ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
マリアの食いつきを宥めるようにして抑えたミカエルは、話を続けた。
「で、そんな風な状況のシェリネのパーティーに参加したミオちゃんとライくんなんだけど、パーティーが終わってそれぞれのお家に帰ってからは、ミオちゃんは自分のことを僕、ライ君は自分のことを私って言い始めていたみたいよ。それ以外にも、2人ともお風呂で裸になって隅々まで洗われたのと、シェリネや他の女の子達の全裸が刺激的すぎたことも重なって悪影響を与えたみたいでね。変な憧れを持っちゃったのか、2人とも家ではずっと何も纏っていない裸で過ごし始めて、外出の時はなるべく異性の服装で過ごすようになったらしいわ。流石に、学校の寮や8年前のあの革命の後の私達との療養、それに教会では集団生活の時は、裸での生活はしていなかったみたいだけどね」
落ち着かせたマリアに、ミカエルがそう語りかけるようにして話した。
「ミオちゃんにそんな事情があったなんて知らなかったわ。教会ではそんな素振り全く見せていなかったわよ。あれっ、疑問なんだけれど、ミカエルはなんでそんなにミオちゃんとライ君だっけ、2人のことに詳しいの?」
落ち着きを取り戻したマリアが彼女の目を見ながらそう聞くと、
「ミオちゃんのお姉さんはアレンやラルフと同級生のルイさんだったのもあって、魔法学校のクラブ活動などで面識があったから、何度か話す機会があったんだよ。ライくんの方の話は、シェリネの主催したパーティがあった日、必死でライ君を探して王城内の森を駆け回ったことでライくんのお兄さんと友人になって手紙のやり取りをして知ったの」
そこまで言い切った後、ミカエルは口に指を当てると、マリアの耳元で、
「それと、今年の新規採用職員には、保険医として採用したミオちゃんだけでなく、旦那であるライ君の方も教員として採用したからよ。私も面接に参加したわ」
と小声で言った。マリアは驚いたような表情を見せた後、
「ミカエルちゃん、まさかとは思うけど2人の面接のときに今の子と聞いていないわよね」
と小声で問いかけると、
「面接の時は聞いていないから大丈夫よ。革命が起きてからはなんかあった時のために、面接も録音録画されていて、そのデータは王都へ提出しなくちゃいけないからね」
と答えた。
ミカエルの言葉にマリアがほっと胸をなでおろすと、
「面接の後に撮影装置のない場所でちょっと2人に聞いただけよ」
あっけらかんと指を左右に振りながらそう告げたミカエルに、マリアは顔を青くした。