ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
ミカエル先生の先導で歩き始めた1‐1の生徒達は、教室のある3階から1階へと階段を降りて生徒用玄関の前に到着した。
ミカエル先生は生徒用玄関の左横にある低学年用校舎と高学年用校舎、その間にある特別教室用校舎を繋ぐ渡り廊下を通って、特別教室用校舎へと向かっていった。
渡り廊下を歩いて3分程進むと、特別教室用校舎に到着したのか、廊下の先が明るくなった。
ミカエル先生は特別教室用校舎に入ると右に曲がってから、幾つか教室を通り過ぎながら1階を進んでいった。
校舎に入って3分後、廊下の突き当たりに大きな観音扉があり、ミカエル先生がそれを押して開くと、ようやく魔法学校初等科部の体育館に到着した。
扉の向こう側は静かで、本日の主役である
「さあ、ここが入学式の会場よ。後ろの方に並んでいる子は見えていた莉後ろから聞こえてくる足音でわかったかもしれないけれど、私たちに続いて他のクラスの生徒と先生達もこの場所へと向かってきているわ。今回入学する1年生とその生徒達を受け持つ担任の先生が全員揃ったら、私たちを先頭に、体育館入場するから、皆、もう少し待っていてね」
ミカエル先生はそう言うと、観音扉を少し開けて、中にいる人に、
「1‐1到着しました。他のクラスも向っています」
「ミカエル校長、報告ありがとうございます」
と報告してから、観音扉を閉めた。
1‐1のクラスが体育館前の廊下に並んでから3分後、最後尾に並んでいたツバサとレンの後ろに隣のクラスの担任であるミカエルよりも若い細身の中背の紺スーツ姿の女性とそのクラスの生徒達が並んだ。
ツバサたちの後ろに並んだ女教師は、自分のクラスの生徒に、
「みんな、ここが入学式の行われる体育館だよ。僕はちょっと他の先生に報告があるから列を離れるけれど、列を崩さないでくれよ」
と言ってから、そそくさと列を離れ、コツコツと低めのヒールの靴音を立てながら、ツバサたちの前を通ってミカエル先生の元へと駆けて行った。
「ミカエル先生、1-2到着しました」
「わかりました。ライ先生、今度からは念話を使うと、列から離れなくて済むので便利ですよ」
ライは「あっ」と声を上げて頭に手を当てた後、
「はい、ミカエル先生」
と元気よく返事をして、ツバサたちの後ろにいる自分のクラスへと早足で歩いてきた。
ツバサは、自分の方へと駆けてくるその女教師に妙な違和感を覚え、レンの方へ
「今の先生ってなんか妙な気が」
と念話を送ると、
「私たちと同じ匂いがするわね」
そう念話で応えつつ、彼女も前に向いたまま首を縦に振っていた。