無自覚無防備なTS聖女は今日も誰かを狂わせる(R18版) 作:月見ハク
「――くん、ごめんね……」
あれ、看護師のお姉さんの声がする。
この背中に当たる硬い感触……病院のベッドだ。
これは、前世の夢?
それともフィーネの人生のほうが、夢なのかな。
「ごめんなさい……」
また、お姉さんが謝ってる。
別に病気が治らないのはお姉さんのせいじゃないのに、そんなに悲しい顔をしないでほしい。
「泣かないで。――さんには、そんな顔似合わないよ?」
動くほうの手を伸ばし、お姉さんのほっぺをつつく。
「もう、まったく……――くんはかわいいなぁ……」
お姉さんの手が、私の動かない下半身に触れている。
「あの、――さん、なにしてるの?」
「手で、してあげるね」
「手?」
「こうされると、男の子は気持ちいいんだよ?」
あ……お姉さんの手が、私の……。
うっすら目を開けると、
美しい金髪が、風もないのにさらさらと揺れている。
「フィーネ、おはよう」
「お義兄さま、おはようございます。……ここは?」
病院のとは違い、ふかふかなベッドだ。
義兄さまが私を楽しそうに見下ろしている。
「ふふ、寝ぼけているのかな? ここはフィーネのベッドの上だよ」
私の、ベッド?
ならどうして、義兄さまが一緒に。
それに義兄さま、服、着てない。裸で寝たら、風邪ひいちゃう……。
あれ、私も……裸だ。
「あ、んんっ――」
(お腹の中の、跳ねて……)
そうだ私、義兄さまにいっぱい……されて、気絶したんだ。
「フィーネったら、繋がったまま寝ちゃうんだから。でも寝ている間も何度もイってて、すごく可愛かった。射精を我慢するのに苦労したよ」
義兄さまの硬いものが、お腹の奥でビクビクと動いた。敏感なところに当たって、腰が浮きそうになる。
「あっ、いやッ……義兄さま、まだ、するの……?」
「そうだね。夜はまだ長いし、僕も抱き足りない。もっとフィーネをぐちゃぐちゃにしたい」
嫌だ。気持ち悪い。
もう嫌だ。
気持ちいい。
やだ。気持ちいいの嫌だ。
助けて――。
「も……私、耐えられないです、義兄さまっ……」
「ああ、フィーネ……そんな顔をされると、ますます歯止めがきかなくなってしまう」
義兄さまが金髪をかき上げ、苦しそうに目を閉じた。
硬いものがまたお腹の奥で跳ねて、ビクリと震えてしまう。
「んぅっ、あぁっ……」
「ふふ、お楽しみはまだこれからだよ。ただその前にお風呂に行こうか。だいぶフィーネを汚してしまったしね」
「お、ふろ……?」
見れば、私の体は、乾いた汗と義兄さまの唾液まみれだった。股にも、ドロドロしたものがこびりついている感触がある。
義兄さまにぐいっと体を抱き起こされる。繋がったまま、お互い向かい合わせに座る体勢だ。義兄さまのがずんと奥に入ってきて苦しい。
「あぅっ、ん……やだ、またっ、このかっこう……んんッ」
「おや、フィーネはこの体勢が気に入ったのかい? じゃあ、このまま移動しようか」
義兄さまが私を抱っこしたまま、ベッドから降りて立ち上がった。突然の浮遊感に見舞われて動転する。脚と体が浮いているのがこわい。
「え、やっ、おろしてっ……んっあぁっ――」
義兄さまが歩みを進めると、繋がっているところからズチュという音がして、私の奥に硬いものが押し込まれた。
歩く振動がアソコから体中に響く。
気が遠くなりそうなほどの快感に襲われ、体が仰け反ってしまう。
「おっと、危ないな。ほら、落ちないようにちゃんとしがみついてて」
義兄さまが私の腰と背中を持ち上げ、抱っこし直す。一瞬宙に浮き、落ちる。ズチュという音がして、ひときわ強く奥を突かれた。
「ひぁぁんっ……あっ、あぁっ――ッ」
快感が体を貫き、目から涙がこぼれる。
義兄さまは構わず歩き出す。体がゆさ、ゆさと上下に揺れ、そのたびに中を義兄さまのものでこすられる。
「やぁっ、にいさまっ……」
思わず肩にしがみつくと、義兄さまの興奮した吐息が耳をくすぐる。義兄さまから逃れたいのに、抱っこされた状態だから体が動かせない。
ガチャリと、部屋の扉が開く音がした。
涼しい空気を露出した肩で感じ、廊下に出たのが分かる。そこで義兄さまが立ち止まった。
「マリエッタ、湯の準備は?」
「できております。その前に水をお飲みになっては?」
マリエッタの、声がする。
「ああ、そうだね。フィーネも喉が渇いただろう?」
トンと背中が壁に当たった。義兄さまに抱っこのまま押し付けられたらしい。
私の体を支えていた腕が片方離れ、マリエッタから何かを受け取っているようだった。
義兄さまの喉がコクコクと音を鳴らすのを、すぐそばに感じる。
水を認識した瞬間、猛烈に喉が渇いてきた。
うっすら目を開けると、近くで無表情のマリエッタがじっと見つめていた。彼女に手を伸ばそうとしたら、顎をくいっと義兄さまのほうへ向かされる。
「フィーネも飲んで」
「え? んむっ……ッ」
唇を重ねられ、すんなりこじ開けられた口に義兄さまの舌と、水が流れ込んでくる。
「んっう、んちゅ……んぅ、んく……くっ……かはっ」
飲みきれない水が、口端からあふれて顎を流れていく。ポタポタと床に落ちる音がした。
「マリエッタ、おかわりを」
「どうぞ」
コップの水を含んだ義兄さまの口が、また近づいてくる。
嫌なのに、体が水分を欲していて口移しを拒めない。
私はマリエッタの見ている前で、何度も義兄さまから水を流し込まれた。
「んじゅる、れろ……はぁ、では浴場へ行こうかフィーネ」
「やっ、やだっ、マリエッタ……たすけ――」
義兄さまに、お風呂に連れていかれる。
このままだと、またひどいことをされる。
マリエッタに助けてほしくて、今度こそ腕を伸ばす。
ズプンッ、と体の奥を硬いものが貫いた。
「ひぁッ、んんっ――ッ」
義兄さまに思いきり突かれて体が浮かぶ。視界が上下に揺れる。チカチカするような衝撃に悲鳴を上げてしまう。
義兄さまの股間の圧迫感で、私の体が壁にめりこんでしまうような錯覚を覚える。
「マリエッタに助けを求めるのはお門違いだよフィーネ。領主と元領主の娘が結ばれて、侍女としてはむしろ祝福すべきことだよ、ねえマリエッタ?」
「はい、たいへん喜ばしいことです。ウォルム様」
無機質なマリエッタの声が胸を刺す。
(そん、な……マリエッタ、まで……)
「そうだマリエッタ、僕とフィーネが結ばれるところを、君も証人としてじっくり見ているといい」
「かしこまりました」
義兄さまが私を抱っこで壁に押し付けたまま、腰だけを動かして奥を突き上げてくる。
壁と筋肉質な体に挟まれて、熱い。
ズチュ、ズチュと音がするたびに飛び上がるような快感に襲われて、でも身動きが取れなくて、声を上げることしかできない。
「や、やめてっ……やっ、ああぁんっ――」
体が跳ねて、ぐらぐらと揺れる視界に眩暈がする。強烈な快感が体の奥に刻まれていく。
(マリエッタ、見ない、でっ……)
彼女の目の前で、何度も何度も突かれる。
あられもない、いやらしい姿を見られているのが恥ずかしくて、悲しくて、涙が止まらない。
ヘンな声を聞かれたくないのに、激しい動きに翻弄されて口を手で押さえられない。必死に唇を引き結ぼうとすると、義兄さまが耳元で囁いた。
「声、我慢しちゃだめだよフィーネ」
「んっ、ぁ……んんッ、んっんっ……」
「可愛い声、ちゃんと聞かせて」
「んッ……ぁっ、だめっ、はげしいの……あぁっ、あぁぁんっ――ッ」
義兄さまの突き上げが強くなり、口を閉じられなくなる。
ズチュズチュと中をえぐる音が大きさを増し、全身に燃えるような熱が送り込まれる。
「やめっ、あうっ……んぁっ、あんっ、いやぁっ、あッ、あっ、あんっ、あんっ、はぁんッ、あぁぁんっ――――ッ」
(おくに、何度も……あたま、ヘンになる……)
突かれるたびに体が上下に揺れ、乳首が義兄さまの胸板にこすれてしびれる。
(たすけ、て……マリエッタ)
「ああフィーネ、気持ちいいよ。もう……出るっ、出すよ、受け止めて」
「いや、あぁんっ、いやぁっ、も、いや……出さない、でぇ……はああぁぁんっ――――――ッッ」
ビク、ビクと義兄さまのものが奥で跳ねる。もう何度目か分からない絶頂がつま先から脳天までを雷のように貫き、思考がかき消される。チカチカとまぶたの裏が明滅して、全身を快楽で八つ裂きにされたような感覚。
全身の力が抜けたのに、何度も快感の波が押し寄せてきて足の先まで痙攣する。
「ハァァ、あ、ああっ……フィーネの体、最高、だ……。気持ちいいよ、フィーネ」
私と義兄さまの繋がってるところから、トロリと何かがこぼれ落ちる。
かすむ視界の中、マリエッタを見る。頬を紅潮させて、興奮しているみたいだ。
私と目が合うと、苦しそうに胸を押さえて顔を背ける。横顔が、少しだけ辛そうに見えた。
「もう部屋に戻っていいよ、マリエッタ。ご苦労さま」
「……は、はい、ウォルム様、では失礼いたします」
彼女が深く頭を下げる。さっと踵を返し、暗い廊下の先へ消えていく。
(マリエッタ……)
私はおぼろげな意識の中で、そのなぜだか悲しそうな背中を見つめていた。
◇
ウォルムは完全に脱力したフィーネを、地面に降ろすことなく廊下を進んだ。
歩くたびに、挿入したままのフィーネの膣内が肉棒に絡みついてきて、軽くイきそうになる。
「んッ、ぁ……」
当たりどころがいいと、彼女がビクッと震えて可愛い。
一階エントランスホールへの階段に差し掛かる。月明かりに照らされた吹き抜けの空間を見下ろし、二年前のことを思い出す。
赤髪の第一王子がフィーネに一目惚れし、一時期は毎朝エントランスで彼女が降りてくるのを待ち構えていた。思えばあれが、王族や教会に目をつけられるきっかけだった。
せっかくこの鳥かごで、薄汚い貴族や男たちから隠していたというのに。
まあいい。フィーネは戻ってきた。
これからはこの愛の巣に閉じ込め、誰の目に触れさせることなく、彼女と一生むつみ合い続けるのだ。
ウォルムは
一段降りるたびに、フィーネの自重で肉棒がズンと奥に入る。勝手に抽送が生まれる。
その快感なのか、はたまた不安定な階段で下に落ちてしまう恐怖からか、彼女は「んっ」と鳴きながら肩にしがみついてきた。
その様子があまりに愛らしく、エントランスに下りるころには、ウォルムの肉棒はフィーネの膣内で再び勃起し始めていた。
広い玄関ホールを見渡し、彼女の耳元に口を近づける。
「そういえば、フィーネはここで新王陛下も誘惑したらしいね?」
こうして意地悪く言うと、素直な彼女は必ず反応してくれる。
「んっ……して、ないですっ……」
まるで心当たりがないという口調だ。
マリエッタによれば、討伐軍を率いてきた新王は、彼女とわずかな時間面会しただけで骨抜きにされてしまったという。
新王はずっと、王都教会の黒髪聖女にご執心だったはずだ。
長年の恋も一瞬で醒まさせるほどの美貌と心根の持ち主なのに、まったく惑わせている自覚がないのが罪深い。
「ぁッ……どうして、にいさまの、またっ……」
沸々と湧き上がる獣欲で、ウォルムの肉棒が硬く張り詰める。
「だめだな僕は……浴場へ行くつもりだったのに、今すぐ君を犯さないと気が済まなくなってしまった」
「んんッ、いやっ……まって」
ウォルムはフィーネを抱えたまま玄関ホールの絨毯に腰を下ろすと、そのまま仰向けに寝そべった。
騎乗位の体勢。昔から、ウォルムに群がる女達が一番好む格好だ。
侍従や来客の往来のある場所で抱くなどずいぶん変態的な嗜好だと思うが、フィーネに恥辱と快楽を刻み込むのには最適だ。
「やだっ、にいさまっ、やぁっ……んッ」
彼女はウォルムの股間の上で、必死に腰を浮かせて騎乗位の体勢から逃れようとしていた。しかし自重のせいで肉棒がどんどん膣奥へと潜り込んでいく。
ズン、と腰を突き上げるとフィーネが肩をすくませた。
「あぁんっ、んんっ――ッ」
突けば鳴く可愛いフィーネを、何度も突き上げる。
「あぁっ……ふぁっ、んッ……はぁんっ、ん゛ぅッ――」
たわわに実った乳房が誘うように揺れる。
本能的に手を伸ばして鷲掴みにすると、指がどこまでも入っていくような柔らかさを感じた。指に力を込めて埋めていくと、今度は押し返されるような弾力があって気持ちがいい。
「フィーネの乳首、硬くなってるよ。こういう場所で弄られるのが好きなのかい?」
言葉で責めながら、薄桃色の可愛い突起を指先で捏ねる。
「やだっ、あぁんっ……そんなの、好きじゃ、ないっ……」
ずっと芯の通っている乳首を指と指でこすると、彼女は面白いように体を震わせた。今のフィーネは全身が性感帯のようなものだが、中でも乳首はひときわ感じやすいのだろう。
すっかり淫らな体になった彼女に、ウォルムの興奮が最高潮に達する。
ズチュッ、ズチュッと勢いよく突き上げると、フィーネは跳ねながら体をくねらせた。
「はぁんっ、あっやだ、奥にっ……あぁんッ、も、ぬいてぇっ……やっ、はぁんッ、あっあぁんっ、ん゛んんんっ――――ッッ」
薄暗い玄関ホールに、フィーネの艶めかしい嬌声が響く。互いの吐息と、いやらしい水音が広い空間を満たしていく。
ウォルムの上で激しく揺れるフィーネの肢体は、月明かりに照らされ、この世のものとは思えないほど妖美だった。
つい見惚れていると、彼女がふらりと後ろに倒れそうになる。
「おっと、危ない」
乳房の蹂躙をやめ、慌ててフィーネの腰を掴む。
そのまま角度を付けて突き上げ、彼女がこちらへ前のめりになるよう調整する。
柔らかい体が倒れ込んでくるのを期待したが、フィーネはなんとかウォルムのお腹に両手を置き、自分の体を支えた。
少しムッとして、思いきり腰を突き上げる。
「ああぁぁんっ――ッッ」
ピストンの勢いで飛んでいかないよう彼女の腰を掴み、そこへ何度も激しい抽送をお見舞いする。
前のめりの体勢で両腕に挟まれた乳房が、突き上げのたびに激しく上下する。もっと揺らしたくて、ウォルムは全身をしならせるようにして渾身のピストンを送った。
次第に淫らな水音の中に、パンパンという肌と肌がぶつかる音が混じりだす
「ふッ、ぅぁっ、あぁッ、はぁんっ、あっ、やあぁっ、んんッ、くぅ、ぅっ、あッ、あんっ、んっ、あ、あっ、あっ、あっ……あんんんっ――――ッッ」
絶頂でビクビクと痙攣するフィーネの膣内が、ぎゅうっと締まる。精巣を根こそぎ吸い上げるような収縮に、ウォルムの股間が燃えるように熱くなった。
「ぐっ、うぅぅっ……!」
ドビュッ――と極大の射精感がウォルムの身を焦がす。ドクドクと肉棒が何かを送り出そうと脈動する。そのたびに大量の精を吐き出すような快楽に見舞われる。
幾度の射精により精液はとっくに枯れているが、フィーネの膣内はぐねぐねと蠢動し、ペニスから種付け汁を絞り出そうとしてきた。
互いに騎乗位のまま体が強張り、まるで一対の彫刻のようになる。
やがて、先に脱力したのはフィーネだった。
ふっと重みの増した彼女の腕を掴み、こちらへ引っ張る。
倒れ込んできたフィーネを受け止めると、熱い抱擁をした。
「はぁ……やわらかいよ、フィーネ」
彼女の柔肌越しに、トクトクと心臓が早鐘を打っているのを感じる。
これからフィーネは、この玄関を通るたび、ここで客人を出迎えるたびに、義兄に犯されたことを思い出すだろう。
ウォルムは、彼女にいやらしいトラウマを刻んだ事実に、言い表せないほどの多幸感を覚えた。
どれくらい抱き締めていただろうか。
汗で、体が冷えてきたのを感じた。
フィーネは、仰向けになったウォルムの上でぐったりとしている。
ウォルムはゆっくり体を起こすと、結合が抜けないように注意しながら彼女を再び抱っこした。
「フィーネ、お風呂に入ろう。綺麗に洗ってあげるよ」
今も絶頂の余韻で震え続けているフィーネを、ウォルムは優しく浴場へと運んだ。
脱衣所を素通りして、浴場の引き戸を開ける。
白い湯気が立ち込め、魔導灯の淡い光に包まれた、フィーネのお気に入りの場所。
そこは屋敷の中心部にあり、逃げ場はない。壁は分厚く、悲鳴を上げても外には聞こえない。
誰にも邪魔されず彼女を弄ぶために、ウォルムが特注で造らせた場所だ。
ここへ来てやっと、ウォルムはフィーネの膣から肉棒を引き抜いた。ぐぷっという音がして、大量の白濁液が彼女の股からあふれ出る。
「そう、ゆっくり降りるんだ、立てるかい?」
ゆっくりとフィーネを床に降ろす。
彼女は腰が砕けてしまったのだろう。小鹿のように脚をガクガク震わせていたが、しばらく体を支えていると自分で立てるようになってきた。
「もう……離してください、義兄さま」
フィーネが、うつむきながら言う。
おとなしく手を放すと、彼女は乳房と股間を両手で隠した。
その姿が、どれだけ男の情欲を刺激するとも知らずに。
「……来て、フィーネ。洗い場で汚れを落とそう」
「自分で、できます」
するとフィーネの体が淡く輝き、付着した涎れや汗、白濁液が消えていく。大聖女になったことで身に着けた浄化の術だ。
治癒魔法も掛けたらしく、せっかく乳房や体の隅々に付けた赤い印も全て消えてしまった。
「はぁ……せっかく用意したこれも必要ないかな」
ウォルムは、洗い場に置いておいたガラス瓶を手にした。
「義兄さま、それ、は……?」
中の半透明の液体を見た瞬間、フィーネの背中に悪寒が走る。
ウォルムがフタを開けて傾けると、蜂蜜のような粘液がトロリとこぼれた。
「これは体に塗り込むことで肌を健康にして、美容効果もある油だよ。まあ男女が
ウォルムが手のひらに乗せた粘液を、自身の勃起したペニスに塗りつける。
そのおぞましい光景にフィーネは戦慄した。アレを入れられたら体がどうなってしまうか分からない。
フィーネはさっと振り返ると、唯一の逃げ場である浴場の出口へと向かった。
しかし治癒魔法でも治せない足腰の疲労が、彼女の歩みを遅くする。
フラフラとした足取りで浴場の引き戸に手を掛けたとき、またもやウォルムに押さえ込まれてしまった。
「くっ、ぅっ……」
「ふふ、やっぱり逃げ惑うフィーネを捕まえるのは興奮するね」
ウォルムはフィーネの腕をぐいと引っ張ると、洗い場に敷かれた特注のマットの上に放った。
「やぁっ……」
前世でいうところのビニール製のバスマットに似た感触に、フィーネの体に言い知れぬ恐怖が走る。この凌辱のために、どこまで入念に準備をしてきたのかが分かってしまう。
ヌルヌルと気持ちの悪いマットから逃れようとすると、ウォルムがすかさず背中に覆い被さった。
「だめだよフィーネ、次はここで抱くって決めてるんだから」
ため息をつきながら、彼女の耳元で囁く。フィーネはウォルムに押し潰されながら、小さな体を震わせていた。
その様子があまりに可愛らしくて肩に口づけすると、そういえば味わい損ねていた背中をれろぉんと舐め上げる。
「ひぁっ、んッ……」
予想通りのたまらない反応だ。
このまま後ろから犯そうと決めたウォルムは、持っていた催淫剤の瓶を傾け、フィーネの背中にトロトロと掛けていった。
「ふ、あぁっ……いやぁッ……」
フィーネは、王都教会で新王に聖油を塗りたくられたときのことを思い出していた。ぶるりと背中が震え、猛烈な嫌悪感が湧く。
粘液が綺麗な背筋に沿って流れ、くびれのあたりで両側に枝分かれする。首の後ろに掛ければ、脇腹に回り込んで彼女の体の前側へと流れていった。
瓶が空になると、ウォルムはフィーネの全身に行き渡った粘液の具合を確かめるように、体のあちこちを撫で始めた。
「いやっ、義兄さまこれ、いやですっ」
ヌルヌルと撫で回される感覚に耐えきれず、フィーネは這うようにして前のほうへ逃れた。粘液のおかげでウォルムの手が滑り、マットの上から出ることに成功するが、目の前は洗い場の壁。
それでもウォルムから離れたい一心で、壁際に体をくっつける。
「どうして逃げるんだいフィーネ。僕たちはもう
背後から迫って来たウォルムが、すぐに体を密着させた。
「いやっ、はなしてっ……」
フィーネを後ろから抱きしめると、肌と肌をピタリとくっつけて油によるヌルヌルとした吸着感を堪能する。
彼女のほうは壁に両手をついて立った状態で、ウォルムのいやらしい密着に耐えるしかない。
「ほら、隅々まで油を塗りたくってあげる。感度がさらに上がって気持ちいいだろう?」
言いながらウォルムはフィーネの胸へと手を回す。前のめりになったために、重力で乳房が下を向いてボリュームが増している。思わず鷲掴みにすると、油でぬるりと滑り手からこぼれてしまう。
仕方がないので、乳房のつけ根から先端までを搾るように揉むことにした。あまりの揉み心地に、搾り上げる手が止まらない。集めた粘液を硬くなった乳首に塗り込むと、フィーネは「あぅッ」と悲鳴を上げて背中を痙攣させた。
「フィーネは本当に可愛い声で鳴くね。つい虐めたくなってしまう。ほら、僕のアソコもこんなに張り詰めてしまった。君に挿れたくてたまらないのが分かるかい?」
ウォルムは彼女のぬめった太ももの間に肉棒を差し込み、膣口を何度も擦り上げていた。クニとした感触の
「ふぁっ、あぁッ……いやっ、んぅッ、あっ……あんっ、そこっ、だめっ……あぁぁんっ――ッ」
浴場内に、フィーネの艶っぽい悲鳴が反響する。
ウォルムは乳房と膣を同時に弄りながら、彼女の耳を甘噛みした
「ほら、もう君の体は僕のものなんだ。抗っても無駄だよ」
「んんッ……ぅっ、いや、です……」
「嫌? なにが?」
「あっ、ん……わたし、は……義兄さまのものには、なれません」
「ああそう」
ウォルムは出会って初めて、フィーネに苛立ちを感じていた。
気が狂うほどの快感を与え続けてなお、彼女は心を明け渡そうとしない。それどころか体すらも自分に縛り付けることができないのかと。
(なら、もっとだ)
ウォルムは、快楽への恐怖でフィーネを支配することに決めた。
彼女の膣口へ手を伸ばすと、花弁をかき分け目当ての花芽を見つけ出す。ピンと尖ったクリトリスと摘まむと、小さい体が面白いように跳ねた。
「あぁんっ、やあぁっ――――ッッ」
可愛らしい肉粒を、くにくにと捏ね回す。
フィーネは意識が飛んでしまうほどの快感に襲われ、思わず叫んだ。
「やだっ、やだぁっ、そこ、だめなのっ……んんッ、いやあぁっ、あぁんっ……あああぁぁぁっ――――――ッッ!」
催淫剤をたっぷり塗り込まれた敏感な突起を弄ばれ、フィーネの視界が真っ白になる。大聖女の体力でなければとっくに失神していたほどの絶頂。突き刺すような快感が彼女の全身を貫き続ける。それは拷問のような快楽地獄だった。
フィーネの感極まった反応に、ウォルムは手ごたえを感じる。
(でも、まだ足りない)
彼女の脚も、壁についた両腕もガクガクと震えていて今にもへたり込みそうだ。でもウォルムはそれを許さない。
片腕で彼女のお腹を支えながら、催淫剤の付着した指でなおも
「――ぁっ、ッ――んぁっ、あッ……あぁんッ、ああ、ああっ、やあああぁぁぁんっ――――――ッッッ」
浴場にフィーネの絶叫が響き渡る。足の爪先から頭の先まで、彼女の体は絶頂漬けになっていた。
「フィーネ、このまま絶頂を与え続けてもいいんだよ?」
「――――……ぃ、や……も、むり……っ、に……さま、たす、け……」
「いいよ、もう楽にしてあげてもいい。そのかわり僕のものになると誓うんだ、フィーネ。そうしたらやめてあげる」
「そん、なのっ……」
(これでもダメか……仕方ない)
「やはりトマを殺そうか。 エラも、もう一人の黒髪の従者も殺そう」
「やめてっ、やめてくださいっ……!」
フィーネが体を震わせながら、ウォルムのほうを振り向き訴えた。涙目で必死に懇願してくる表情に、ますます嗜虐心が刺激される。
「マリエッタを君の目の前で嬲り殺してもいい」
執拗に舐めたおかげですっかり柔らかくなった彼女の耳に、囁きかける。
卑劣な脅迫だが、実際フィーネが手に入るなら他の命などどうなっても構わない。その本心がウォルムの言葉に真実味を持たせていた。
彼女の中から抵抗の意志がどんどん消えていくのが分かる。美しい
「やめて、ください……お願いします」
「なら、分かっているよね?」
フィーネは少しの間の後、コクリと頷いた。
やはり心優しい彼女には、この手の脅しのほうが効く。
「じゃあ壁に手をついたまま、こちらに尻をつき出して」
ウォルムは、あえてフィーネの体から離れる。
体の自由を得た彼女は弱々しく壁に手をつきながら、ゆっくり腰を上げ、美しい尻を差し出してきた。
横顔を覗けば、羞恥に顔を赤く染めて涙を流している。
貴族令嬢として育てられ、相応の品格と誇りを持つフィーネにとって、好きでもない男に無理やりこのような格好をさせられるのは、相当の屈辱だろう。
しかし今のウォルムにとって、彼女の恥辱に耐える様子は興奮材料でしかなかった。
「もっと背中を反らして、尻をつき上げて。尻の穴まで見せるんだ」
フィーネの美しいくびれが沈み込み、えび反りのような格好になる。体勢を維持しているのが辛いらしく、腕も脚も小刻みに震えていた。
「いい子だね。望み通り、後ろから犯してあげるよ」
ウォルムは、健気に差し出された彼女の膣口に肉棒をあてがうと、一気に突き入れた。
「あうッ、んんっ――ッ」
フィーネの顔が上向き、背中がさらに仰け反る。
壁についた手に力を込め、次の衝撃に身構える彼女に対し、ウォルムはあえて緩やかな抽送に切り替えた。
ズチュ、ズチュとゆったりとしたピストンを始める。
「ふうぅっ、うっ……んぁっ、んッ……ぁっ、んんんッ……」
ウォルムは肉棒を出し入れしながら、粘液でヌルヌルと艶めく尻を揉んだ。瑞々しい張りがありながらも、指が沈んでいきそうなほどに柔らかい桃尻に夢中になる。
肉棒が刺さった割れ目のすぐ上に、ピンク色の可愛らしい肛門が見えた。尻の割れ目にそって指を這わせてから、ヒクヒクと痙攣する小さな秘肛に、ふにっと触れてみる。
「んぅ、くっ……そんな、とこっ、あぁんっ……う、あぁっ……」
いつかここも犯してみたい、とウォルムの脳裏に変質的な考えが湧き上がる。
フィーネのなら、きっと膣とはまた違った名器に違いない。
だが今夜は、とりあえず膣穴のほうを自分に馴染ませよう。
バチュンッ――と、ウォルムは彼女の尻に思いきり腰を叩きつけた。
「ひあぁんっ――ッッ」
フィーネは甘い悲鳴を上げ、さらに体を反らした。蜂蜜色の髪が乱れ浮かび、こぼれた涙が舞い散る。
ウォルムは彼女の尻をむんずと掴むと、激しいピストンを開始した。ただ自分の独占欲と性欲を満たすためだけの抽送だ。とにかくフィーネの奥の奥に当たるよう、全力で腰を振る。
「あッ、うぅっ、く……ふっ、あぅっ、あぁっ、あッ、んぁっ、んうぅっ――」
貫くようなピストンに立っていられなくなったフィーネは、壁から手を離し、そのまま浴場の床に膝を付く。上半身にはもう力が入らずうつ伏せに似た格好となった。
しかしウォルムに掴まれた腰だけは地面に付くことを許されず、膝立ちになったウォルムに執拗に突かれていた。
パンパンパンと、股間で尻を打ち据える音が響く。
フィーネは上半身だけ床にくっつけながら、後ろからの凌辱にくぐもった嬌声を発した。
「ふうぅっ、ぅ……ぁ、あんっ、ふぅっ……んんッ、ぐ、うっ、うっ、うッ、んぅっ……ん゛うううぅぅぅっ――――――ッッッ」
バチュンッ、とウォルムがひときわ強く腰を叩きつけると、フィーネが絶頂に喘いだ。
膣奥がぎゅうっと締まり亀頭に吸い付く。
「ぐっ、イくっ……!」
ドクッ、ドクッ、ドクッ――と肉棒が脈動し、熱いものをひり出していくような快感がウォルムを襲う。精の枯れた精巣からはもう何も発射されなかった。なのに射精している感じが止まらず、あまりの気持ちよさに脳が恍惚とする。
種付けを催促するように彼女の膣内が肉棒を締め付けてくる。ウォルムはあまりの快感の洪水に意識が飛びかけ、口からはだらしなく涎れがこぼれた。
全身から力が抜け、床にうつ伏せ状態のフィーネの上に倒れ込む。柔らかい体を圧し潰すと、彼女の口から「うぅっ」と苦しげな声が漏れた。
そのまま床とフィーネの胸との間に手を差し込み、極上の柔らかさの乳房を揉む。粘液まみれの柔乳の感触を味わっていると、次第に快感の波が収まってくる。
暴力的な衝動は薄れ、代わりに彼女に対する愛おしさが湧き上がってくる。
「フィーネ、君は皆で健やかに暮らすことを夢見ていたね。君が僕の隣にいる限り、その願いを叶え続けよう。だから、僕に心も差し出すんだ」
「……」
「分かったら、湯においで」
震え続けるフィーネの肩に口づけをすると、ウォルムは体を離して起き上がり、一人浴槽へ向かっていった。
◇
ちゃぷんと、
ジンジンと痺れる体を、ゆっくり動かしてみる。
うまく力が入らない。
全身が熱くて、息も苦しい。
「はぁっ……は、ぁっ」
少しずつ呼吸を整えながら、上体を起こす。
まだ快感の余熱が、体中をじんわり流れている。
顔を上げると、洗い場の鏡越しに自分の姿が映った。
(これ、私……?)
そこにいたのは、全裸で佇む涙目の少女だった。
潤みきった瞳は、熱っぽくトロンとしている。
頬は涙に濡れ、口元にはだらしない涎れの跡。
おでこや頬に張り付いた髪の毛はいやらしく、淫らだ。
乳房はヌルヌルと艶めき、ピンと勃った乳首の先から油がつーっと落ちる。
ぐっしょりと濡れたアソコからは、今も白濁液と愛液が混ざったものがあふれ出ていた。
フィーネはそんな自分を、ぼうっと眺める。
(ああ、私、女の子なんだな……)
心のつぶやきを噛みしめるように、フィーネはゆっくり目を閉じた。
◇
ウォルムの背後から、ピタピタと軽い足音がする。
「フィーネ、来てくれたんだね」
「私も、湯に浸かりたいです」
抑揚のない声に内心で怯えつつ、ウォルムは彼女に笑顔を送る。
ちゃぷんと音がして、湯面が揺れる。彼女のなめらかな肩が触れ、ドクンと心臓が脈打つ。同時にあふれんばかりの思いが体中を駆け巡る。
今晩は、つい暴走してしまった。
脅迫するなんて本意ではなかった。
恐怖で支配するなんて、野蛮な考え方だ。
どうか、許してくれないだろうか。
ぐるぐると浮かんでは消える思いを取り払うように、ウォルムはフィーネの肩を抱くと、ゆっくり口付けをした。
「んちゅ、ちゅう……ああフィーネ、愛してる、愛してるんだ……ちゅる、んちゅう」
「ちゅぅ、んむ……義兄さま……」
先ほどまでのような抵抗が見えない。むしろフィーネのほうも
恐る恐る、彼女の美しい乳房に手を伸ばす。
優しく触れ、手のひらで包んで軽く揉む。
お湯の中だからだろうか。今まで以上に柔らかい感触に、ウォルムはため息を漏らした。
「んっ……あ、んっ……義兄さま、また、しますか……?」
感じ入ったようなフィーネの声に、拒絶の色は感じられない。
(僕を受け入れて……くれたのか?
「ああフィーネ、ここでしたい」
コリと硬くなっている乳首に触れる。見れば、隅々まで付けたはずの赤い印が綺麗に消えていた。
「あんっ……あ、まって、義兄さま……もう、疲れました」
「まだ、いけるはずだよ?」
「そんなに、焦らないで。明日また……ね?」
上目遣いでささやいてくるフィーネに、心臓を射抜かれる。
肉棒がそそり立ち、獣欲がみなぎってくる。
このまま上に乗せて――。
そう考えた瞬間、唇に柔らかい感触があった。
「んっ……義兄さま」
一瞬、思考がフリーズする。
フィーネが小さい体を伸ばして、ウォルムに口付けをしていた。
(え……?)
彼女が可愛らしい舌を動かし、ウォルムの唇をちろと舐める。
促されるまま口を開くとフィーネの舌がおずおずと入ってきて、ウォルムの舌を優しく絡めた。
「ん……義兄さま……ちゅ、ぇろっ……ちゅぅ、んむ……ん……むぁ、はぁ……義兄さま、私の口付け、どうですか?」
「あ、ああ……すごく、気持ちいいよ」
あまりのことにぎこちない笑みを浮かべると、フィーネが「よかった」と無邪気に笑う。
その笑顔に、ウォルムはまたも思考が止まってしまう。
やがてするすると、彼女の手が股間に伸びてきた。
(え、フィーネの手が、僕の……)
「義兄さま、手で、してあげるね」
「え……え?」
「こうされると、義兄さまは気持ちいい?」
「あ、うん……そうだ、ね」
フィーネの柔らかい手が、肉棒をやさしく包んだ。
いたわるように、上下に動かしてくる。
裏筋を細い指が這い、亀頭をふにふにと撫でられる。
これまでウォルムが受けてきた中で、一番弱々しい手淫だ。
しかし、今までで一番気持ちがいい。
ほんの少し上下を繰り返しただけなのに、ウォルムはもう限界だった。
「だめだフィーネ、もう、出る」
「いいよ、義兄さま……出して」
「ううっ……!」
ドピュ、と湯の中にほんの少しだけ精子が放たれる。彼女の手に包まれた肉棒がビクビクと数度脈打つ。彼女に
思わずフィーネを見ると、ふんわりと優しい笑みを返された。
その表情は人懐っこくて恥ずかしがり屋な、いつもの義妹のものだ。なのに今は、匂い立つような色香を含んでいた。
「フィーネ、君は」
(なんて美しいんだ)
それは言葉にならなかった。
快楽の甘い余熱で、頭がぼうっとする。のぼせてしまったのかもしれない。でもまだ今夜を終わらせたくない。湯の中で、彼女のほうから求めてくるセックスがしたい。
なんとかフィーネの肩を抱き寄せようとすると、腕がふんわりと柔らかい感触に包まれた。気づけば彼女が腕にしがみつき、乳房をむにゅうと密着させている。
「義兄さま、今日はもう、寝ていいよ?」
心から
「だめだ、まだ――」
「義兄さま……」
寂しそうにつぶやく彼女の顔には、見覚えがあった。
泣いているようにも、微笑んでいるようにも見えるその表情は、寝室で初めて純潔を奪ったときに浮かべていたものだ。
まるで何かと決別するような――。
答えにたどりつく前に、フィーネはウォルムのおでこをチョンとつつく。
温かい魔力が流れ込み、ウォルムの意識はそこで途切れた。
◇
浴槽の縁に頭を乗せて静かな寝息を立てているウォルムを、フィーネはじっと見つめていた。
淫紋を刻まれたときの、義兄の言葉を思い出す。
――
だからフィーネは傷つけるためではなく、義兄を休ませるために睡眠魔法を使った。大好きだった義兄に、心からのまごころを込めて。
そうすれば、義兄を眠らせることができると思ったから。
寄り添っていた体を、ゆっくり離す。
満たされたように眠る義兄を、もう一度見つめる。
「義兄さま、おやすみなさい」
フィーネは悲しげに微笑んだ。