【完結】ヒロイン全員子持ち人妻の小説が完成した! 作:hige2902
「犬衣さん、これどうぞ」
「へ? なになに、あらたまっちゃって」
彼が渡したいものがあるという事だったので、犬衣は自室に招き入れて紅茶を用意しもてなす。ちょうど昼過ぎだったので適当なお菓子を用意した。
そのゆるい昼下がりとは対照的に、小さなテーブルを挟んだ彼の顔は真剣な表情だ。
(なんだろう、着て欲しいエロい下着とか? コスプレ?)
すっかり頭がピンク色の思考に染まっていたが、差し出されたのは茶封筒だった。なかなかの金額が入れられている。
「どうしたのよ、いきなり」
「いやあ、思ったよりAVの売り上げがよかったんでギャラというか、編集代というか。やっぱり売り上げの何割かは犬衣さんに渡したくて」
言われて、「ん~~」と頭を搔く。紅茶を一口含んだ。
正直な所、セックスは役得だし自分の撮った映像で女性視聴者がオナっているというのは優越感があって興奮した。画面越しにしか知らない彼の肉体を、好き勝手に堪能するのは。
それに編集も、スマホでやるのは手間だがいい暇つぶしだった。中古でPCを買ってみようかと思うくらいにはのめり込んでいる。
売り上げは彼の税金などの支払いにでも充ててくれればいいのだが、あまり無下にするのも気が引ける。売れていなのならともかくとして、好調なうちはギブアンドテイクな関係も含ませた方が彼にとっても付き合いやすいだろう。
なので犬衣は、お人よしというか、彼らしいと言えば彼らしい提案に乗る事にした。乗る事にして、以前から考えていた計画を口にする。
「じゃあこのお金でもう一部屋借りれない?」
「え?」
「前から思ってたんだけど、やっぱりプライベートな場所での撮影ってリスクがあるのよね。映ったら困る物とかあるじゃない? 気を付けてるけど、ヒューマンエラーって起こるものだし」
「あー、でもそういう事なら別に家賃はいらないですけど、仕事に使うんだし」
「も一つ理由があってね。3Pする時に、ほら、何て言うかな、きみの部屋でスるのは全然いいんだけどね、一通りイキまくって一旦落ち着くと、ふと考えちゃうんだよね。潮とか噴いたときに、ちょっと掃除とか申し訳ないなーって思っちゃって」
「全然構わないですけど」
「うん、わたしも自分の部屋で精液とかシレリアさんのエロい汁が滴ったりしても気にしないんだけど、自分のとなるとなんかねー、ヤってる最中はそんな事考えないんだけど」
「あー、そう言われるとそうか。こないだ犬衣さんに顔射しようとした時、精液がかなり飛んで洗濯した服にかかって申し訳なかったな」
「口開けて待ってたのに、もったない事して」
「あれは謝ったじゃないですか……てか顔射待ちの顔がエロすぎて興奮しすぎたのが悪いんで、魅力的な犬衣さんにも責任があると思うんですけど。あの舌をれろれろ動かして精液待つの反則ですって」
「そ、そう? んふふ、そっかーエロすぎるかー……まあ洗濯物をすぐに畳まずに置いといたのも悪いんだけど……じゃなくて、つまりまあそういう事よ」
ごほんと咳払いをして席を立つと、しなやかに彼の太ももに腰掛け、首に腕を回して語る。淫魔が人間を堕落させるように。
「言っちゃえばヤリ部屋が欲しかったのよ。家具はベッドと冷蔵庫、中はスポドリとエネルギーバーとか、好きな物をちょっとだけ。あとはタオルと必要最低限の物だけがある、セックスする為だけの部屋……想像してみて」
頬に何度も軽い口づけをしながら囁く。
「テレビも調理器具もソファも本も無い、パコる為だけの部屋。だからそこに入る女は絶対きみとセックスするってこと。そういう下心と意志があるスケベなメスだけがいるの。他にヤる事なんて無い空間」
押し付けられた胸の柔らかさと下品で淫猥な計画に、彼の男根が反応する。犬衣はそれを、そっとズボン越しに撫でまわす。苦しそうに跳ねたので、ジッパーを下げて楽にしてやる。滾った怒張が、メス穴を求めてドクドクと脈打っていた。
「もうこんなに……んふっ♡ 賛成? ってことよね」
唇を重ね、舌を絡ませる。彼の手が、程よい弾力のある尻を鷲掴みにした。犬衣は濡れたのを自覚する。
(あーダメ、我慢できないわ)
腰を上げてジーンズを脱ぎ捨て、対面座位で跨った。再び激しく口を重ね合う。
「れろっ、ちゅっ♡ っはぁ……それで、食事は簡単なものを持ち込みにして、食べたらすぐヤるの。んちゅ、むりゅ♡ ずちゅ~~っ、っああ、ヤリながら食べてもいいかも♡」
息を荒くして、犬衣は亀頭を膣口に当てがった。それだけで子宮は期待にきゅんきゅんと疼く。
我慢できず、一気に腰を落として肉棒を迎え入れる。
ずりゅんっ──と、ぬれぬれの肉壁を貫いた。熱いと思えるほどの犬衣のメス穴の気持ちよさに、彼は身震いした。
「んあぁあ……ふぅっ、奥まで……入って、んはあぁん♡」
恍惚のため息を吐き、ぐりぐりと腰をよじる。にちゃにちゃといやらしい音を立てて、肉ヒダがチンポを責め立てた。
「もっと、ずちゅ、もっと舌を突き出してっ、んあ~、美味しい♡ ベッドはセミダブルくらい? 防水シーツにするから、イかせまくってね? わたしたちの事♡ ん~~、好き~~~♡ っちゅっちゅ♡」
彼の舌を舐め回し、フェラチオのように口淫する。涎を貪欲に求めて飲み下した。そしてなんとなく思いつく。
「ちゅばっ、ぷはっ……そこにコンウェニあるから、口移しで飲ませて」
「えっ! まだだったんですか? てっきりいつも通り先に飲んでるのかと」
「あはっ、ごめーん、忘れちゃった。んふふ、ちゃんと飲ませないと、孕んじゃうわよ?」
だいたい部屋に上がるとセックスするので、最近はあらかじめ飲んでおくことが普通だっただけに彼は焦る。
テーブルにある小瓶から一粒取り出して口に含む。急いでそのまま犬衣に口付けるが、彼女の舌が種子を彼の口に押し返す。
「んぶっ!? ふふっ……じゅぶっ、れろれろぅっ、ん゙~~、んむぅっちゅるるる♡ じゅるぅぅうう」
(あ~ん、舌セックス気持ちい、ずっと舐めてたい♡)
にゅるにゅると舌を巻き合わせ、種子を押し付けるように擦り合わせる。飲ませないと妊娠するので彼も必死だった。シレリアが言うには即効性があるので、たぶんまだ間に合う。と思いたい。
そんな焦る彼を尻目に、犬衣は構わず短く擦り付けるように腰を振る。そう激しい動きではない。ディープキスをしながら抱きつき、乳房を彼の胸板にずりずりと押し当てるついでといった感じ。
それでもどろどろに熔けたようなマンコの締め付けに、今にも射精してしまいそうになる。
「ちょっと犬衣さん待って!」
「あんっ、んひぅぅん、あっ♡ あんっ、あっあっ、あ~~ここ擦れてっ! すごっ♡」
犬衣が、ずちっずちっ、と腰を振るたび、椅子の脚が少しずつ動いていく。
彼は説得を諦めて、再び息を荒くしながら深く口を吸い合った。そして一定のリズムで動き、スローセックスを愉しむ犬衣の隙を突くように、ビンビンに勃起したクリトリスを摘まんだ。すばやく舌先で種をねじ込むと、犬衣はようやくディープキスに満足して飲み下す。
「んひぃい! んぐぅっ!? ごくっ! んあっ! はあ……あ~あ、負けちゃった♡ あんっ、はあはぁ、あぁん、ごめんって、きゃあっ!? ちょっと、いきなりそんな激しくっ♡ ひぅんっ♡」
彼は犬衣のたっぷりとした尻を掴んで立ち上がり、仕返しとばかりに駅弁で膣を抉る。上体をややそらして、犬衣の体重を腰で受け止めては持ち上げる。
ばちゅっ! どちゅっ! どちゅっ! どちゅッ!!
容赦なくごつごつと子宮口を責めた。
「ん゙お゙ぉっ、それヤバっ! ごめっ、ごめんってばぁ、はんっ、あっ、あっイク♡ 待って、降ろしてぇ、ねぇってばぁ、それっ、深いぃい! おおぉぉおん♡」
地に足が付かず、彼の腰裏にがっしりと脚を回すしかない。どちゅどちゅと肉壺をいいように犯され、結合部から粘度の高い淫液が流れ出て彼の太ももを伝う。あるいは犬衣の丸い尻から滴り、ぽたぽたと床に落ちた。
「危ねー、中で出たらどうするんですか。負けちゃったじゃないですよ」
「はひっ、はひぃいん! んあん、奥っ、あはあっ、そんな急にされたら、待って、イクっ、んおっ♡ 一緒に、お願いっだから、ダメダメ! んあっあぁあーっっ!」
弱い所を何度も責められ、連続軽イキでぷしゃぷしゃと何度も短く潮を吹きながら、犬衣は力の限り彼を抱きしめて耐えていた。
「お願いっ! 出してぇ、んふぅーっ、んふぅうーっ! もう限界なのぉ、気持ちよく、あぃっ……イッ……ク」
やわらかい粘膜壁がチンポを締め付け、射精を迫る。玉袋に詰まった重い精液が込み上げるのを感じた。
「ていうか我慢汁でも危ないのに……もしデキちゃったらどーすんですか」
犬衣は一瞬とぼけたふりして答える。
「あんっ、うああぁ、も、もし、デキたら? ……あはっ♡」
その喘ぎ声をあげて快楽に酔う顔に、ふっ、と一瞬、彼の知らない女の表情を見せて言った。
「産みたい」
最奥を突くと同時に肉穴がうねった。精液を媚びるように収縮し、男根は答えるように生命の源を子宮に流し込んだ。
ぶびゅ、びゅるるっ! どぷっどぷぅっ!!
「んあぁああっ! いぐいぐっ! んあっっ、いぎゅっ!! おおぉおっ、しゅごっっぃぃいい、精液どばどば来てるぅぅうう!! おまんこイってる、すっっごいのキてるぅうう!!」
大量に吹いた潮は、失禁したかのように足元に水溜りを作った。
多幸感と脳が痺れるほどの快楽に犬衣は身体を弛緩させ、彼の肩にこてんと頭を預ける。
(あ゙~~~、しあわせ~~)
そのまましばらく彼の身体の暖かさを味わっていると、再び下腹部がジンジンと熱を持ち出した。まだ満足していない、まだチンポを食い足りないとばかりに。
意識が水面下から浮上してくると、膣に入ったままの男根は変わらず力を持ったままだった。
(そんなにイイんだ、わたしのナカ♡)
このまま抜かずに二回戦目に、というところで気付く。なんと答えていいのかわからないといった表情の彼に。測りかねているのだろう、先ほどの言葉の意味を。
犬衣はあやすように破顔してみせた。
「うそうそ、ホントはあらかじめ飲んでたの。ちょっとからかってみたくなって。降ろしてくれる?」
その嘘だという主張は、果たして両方か、あるいはどちらに掛かるのか曖昧なまま、気が変わった犬衣はゆっくりと男根を引き抜く。膣に力を込めると、ぼちゃり、と塊のような精液が膣穴からひり出される。
得意げな微笑を浮かべて言った。
「うわー濃いの出たわねー。そうとう気持ち良かったんじゃない? 良かったでしょ? 人妻を孕ませる感覚」
「……犬衣さん、こっち座ってください。今度は後ろ向きに」
案外素っ気ない反応だったが、もうセックスしたいのかな~夢中か~? と思った犬衣は、ベッドに座った彼に従う。今度は背面座位かと期待して、すっぽりと股の間に腰を落とした。
すると、彼の脚がガッシリと犬衣の胴に回され固定する。尻に淫液でまみれた熱い肉棒が押し付けられた。
両手で形の良いハリのある乳房を鷲掴みにして、もにゅもにゅと揉み込む。
「あんっ♡ ふふっ、いやらしい触り方♡ んはぁぁ、ねえ、早く♡」
尻を振ってチンポを催促するが、なかなか入ってこない。
「ちょっとぉ、あぁあっ、そんなおっぱいばっかりじゃなくって、んひゃああぁ」
こりこりに勃起した乳首を、ぐりぐりと強く弄る。そのまま乳房を引っ張ったり、押しつぶしていたぶった。
「んくぅぅぅぅううっっ♡ あはぅ、それっダメ! イっちゃうから、乳首こねこねされてイクぅぅん♡」
犬衣が汗で輝く身体を短くこわばらせて、あっという間に達する。
(うそ、でしょ……乳首だけで、こんなすぐイっちゃうなんて……シレリアさんじゃあるまいし)
背中にある彼の熱さを、ひと際感じた。
(わたしの身体が、この子を……)
彼が静かに口を開いた。
「ダメです、今日は挿入は無し。このまま愛撫だけ」
「そ、そんな!? ……ねえ、怒ってる? ごめんって、ホントに悪かったわよ、ね?」
問答無用の乳首責めが再開される。
「んひぃっ、い、いいのかなぁ~? んぅううん、やっ、らめ♡ チンポが、あっ、ギンギンに勃起してるのお尻でわかってるのよ? ふーっ、ふぅーっ、我慢できる? ほら、おまんこに挿入れたらすっごく気持ちいいわよ? ぐっちょぐちょで、ハメ放題の主婦のエロ穴が目の前にあるんだけどなー」
確かにこのまま一方向的なペッティングで終わるのは彼も辛い所だった。
手が止まり、犬衣はほっと安堵する。チンポを待ちわびてヒクつくマンコにこのままお預けなんて、あんまりだ。
「……それは、ならシレリアさんを呼んでヌいてもらいます」
「え」
再び、敏感になった乳首に刺激が走る。
「ま、待って、待っでぇぇえ、お、お願い、わかった、わかったからぁあ、んひゅっ、せめてちゃんと、ちゃんと謝らせてぇえ!!」
ほとんど叫び声に近いそれに、さすがに彼の手が止まった。脚を緩めると、犬衣は立ち上がって頭を下げる。
「本当に、ごめんなさい」
「あ、いや、おれもそんな、ちょっと仕返ししようかと思っただけで……」
実際、本当に妊娠を危惧していたのなら力づくで犬衣を離せば済む話だった。彼がそれをしなかったのは、聡明な犬衣ならおそらくコンウェニを服用しているはずだと考えつつも、ゲームに興じたからに過ぎない。
「いえ、冗談にしては悪ノリが過ぎたわ。反省してる。だから今日は、もうエッチは我慢する。けど……」
伏目がちに彼のまたぐらを見やる。がちがちにいきり勃った男根は、犬衣の淫液や細かく泡立つ精液の残りだけでなく、新たな先走り汁がタラタラと流れていた。
たぶんこの後、彼の性欲処理係を担っているシレリアが、その煮えたぎるような性欲を受け止めるのだろう。そう考えると少し……ほんの少し……
横髪をいじいじさせながら、時折窺うような上目遣いで言った。
「フェラだけはさせてほしい、かな……わたしで興奮してくれたんだし、シレリアさんじゃなくてわたしが気持ちよくスッキリさせてあげたい……ダメ?」
あまりのエロさと可愛さに、返答が一拍遅れた。
「……お願いします」
「じゃあ、しゃぶるわね」
ベッドに腰掛ける彼の前に、股を開いて座った。手は自らの膝の上に置き、力強く脈打つ男根をうっとりと見上げる。むわりと淫臭が香った。それをたっぷりと鼻腔に吸い込みながら。下品に大口を開けて飲み込んでいく。
「んあぁぁぁ~~~~~、あもっ♡ んむむぅぅ、ひんほ、おいひぃぃ♡」
犬衣の熱い口腔内は、うまそうなチンポに対する涎でぬるぬるだった。ゆっくりと根元まで咥えながらぞるぞるとこびりついた淫液をすすり、舌を右へ左へと這わせる。
「うわ、それえっろい、です。犬衣さん」
その言葉に少し微笑むと、男根を引き抜く時は頬をへこませ、ぷりぷりの唇でしっかりと、自分の唾液すら残さないように搾り取る。
「じゅぞっ、ぢゅぞぞぞぞっ、ぞるっ♡ ぐちゅっ、ぐぼっ、んにゅる、んむぅ~~♡」
(ごめんね、タチの悪い冗談で驚かせちゃって、お詫びに、じぶんでもした事ないくらいの、本気フェラで気持ちよくするから)
そうやって抽挿を繰り返す。ただただ彼に気持ちよくなってもらいたくて、精子を出したくて出したくてしょうがないチンポを一秒でも早く楽にしてあげたくて。
「んぶっんぶぅっ、んっんっ、んんんん~~、ぼちゅ♡ ずちゅ、ずにゅにゅにゅ~~、ぢぅぽっ、ぢゅぽぢゅぽぢゅぽっっ♡」
(あんっ♡ ほんと、このチンポ、硬くて、太くって♡ あ~~やっぱ欲しい、あんな事言ったけどやっぱりこれ挿入したい♡ このカリでごりごりマン肉削られたい♡ さっきみたいに乳首をガンガンに責められながら……いえもっと痛くても、って和狸さんじゃないんだからそんなマゾプレイみたいな)
手を使わず、口だけの奉仕。滅私的とも言える口淫に、我慢汁が溢れ出して止まらない。
「あむぅぅうう、んぷっんぷっんぷっ、ちゅっぽちゅっぽ、んっぷあ」
(我慢汁♡ おいしい♡ もっと出してぇ~、頑張るから、ベロもぐりぐり動かして亀頭をよしよししてあげるからぁ♡)
すでに犬衣のまたぐらからは愛液と本気汁がびちゃびちゃと落ち続けていた。おしゃぶりだけで何度もイき、本心であれば思い切りオナりたいがこれは謝罪を込めた行為であり、自重すべきと考えていた。
怒張した肉槍をズボズボと抜き出しては喉奥まで挿し込む。自分の口をオナホのように扱ってシゴきたてる。
「おごっ、おぼっ! ぼじゅ! ぎゅぼ、ぎゅっぼ、ぎゅっぼっ! んぢゅゅゅうううっッッ!!」
(だめ、だめだめ、口マンコしてるだけで大きいの来る、イク、絶対、んふぅう~絶対一緒にイかせるっ! わたしがイクのと同時に射精させる!! 熱っいザーメン流し込まれながらイクのぉ♡)
「すげぇ、キンタマの中の精子まで……吸い取られそ」
信じられない程下品な吸引音が部屋に響いている。恥も外聞も無い荒い鼻息で、犬衣は頬をヘコませ一心不乱にチンポをしゃぶり上げた。苦しさから自分が涙を流しているのも気付かないほどに。
びくっ、と男根が跳ねる。同時に犬衣の頭が彼の両手で力強く腰元に引き寄せられる。
ドブブッ! びゅぶぶっ、ビュググッ──! どぶぅっっ!
「ぎゅぶっ!? んぶっ、んぶぅぅうう! ぐぅっ、ぐぼっ! ふぎゅぅうう! ぐンンンンーッ!?」
犬衣は下半身をカクカクと痙攣させながら、大量の潮をまき散らして絶頂した。
深く突き刺されたチンポは食道に直接、火傷しそうな精液を排泄した。
「んぐっ、ごきゅっ、ごきゅうううう♡ がぽっ」
(来たぁ♡ ん゙ん゙~~~~ザーメン気持ぢい゙い~~)
長い射精の間、太いチンポをずっと喉に突っ込まれている苦悶に涙を浮かべながらも、表情はうっとりとしている。
やがて引き抜かれた剛直はしかし、薄っすらと犬衣の唾液が纏わりついている程度だった。
「っぷはぁっ!! ふぁっ、ん♡ っはぁッはぁっ! はっ! ふぅ、キレイになった♡」
息も絶え絶えな犬衣が、涙の流れた跡の残る顔で誇らしげに微笑む。
最後に目を閉じ、鈴口にちゅっとキスをする。
その光景を見ては、一度や二度の射精でチンコが満足するはずがなかった。
「……あの、犬衣さん、おれやっぱ、さっきはああ言ったけど……」
「だーめ、そう決めたんだから。女に恥をかかせないの」
「じゃあ……今のフェラは犬衣さんがおれにイタズラしたお詫びって訳じゃないですか? だからおれも犬衣さんにしたイタズラのお詫びをするべきだと思うんですけどぉ……」
「ん~~、まあーそういう事なら、いっか」
純粋に、彼が求めてくれることが嬉しかった。ベッドで四つん這いになり淫液でテカテカの尻を向ける。ヒクついた割れ目が誘っていた。
「ホントはわたしも、ハメたくてしょうがなかったし♡」
結局その一回で収まるはずもなく、なし崩し的に性行為は続けられた。
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気付けば辺りはすっかり暗くなっていた。
汗と淫液でべとべとの身体を寄せ合って、快楽の余韻に浸りながらベッドで寝転ぶ。
そう言えば、と彼が口を開いた。
「ヤリ部屋作るって話でしたけど」
胸板に顔を預けたままの犬衣がおぼろげに答える。
「うん」
「でも、たまには犬衣さんの部屋とかじぶんの部屋でヤりたいかも」
「わたしもそう思ってる。ベッドにきみの匂いが移るの、好きだし」
犬衣がごろりと態勢を変えて上になり、彼を見下ろす。濡れた瞳で言った。
「ねえ」
「なんですか」
「……なんでもない」
「あの、怒ってます?」
小さく鼻で笑って答えた。イタズラをしたのはこちらの方なのに、彼が謝ってどうする。
「まさか。関係無い違う話を言おうとしただけ」
その夜、犬衣はテーブルに頬杖をついて夜景を眺めていた。眼下に広がる町は民家の明かりで輝いており、遠くの黒い海はゆらゆらと引き延ばされた月を映している。
しばらくの間、そうやってぼーっと今日のセックスについて想い馳せていた。卓上のコーヒーは手を付けられていない。
あ~ぁ、つい言っちゃったなー。
と、内心で独り言ちる。胸中に渦巻くそれは後悔では無いし、さりとて何かしらの展望でもない。意図した本意でもなければ、思いがけず口を滑らせたわけでもない。
つまるところじぶんでも不明だ。
なんとなく眉を人差し指で掻いて零すように呟く。
「好きって」
口にするとほんの少しの空虚さと鼓動数回分の胸の高鳴り。
自嘲気味に苦笑して、飲み込むように味のしないコーヒーを干した。