特務捜査隊エージェントライダーズ!-絶賛排卵中の危険日女捜査官達は特製媚薬になんか絶対に負けない!- 作:オリーブドラブ
操舵室内で何度も激しく味わった快楽地獄。その絶頂の「余韻」に苛まれながらも、「陽動」の任務を完遂しようと奮闘しているアルファチームの女傑達は、甘く淫らに火照った肉体を重装型の鎧に隠し、懸命に引き金を引き続けていた。
そんな彼女達と肩を並べているブラヴォーチームの精鋭達も、両肩部のロケットランチャーやミサイルポッドを矢継ぎ早に連射していた。重装型の分厚い鎧に包み込まれている彼女達の裸身も、鎧と強化繊維の内側で淫らに汗ばんでいる。
「全く……ユーリの奴め、無茶をする。そういう危ない橋を渡るのは、
「確かにね。でも、あなたの
「……むう……」
アレジアント・オーガに向かって突撃してしまったユーリの身を案じているアクアは、無鉄砲な仲間の背中を見つめながら眉を顰めている。だが、彼女の
「……大丈夫よ、ユーリなら必ず無事に帰って来る。そのために私達が居る。そうでしょう?」
「……分かっている、皆まで言うなフリーデリーケ」
そんな隊長に嗜められてしまったアクアは、不満げに唇をきゅっと結んでいる。それでも胸中をズバリと言い当てられてしまった以上、反論の余地はないようだ。
とはいえ性癖の話を抜きにしても、ユーリの身を案じていることに変わりはない。そんなアクアの情を汲むフリーデリーケは、クールに振る舞おうとしている彼女の横顔に優しげな声を掛けていた。
一方。聖奈とスキーラの2人は仲間達に迫る火の粉を払うべく、迫り来る敵方のミサイルに向かって愛用のビームソードを振るっていた。そのほとんどは聖奈が1人で斬り払っていたのだが、彼女の刃をすり抜けた1発の弾頭が、スキーラの顔面に向かって飛び込んで来る。
「しまったッ……! スキーラ、危なっ……!?」
「でぇえやぁあぁーっ!」
後輩の窮地に思わず声を上げる聖奈。しかし、そんな彼女の心配を払拭するかのように――スキーラは鮮やかに光刃を振るい、ミサイルの信管のみを斬り落としていた。
「ミサイルを斬り落とす時は信管を……でしたよねっ!」
「……っ!」
「……ふ、ふんっ! 少しは出来るようになったみたいね! 先輩として鼻が高いわっ!」
仮面越しでも表情が見えて来そうなほどの、堂々たるドヤ顔。その貌を察した聖奈は我に返ると、不遜に鼻を鳴らしてそっぽを向いてしまう。だが口をついて出て来た彼女の言葉は、割と素直に後輩の成長を讃えていた。
「聖奈、デレが全く隠せておりませんよ」
「え!? 聖奈先輩って今デレ期なんですか!?」
「う、うるさいうるさ〜いっ! リコリスさんも余計なこと言わないでったらぁっ!」
そんな師弟漫才に横から冷静にツッコミを入れて来るリコリス。彼女の言葉にさらに調子づくスキーラの頭をむんずと掴み、聖奈は照れ隠しの叫び声を響かせていた。
――その一方で。アマンダ率いるチャーリーチームの面々も、他のチームに負けじと凄まじい弾幕を展開していた。
彼女達が纏う重装型の両肩部からも、無数の弾頭やミサイルが連射されている。各自の個人装備も、矢継ぎ早に火を吹いていた。
「全くもうっ……! ディアナったら、また勝手なことばかり……! 私達の気も知らないでっ!」
「確かにな。……だが、重装型の火力をただぶつけるだけでは倒せない相手であることもまた事実。それに……アイツの身勝手など、今に始まったことではない。まずはディアナを生還させることだ。死人に説教は出来んからな」
持てる弾を全て撃ち尽くす勢いで、サブマシンガンと2丁拳銃を連射しているアマンダとリフィル。彼女達は肩を並べ、共にディアナの背中を見守っていた。
いつも無鉄砲で周りに心配ばかり掛けているディアナの奔放ぶりに呆れつつも、彼女達は「仲間の生還」という最優先事項に全力を傾けている。しかしアマンダは大らかに見守る姿勢を見せているのだが、リフィルの方は危うい雰囲気を纏った暗黒微笑を浮かべていた。
「……えぇ、分かっていますよ隊長。無事に帰ったらたぁっぷりと、独断専行の危うさを説いて差し上げますから……!」
「リ、リフィルさんがしゅっごく怒ってますぅう……!」
「は、はわわわ……!」
表面上は優しげな笑顔なのだが、その双眸は全く笑っていない。仮面越しでもはっきりと伝わって来るその殺気に、ミレイと幸子は揃って震え上がっていた。
恐らく戦いが終わった後、ディアナはこの死闘よりもさらに恐ろしい地獄を見ることになるのだろう。そんな仲間の不幸を憐れむように、ミレイと幸子は鎮痛な面持ちで手を合わせていた。南無三。
「……喰らえぇええッ!」
「でぇやぁあぁあぁあッ!」
一方。仲間達の援護射撃によって生まれた好機を活かし、巨人の懐へと飛び込んでいたユーリとディアナは、車体下部の魚雷を発射しながら大きくハンドルを切り、カーブの航跡を描いて離脱して行く。
『ぬッ……ぉあぁあぁあッ!?』
次の瞬間、巨人の胴体付近から猛烈な大爆発が発生した。
『ぐぉ、ああぁッ……!? こ、この死にたがり共がッ! そこまでして海の藻屑になりたいかッ!』
「なりたいわけがないだろう、馬鹿めがッ!」
「藻屑になるのはテメェ独りだッ!」
姿勢制御の役割を担っていたジェットを破壊され、大きくぐらついているアレジアント・オーガの巨躯。その姿を見上げながら不遜に笑うユーリとディアナは、互いの拳を軽くぶつけ合っていた。
『……ええい、このアレジアント・オーガを見くびるなアァアァ! たかが2基のジェットを潰された程度で、沈められてたまるものかァッ!』
「こ、こいつッ……!」
「往生際が悪いってレベルじゃねーぞ……!」
しかし、鬼の巨人はまだ沈まない。実はアレジアント・オーガは両足の裏にも予備のジェットを搭載していたのだ。急激にバランスを乱されたことで傾いていた巨人は、徐々に持ち直し始めている。その様子を目の当たりにしたユーリとディアナは、仮面の下で悔しげに唇を噛み締めていた。
『……ッ!?』
――だが。予備のジェットを稼働させて姿勢制御を取り戻したはずの巨人は。元通りの体勢にならないどころか、徐々に海中へと引き摺り込まれていた。少しずつ海の中へと没して行く巨人の様子に、アイングレイザーは動揺している。
『どういう、ことだッ……!? 残りのジェットをフル稼働させているはずなのにッ……姿勢が、戻らんッ!? 上昇が出来んッ……!』
いつしかアレジアント・オーガの巨体は、首から下の全てが海に飲み込まれてしまっていた。コクピットがある頭部だけが辛うじて外気に触れている状態であり、波の音を近くに感じているアイングレイザーは焦燥を露わにしている。
『……!』
次の瞬間、アイングレイザーはこの現象の「原因」に気付く。彼の視線の先――荒波の向こうでは、カズハをはじめとする捜査官達のGクルーザーIIが一列になり、巨人の周りを「周回」していたのだ。その光景にアイングレイザーは目を剥いている。
『な、なんだというのだ……!? こ、これは……まさかッ……!?』
全速力で巨人の周囲を走る彼女達は、GクルーザーIIの車体で円形の航跡を描いている。その大移動が生み出す莫大なエネルギーが荒波をうねらせ、巨大な「渦潮」を作り出していたのである。
『ぬ、ぅうッ……!? 総掛かりでの高速移動で作り出した……人工の渦潮だとォッ!?』
「……驚いたかい? これが私達の必殺フォーメーション……『真空地獄水車』だッ!」
ユーリとディアナが腰部のジェットを破壊している間に、カズハは他の仲間達と共に次の一手を打っていたのだ。GクルーザーIIでの高速移動が齎すエネルギーを駆使して、巨大な渦潮を生み出す「真空地獄水車」。
その策に嵌ったアレジアント・オーガの巨体は、瞬く間に渦潮に囚われてしまった。彼女達はこの渦潮にアレジアント・オーガを巻き込み、海の底へと沈めるつもりなのだろう。
『そ、それがどうしたァッ……! 確かになかなかの引力だが、これしきの渦潮でアレジアント・オーガを沈めようなど……笑止千万ッ!』
しかし、鬼の巨人の「底力」は侮れない。アレジアント・オーガは両脚のジェットを全開にして、渦潮の引力に抗っている。頭部まで海中に没しかけていた鬼の巨人は、辛うじてその場に踏み止まっていた。どうやらこれ以上、この巨体を沈めることは出来ないようだ。
『どうだッ……! お前達がいくら力を尽くそうと、所詮は蟻の集まり! ここまでが限界よッ!』
「……確かに、私達の力ではここまでの渦潮しか作れない。だけど、これだけで
『な、なにィ……!?』
だが、渦潮による抹殺が失敗したというのに。カズハ達は動じることなく、怜悧な佇まいでアレジアント・オーガの頭部を――そこに居るアイングレイザーを見下ろしている。彼女達は何故、この状況でも冷静でいられるのか。
『……ッ!?』
その「理由」に気付いた瞬間、仮面の下でアイングレイザーの顔が青ざめる。彼女達が荒波の中で乗りこなしているGクルーザーII。その車体下部にはまだ、何発もの「魚雷」が残されたままとなっているのだ。これまで攻撃のチャンスを窺い続けて来た彼女達は、ついにその好機を掴んだのである。
「あなたの巨人が首まで水没している今なら、全身の連装砲も役には立たないわ。それに……!」
「その巨人の
「私達の魚雷は一体、テメェの
『お、お前達……最初からそのつもりで、この渦潮をッ!?』
ハンナ、リン、咲の言葉にアイングレイザーは瞠目する。
彼女達の言う通り――首から下の連装砲が全て水没している今なら、巨人の砲撃を恐れることなく魚雷攻撃に集中出来る。それに、そこまでアレジアント・オーガの巨体が沈められている今なら、コクピットがある頭部に直接魚雷を撃ち込めるチャンスとなる。
「……そういうこと。やっと気付いた?」
眠たげな声色で、トリニティが静かに呟く。頭部の位置が高くて魚雷が当たらないというのなら、当たる高さに頭部が来るまで相手の巨体を海中に引き摺り下ろせば良い。その発想に基づいたこの戦術は、アレジアント・オーガを確実に捉えていた。
「皆が作ってくれたこのチャンス、絶対に無駄にはしない……! その『鬼』もろとも沈みたまえ、アイングレイザーッ!」
『うぬぅうぅッ……! こんなッ、こんな程度でぇえッ……! この俺がァ、アレジアント・オーガがぁああッ!』
まさに、これ以上ない絶好の機会。彼女達はこの瞬間のために、力を合わせて巨大な渦潮を作り上げていたのだ。アイングレイザーがカズハ達に向かって吼えた瞬間、彼女達はハンドル部分に設けられている魚雷の
「……これでとどめだ! 総員、
「沈めぇえぇえーッ!」
そして。カズハを筆頭とする全員のGクルーザーIIが、同時に4連装魚雷を全門発射する。ランヒルドの叫びが響き渡る瞬間、その弾頭全てが――アレジアント・オーガの頭部に。そこにあるコクピットの一点に、集中した。
『ぐぅおあああぁああーッ!?』
やがて、天を衝くような爆炎が噴き上がり――嵐の暗雲もろとも消し飛ばすかのように、空を燃やす。それほどの大爆発に飲み込まれたアイングレイザーは、頭部に大量の魚雷を叩き込まれた巨人の中で、苛烈な絶叫を上げていた。
『うぐっ、が、あぁッ……!? 馬鹿な、こんな馬鹿なッ……! このアレジアント・オーガが……新世代ライダーでもない、あのような量産型風情にぃいッ……!』
その爆炎に頭部を燃やされながら、アレジアント・オーガは力尽きたように海中へと没して行く。頭脳を潰され戦闘機能を破壊された今、その巨体もただの鉄屑でしかない。ノバシェードの威信を賭けた「A.O.計画」は、文字通り日の目を見ることなく終焉を迎えることとなったのだ。
少しずつ、確実に沈んで行く鬼の巨人。その様子を見届けているカズハ達は自分達の勝利を確信し、仮面の下で笑顔を咲かせる。これでようやく、終わったのだと。
「や、やった……! やったよ皆、これで今度こそッ……!?」
『……まぁだだアアァアァッ! まぁぁだ終わってなアァアァアァアァいッ!』
――だが、その時。爆煙の中から雄叫びを上げるアイングレイザーが、怨念に満ちた形相で蘇って来た。沈み行くアレジアント・オーガの
「えっ……!?」
『
そこから迫り上がって来たのは――大型の弾道ミサイル。強大な破壊力を秘めた、悪夢の兵器だった。その光景に、カズハ達は仮面の下で顔面蒼白となる。
「見て、奴の背中……! アレはまさか……弾道ミサイルッ!?」
「嘘でしょ……!? あいつ、この期に及んであんなモノッ……!」
『……このミサイルの行き先は決まっている。お前達、ノバシェード対策室の本部が設置されている……アメリカ合衆国! マンハッタン島だッ! お前達の本拠地諸共、跡形もなく消し飛ばしてくれるッ!』
最後の最後で、弾道ミサイルという「奥の手」を繰り出して来たアレジアント・オーガ。その往生際の悪さにハンナと咲が唇を噛み締める中、アイングレイザーは対策室本部の撃滅を宣言する。海の中から飛び出して来た弾道ミサイルが、嵐の空に飛び立ったのはその直後だった。
「……おいたが過ぎるわね、アイングレイザー!」
「貴様の思い通りになど……させるものかッ!」
無論、その光景をただ見ているB.A.V.A.R.F.ではない。フリーデリーケやアマンダ達は両肩のミサイルポッドから無数の弾頭を一斉に連射し、弾道ミサイルを撃ち落とそうとする。
しかし彼女達の砲撃装備では、あまりにも射程距離が足りない。彼女達が撃ち放った小型ミサイルの群れは、遥か上空を目指す弾道ミサイルに届くことなく、途中で爆散してしまう。
『ふはは、ははははッ……! 奪われる苦しみを……痛みを……お前達も知るが、い、いッ……!』
そんな彼女達の奮闘を嘲笑いながら、アイングレイザーはアレジアント・オーガの
「……親父ッ……」
自らの野望と共に最期を迎えた男は、鬼の巨人もろとも海の底へと沈み行く。
そんな彼が死の間際に思い浮かべたのは――父、アレクサンダー。母の死をきっかけに狂い始める前の、優しかった頃の父。今となっては記憶の片隅にしか残っていない、思い出の残滓だった。
「……ッ! 諦めない……絶対に諦めないッ! 私達B.A.V.A.R.F.は最後の最後まで……絶対にッ!」
「カズハッ!? 何を……!」
一方。諦めることなく弾道ミサイルの阻止を試みるカズハは、フリーデリーケの声に背を向けてGクルーザーIIを走らせていた。
それまで装着していた
「……とぉおおぉおーッ!」
「カズハッ……!」
弾道ミサイルを追うように空を駆け上るGクルーザーII。その上昇の勢いが尽きた瞬間、カズハは自らの愛車を踏み台にして、さらに遥かな高みへと大ジャンプしていた。まるで、
「とどッ……けぇぇえーッ!」
絶対に諦めない。その信念を胸に持てる力の限りを尽くし、弾道ミサイルに追い付かんとする勢いで上昇して行くカズハ。やがて彼女は最後の力を振り絞り――ビームガンを最大出力で撃ち放つのだった。
そして。遙か上空に達した弾道ミサイルの内部から、何らかの「電波」が発信された瞬間。全ての望みを懸けて発射された一条の熱線が、弾道ミサイルに命中する。
その1発が致命的なダメージとなり――弾道ミサイルが爆発を起こしたのは、命中から約数秒後のことだった。それまでの間に大気圏の高層まで辿り着いていた弾道ミサイルは、巨大な爆炎の中に消えて行く。
「……きゃあぁあああぁッ!」
「カズハーッ!」
その爆発の「余波」に吹き飛ばされたカズハは、遥か上空から海面に叩き付けられようとしていた。軽装型のスーツでは、その衝撃には到底耐えられない。
ハンナは隊長を救うべく、彼女に倣ってGクルーザーIIのジャンプで空中に跳び上がり、重装型の装甲を脱ぎ捨てる。そして大空の中で、カズハの身体を抱き留めるのだった。
「あうっ……! ハンナっ……!」
「死なせは……しないわっ!」
その行動にカズハが驚く中、ハンナは彼女を抱き留めながら海面に墜落しようとしていた。このままでは、クッションの役割を担う彼女が危ない。その窮地に、今度はブラヴォーチームのフリーデリーケとチャーリーチームのアマンダが動き出す。
「カズハ、ハンナッ!」
「フリーデリーケ、我々も行くぞッ! ……はあぁあああッ!」
チームの垣根を越え、2人を救うべく飛び出して行くフリーデリーケとアマンダ。彼女達も増加装甲をパージして軽装型に戻りながら、GクルーザーIIを使っての大ジャンプで2人に接近し、空中でその身体をキャッチする。
そして、3人掛かりでカズハの身体を受け止めた瞬間。彼女達は4人纏めて、勢いよく海面に激突してしまう。天まで昇るような激しい水飛沫が、その衝撃を物語っていた。
「カズハ、皆ぁあぁあッ!」
その光景に声を上げた咲をはじめとする仲間達は、GクルーザーIIを走らせて心配げに駆け寄っていた。それから間も無く――海面から4人が浮き上がって来る。どうやら全員無事だったようだ。
「や……やった、やったわ! 4人共無事よ!」
「やったあぁあぁあっ!」
次の瞬間。重装型を纏ったままのB.A.V.A.R.F.隊員達は、弾けるような歓声を上げる。それはこの戦いの行方を衛星から観測していた、対策室本部の作戦指令室も同様であった。
カズハ達の戦闘を見守っていたオペレーター達も歓声を上げ、互いに肩を叩き合っている。本部に帰還した後、アルファチームの身を案じていたヘレン・アーヴィングも、ほっと胸を撫で下ろしていた。
彼女達は1人も欠けることなく、この戦いから生き延びることが出来たのだ。しかも、対策室本部へのミサイル攻撃も阻止することが出来た。これ以上ない快挙と言えるだろう。
「ちょっと……! あんた達、大丈夫なのっ!?」
「……逆に聞くけど、大丈夫に見えるかしら? 普通に死に掛けたわよ。主に、誰かさんのおかげでね?」
「ふふっ、そう言うな。死に掛けた甲斐はあったさ」
「……そうね。皆無事なら、結果オーライよ」
GクルーザーIIから心配げに手を伸ばす咲。その手を取るフリーデリーケとアマンダは軽口を叩き、仮面の下でフッと微笑を溢していた。隊長の無事を喜んでいるハンナも、優しげな笑みを浮かべている。
「……終わったのだね。ようやく」
一方。その隊長であるカズハは感慨深げな様子で、海の彼方を見つめていた。いつしか嵐の夜は終わり、海原は本来の静けさを取り戻している。水平線の向こうからは、輝かしい朝陽の光が差し始めていた――。
【挿絵表示】
今回は前回に引き続き、ラスボスであるアレジアント・オーガとの最終決戦。重装型のスペックを活かしつつ、B.A.V.A.R.F.全チームの持てる力を振り絞った総力戦となりました。かなりギリギリの勝負となりましたが、死に際に撃ち出された弾道ミサイルも撃墜し、ついにこの事件も終幕。アイングレイザーは斃れ、嵐の夜も終わり、ようやく海にも平穏が戻りました……。
これにて全ての戦いは終わり、後は無事に帰還するだけ。散々「種付け」されて受精してしまっているカズハ達は、果たして無事に避妊出来るのか。ここから先は事件解決後のアレコレを語って行く、エピローグ的なお話となって行く予定です。最後までどうぞお楽しみに!٩( 'ω' )و
また現在、咲を考案された泥濡れ龍先生の3次創作「歪んだ純愛に堕ちるマス・ライダー達(https://www.pixiv.net/novel/series/12221546)がpixivにて公開されております! 咲と装太のイチャラブが中心となっているSS作品となっており、他のメンバー達も登場している賑やかな作品となっておりますので、機会がありましたらこちらもご一読ください〜(*´ω`*)
加えて、G-20先生も新たな3次創作「【RC&レジガール二次創作】ノバシェード残党北欧某国ちはや山荘事件(https://syosetu.org/novel/354513/)」を公開されております。本作のビッグ・ノア事件から4年後の北欧某国が舞台となっており、B.A.V.A.R.F.をはじめとするノバシェード対策室らの奔走が描かれて行くものと思われますので、もしよろしければこちらもご一読くださいませm(_ _)m
さらにもう一つお知らせです! X2愛好家先生が連載されている3次創作「仮面ライダーAP外伝 Imitated Devil(https://syosetu.org/novel/316771/)」のエピソード「特別編 第4話 原初のG/白獣(https://syosetu.org/novel/316771/16.html)」に、アルファチームのトリニティがゲスト参戦しております! 舞台は本作のビッグ・ノア事件から約1年後。アフリカ大陸のナイジェリアに休暇で訪れていた彼女が、異世界からの侵略者・ハンドレッドに遭遇! さらにこのエピソードでは、彼女の「体質」に纏わる知られざる秘密が明らかに……!? 気になる方は、こちらもぜひご一読くださいませ〜!(*≧∀≦*)
また、トリニティの活躍は同じくX2愛好家先生が執筆された「九十九 光の気ままな実験録(https://syosetu.org/novel/357309/)」でも描かれております。マス・ライダー軽装型を遥かに超える「力」を得た彼女の「真価」が強烈に描写されておりますので、機会がありましたらこちらの作品もぜひご一読くださいませ……m(_ _)m
同作内のエピソード「開幕:MS(https://syosetu.org/novel/357309/3.html)」では、本来
B.A.V.A.R.F.はおろか対策室からも去ってしまった彼女の現在については、こちらの作品で描かれております。幻のC-6こと麗牙の存在が気になる方は、是非こちらの作品もご覧くださいませー!(*^ω^*)
Ps
真空地獄水車のこれがやりたかっただけだろ感。Xライダー好きなものでつい……(´・ω・`)