ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
シュラゲは右側の皮の大半を捲り上げられ内部が露出した丸い袋とその中に入っていてつい5分程前に外気へ晒されたばかりの白い球体を、いろいろな角度から眺めたり爪で触れた弾力を確かめたりしながら、じっくりと時間をかけて観察した。
真剣に観察を続けているシュラゲを見てから、サベンはジャオに、
「シュラゲにどうしてあんなことを言ったの」
と問いかけた。ジャオは、
「今この場で会話したり出来るのは、僕達3人だけしかいないからあの状況を続けていても良かったのかもしれないよ。けれどこの関係を続けていたら、これから目覚めて色々な物を吸収して覚えていくあの子たちの成長に悪いのではないかと思ってな」
と、結界の外にあるベッドで眠っている2人の赤子を見やった。
ジャオの回答を聞いて、ジャオの目線の先にいる赤子2人を見やったサベンは、
「そう言われると、彼らが初めて目を覚ます前の今、注意しておくのが良かったのかもしれないですね」
と、ジャオの掌の上に浮かべている丸い袋を観察しているシュラゲに目線を戻して言った。
シュラゲは2人が話しているのに気付かないほど真剣に丸い袋を観察し続けていた。
3分後、頭を上げたシュラゲは、
「ジャオくん、サペンさん、観察が終わりましたよ」
と笑顔でそう告げた。
2人は「ああ、「お疲れ様」」と言ってシュラゲを見ると、シュラゲは丸い袋の中にある白い楕円形の球体に爪を当てていた。白い球体は少し欠けており、シュラゲはもう片方の掌を開いて、2人にその欠けた部分と思われる破片を見せた。
ジャオが、
「それで、この丸い袋と中の白い球体の構造はどうなっていたんだ。教えてくれないか」
と、聞くと、
「まず、丸い袋の皮膚は十数枚の層になっていてとても分厚く、丸い袋と白い球体の間の空洞と合わせて、外からの衝撃の大半を軽減する役割を果たしているみたいですね。その上で、衝撃をなるべく受けないように、白い球体は丸い袋の中で浮いている状態を保っていたのだと思われます。それとどういう訳かは分かりませんがこの白い球体、袋の外へ伸びている管と繋がっていて身体と直接繋がっていますね」
「これらの情報から解るのは、この白い楕円形の球体、人体にとってはとても重要な役割を果たしているという事ですね」
シュラゲは1度話を切って一呼吸置いてから、話を再開した。
「次に、この白い球体を触ってみたのですが、表面が磨かれたようにつやつやでした。また指で触るととても弾力がある事が分かりました。おかげで爪がなかなか刺さらずサンプルを採取するのに手間取りました」
と言って、採取した白い球体の欠片を2人に見える形で掌を開いた。