※この作品はR-18です。

胡桃と同棲している璃月人の主人公がいちゃいちゃえっちする話   作:みりる

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「」が胡桃、『』が主人公のセリフです!
前のやつ読んでくださった方、ありがとうございます!!!
一応前回から続いてる…けど読まなくても伝わる はず


胡桃の首にキス跡を付けたのが往生堂の人にバレてしまう話

『…お?』

 

仕事終わりの夕方、自宅に向かう途中

ちょうど往生堂の前に差し掛かったところでふと視線を向けると、胡桃と、おそらく往生堂の従業員であろう2人の若い女性が出てきた

 

『せっかくだし待つか…』

 

橋の欄干を背もたれに、やや離れた距離から眺める

彼女たちは会話を済ませたのか、胡桃だけが大通りの方に出てくる

…たまには、こちらから驚かすか

そろりそろりと距離を詰めていく

 

『お…』

 

家とは違う方角だが、角を曲がった

もしかしたら、まだ何か用事があるのかな?

見失わないように小走りで同じ角を曲がる

 

「わっ!」

 

『どわっ!?』

 

「へっへっへ~、お客さん、まだまだ甘いですねえ」

 

『…はー、びっくりした…な、なんだ、気付いてたのか』

 

「もちろんだよ!私は後ろにも目が付いてるからね」

 

『それは初耳だな…』

 

どういう視界になるのか気になる

 

「で~?こんなところでうら若き乙女をストーキングして、何しようとしてたの?」

 

『おい!』

 

周囲が少しざわついた

が、俺の隣にいるのがかの有名な堂主だと分かると、すぐに収まる

 

『胡桃、お前…』

 

「へ、何?」

 

『何かあったらすぐ助けを呼ぶんだぞ?誰も信じてくれなくても、俺だけはすぐに駆けつけるからな…』

 

「な、何!?絶対なにか失礼な勘違いしてるでしょ!?」

 

『いいんだ…帰ろう?俺達の家へ…』

 

「むー…からかうつもりが、からかわれている気がする…」

 

 

 

その後もわいわいと騒ぎながら、無事に家へ

 

2人横に並んでソファに座り、足の疲れを癒やす

 

『そういや、往生堂の前で何の話してたんだ?』

 

「へ?」

 

『従業員?っぽい女の子2人と何か話してただろ?言えないことなら全然いいんだけど』

 

堂主という立場柄、部外者には話せないようなこともたくさんあるだろう…たぶん

 

「…あっ!?」

 

『な、何?』

 

思い出した!と言わんばかりの表情

そして…

 

「ムムム…」

 

『な、何なんだよ?』

 

怒ってます!と言わんばかりの表情

オーバー過ぎて若干ギャグっぽくもある

 

「今日、あなたのせいで散々な目にあったんだからね!?」

 

『え、俺?』

 

突飛な話すぎて思わず素の声が出た

当然だが心当たりはない

そもそも胡桃を除くと、往生堂との関わり自体ほとんどないしな…

 

『ほ、ほんとに何の話か分からないんだけど』

 

「…ムム」

 

『お、おい、武器を出すなって!』

 

一瞬の間に、またしても胡桃の手には護摩の杖が握られていた

軽く小突かれるだけでも結構痛いんだよなこれ…

 

「…はぁ~」

 

ため息を吐きながら、謎の力で手から武器を消す胡桃

冷や汗が出るぜ…

 

「…見てよ、これ!」

 

『ん…?』

 

片手で髪を手で抑え、首を見せてくる

 

『こ、これは…!』

 

「分かった?」

 

『…え、えっちなうなじ?』

 

「…」

 

片手には護摩の杖が握られていた

 

『い、いや、冗談です…』

 

本当のことを言うと、髪を上に上げた瞬間に分かった

首元に、昨日のキスの跡ががっつり残っていた

確実に言い逃れできないレベルだ

 

『…すんません、こんなに跡が付いてるとは』

 

「もー!みんなに見られちゃったんだけど!」

 

手を下ろしぶんぶんと頭を振る胡桃

 

『そ、そんなにか?』

 

「従業員の子たちに指摘されて…鍾離さんにもバレちゃったし!」

 

『おお…』

 

従業員数人と鍾離さんは軽くだが面識がある

特に鍾離さんとは何度か話したこともあるが、胡桃の評する"老人"という言葉が、いい意味で当てはまるような人物だ

今日は往生堂に来てたんだな…

 

「"堂主、俺の口から伝えるのは、些か無粋な事は承知の上で言わせてもらうが…"なーんて言われちゃったんだよ!?」

 

『モノマネがうますぎる…』

 

「従業員の子たちにも…"あ、あの、堂主、気を悪くしないでほしいんですけど、その…く、首…"なーんて!」

 

いちいちうまい

…往生堂から出てきたときに話していたのは、それか…?

 

「…あなた、ちゃんと反省してる?」

 

『し、してます…』

 

背中を丸めて反省の意を示す

昨晩は、かなり…お互い盛り上がっていたとはいえ、流石に強引すぎた

 

「ほんとかなぁ?」

 

『ほ、ほんとほんと』

 

隣からジト目を向けてくる

かわいい なんて言ったら火に油を注ぐだけだろう

 

「じゃ、罰ゲームだね!」

 

いきなりニヤリと笑うと、ぴょんとソファから立ち上がる

 

『な、なぜに?』

 

「そっちの椅子をソファの対面まで移動させておいて!」

 

そう言い残すと奥の部屋へと走っていく胡桃

い、嫌な予感しかしない…

 

 

 

「じゃじゃーん!」

 

『何だよそれ…』

 

「お仕置き用の手錠と目隠し、セットで5000モラ」

 

『意外と高いな…』

 

返品してきてほしい

 

「えへへ、じゃあ椅子に座って!」

 

『嫌なんだけど』

 

「ふうん…あーあ、みんなにキス跡見られて…万民堂に転職」

 

『良い座り心地の椅子だなあ!』

 

勢いよく座ったせいで、ギシギシと音が鳴る

 

「うんうん、じゃあそのまま手を後ろにまわして…背中もまっすぐにして…」

 

言われるがままだ

胡桃は俺の後ろにまわり、俺の手に手錠を嵌めた

ついでに、しっかりと目隠しも着けていく

これで視界と体の自由を奪われてしまった

 

「完成~!ひゅーひゅー!」

 

『…じゃ、じゃあ、記念撮影でもして外してもらって…』

 

「お、記念撮影!いいね~!」

 

墓穴を掘ったな…

シャッター音が数回鳴り響いた

 

『…そ、そろそろ終わりかな…?』

 

「まさか!こ、れ、か、ら、お仕置きタイムだからね~…」

 

そういいながら、俺の周りを歩き始める胡桃

気配でだいたいの位置は分かった

 

「ふぅ~…」

 

『うおっ!?』

 

息を耳に吹きかけられ、思わず体が跳ねた

 

「えへ、楽しいね、これ…」

 

『ふ、胡桃…ぐっ!?』

 

胡桃の手が、俺の太ももをさっと撫でた

だいたいの位置が分かっても、何をするかが読めない…!

ただでさえ普段から行動が読めないしな…

 

「…今、何か失礼なことを…」

 

『か、考えてない考えてない!』

 

さすが堂主、読心にも長けているようだ…

 

『な、なあ、ほんとに悪かったと思って…うひゃあ!?』

 

「女の子みたいな声出しちゃってまあ…」

 

『わ、脇腹は反則…ひいっ!?』

 

「じゃあ、太ももはセーフ?」

 

『アウト!!!』

 

「ふ~ん…?じゃあ…」

 

再びステップを踏むような足取りで椅子の周りをぐるぐると移動する

 

「…ここは?」

 

『うおっ!?』

 

胡桃の手が、ズボン越しにペニスに触れた

 

「おやおや~?なんでもう大きくなってるのかな~?」

 

『うう…』

 

耳に息を吹きかけられたあたりからずっと半勃ちだ

 

「お仕置きのつもりだったのにな~」

 

『くっ…』

 

悔しい!!!

今度、胡桃を同じように拘束して目隠しして…

…かなり、いいな

なんてことを考えていると

 

「…な、なんで今のタイミングで更に大きくなるの…?」

 

『あ、いや…』

 

なんでだろう…

 

「えへへ、あなたってこういうの好きだったんだね…」

 

『す、好きというわけでは…!』

 

ズボンの上から焦らすようにペニスを擦る

 

「こんなにビクビクしてるのに?」

 

『そ、それは生理現象で』

 

「ふ~ん、なんか飽きてきたし詩でも書こうかなー」

 

『めちゃめちゃ好きだし気持ちいいです…』

 

「そうそう、素直が一番だよ…」

 

言わされている感が否めない

 

「…素直な人には、ご褒美をあげないとね」

 

胡桃は俺の正面から腰に手を伸ばし、ズボンを掴む

ご褒美への期待感から俺はすぐに腰を浮かせ、ズボンはスルスルと膝まで下がり、ギンギンに勃起したペニスが下着から飛び出した

 

「えへ、期待しすぎじゃない…?」

 

『し、仕方ないだろ…』

 

「どーしよっかなー?」

 

『ふ、胡桃?』

 

椅子の正面のソファに胡桃が座り込む気配がした

ま、まさかの放置プレイ?

 

『あ、あの、胡桃さん…?』

 

「ん~?」

 

目隠しをされて、手を拘束されて、勃起したペニスを晒して

本来なら恥辱を感じるべきだろうが、興奮が先行してまともな思考ができない

 

『こ、このまま放置はキツイんですけど…』

 

「触ってくださいって言えば触っ」

 

『触ってください!』

 

「…わお、食い気味だね…」

 

後から思い返して、死にたくならないことを祈る

 

「…それじゃあ、じっとしてて…」

 

『え…』

 

ソファから降りる気配はない

結局放置プレイ…?と思った瞬間

 

『うわっ!?』

 

ペニスに柔らかな何かが触れ、思わず声が出た

 

「えへへ、たまにはこういうのもいいでしょ?」

 

『こ、これ…あ、足…?』

 

「正解~!さすが、足には一家言あるね」

 

『無いよそんな…くっ…!』

 

「ほれほれ~」

 

両足の裏でペニスが左右から挟み込まれ、そのまま上下に扱かれる

扱いが難しいのか亀頭や玉にも触れるが、それが逆にアクセントとなって性感を上昇させていた

 

「んっ…んっ…手か口だと思ったでしょ?」

 

『ま、まあ…まさか足とは…あっ!?』

 

「えへ、そんな気持ち良さそうにしちゃって…」

 

慣れていない動きが逆にそそる

結局、何にしても気持ちいいものは気持ちいい…

 

「はっ…んんっ…」

 

慣れない足の使い方をしているせいか、胡桃の口からも熱い息が漏れる

 

『あ、あの、一つお願いが…』

 

「へ?」

 

『め、目隠しだけでも取りたいんだけど…うっ!』

 

「な、なんで?」

 

『胡桃の顔見ながら気持ちよくなりたいから…』

 

「ひぇっ!?」

 

『うおっ!?』

 

いきなりずるんと滑った足裏が亀頭を擦り上げ、腰が浮いた

 

「…あ、え…い、今はダメ!」

 

『いつならいいんだよ…』

 

「と、とーにーかーくー!今はダメ!」

 

『わ、分かったよ…くうっ!』

 

会話をしている間も、足の動きは止まらない

少しづつ慣れてきたのか、最初と比べるとスムーズに上下している

 

『はっ…ぐうっ…!』

 

「…んんっ、は…あんっ…!」

 

『…ふ、胡桃…?』

 

「んんっ…な、何かあった?…ひゃ、ん…!」

 

『な、なんで胡桃までエロい声を…?』

 

まさか、という考えが過る

 

「…えへ、わ、私も我慢できなくなっちゃった…」

 

『…さ、さすがにエロすぎ…んあっ!?』

 

狙っているかのように裏筋に強い刺激

足コキしながらオナニー…

なおさら、目隠しが恨めしい

 

「んんっ!あ、あなたのおちんちん…す、すごくビクビクしてきた…」

 

『す、すまん、限界が近いかも…』

 

「えへ、そんなに気持ちいいんだ…?」

 

『め、めちゃくちゃ気持ちいい…』

 

「イけそう…?」

 

『あ、ああ…も、もうすぐ…!』

 

「…どうしよっかな~」

 

『あっ、お、おい!』

 

足が離れ、思わず手を伸ばそうとして、拘束されているのを思い出す

 

「…射精したい?」

 

『…し、したい』

 

「…じゃあ、どっちがいいか選んで」

 

『ど、どっちとは?』

 

「このまま足で虐められるか~…」

 

ソファから飛び降り、俺の耳元で囁くように言葉を投げる

 

『…っ』

 

「そ、れ、と、も~…」

 

思わず生唾を飲み込んだ

 

「…私のおまんこの一番奥で射精するか…」

 

『…ふ、胡桃の膣内でお願いします…』

 

「…えへ、今度は最初から素直に言えたね~?」

 

もうすでに、強がっているような余裕はない

 

『うおっ!?』

 

「ん、しょ…っと」

 

下着を脱ぎ去る衣擦れの音が聞こえた後、俺の正面から、太ももの上に乗り込んでくる

 

『ふ、胡桃…も、もう我慢できないんだけど』

 

「私も…でも、その前に…」

 

『ま、前?んぬっ…!』

 

「はむ…ちゅ、んっ…」

 

胡桃の柔らかな唇が押し付けられた

 

「ん…れろ、ちゅ…」

 

唾液を交換する興奮と、前のめりになった胡桃の秘部のあたりとペニスが擦れて一気に性感が高まっていく

 

「ちゅ、あむ…ダメだよ、まだイっちゃ…」

 

『わ、分かってるけど…!』

 

「入れたい?」

 

『入れたい…』

 

「じゃあ…次から勝手に首にキスマークを付けるの禁止だよ?」

 

『わ、分かった』

 

許可を取ればいいのか?と聞き返す余裕はない

 

「えへへ、それならいいよ…んんっ!」

 

『ぐっ!?』

 

ペニスの先が、胡桃の秘部と触れ合う

先程まで自ら慰めていたおかげか、すでに準備は完了していた

 

「はっ…んんっ!はっ…」

 

胡桃がゆっくりと腰を下ろし、ペニスが柔らかい膣肉に包まれていく

溢れた愛液がペニスに広がり、抵抗もない

 

「はあっ!んくっ…!んん…っ!」

 

「あんっ!はっ…んん~~っっ!!!」

 

胡桃は腰をぺたんと一番下まで下ろし、亀頭と子宮が密着し合う

 

『ぐうっ…!』

 

元々寸止めに近い状態だったのもあり、すでに限界が近い

 

「んっ!は…ひゃ、ん…!」

 

俺の体に抱きつくようにして、腰を上下に動かす

オナニーでほぐされた膣がペニスに絡みつく

 

『ぐっ!うぅっ…!』

 

「ひゃっ!?やっ…んんっ!ちょ…!」

 

拘束された状態で胡桃を攻めるべく、無理矢理に腰を浮かせる

 

「んんっ…え、えへ、が、頑張りすぎじゃない…?ん、あんっ!」

 

『い、いや、どうしても動きたくなるから…』

 

予想外の攻めに反応したのか、膣は浅い絶頂を繰り返すように震えていた

 

「はぁっ!んんっ!い、イきたいなら…んっ!が、我慢しなくていいよ…?」

 

『お、俺は一緒にイく方が好きだからさ…あ、ぐっ…!』

 

「そ、そうなんだ…あ、んっ!?そ、そこっ…!」

 

上下は可動域が狭すぎるので、腰をなんとか前後に揺らす

いつもより深いところを重点的に刺激され、胡桃の口から熱い行きが漏れた

 

「あんっ!そ、その動きだめっ…!き、気持ち良すぎるからっ…!」

 

『おーけー、分かった…』

 

「あっ、んんっ!」

 

気持ちいい場所なら、あえて避ける理由はない

膣内の締め付けが強くなってくる

何度か体を重ねたおかげで、イきかけているのもすぐ分かるな…

 

「んあっ!?はっ、あんっ!そ、それ…!だ、だめだって言ってるのに…!」

 

「んんっ!や、やっぱり、お仕置き…!」

 

『うおっ!?』

 

胡桃がいきおいよく抱きついてきたかと思うと、そのまま首元に顔を埋めた

そして…

 

「んんっ…ちゅ、ちゅぅ…!」

 

『あ、お、おい!』

 

「んん~っ!はっ…えへ、お、お返し…」

 

昨日俺がやったように、首に強く吸い付いた

おそらく跡になっているだろう

 

『お、お返しってお前…ぐうっ!?』

 

「はっ!あんっ!んんっ…!」

 

ペニスと膣肉がお互いを擦り合う

 

『はっ!も、もう出そうだ…!』

 

「い、いいよっ…?な、中に…い、一番奥でっ…!」

 

『ぐっ!あ、ああっ…』

 

「あんっ!わ、私も…い、イくっ…!」

 

結合部から卑猥な音が響く

 

『あっ!す、すまん、先に…!』

 

「い、いいよ!出してっ!わ、私ももう…!」

 

視界が一瞬白く染まり、射精を感じたペニスは膣内の最も深い部分まで潜り込んだ

 

『ああっ!ぐっ!で、出るッ!!!』

 

「んあっ!わ、私も…っ!い、イくっ!んん~~っ!!!」

 

一番奥へ、精液を注ぎ込んだ

 

「ああっ!?んんんっ!!!いっ…イくうううぅぅっっ!!!!」

 

「はっ!あっ!んんっ!い、一番奥で…で、出てる…!」

 

「あんっ!はぁっ!ん…くっ…!はっ…」

 

『あっ…う、うあっ…』

 

「はぁ…んんっ…す、すごい、ビクビクしてる…」

 

『は…いつもより疲れた…』

 

「え、なんで?」

 

『全然自由に動けないから…』

 

最後まで目隠しすら外してくれないとは…

 

「それは…お仕置きだからねっ!」

 

『や、それについてはまことに申し訳ない』

 

「…えへ、楽しかったからいいや」

 

『そ、そうか…』

 

お仕置きと言うよりはご褒美だが、言わないでおこう…

 

「じゃ、お風呂行ってこようかな~」

 

『そうだな、じゃあ拘束を解いてもらって…』

 

「え、今日はそのままだよ」

 

『か、勘弁してくれ…』

 

「えへ、冗談だってば!」

 

冗談に聞こえないから怖いんだよな…

 

 

 

なんやかんやで風呂上がり

俺は椅子に座った胡桃の後ろに立ち、彼女の髪を乾かす役を仰せつかっていた

タオルで濡れた髪を包み、わしゃわしゃと拭き上げる

 

「あ゛あ゛~…」

 

『おい、女の子が出しちゃダメな声出てるぞ』

 

「ぞう゛がな゛~?」

 

『わざとやってるだろ…』

 

ちらりと視線を前に向け、鏡に写る自分の首元を見る

 

『しっかり跡になってるな…』

 

「でしょー!?案外目立つんだよ!」

 

『ふむ…まあ、たしかに』

 

「全く…今日は往生堂のみんなだから良かったけど…」

 

ちなみに、わざわざ言ったわけではないみたいだが、一応往生堂の人たちには恋人がいるということくらいはバレているらしい

 

「あなたも、仕事場で他の人に跡見られたら困るでしょ?」

 

『いや、俺は別に…』

 

というかそう思うなら付けないでくれ と言いたいところだが、最初にやったのは俺だもんな…

 

「へ?なんで…ばふっ!」

 

『拭いてるんだから振り向くなよ』

 

「あう~…なんで?バレちゃうよ?」

 

ごしごしと、髪を傷めない程度に頭を擦りながら答える

 

『マーキングみたいな?愛を見せつけてる感じがするというか…』

 

「あ、愛って」

 

『…いや、でも俺と胡桃の関係を知ってる人に見られるのは嫌だな…』

 

「な、なんで?」

 

『胡桃のエロいところを想像されそうでイライラするかもしれん…』

 

ムカついてきたな…

 

「…」

 

『ん?どうした?』

 

タオルの端をつかみ、おもむろに顔を拭き始める胡桃

 

「ゆ、湯上がりで汗かいちゃったな~なんて」

 

『そ、そうか…』

 

隠しているつもりかもしれないが、正面の鏡に真っ赤な顔が写り込んでいた

…言わないほうがいいよな、これ

 

『あ、暑いなら窓でも開けるか』

 

「う、うん…わぶっ!?」

 

タオルを胡桃の頭に乗せ、窓際へ

俺まで熱くなってきたな…

 

そっと窓を開けると、涼しい夜風が室内へと流れ込んでくる

ふと窓から空を見上げると、今日もお月さまが光り輝いていた

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