先生の年はいくつですか」
と元気よく聞いた。
アリスが質問した直後、アリスの後ではレンが彼女の椅子が倒れないように支えつつ、背中をつんとつついていた。
アリスはレンのちょっかいに気にすることなく、ミカエルを見つめてわくわくしながら答えを待っていた。
ミカエルはアリスからの質問内容に微笑みながらも、
「私は30歳ですよアリスさん。でも、大人の女性年齢を聞くのはあまり褒められたことではないわよ。他の人にはしないようにねっ」
と彼女の方に顔を向けて、言った。
アリスは
「先生、ごめんなさい。答えてくれて、ありがとうございます」
と言ってお辞儀をすると、レンが倒れないように抑えていた椅子を引いて、席に座り直した。
ミカエルはアリスが座ったのを見てから、
「さあ、他の皆、最初に質問してくれたアリスちゃんに続いてね。どんどん質問を受けるわよ。但し、答えられない質問もあるからその時はごめんなさいね」
と、教室を見渡しながら言った。
教室内は一旦静まりかえった後、再びあちこちから生徒達の「はい」「はい」と言う声と伸ばしている手がにょきにょきと天井へ向けて生える光景が広がった。
ミカエルはそれを微笑ましく眺めながら、テキパキと1人ずつ当てていき、質問に答えていった。
レンとツバサは周囲の光景を眺めて皆の質問とミカエルの返答を聞きながら、いつの間にか後ろを向いていたアリスと話をし始めていた。
今はレンが「ミカエル先生綺麗だね」と言ってアリスが「でもさっきの●●ちゃんの質問への答え、可愛らしかったわ」と話し込んでいた。
3人が話し込んでいる間も生徒達の質問とミカエルの返答は続いていたが、いつの間にか入学式のための移動時間まで後5分となってしまっていた。
最前列の座席にも拘わらず後ろを向いて話し込んでいたアリスと話し込んでいる双子が、ミカエルの目から逃れられるはずもなく、チラリと時計を見てからミカエルは、
「もうそろそろ移動時間だし、最後は私が誰かを当てるわよ。じゃあ前から2列目でアリスちゃんと話していた青髪の子、名前を教えてね」
と言った。