ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
ノヴァは右手首から掌の根元にかけての皮膚を剥がし終えた肉に唯一残る形で刺さっている黒い破片を左手の指で摘まんだ。
玉袋に刺さっていた破片と同じように破片を触った指には鋭い痛みが生じたが、ノヴァは気にすることなく破片を引っこ抜くと、今さっき切り取った皮膚を捨てた方向へと投げ捨てた。
ノヴァは破片と剥がした部分の皮膚がなくなった右手首から掌の付け根にかけての部分を見た後、魔法でもう一度皮膚を剥がした部分を確認し、頷いた。
「うん、ちゃんと破片なくなっているね」
ノヴァはそう呟くと、皮膚を剥がした部位とそれ以外の部分との境目が見やすくなるように、僅かな隙間をあけて剥がした部位に新しい皮膚を再生させた。
彼女は次に、今程剥がした部分よりも先端、掌の皮膚の切れ込みを入れた端に、爪を引っかけた。
先程と同じようにゆっくりと皮膚を引っ張ると、ぺろりと引っかけた部分の皮膚が捲れ、わずかな出血とともに赤い血肉の部分が見えた。
血肉が見えたのを確認したノヴァが、捲れた皮膚の端を2本の爪で挟み込んでから、掌を回転させながら皮膚を指で摘まみやすい長さになるまで剥がした。
指で摘まめる長さまで捲った後は、剥がしかけている皮膚を爪から指に持ち替えて、ペリペリと音を立てて捲り始めた。
そのまま皮膚を摘まんでいる掌をゆっくりと動かしていき、右掌を約一周分回転させると、右手首の時と同じように捲った皮膚が僅かな部分だけで身体と繋がり、摘まんでいる指を離せばそれが下へと垂れ下がる状態になった。
ノヴァは一旦眼を瞑って覚悟を決めると、今にも身体から離れそうな皮膚を、一気に引っ張り身体から取り除いた。
『ブチッ』
と言う音とともに、その周辺の血肉事身体から毟り取った皮膚を横目で見つつ、痛みで顔を歪めたまま、即座に先程皮膚を捨てた方向へと投げ捨てた。
ノヴァは皮膚を剥がした部分をスキャンして破片が残っていないか確かめた後、
「よしっ、破片は残ってないようね。これで右掌は終わり、それにしてもこの方法は、目斬り終えた皮膚が身体から離れる時が一番痛いわね。指が終わるまでにもっといい方法考えないと」
「それにここに居られる時間もどれくらい残っているかわからないし、卵巣を抉り出している途中だった元の身体の状態も心配だし……。皮膚を捲るコツもつかめてきたから、少しずつ捲る速度を上げていこうかしらね。とりあえず、まずは親指から捲るうかしらね」
ノヴァはそう独り言ちしながら、右手の親指に入れた切れ込みへ爪を引っかけて、皮膚を捲り始めた。