特務捜査隊エージェントライダーズ!-絶賛排卵中の危険日女捜査官達は特製媚薬になんか絶対に負けない!- 作:オリーブドラブ
「長かった嵐の夜も……ようやく終わってくれたようだね。皆、お疲れ様」
戦いの終わりを告げる嵐の終焉。朝焼けの到来。その絶景に頬を緩めるカズハ達は、朝陽に照らされた海面の上で仮面を脱ぎ、互いに輝かしい笑顔を向け合っていた。フリーデリーケとアマンダも素顔を露わにして、不敵な笑みを溢している。
「あらあら、すっかり精魂尽き果てたって感じね。生憎だけど、報告書の作成に武器の整備……やることはまだまだ山積みよ?」
「やれやれ、いい気分に浸る暇もないな。せめて早く帰って、
苦しい戦いを乗り越えた彼女達は軽口を叩き合い、「これから」のことを語らい始めている。そのひと時は、戦いから生き残った者だけに許された特権だ。フリーデリーケとアマンダのやり取りを眺め、微笑を浮かべるカズハは通信機を取り、対策室本部に任務の顛末を報告しようとする。
「さて、と。それじゃあ早速、本部に連絡するとしよう。HQ、こちらA-1。状況を……HQ?」
「どうしたの?」
「……通信機がダメになっている。今度は完全に故障しているようだ……。詳しくは不明だが……途轍もなく
「強力な電波……? 何なのかしら、一体」
だが、その通信機は「強力な電波」の影響により、謎の故障を起こしていた。詳しい原因は不明だが、何にせよこのままでは上に状況を報告出来ない。別の通信機を使う必要も生じてしまった以上、直ちに帰投するしかないようだ。
「全く……仕方ないな。一旦軍港まで帰投して、
「そうね。事後処理が済んだら、次はビッグ・ノア号の『行き先』を一網打尽にしてあげましょうか。あなた達、船の操舵室で目的地のデータを入手したのでしょう? その記録を辿れば、『積荷』の行き先……ノバシェードのアジトを割り出せる」
「散々引っ搔き回された分、今度はこちらから仕掛けてやる。1人たりとも逃しはしないさ」
「……あぁ。次の任務でも頼りにしてるよ、フリーデリーケ。アマンダ」
「当然。私達……ブラヴォーチームの仕事はここからが『本番』よ」
「おっと、我々チャーリーチームのことも忘れないで欲しいものだな」
カズハ達アルファチームが操舵室から持ち帰った、ビッグ・ノアの「行き先」に纏わるデータ。それらは間違いなく、今後の捜査を進めて行くための鍵となる。その「収穫」を得たB.A.V.A.R.F.は今後ますます、新世代ライダー達にも負けない活躍を重ねて行くことになるだろう。
カズハの言葉に強く頷くフリーデリーケとアマンダは、強気な微笑を浮かべて自分達のチームへと戻って行く。そんな頼もしい隊長達の背中を見送った後、カズハも自分の部下達の方へと向き直っていた。
「……」
「自信……無くしたかい? リン」
アルファチームの中でただ1人、GクルーザーIIに跨ったまま俯いている者が居た。リンだ。彼女は大量の特濃ザーメンを注ぎ込まれた子宮の位置――下腹部に指先を当て、仮面の下で物憂げな表情を浮かべている。
そんな彼女の仕草からその胸中を察したカズハは、最年少の新人に優しく声を掛けている。隊長からの声に顔を上げたリンは、周囲の仲間達に視線を向けていた。
「……他の皆は、きっと違うんだと思います。でも私は
曇った表情を仮面に隠したまま、リンはそのように呟いていた。淫らな笑顔を咲かせて男達の前で腰を振り、想い人の顔すら忘れて快楽を貪っていたかつての自分。その痴態と恥辱を忘れようと思えば思うほど、胎内で脈打つ熱い精液が現実を突き付けて来るのだ。
「……」
自分は幼い頃から育んで来た愛情さえ、一時の快楽のために投げ捨ててしまうような弱い女――否、雌なのだと。否応なしに、思い知らされてしまうのだ。
それはリンの呟きを聞いていた咲も同様であり、彼女も装太との思い出を失いかけた自分の淫らさを恥じ、俯いている。愛する男との逢瀬すら凌駕する、圧倒的な「雄」。その力強さを象徴する濃厚な精液は、今も彼女の胎内で熱く波打っていた。
(私も……リンと同じだ。装太君だけのものだったこの身体を、あんな奴らに散々好き放題されていたのに……拒むどころか、私の方から奴らの腰に脚を絡めていた。私の身体も、心も、装太君との絆さえ……あの快楽に、完全に負けていた……)
憎むべき男達に媚びるような雌の貌を向け、自ら腰を振っていた己の痴態。脳裏に深く刻まれたその「記憶」に、咲は悔しげに唇を噛み締めている。
かつては雑魚と見下していた戦闘員の男。その太い首に両腕を絡ませて抱き寄せ、豊満な爆乳を擦り付けながら濃厚なディープキスに耽る。むっちりとした肉感的な太腿を下品に開き、相手の腰に美脚を絡ませて、極太の逸物を蜜壺の「最奥」まで自ら咥え込み、子宮口まで迎え入れる。
その淫靡な姿はまるで、最愛の恋人である装太と交わっている時のような痴態であった。いや、もしかしたら装太と愛し合っていた時よりも、熱く激しいまぐわいだったかも知れない。
彼と交わっていた時は、下品に腰をヘコヘコと振って媚びるような真似はしなかった。相手のリードに身を委ね、甘く優しい性交に身を溶かしていたはずだ。操舵室で繰り広げていたような、盛りの付いたケダモノのような「交尾」などではなかった。
咲自身ですら知らなかった、淫らで卑猥な雌の本能。その知られざる「扉」をあの操舵室でこじ開けられてしまった瞬間、咲の肉体は否応なしに思い知らされてしまったのである。優しい逢瀬では決して味わえない極上の快楽が、この世には在るのだということを。
(装太君、ごめんっ……私、私もうっ……! 今までみたいな優しいセックスじゃあ……もう、イけない身体にされてるのぉっ……!)
(ごめんなさい、衝矢君っ……! 私の身体はもう、アイツらの味をっ……忘れられないっ……!)
愛する男との逢瀬の思い出すら霧散しかねないほどの快楽は、今も彼女達の肉体にしっかりと刻み込まれていた。その法悦に耐えられなかった自分達の肉体と心が、如何に脆弱なものであったか。それを思い知らされた今となっては、以前のような自信を持つことも難しい。
そんな自分達が果たしてこの先、「仮面ライダー」として戦い抜いて行けるのか。その称号に相応しい戦士になれるのか。そう自問せずにはいられなかったのだ。
その思いはもちろん、彼女達2人に限った話ではない。カズハもランヒルドも、ハンナもトリニティも。一度は快楽に完全に屈服し、自ら雌の貌を露わにして腰を振っていた。淫らな雌に、堕ちていた。
「……」
しかし、そうであっても。否、だからこそ。同じ恥辱を味わった者達の1人として、伝えなければならないことがある。そう確信していたカズハは、凛とした面持ちで顔を上げていた。
「いいかい、リン。咲。『仮面ライダー』はなろうと思ってなるものじゃない。その力で何を為すか。何のための力か。……大切なのは、それだけさ」
「……!」
「為すべき道を誤れば、彼ら……D.A.S.T.のようになる。『仮面ライダー』と呼ぶに相応しい力があったとしても、その資格を失えば然るべき末路を辿る。確かに今回、私達も非力だったかも知れない。自分の欲望に負けてしまうことだってあったかも知れない。けれど私達はまだ、2度と勝てないと決まったわけじゃない」
2人の胸中に渦巻いている、その不安の原点を察していたカズハは凛々しい表情を浮かべ、彼女達に声を掛けて行く。カズハ自身の胎内にも、男達に注ぎ込まれた熱い白濁が溜まっているのだが――その感覚に苛まれている今だからこそ、彼女は己や仲間達を鼓舞しようとしていた。
「カズハ隊長……」
「私達には為すべきことを為せる力がある。それを培うための訓練だってして来た。私は
「……そうね。挫けてる場合じゃないよ、リン。私達は必ず帰るんだ……! 仇は討ったと胸を張って、装太君達のところへ!」
「は……はいっ! 私……絶対に帰ります! 衝矢君のところへっ……!」
カズハからの激励にいち早く応えた咲は、同じ悩みを抱えていたリンの肩を叩き、可愛い後輩を励まして行く。そんな彼女達の優しさに触れたリンも、気を取り直したように顔を上げていた。
「やれやれ……全く、見てるこっちが胸焼けしそうだよ。装太も衝矢も果報者だね。あれだけ熱烈に愛されてるなんて、さ」
「良いじゃない。心の支えになる誰かが居る……それは幸せなことよ。殺し合いに溢れたこの世界においてはなおさら……ね」
「……心の支え、かぁ」
そんな彼女達の様子を、ランヒルド、ハンナ、トリニティの3人は穏やかに見守っている。ハンナの言葉を受けて、自分をこの道に誘った女傑――真凛のことを思い出していたトリニティは、一際優しげな微笑を溢していた。
「……自分の欲望に、か。確かに、私達も負けたままでは終われないわね」
「ふっ……そうだな。部下達の命を預かるリーダーとして、私も……もう2度と、あの快楽に屈しはしない」
アルファチームの様子を見守っていたフリーデリーケやアマンダ達も、不敵な笑みを浮かべて頷き合っている。戦いの終わりを噛み締めている彼女達は、仮面に隠されていた笑顔を露わにしていた。
(……そうよ。私達はもう、あの時の私達じゃない。私達はもう2度と……あんな奴らには屈しないわ)
(あの日の屈辱……私達は生涯忘れん。ノバシェード共にあの恥辱の報いを受けさせる日まで、私達は決して立ち止まりはしない……!)
不敵な笑みを溢している、フリーデリーケとアマンダ。彼女達が露わにしているその笑顔の裏には、自分達の「尊厳」を破壊し尽くした快楽地獄と、その地獄を齎したノバシェードに対する憎悪が隠されていた。
改造人間の社会復帰を推進する、世界的にも有名なNGOの代表。対策室屈指の武闘派。それらの雷名を背負った高潔な女傑達は一度、ノバシェード製の媚薬によって淫らな雌に堕とされていた。その屈辱の過去と記憶は、如何なる手段を以てしても消し去ることは出来ないだろう。
数ヶ月前のことだ。潜入先のノバシェードのアジトで囚われの身となり、特製媚薬を打ち込まれ身体中を嬲り尽くされた後。フリーデリーケとアマンダは、極太逸物を滾らせている男達の眼前で、「屈服」のポーズを強いられていた。
蹲踞の姿勢で下品に股間を「開張」し、ピント伸ばした足の爪先を震わせながら、汗ばんだ腋を晒すように両手を頭の後ろに組む。そして肩甲骨を寄せて背中を反り、豊満な乳房をぷるんっと前方に突き出す。それはまさに女として、人間としての「尊厳」を放棄した「雌」の格好であった。
濡れそぼった蜜壺の入り口となる大陰唇。男達にむしゃぶりつかれ、しとどに汗ばんでいる腋と爆乳。汗と唾液に塗れ、淫らな性臭を隅々から分泌している淫靡な裸身。その全てを男達に晒していた当時の彼女達は、誰もが認める極上の雌奴隷であった。
眼前にそそり勃っていた、男達の極太逸物。ビキビキと熱く脈打つその剛直の先端に唇を捧げた2人は、そのまま逞しい逸物を喉奥までぐっぷりと咥え込み、下品に貌を歪めて逸物にむしゃぶり付いていた。厭らしい水音を響かせながら逸物を舐めしゃぶる2人の痴態にはもう、気高い女傑としての面影など残されてはいなかった。
さらに、その時の彼女達は男達に媚びようと、自身の豊満な爆乳で極太の逸物を挟み込み、乳房での奉仕で剛直を扱き上げた。彼女達の
しかし、常人ならざる改造人間の逸物は「雄」として一級品であった。2人の爆乳に挟まれても埋まることなく、その存在感を主張するように激しく怒張していた彼らの逸物は、2人の眼前で苛烈に脈打っていたのである。
その先端から迸る強烈な「雄」の臭いに、フリーデリーケとアマンダの「雌」は容易く魅入られてしまった。彼女達は男達の逸物を豊穣な乳肉で扱き上げながら、雄々しく昂る彼らの剛直にキスを捧げ、舌先でチロチロと舐め回して愛撫していたのである。
「……んっ……」
雌としての服従を表明する、恥辱のパイズリフェラ。その時に味わった逸物の味は、今も2人の舌先が覚えている。屈辱の記憶を蘇らせる、男根の味。その過去を噛み締めるように、フリーデリーケとアマンダは自身の艶やかな唇をぺろりと舐めていた。
「私達は……もう、負けないわ。あの日の屈辱を忘れない限り……絶対に」
「あぁ……そうだな、フリーデリーケ」
過去の「恥辱」と敢えて向き合うように、かつて憎き仇敵達に捧げた唇を舐めた後。フリーデリーケとアマンダは神妙な面持ちで頷き合い、それぞれの部下達の方へと視線を移していた。カズハ達の様子を一瞥したフリーデリーケは、どこか羨むような眼差しで微笑を浮かべる。
「ふふっ……それにしても、カズハ達は相変わらず良いチームね。やはり愛は女を強くする……ということなのかしら? リコリス」
「……からかわないでください。それに、チームワークなら私達も負けていません。スキーラも今回の戦いで大きく成長しましたし、我々ブラヴォーチームの躍進はここからです」
「そうだな……。新人だったスキーラも、今や頼れる主力の1人。これからは我々のチームも、より攻撃力を増すことになるだろう。
僅かに羨望の色を滲ませた眼差しで、アルファチームの様子を見つめているフリーデリーケ。そんな彼女の言葉に頬を赤らめ、プイッと顔を背けているリコリスは、両腕を組んで豊満な爆乳を寄せ上げていた。彼女の言葉に同意しているアクアは、感慨深げな様子で何度も頷いている。
「えっへへ〜! 今までは未熟だった私も、これでついに汚名挽回! 名誉返上! 晴れて一人前ってことですね〜っ!」
「……それを言うなら名誉挽回、汚名返上よ。全く、あんたはやっぱりまだまだ半人前ね。座学から出直して来なさい」
「あぅ……また聖奈先輩がツン期に入っちゃいましたぁ……」
敬愛する先輩達からの賛辞に頬を緩めるスキーラは、まな板のような胸を張って精一杯のドヤ顔を披露している。そんな彼女の隣で深々とため息を吐いている聖奈は、相変わらず手の掛かる後輩にジト目を向けていた。
「ふっ、そう言ってやるな聖奈。スキーラの腕が上がったおかげで、お前も今回はビームソードを壊さずに済んだのではないか? 珍しく始末書を免れたのだ、ここは感謝してやれ」
「……うるっさいわねぇ……」
しかし聖奈は聖奈で、ビームソードを何本も壊して来た問題児であることには変わりない。その点をユーリに突かれてしまった彼女は、バツが悪そうに頬を膨らませていた。
「メンバーの成長……か。それならば、我々チャーリーチームも負けていないな。今回は幸子の働きも見事だった。おかげで犠牲者を出すことなく、この任務を無事に終えることが出来た。見事だったぞ、幸子」
「た、隊長……! それじゃあ、約束通り……!」
「うむ。約束通り、辞表の受理を検討してやろう。……結論が出るのは、ノバシェードが滅んだ後だがな!」
「や、やっぱり鬼ぃいぃい〜っ!」
ブラヴォーチームの方を見遣りながら幸子の肩を掴むアマンダは、彼女の成長を大いに評価している。しかしそれは「戦力として今後も活用して行く」という非情な宣告に他ならず、彼女の意図を改めて思い知らされた当人は悲痛な叫び声を上げていた。どうやらノバシェードが壊滅しない限り、彼女の人生に安寧が訪れることはないらしい。
「やれやれ、幸子の奴も可哀想になァ。ま、アマンダ隊長に捕まっちまったのが運の尽きってヤツさ。なぁ、ミレイ?」
「あ、あはは〜……そ、そうですね〜……?」
そんな幸子の様子を遠巻きに眺めながら、ディアナは他人事のようにへらへらと笑っている。その隣に居るミレイは、自身の背後から迫り来る殺気に頬をヒクつかせながら、ディアナから目を逸らすように乾いた笑みを溢していた。
「あ〜ら、運が尽きたのはあなたの方ではありませんか? 今回あなたが犯した独断専行の件……後でたぁ〜っぷりと『お話』しませんとねぇ?」
「げ、げぇっ! リフィル!? お、おいちょっと待てよ! こっ、今回に関しちゃあ、俺とユーリの大活躍であのデカブツを追い込めたんじゃねぇかっ! ここはなんか良い雰囲気でサラッと流してやる場面だろうがよォッ!」
次の瞬間。ディアナの肩を、背後から現れたリフィルがむんずと掴んで来る。仮面を脱いだ彼女は聖母のような微笑を見せているのだが、その両眼は全く笑っていない。彼女の殺気と眼光を浴びたディアナはようやく自身の危機を悟り、青ざめた表情で後ずさる。
「それとこれとは全く話が別ですよぉ……? うふふっ……帰ってからが本当に楽しみだわぁ……!」
「ひ、ひぃい……! お、鬼がここにも居やがったぁあ……!」
静かな怒りのスイッチが入っている今の彼女には、どんな言い訳も通用しない。優雅な微笑を浮かべながらも、その背後に暗黒のオーラを漂わせているリフィルは、歴戦の女傑であるディアナをも震え上がらせていた。
――そんな仲間達の様子を。カズハ達アルファチームは、朗らかな眼差しで見守っている。
「さあ……帰ろうか、皆。私達には、まだまだ出来ることがある。やるべきことがある。……そうだろう?」
「……了解っ!」
「待っててね……装太君っ!」
「衝矢君……今帰るからっ!」
やがて。カズハの言葉に頷くアルファチームの面々は、笑顔を咲かせてGクルーザーIIのハンドルを握り締めた。
恋人との再会を待ち侘びる咲とリンは、逸る気持ちを抑えて車体を切り返して行く。その弾みで、彼女達の豊満な爆乳がぷるんっと揺れ動いていた。
「よし……皆、撤収だ! 本部に帰ろう!」
そして彼女達をはじめとするB.A.V.A.R.F.の隊員達は、陸地への帰還を目指して愛車を走らせて行く。海上を疾走するGクルーザーIIの車体が水面を斬り、大きな水飛沫を散らしていた。重装型の鎧を纏う戦乙女達を乗せて、青いマシンが海上を走り抜けて行く。
『おいお前らっ、誰でもいいから状況を報告しろッ! くそッ、この通信機壊れてるのか!? カズハ、フリーデリーケ、アマンダァッ! お前ら皆無事なんだろうなぁあッ!?』
マス・トレーラーから発信されているビリー・ケンド捜査官からの通信は、全く届いていない。トレーラーの車内から怒号を響かせている彼は独り、仲間達の無事を祈るように頭を抱えている。
「やれやれ……あの跳ねっ返り共は相変わらずだな。まぁ、全員無事なら良しとしよう」
「帰ったらたっぷりと任務報告を聞かせて貰わねばならんがな。あのじゃじゃ馬共め」
「あ、あはは……」
対策室本部の作戦指令室に座していた上層部の幹部達も、一向に連絡を寄越さないB.A.V.A.R.F.の面々には深々とため息を吐いていた。彼らの心中を察しているヘレン・アーヴィングも苦笑いを浮かべている。
どうやら帰還した後のカズハ達には賞賛だけでなく、上司達からの「お小言」も待っているようだ。西欧某国の遺跡調査を中断して本部に帰還していたヘレンは、戦友達の今後を憂いて天を仰いでいた。
先ほどまで戦場と化していた、青く雄大な海原。朝陽を浴びるカズハ達が走り去った後、その大海には無数の航跡だけが残されている。水面を照らす陽光の煌めきが、見目麗しい海原に彩りを添えていた――。
【挿絵表示】
今話の帰還シーンを以て、本作の本筋となるメインストーリーは概ね完結。ここから先は、ビッグ・ノア事件の「その後」を描いたエピローグ的なお話になって行きます。本作の連載も残り僅か。そろそろ完結が近付いて来て参りましたが、最後まで見届けて頂ければ幸いです!(*'ω'*)
ちなみに、カズハが今話で言っていた「『仮面ライダー』はなろうと思ってなるものじゃない。その力で何を為すか。何のための力か。……大切なのは、それだけさ」という台詞は、「仮面ライダーAP」の夜戦編第9話(https://syosetu.org/novel/128200/145.html)の中で、彼女の弟子である「仮面ライダーGNドライブ」こと
さてさて。次回は咲とリンの恋人である、装太と衝矢が登場する予定です。本作の連載も残り僅かとなりますが、最後まで見届けて頂ければ幸いです。最終話感ある締め方となりましたが、実はもうちっとだけ続くんじゃ(´・ω・`)
また現在、咲を考案された泥濡れ龍先生の3次創作「歪んだ純愛に堕ちるマス・ライダー達(https://www.pixiv.net/novel/series/12221546)がpixivにて公開されております! 咲と装太のイチャラブが中心となっているSS作品となっており、他のメンバー達も登場している賑やかな作品となっておりますので、機会がありましたらこちらもご一読ください〜(*´ω`*)
加えて、G-20先生も新たな3次創作「【RC&レジガール二次創作】ノバシェード残党北欧某国ちはや山荘事件(https://syosetu.org/novel/354513/)」を公開されております。本作のビッグ・ノア事件から4年後の北欧某国が舞台となっており、B.A.V.A.R.F.をはじめとするノバシェード対策室らの奔走が描かれて行くものと思われますので、もしよろしければこちらもご一読くださいませm(_ _)m
さらにもう一つお知らせです! X2愛好家先生が連載されている3次創作「仮面ライダーAP外伝 Imitated Devil(https://syosetu.org/novel/316771/)」のエピソード「特別編 第4話 原初のG/白獣(https://syosetu.org/novel/316771/16.html)」に、アルファチームのトリニティがゲスト参戦しております! 舞台は本作のビッグ・ノア事件から約1年後。アフリカ大陸のナイジェリアに休暇で訪れていた彼女が、異世界からの侵略者・ハンドレッドに遭遇! さらにこのエピソードでは、彼女の「体質」に纏わる知られざる秘密が明らかに……!? 気になる方は、こちらもぜひご一読くださいませ〜!(*≧∀≦*)
また、トリニティの活躍は同じくX2愛好家先生が執筆された「九十九 光の気ままな実験録(https://syosetu.org/novel/357309/)」でも描かれております。マス・ライダー軽装型を遥かに超える「力」を得た彼女の「真価」が強烈に描写されておりますので、機会がありましたらこちらの作品もぜひご一読くださいませ……m(_ _)m
同作内のエピソード「開幕:MS(https://syosetu.org/novel/357309/3.html)」では、本来
B.A.V.A.R.F.はおろか対策室からも去ってしまった彼女の現在については、こちらの作品で描かれております。幻のC-6こと麗牙の存在が気になる方は、是非こちらの作品もご覧くださいませー!(*^ω^*)
Ps
アズールレーン6周年記念PVが個人的に神曲過ぎて何回もリピートしてました(*´ω`*)