ある露出好き達の転生(旧題 性癖詰め合わせ) 作:u21es
日付が変わって土曜日
今日はアレン、マリアとも休みのため、朝のジョギングは日曜日以来の4人でのジュギングだった。
「2人とも大分早く走れるようになってきたな」
街一周で今までの最速タイムを出したレンとツバサをアレンが褒めた。
「ふぅ。はぁ」
2人は息を切らしながらも笑った。
「じゃあ、今日の俺の鍛錬から日常メニューを増やすか」
「(わかったよお父さん)」
ジョギングから帰宅した4人はレンとツバサがシャワーを浴びた後、一緒に朝食を食べた。
朝食の後、ツバサ達が庭に出ると、午前のアレンの授業が始まった。
まずは、基礎鍛錬として、家のあるブロックを5周、腕立て、上体起こし、背筋、スクワットを各50回行った。
アレンはその間に、自分の講義でレンとツバサの2人がいつも立ってる場所の背面にある生垣付近へ、平均的な大人の背丈ほどの高さがある木の人形を設置した。
2人が基礎体力作りを終えた後、アレンの講義を受ける際の定位置に並んで立った。
それを見たアレンは2人の目の高さほどある長さの木剣(約110㎝程)を、それぞれが立つであろう場所の横に刺して待っていた。
「さて、レン、ツバサ。2人には今日からこの木剣とこの小さい方の木棒を使って鍛錬をしてもらう」
アレンはそう言うと、片手に3本、庭に刺してある県の半分の長さの木の棒を出現させ、うち2本をレンとツバサに渡した。
「僕、剣を持つのは初めて」
「私もよ」
「2人とも少しずつ慣れていけばよいさ。2人ともまずはこの小さい棒を振って見せるから真似してみてくれ」
アレンはそう言うと、2人に木棒を渡した。
レンとツバサはこれまでの運動で汗が滲む手で木棒を取ってみると、持ち手には滑り止めの布が巻いてあるようだった。
「俺が1回振ってみせるから。それを見てまずはやってみてくれ」
アレンは木棒を左手で握り、身体の正面から頭上に振り上げて構え、スッと軽く振った。
棒はぶれもなく直線的に振り下ろされ、突風が2人の間を通って2人の背後にあった木人形を両断していた。
両断された木人形の背後は、もう1つ木人形があったが、そちらは無傷だった。
「(お父さん凄い。かっこいい)」
ツバサとレンはアレンの棒の振りに感心した。
「さあ、やってみなさい。まずは基本の両手持ちからだな。まずはレン、お父さんと一緒にやってみようか」
アレンはレンの背後に回るとレンの腕に両手を添えて握り方を教え、木棒を持ったままのレンの両の腕を優しく持ち上げてから、振り下ろした。
振り下ろした後、レンが感覚を掴むように棒を何度も握り直した。
「レン、握った時の感覚は掴めそうかい。次はツバサの番だよ」
「やってみるわ」
レンの時と同じようにアレンはツバサの背後に回ると、ツバサの手に両手を添えて握り方を教え、木の棒を持ったままのツバサの両の腕をやさしく持ち上げてから、振り下ろした。
ツバサも振り下ろした後、レンしているように感覚を掴むように木棒を何度も握り直した。
「じゃ、自分たちで振ってみなさい」
アレンがそう言うと2人はそれぞれ木棒を振った。
レンは頭上までは持ち上げ構えたが、振り下ろした時の棒の軌道のぶれが大きかった。
対するツバサは、逆に頭上の途中までしか上がらなかったが、棒の軌道のぶれが小さかった。
「初めてでもよく出来ている方だぞ。2人とも型を崩さないように50回ずつ振ってみなさい」
2人は指示に従い、30分かけて50回を振ったが、後半になるにつれて頭上に掲げる際の腕の上がりや振り下ろした際のぶれが大きくなり、最後は棒を杖にしてしまう程に疲れた。
「二人とも最後はへとへとだったな。よし30分の休憩、その後に後半の講義をやるぞ」
「(はい)」
2人は台所で水を飲んだ後、手で棒を握る練習をたまにしながらリビングで寛ぎ、休憩時間を終えた。
「2人とも、再開するよ。後半はいよいよ木剣の出番だよ」
「(やったぁ)」
アレンは先程から庭に刺したままだった木剣を右手で持ち上げると、頭上で構え、真っ直ぐ振り下ろした。
すると、突風が2人の間を通って先程両断した木人形の後ろにあった木の人形がバラバラになっていたが、その後ろの生け垣は無傷だった。
「(凄い)わ」
「まあ、ざっとこんなものだ」
アレンが木剣を肩に置いた。
「まずは頭上に持ち上げてみようか」
レンは木剣を頭上に持ち上げようとするも、先程の木棒と違い長さがかなりあるため、木剣を持ち上げたままふらついてしまったが、いつの間にか背後にいたアレンがレンを支えた。
対してツバサは、若干ふらつきながらも、棒の時とは逆に頭上までしっかりと持ち上げることが出来た。
「(長くてバランスがうまく取れない)」
「頭上まで持ち上がったら、振ってみなさい」
持ち上げるだけでもふらついていたレンは、木剣に振り回されるような形となって木剣を支えにして、地面に膝をついた。
ツバサの方はというと、膝をつかずに振り下ろせたものの、剣筋はぶれにぶれて真っ直ぐとは程遠いものだった。