安楽椅子探偵というのはご存じだろうか?
アームチェア・ディテクティブなんてかっこよく言われる事もあるが、現場に行かず来訪者や新聞記事の情報のみで事件を推理する探偵の事を言う。
なんでこんな書き出しから始まったかというと、取材を終えて家に帰ってみたら普段する訳もない男の匂いがしたからで、ははん。これは合鍵を持つマリコが旦那といちゃついたなと察したからである。
で、だ。
この家が情事の現場なのは分かった上で、今回はあえて安楽椅子探偵方式でマリコと旦那の情事を妄想して書こうという訳で。
作家をやって、推理小説とかを読んでいくと、人というのは思った以上に痕跡を残すのだ。
その辺りを追っかけてゆくと、かなーり絞れたりするのであえて触れない方向で。
まぁ、推理前に察したのはゴミ箱のごみ袋が変わっていた事と、冷蔵庫の中にビールが追加されていた事。
真の現場はこの家のマリコの部屋だろうから、そこには入らずに情事を追ってゆく事にしよう。
セックスというのは思った以上に後始末が面倒である。
たとえば、ラブホテルの場合だとシャワーを浴びてセックスして出てとなるのだが、体を拭いたバスタオル、避妊するならゴム、セックスをした後に飲むビールとかの飲み物、ザーメンを拭くティッシュ……などなど。
これをラブホテルなら片づけをしなくていいのだが、家となるとこれだけの痕跡が出てしまう。
ティッシュやコンドームの始末なんかも考えるとそりゃゴミ箱の袋を変えるよなーとなる訳で、ゴミ箱の袋が変わっただけでここで何かがあったと思う訳だ。
さて、ノリ的には近くで食事をして、お酒も入っていい気分となった。
じゃあ、ラブホテルへとなった時に近くに無いし、タクシーを呼ぶのもとなってうちに来たという所か。
ゴムを買って、ビールも買ってとなれば、タクシーを呼ぶ前にドラックストアに寄ったな。
で、タクシー内でいちゃこらしながらうちに入る訳だ。
「んあっ♡……ちゅっ♡……じゅるっ♡……」
玄関を開けた瞬間、イチャイチャが開始される。
多分始めたのはマリコの方だな。こういう事をするのだからもちろんエロ下着を着ているわけで、玄関入ってすぐのところで旦那に抱き着いてそのままキスへと移行。
旦那もマリコの腰とお尻に手を回しているし、これはもうおっぱじめるしかないだろう。
そのまま、靴を脱ぎながらキスを続け、バスルームへ。
で、マリコのエロ下着を旦那に見せる訳だ。
「どうかな?ちょっと派手だったかも……」
かまととぶるが、私は知っている。
資料という事でエロ下着を通販したのだが、赤のど派手なベビードールを注文した事を。
その時のテンションの上がり方からして相当にド派手な色で、旦那に見せるとなったらこれしかない。
で、旦那はと言えば、 ……まぁ、男なら分かるだろ?バスルーム前で裸になるのだから、そりゃもう……。
冷静に考えて、このエロ下着この一瞬の為だけの必殺兵器である。
コストパフォーマンスを考えると……まあありか。1000円しなかったはずだし。
で、二人仲良くお風呂に入る訳だ。もちろん、そこでやる事やるよね?という訳で一回戦である。
「ああんっ♡……そこっ♡…………もっと突いてぇ♡……ああんっ♡」
「ここか?」
「あ、ああっ♡……いいっ♡……そこっ♡……ああっ♡」
二人で湯船に入って、そのまま抱き上げ開脚後背位。四十八手いう所の乱れ牡丹。
マリコは旦那に体を預けて湯の中で激しく腰を打ち付けられては声を詰まらせる。
この体位旦那の顔が見にくいのがポイント。 私がマリコだったらもうこの時点でイきっぱなしだぞ?
今度は湯船から出て、マリコを壁に手を付かせて立ったまま。立ちバック。
「……あ、ああんっ♡……そこっ♡……もっとぉ♡……ああっ♡……いいっ♡」
「ここだな、マリコ!」
「ああああぁぁぁんっ♡……いいっ♡……いいのぉ♡……そこっ♡……ああっ♡……イクゥッ♡」
今度は旦那がイって中に中出し。
お風呂ではゴムは一個か二個という所か。
思ったより体って冷えるんだよ。これが。なので、セックスが終わって湯船にもう一度浸かってクールダウンしたら上がって、ビールの出番となる。
私だと仕込まれていたからお掃除フェラからたわし洗いぐらいするのだが、まぁ、マリコには無理だろう。あれ。
……本当によくソープに売られなかったな。私。
閑話休題。
体を拭いて、二人とも裸でビール。
ここがポイントで、二回戦はマリコの部屋だろうが、私の家は和室である。
つまり布団を出さないといけない。
布団敷きっぱなしはマリコの性格上しないから、多分、先に布団を敷くことになる。裸で。
これがエロいんだ。これが!
裸で女性が布団を敷く。自分がこれから組み敷かれる事を想像して体が少し紅潮して行く過程。
顔はほのかに赤く、乳首は立ったまま。ちゃんと拭いたはずなのにおまんこが濡れそぼっているのが旦那からは丸見えなんですよ!私はこの時間がすごい好きである。
で、布団を敷き終わった後、旦那はビールを飲みつつマリコにキスして二回戦開始である。
「んあっ♡……ああっ♡……いいっ♡……そこっ♡……もっとぉ♡……ああっ♡」
「ここか?マリコ」
「あ、ああっ♡……そこっ♡……いいっ♡……ああっ♡」
キスしながらマリコの乳首をつまみ、おまんこを弄る。旦那の手が動くたびにマリコの尻肉がたゆんたゆん揺れる。
ここで焦らせる。旦那がマリコに意地悪な質問を投げかける。
「マリコ。どうしてほしい?」
「あ、ああ……。……い、入れて♡……お願い♡」
「何を?」
「お……おちんぽ……。私のおまんこに……入れて♡……」
「どこに?」
「お、おまんこに!……おちんぽ、入れてください!」
「よし。よく言えたな」
「……あ、ああっ♡……いいっ♡……おちんぽぉ♡……」
マリコは布団の上で足を広げて自らどろどろのおまんこをさらして懇願する。
旦那はその姿を満足そうに見てから、ゴムを付けて一気に挿入。
正常位で容赦なくマリコを打ち据えるのだ。
「ああっ♡おちんぽ、いい♡……ああっ♡……奥に……気持ちいいのぉ♡……」
旦那はマリコの足を肩に乗せて腰を振りつつ、マリコにキスをする。
マリコもそれに応えるように舌を絡めて、腰を振る。
私なんてアヘ顔なんだが、マリコの場合は泣き顔で、つまり、いじめがいがある。
で、旦那が満足するまで攻められまくったマリコは最後は体をひくつかせて、 自ら足を絡めるのだ。
種付けプレスからだいしゅきホールドへ。
……ああ、エロいわ。ほんと。
「あ、ああ……。おちんぽ、いい……。……もっと♡……もっとぉ♡ひっ…!!あっ…♡あぅ…ッはぁーッ…きもち、い゛っ…からぁ!!!♡あ゛っ♡♡お゛っ、ん゛んっ!!ひっ♡♡♡ッ♡♡♡キち゛ゃう゛う゛ッ♡♡♡」
「マリコ。……中に出すぞ?」
「お"ぉ"ッ♡んお"ッ♡♡お"ぁ"ッ!?!?!?お"ぁ"ッ!!おほッ♡♡出してぇ♡私のおまんこにぃ♡ああっ♡……イクゥッ!♡……あ゛あ、あ゛っ♡♡……お゛ぉ"ッ♡♡♡おちんぽでぇ、イ゛グぅ゛ううううううッ♡♡♡」
旦那の腰の動きが早くなり、マリコは体をのけぞらせて絶頂。
旦那はそんなマリコを抱きしめてそのまま中出し。もちろんキスをするのを忘れない。
「んあっ♡……ああ、出てるぅ♡……熱いぃ♡……おちんぽミルクぅ♡」
「……はぁ……はぁ……。……マリコ……。……もう一回、いいか?……」
「あ、ああっ♡……うん♡……もっと、しよ♡……おちんぽミルクで……孕ませてぇ♡」
「ああ、孕め!マリコ!……俺の子種で、孕め!」
「んお゛ッ♡♡♡……お゛っ♡♡お゛っ♡……お゛っ♡……あ゛ぁ゛ッ♡♡……い、イくのとまらな……あひぃッ!?♡♡♡」
こうして、二人は体力がなくなるまで盛る訳だ。
……で、だ。
私の原稿は基本マリコが清書している。
その本人の痴情を『清書してね♡』なんて言える訳もなく、別の人にお願いしようとしてバレた。
で、マリコが鬼のような目で原稿を読んでいるのですが。が。
にっこり。
マリコが笑う。
笑顔とは攻撃的うんぬんは誰の言葉……
「はるか」
「はいっ!」
あのーその手にもっているのは何でしょうか?
布団たたきに見えるのですが……
「叩いて、いいよね?」
「ほ、ほらっ!フィクション!フィクションだから!!」
「そっかーフィクションかー……で、許すわけないでしょ!!このエロ河童がぁぁぁ!!!」
「痛い!痛い!布団たたきはお尻を叩くものじゃ……きゃんんっ!!!」
なお、この原稿が通った理由は締め切りギリギリだったからで、私はマリコにボーナスとして豪華な食事とホテル宿泊券二人分をプレゼントする羽目になった。
この原稿より高いんだぞ……完全に赤字である。