※この作品はR-18です。

ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ)   作:u21es

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422 1年 入学式(裏)19

 ミカエルは再び校舎へと歩み出しながら自分が見ていた8年前のクーデターの惨状から漆黒のドラゴンが『謁見の間』に現れるまでの顛末を語った。

 

 

 マリアもミカエルに歩調を合わせながらそれを聴き、校舎へと向かった。

 

 

 ミカエルの話す内容にマリアは時折表情を変化させながら聞き入り、ミカエルが話し終わった頃には、涙を流していた。

 

 

「8年前、私は私やラルフの警護である貴方やアレンに、私に付き添わせたことによってあのクーデターの光景を見せてしまうことにならなくて心から良かったと思っているわ。もし貴方やアレンが見ていたら、貴女とアレンは戦闘に入れるかわからなかったし、あそこまでドラゴンとやりあって、生き残ることも出来なかったと思うわ」

 

 

 ミカエルは話の最後にこう締めくくってから口を閉じた。

 

 

 ミカエルが話をしながら歩いているうちに、2人は初等科部の校舎の前、1~3年生向けの生徒用玄関の前に到着していた。

 

 

 「着いたわ。こっちよ」

 

 

 「わかってるわ。3月の卒業式の時、来たばかりだしね。でもせっかく校長先生が直々に案内してくれるんだからあなたについていくわよ」

 

 

 マリアはそう言ってミカエルの後ろについて歩いていき、2人は上級生側生徒用玄関の隣にある来賓用玄関から校舎内へ入った。

 

 

 2人はミカエルの先導で廊下を歩き、上級生と下級生で分けられている校舎の中間にある特別教室棟へ入った。

 

 

 ミカエルは特別教室棟の一番玄関から近い場所にある『保健室』の扉の前に立った。

 

 

 「さあ、保健室に着いたわ」

 

 

 ミカエルが扉を開け、ミカエルとマリアが中を覗き込むと、室内には人はいないようであった。

 

 

 「あら、誰もいないわね。『部屋』への入り口も閉じているわ」

 

 

 2人は保健室内に入って扉を閉めると、中を確認しながら奥へと歩き始めた。

 

 

 「マリア、確かあの部屋の突き当りにある薬品棚が入口だったわよね」

 

 

 ミカエルが保健室の一番奥の突きあたり、ベッドが5台並んでいるエリアの隣にある高さ2M程の薬品棚を指差しながら問いかけると、

 

 

「そうよ。あらっ、あの一番奥のベッド、布団の上に何か置いてあるわね」

 

 

 と言ってマリアが1番奥にあるベッドの上を指差した。

 

 

 ミカエルはマリアが指を差したベッドに向かいながら、

 

 

「マリア、『部屋』への入り口を開いてくれないか。こっちは私の仕事のようだ」

 

 

 と言った。

 

 

 ミカエルはマリアにそう言いながら、ベッドに置いてあった白衣に近寄った。

 

 

 ミカエルは白衣を持ち上げると、まだ暖かく、その下には着ていたはずの他の衣服はなかった。

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