こぢんまりとした部屋の中。
音を消した状態でテレビゲームをしていた私は視線を動かし時計を見る。針は夜の0時を少し過ぎたあたりを指していた。
もうそろそろ大丈夫だろうかと、私はそっと自室の扉を開いて家の中の状態を探る。私の部屋以外、どこも電灯が消されている……父も母も眠りについたようだ。
念のためダイニングの様子を窺うと、両親のポケモンであるハーデリアも行儀のよい寝息を立てていた。
(よし、問題無し…今夜はついに『アレ』が出来そう…)
私は自らの鼓動が高鳴るのを感じながら自室へ戻るとゆっくり深呼吸。緊張とワクワクで震える手を動かし、パジャマのボタンを外していく。
ボタンが外れていくにつれ露になっていく私の上半身。
大人には程遠い未成熟な身体。手で触れてみると、僅かに汗が滲んでいた。頭で考えていたよりも、身体はこの時を今か今かと興奮しながら待っていたのだろう。
「ふぅ…んんっ」
そんな事を考えると思わず息が漏れてしまい、私は慌てて口を閉じる。不用意に音を立ててしまえば両親はともかく気配に敏感なハーデリアは起きてしまうかもしれない。慎重にしなければと考えながら、私はパジャマのトップスをベッドに置いた。
続けてボトムスに手をかけて私はそれをずり降ろして白い脚を露出させた。
これで私は下着だけを身に着けた状態。今の姿なら他人に見られても着替えの途中と言い訳が出来るが、私はまだ止まらない。
手を伸ばしてジュニアブラのホックに指を掛ける。依然指が震える為苦労したが、どうにかホックを外しジュニアブラを脱ぐことが出来た。
それにより空気に晒されるのは、殆ど膨らみの無い胸と小さなピンクの乳首。硬くなっているだろうかと慎重に乳首へと触れてみる。
「んっ…!」
感度が高まっていたのか、身体を走る快感に私はまたも声を漏らしてしまった。冷や汗を垂らし耳をすませるが他の部屋から物音は聞こえない。
(ふぅ…危ないところだった…)
吐息が熱くなっているのを感じながら、私は最後に残っているショーツを両サイドから掴む。同年代の子達より気持ち大きめなお尻や太ももが下着を降ろすのに抵抗するが、私はこれから行う『アレ』への楽しみ、興奮を味方にして一気に脱いだ。
カーペットに落ちる可愛らしいイーブイの顔がプリントされたショーツ。
しかし、そんな可愛い物の下に隠されていたのは…。
「ん…はぁ…」
毛も生えていない、私の秘部。
ショーツを失い空気に晒されている筈なのに、むしろ熱くなっているのを感じる。理由は明白…身に纏っていたものを全て脱ぎ捨て全裸になったから。
鏡を見るとそこには顔を紅潮させ、未成熟な身体を晒している私の姿が。一糸纏わぬその姿はとても危険なものではあるが、誰かに見られてもこれでもまだ、下着を着替えている所だと言い訳できてしまうだろう。私は自室にいるのだからなおさらだ。
そんな事を考えながら、私は予めタンスから出していたある衣類へ手を伸ばした。
一対の細長く黒いそれは、サイハイソックス。
私はゴクリと唾を飲んでからゆっくりと右足、左足の順にそれを履いていく。黒いサイハイソックスは私の白い両脚を太ももからつま先まで包み込み、私は心地よい着圧感に酔いしれた。
再び鏡を見ると、そこには顔から股間まで白い肌を晒しているのに対し、脚だけは黒いサイハイソックスで隠すちぐはぐな姿をした私がいた。もしも今、この姿を見られたらどうやっても言い訳が出来ない。そんな逃げ道を失った事実と、乳首や尻、秘部を晒しているのに靴下だけ履いている背徳感で私は更に興奮する。
(ああ、白い肌と黒いサイハイソックスの対比がいやらしいよぉ…。ゴム部分が食い込んで膨らんでる太ももがいやらしいよぉ…)
このままオナニーを始めたい気分だが、必死に我慢。まだもう少し準備は残ってる。私は学習机に近付くと、引き出しに隠していた3つの道具を取り出した。
その内の1つ…黒光りする首輪。
勿論、ポケモン用の首輪ではない。私はポケモントレーナーではないのだ。私は背中まで伸びる銀髪を巻き込まないように注意しながら、その首輪を自分の首に掛ける。
「……っ」
ここで首輪のロックを掛ければ鍵を使わないと外せなくなる。
しかし、この自室に…いや、この家に鍵はない。
何故なら今日の昼間、母に頼まれたおつかいの帰りに公園へ隠したのだから。
つまり首輪のロックを掛けたが最後、私は外へ出て鍵を隠した公園まで行かなければならなくなるのだ。今ならまだ引き返せる、と私の理性が止めようとして来る。
だけど、私は本能に従うままカチャリと音を立てて首輪のロックを掛けた。
「あ…ああんっ」
ああ、ロックを掛けてしまった。これでもう鍵を取りに行くまで首輪を外せない…!
どんどん自分を追い込みながら私はますます興奮してしまう。
私は引き出しから取り出した2つ目の道具…バイブを手に取った。クラボのみサイズのピンク色をしたそれを、私は自らの股間にあてる。
「んううっ…♡」
バイブで膣口をなぞるだけでいやらしい声が口から出てしまう。
我慢しなきゃ、我慢しなきゃっ……!
私は必死に心の中で叫びながらゆっくりとバイブを膣内へと入れた。身体の中に異物が入り込んだ圧迫感に少し苦しくなるが、この苦しみはそう長くないだろう。
バイブとセットになっている遠隔操作リモコンを手に取ると、勢いよくダイヤルを回す。
ブブブブブブブ!!!
「ああ……っ♡!?」
私の膣内で激しい振動を始めたバイブ。私はたまらず全身を仰け反らせた。
(やばい!喘ぎ声我慢できない!それにバイブの音で家族が起きちゃう!)
私は荒波のように押し寄せる快感の中、必死に指を動かしてダイヤルを戻す。
「強」…「中」…「弱」…。
ブブブ…!
「ふぅ、はぁ、ふぅ…♡!」
(これなら大丈夫…?いや、まだ心配…もう少し下げないと…)
「微」…。
ブブ…。
「……ふぅ」
バイブの振動を最も弱く設定し、ようやく喘ぎ声を抑えられた。振動の音も響かないしこれでおそらく大丈夫だろう。
正直この振動の強さでは物足りないが、これは外に出てからリモコンで設定し直せばいい。
そして…引き出しから出した3つ目…最後の道具。
首輪と同じく黒光りしている輪っか。しかし首輪より輪は小さく、その代わり二つ連結した形状となっている。これは首ではなく、手首に掛けるもの。
手錠だ。
ドクンドクンと心臓が激しく鼓動するのを感じながら、私は手錠の輪っかに片方の手首を通していく。そして両腕を後ろに回してからもう片方の手首も輪っかに通した。
このまま手錠を絞めてロックを掛ければ、自縛完了だ。当然、手錠の鍵も首輪と同じく公園に隠しているので、辿り着くまで両腕が使えなくなるだろう。
「……んっ、あっ」
しかしそこで私の理性が本当にやめてと警鐘を鳴らす。
確かにここで手錠をやめれば、バイブを取り出して服を着直せる。その上で首輪もマフラーで隠せば危険性を大幅に下げた状態で鍵を取りに行ける筈。しかし逆に手錠を嵌めてしまったら自らの破滅へと一気に近付くのだ。
そのような理性の激しい抵抗に私は両手の動きを止めた。
「……」
数秒の沈黙。
カチャリ。
しかし勝ったのは本能だった。
「んんんっ…ああっ…♡」
掛けてしまった…後ろ手で手錠を。
試しに両腕を動かそうとするがカチャカチャと金属音が鳴るだけ。
(ああ、私の両腕…完全に使い物にならなくなっちゃった。服も着れない、バイブも取り出せない、胸も股間も隠せない…!!)
私は再度鏡を見つめた。
そこにいたのは裸にサイハイソックスだけを履き、その上首輪と手錠まで掛けたいやらしい雌が立っていた。バイブによる快感で股間からは膣液が垂れており、全身からは汗が噴き出ている。口からは涎が垂れており、青い瞳の目からは涙。
そして真っ赤に紅潮した顔は蕩けた表情となっていた。
鏡に映るのはそんな人間やポケモン以下の存在。
変態だ。
この女の子…変態が…私…『ルーア』なんだ…。
私は息を殺してすり足で暗い廊下を進み、両親の部屋の前を通過…。
(よし、大丈夫…)
続けてダイニングの前を通る…。
「ウヴ…」
「…っ!?」
ハーデリアの唸るような鳴き声が聞こえ、私は心臓が飛び跳ねる感覚に襲われる。
(まさかバレた!?)
「ヴォン……スゥ…」
しかし続けて耳に届いたのは寝息……さっきのはいびき、あるいはねごとだろうか。
「はー…はー…」
驚き過ぎたせいで息が荒くなってしまい、おまけに涙で視界がぼやけてしまう。早く行かなきゃと、私はすり足のまま急いで玄関まで到達。まずは靴を履かなければならない。靴下だけでは足裏が痛い上に、破けてしまったら大惨事だ。
そう考えながら狭い玄関を探すがそこにあるのは父の革靴、母のパンプス、そして私のお洒落用ロングブーツ。
そこで私はしまった、と心の中で漏らす。
おつかいに行ったときにロングブーツを使ったため、普段使いの動きやすいスニーカーは母の手で下駄箱にしまわれてしまったのだ。
下駄箱自体はすぐ傍にあるのだが、扉がマグネット式ゆえに開くときに大きい音が出てしまう。
これではハーデリアに起きてくれと言っているようなものだ。
「……」
悩んだ末に私はロングブーツを履いて行くこととする。両腕が使えない状態で膝下丈のブーツを履くのは苦労したが体重を掛けてどうにか両足を収めた。
よし、それじゃあ…いよいよだ。
「……」
心臓がバクバク鳴るのを感じながら、何度も深呼吸。大丈夫だと私は自分に言い聞かせる。
予行練習は何度もやった。服を着た状態での夜中の公園の行き来と、自室での手錠を掛けた状態での歩行。今回の本番…『自縛野外露出』はその二つの練習を組み合わせただけなのだから。
(絶対に大丈夫…!)
私は意を決して一つ頷くと、頬でドアノブを下ろし音を立てないように玄関の扉を開いた!
吹き込んでくる外の風。暖かい季節とはいえ、流石に夜の風を肌に直接浴びると冷たい。それで余計に自分が裸であることを自覚し興奮が強まる。
「ん……くうっ♡」
喘ぎ声を我慢しながら私は外へと飛び出し、後ろ手で扉をゆっくりと閉めた。
そして私の視界に映ったのは見慣れた街並み。しかし日にちが変わるような時間帯故にそれらは夜闇に包まれ、明かりが点いている家も殆ど無い。
光と言えばあちこちにある街灯と星々、そして……。
不気味なほどに大きい満月。
しかし、既に発情してしまっている私はその月に疑問を持つ余裕は無かった。
(ああ、私…本当にほぼ全裸で外に出ちゃってる…!しかも両腕使えないし首輪掛けてるしバイブも挿入してる…。本当に、とんでもなく変態なことしちゃってるんだ、私…!)
コツリ、コツリと足音を立てながら家の敷地から道路に出る私。ここからは慎重に、そして迅速に行動しなければならない。
夜の0時を回っているとはいえ絶対に外を歩く人がいないとは言い切れないし、それに……。
「カァァ」
「!」
夜空を飛ぶ数匹の鳥ポケモン…野良のヤミカラスだ。光るものを探しているのか、慌てる私に気付かないままどこかへ飛び去って行った。
そう、ポケモンの中には夜行性のものもいるのだ。人と共に暮らしている個体ならともかく、野生のものに見つかれば……。
「……っ」
私はそこで思考を中断し首を振る。過去を思い出している時ではない。
(折角こうして自縛野外露出をしてるんだもん、もっと強い快感が欲しいな……)
そう考え、私は後ろ手に握って来たバイブ操作用リモコンを……。
リモコンを……。
(あれ?)
握って来た筈のリモコンが無い。
(いつ失くしたっけ…!?玄関の扉を開いた時?ブーツを履いた時?ハーデリアの声に驚いた時!?いけない、あれが無いと…!)
そう考えながら家に戻ろうと歩き始め…。
コツンコツンコツン!
「……っ!」
ブーツの足音が響き、私は足を止める。これを履いたまま家を歩いたらハーデリアだけじゃなくて両親も起きてしまうだろう。
私は一度ロングブーツを脱ごうとするが…。
「うぐぐ…脱げ…てぇ…!」
履くときは体重を掛けて無理矢理足を入れられたが、ビッチリ嵌まってしまって手を使わないと脱げそうにない。ブーツの口に反対の足をかけて脱ごうとするも全く上手くいかなかった。
(どうしようどうしよう!?これじゃあバイブが微振動のままで…!)
「!!」
その時、私は遠くの街灯に照らされる人影に気付く。その人影は私のいる方向に歩いて来ており、このままでは見つかってしまう。
(人間に見つかったら本当に終わりだ!こんな格好じゃ何も言い訳出来ない!!)
私は恐怖に表情を凍らせ、急いでその場から逃げ出した。
ブ…ブブ…。
私の膣内で僅かな振動を続けるバイブ。
「んっ…んんっ…」
私は走りながらその快感を受け入れるが……。
(も、もっと強い刺激が欲しいよぉ…)
先程の人影が小道へ曲がって行ったことを確認し安堵するも、また別の問題が起きていた。
バイブの振動が弱すぎて、気持ちよくなり発情状態にはなるものの絶頂には全然届かないのだ。
「い、イキたい…絶頂したい…!」
私は涎を垂らしながら膣へ指を伸ばそうとする、が。
カチャカチャ。
手錠のせいで膣に手が届かない…!
「あっあっ!やだぁっ、オナニーしたいよおっ」
必死に両腕を動かすが金属音が虚しく鳴り、腕に痛みが走るだけだ。
「ん…あぅ…」
私は涙を零しながら腰をヘコヘコと動かし始める。
(気持ちいい刺激、股間に与えたいっ! 気持ちよく絶頂したいぃ!)
しかしそれは逆効果だった。
靄のような、霧のような微かな刺激がやって来るだけで、これも絶頂には届かない。むしろより私の発情を強めて、性欲を増大させてしまった。
「んぐっ…♡ あっ♡ 欲しいっ♡ 気持ちいいの欲しいよおっ♡」
いやらしく身を捩りながら私は泣きながらそんなことを口走る。
この状態から抜け出すには早く公園に辿り着いて、手錠と首輪の鍵を手に入れる必要がある。
いつまでもこんな状態では本当に壊れてしまう……!
「はーっ♡はーっ♡」
太腿を動かして股間を擦りながら、私はフラフラと進み始めた。汗が止まらない……涎もどんどん口から溢れる……ただでさえ暗いのに涙で視界がぼやける。
膣液もどんどん垂れ、サイハイソックスまで濡れ始めてしまった。それらの液体を拭うことさえ出来ない私は一心不乱に歩き続ける。
「バウッ!!」
「ひっ!?」
その時、突然何かに吼えられ私は悲鳴を上げた。目を凝らして見てみると、すぐそこにポケモン…マフィティフがいたのだ。
辺りを見渡すと、私がいたのは誰かの家の敷地。視界が悪かったせいで誤って入り込んでしまったのだ。
「バウッバウ!!」
「ちっ!ちがっ!ま、間違えただけだよっ!」
幾度も吼えてくるマフィティフに私は慌てて引き返す。その時、マフィティフに守られている家の明かりが点いた。
(ま、まずい!さっきの吼え声でトレーナーが起きたんだ!逃げないと見つかっちゃう!!)
私は絶望に顔を歪め、全力で走り出す。
(お願い、追って来ないで!)
「バウッバウッ!」
「どうしたんだ、もしかして泥棒か?」
「スンスン、スンスン」
「おお、泥棒の臭いを追うんだな。よし、悪い奴は捕まえて反省させないとな」
(そ、そんなっ!?)
起きて来たトレーナーの発言に、私はガタガタ身体を震わせる。
どうしよう、こんな姿が見つかったら…!
裸で外を歩いてたことを家に知らされる…!?
それとも泥棒として警察に突き出される…!?
も、もしかしたら変態の泥棒としてレイプ…!!
私は涙を流しながら逃げ続ける。しかし今の私は後ろ手に両腕を拘束し、走るのに向いていないロングブーツを履いた状態。
「バウ」
「こっちか」
トレーナーたちとの距離はどんどん縮まるばかり。
このままでは本当に追いつかれてしまう…!
「うわああっ!?」
「メエエ!?」
その時、叫び声が聞こえ続けて何かが倒れるような音。
「えっ……」
そちらを見ると、そこには横転したゴーゴートと頭を押さえながら立ち上がる男性が。
気付くと私は町の通りに出てしまっていた。トレーナーたちから逃げるのに必死で、ライドポケモン用の道に飛び出してしまったのか。
「大丈夫かゴーゴート…それに君も怪我とか…え?」
「なるほど、泥棒は通りに出たんだな。マフィティフ、この後は…ん?」
ゴーゴートに乗っていた男性と、ついに追いついて来たトレーナー。
彼らの視線の先には、私がいた。
裸にサイハイソックスとブーツを履き、首輪と手錠を掛けた姿の私がいた。
「えっ、な、どうしたんだ君!?その姿は…」
「マフィティフ、もしかして追ってたのは泥棒じゃなくてこの女の子…?」
見られた。見られた。見られた。
「一体どうしたんだ、もしかして悪い奴に捕まって逃げて来たとか…」
「そうか、マフィティフはこの女の子を救出するために俺を起こしたのか…」
終わった。終わった。終わった。
「すまない、そこのトレーナーさん。私は警察に知らせに行くからあなたは…」
「分かってます。この子を捕らえていた輩が追って来てもマフィティフと一緒に守ります」
消える。消える。消える。
「あっ!?」
「ちょっと、君!」
私は彼らから逃げるように再び走り出す。
脳裏に浮かぶのは両親の失望する顔。
町の人々の嘲笑う顔。
変態のうわさを聞きやって来る見知らぬ男達。
汚物を街から追い払うかの如く攻撃してくるポケモン達。
こんな、こんな事になるなんて。
こんなの望んでなかった。
ただ、ただ欲望を満たしたかっただけなのに。
仲のいいポケモンも友達もいない寂しさを、紛らわせたかっただけなのに。
私は本来の目的地すら忘れてがむしゃらに走る。
しかしすぐ後ろには、私を追って来るマフィティフとそのトレーナーの姿が。今度追いつかれたらもう逃げられない。
もう、来ないで…。
お願い…。
私を、逃がして…。
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夜闇の中、激しい光が迸る。
「うわっ!?」
「バウッ!?」
少女を追っていたトレーナーとマフィティフはあまりの眩しさに目を眩ませてしまう。そして彼らの視力が回復した時には。
追っていた筈の少女は姿を消していた。
不気味なまでに大きかった満月も、元の大きさに戻っていた。
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