明るい陽射しに照らされる『追放の遺跡』。
「……」
まず私は体育館へ向かうため渡り廊下を進む。このランドセルを入手したのは体育館での幻覚を見ている時だ。ならば関連するものがこの先にある可能性は充分にある。
「……えっと、ありがとね。ついて来てくれて」
「……別に。住処に変なことされたら困るだけ」
後ろを歩く灰色のニンゲンに感謝を述べるが、彼女はぶっきらぼうに返してきた。
「あーっと……名前は何かな? 私はルーアって言うんだけど……」
「知らない」
「……う、うん」
自己紹介をしてみるが少女は興味がないのか即座に言い放つ。彼女が住む保健室に入れてくれたり、こうしてついて来てくれたりするため心を通わせられたと思ったが勘違いだったのか。
落ち込みながらも体育館へ入ると、前回来た時と同じくそこには日光が窓から差し込む空間が広がっている。異なるのはあちこちに何かが落ちていること。
「水」
「へ?」
少女は一言だけ呟くと、最も近くに転がっていたペットボトルに近寄る。あれは元の世界の自動販売機でよく売られている『おいしいみず』だ。食べ物だけでなく飲み物もここで得られるらしい。
それはさておき、と考えながら私は体育館の中を歩き回る。幻覚ではここで持ち物検査を行い、いつの間にかランドセルを背負っていた私が沢山のエッチな道具を晒されてしまう羽目になった。
(舞台の上で公開オナニーもしたんだっけ……)
私はそんな事を考えながら舞台に上がり、ランドセルの機能を復活させる方法がないか探す。
カチリ。
「……え」
足元から鳴る無機質な音。
その直後、私のすぐ傍に煙と共に何かが出現する。
(わ、ワナ踏んじゃった!?)
私が驚く間に煙は薄れ、ワナにより出現したものが露となった。
黒光りする機械。
複雑なフォルムをした機械の全長は人間の大人ほどもある。前面には申し訳程度にピカチュウの顔がプリントされているが目の前に鎮座しているそれからは威圧感しか感じない。
機械は狼狽える私へコードを伸ばして捕まえると無理やり引っ張って来る!
「わあああっ!?」
「だから言ったのに……!」
悲鳴を上げる私を見て灰色のニンゲンは近付いてくるが何の力も無い彼女では救出が出来ない様子。機械は捕らえた私に幾つものアームを伸ばすと先端から羽根を出してくる。
「ちょっ、待っ!!」
嫌な予感を感じ私は悲鳴を上げるが機械は動きを止めない。
羽根は私の乳首に触れると小刻みに動き出す!
「ひゃひいいいっ♡!!??」
敏感な部分をくすぐられ私は悲鳴にも似た笑い声をあげた。サワサワと動く羽根達は私の小さな乳首を的確に攻撃し続ける。
「ひゃめてぇぇ♡♡ あひひぃぃ♡♡!?」
私はコードで捕らえられたまま必死に胴体を動かすが素早くアームも追従しくすぐりを継続。
「たっ♡! たしゅけてぇぇ♡♡!! あひゃっひゃひぃぃぃ♡♡!!」
「無理! しばらくしないと終わらない……!」
涙を流し笑いながら助けを求めるが、少女は嬲られる私を見つめたままだ。
「そんな……あっ!」
そこで更に追加された二本の羽根が私の両腋に近付いて来ているのに気付く。慌てて私は後ろ手のまま腋を締め羽根が入ってこないように守りの体勢に入った。
「わあっ!?」
しかし機械にはそんなことお見通しだったらしく、コードで二の腕が引っ張られ無理矢理腋を開かされてしまう。そしてそこへ容赦なく迫って来る羽根……!
「や、やめ、あひっ♡!? あひひぃぃぃ♡♡!!」
乳首だけでなく腋までくすぐられ私は絶叫を上げる。必死に暴れ回るがコードで拘束されている状態では身動きが取れない。
「ふひぃぃぃ♡ もうやめ…ひゃめてぇぇ♡♡!」
笑いながら懇願するが機械は動きを止めない。笑い過ぎで涎が垂れ汗も止まらない。そんな私に対し更に追加の羽根が首筋へ伸びてくる。
「いやあああひゃひゃひゃあああっ♡♡♡!!??」
首輪と首の間へ器用に入り込んだ羽根に首筋を蹂躙され私は更に叫ぶ。必死に首を動かすが首輪に挟まれた羽根は離れることは無くむしろ余計にくすぐったくなる。
「ああああっ♡♡!! もうやだぁぁぁ♡♡!!」
号泣する私に機械は同情せず、次の羽根を股間に近付けてきた。脚を閉じようにも両足首がコードで固定されていてそれは叶わない。
「ふひぃぃぃんんん♡♡♡!!!」
感度が上がっていた股間を羽根でくすぐられ私は激しく仰け反り全身を痙攣させる。あまりの快感に膣からはピュッピュッと愛液が噴き出ていた。更に乳首とクリトリスが勃起してしまい、自分からくすぐられ易い状態になってしまう。
「あうううっん♡♡!! あひひぃ♡! 死んじゃうよぉぉぉっ♡♡!!」
急所を責められ続け、脳内がビリビリし出し私はもう限界が近いことを察した。そして機械も同様だったらしく、乳首と腋、首筋に股間を一気に羽根でくすぐる!
「うひゃひゃああああああああん♡♡♡!!!!」
勢いよく潮噴きし絶頂する私は、コードから解放されると糸が切れた人形の如く舞台に倒れ込む。役目を終えた機械は煙に包まれるとその場から消えてしまった。
「……酷い目に遭うって言った筈」
「う、うううっ……♡」
傍で言う灰色のニンゲンに、私は泣きながら腰を震わせるだけで何も答えられなかった。
結局体育館では求めていた物は得られず、私は続けて自分のクラスの教室に入る。私が背負っているランドセルは自分の物なのだから、次点で有望なのはここだろう。
「……」
しかし私は廊下で立ち止まったまま、なかなか教室内へ踏み込めない。
「入らないの?」
「……ワナってどうやって見破るの?」
「踏まないよう祈る」
私は後ろに立つ少女へ確認するが、全く頼りにならない答えが返って来た。
「……こんな危険な所を毎日歩き回ってるの?」
ダンジョンが食べ物を自動で生成するのであれば確かに良い環境かもしれないが、ワナであそこまで酷い目に遭わされるとは思わなかった。リターンは大きいがリスクがそれ以上に高すぎる。
「確かに踏むのは怖いけど、あいつらに襲われるよりはマシ」
「……」
そう言って、灰色のニンゲンは立ち止まった私を押しのけ教室の中へ踏み込んだ。大丈夫なのかと心配になるが彼女は最も近くに置かれたスクールデスクに登る。
「こうやれば……ワナは、踏まないっ……」
「物凄いグラグラしてるけど……」
得意げに言う少女だが机はギシギシ音を立て彼女自身もバランスを取るので必死だ。見ているこちらが怖くなるほど身体を震わせる少女はブルブル脚を伸ばし隣の席へ渡る。
しかし当然机の上も埃に覆われている訳で。
「うぎゃあ!!」
凄まじい音を立てながら机を倒しつつ墜落する灰色のニンゲン。
「あーあー……」
言わんこっちゃない、とばかりに私は彼女の元へと歩み寄った。
カチリ。
「……っ」
煙と共に私の眼前に現れる黒光りする機械。プリントされたピカチュウの顔と目が合うがそれを可愛いと思える訳もない。
「あううっ!?」
またも機械からコードが伸びて私は捕獲される。
「助けてぇ!」
「痛い……」
私は涙ながらに助けを乞うが、灰色のニンゲンは倒れた机の下でシクシク泣いていた。
「っ!?」
機械から伸びてくる黒色をしたスティック状の物体。それは私の口元向けてどんどん近づいてくる。
「ちょ、ううっ……」
私は咄嗟に口を閉じて、黒い物体が口内に侵入するのを防いだ。しかし機械側も硬いゴムのような感触のそれを押し付けてくるのをやめない。よく見ると先端に穴が開いており何かを射出して来そうだ。
(変な薬物とか……!?)
余計に私は恐怖を感じ、逃げようとするがコードやアームで拘束されていて抵抗が出来ない。とにかく口を開ける事だけは避けなくては……と考えていたが機械は的確に対処して来た。
「うひゃあっ!?」
脇腹に羽根が当てられ、そのくすぐったさに私は口を開いてしまった。
その隙を逃さず勢いよく黒い物体が私の口内へ突き込まれる!
「んぷうっ!?」
太く硬いモノが私の口の中へ入って来る感触。吐き出そうにも機械の力で押し込まれている状態のため太刀打ちできない。
「ん……んんっ♡」
まるで男性のペニスをフェラしている状態であり、私は思わず発情してしまう。機械が出してきた物体であるため無味無臭ではあるが、インテレオンの性器はどんな味がするのだろうか。
『ほらルーア、性奴隷ならご主人様をちゃんと気持ちよくするんだよ』
「んんっ♡ んーっ♡」
妄想内の彼の囁きに、私は快感を覚えながら口を動かす。歯を立てないように気を付けながら舌で口内の物体を舐め回した。
「んぐっ♡ んももっ♡」
私の全身の感度が上がり、微振動をしているバイブも気持ちよくなってくる。私は幸福感に包まれながら腰を小刻みに動かしながらフェラを続けた。口から唾液がダラダラ垂れ、首や胸元、お腹を濡らし遂には股間まで垂れて愛液と混ざりあう。
(ああ、私の上の口と下の口が間接キスしちゃった……!)
そんないやらしい涎と愛液のブレンドを床に滴らせ、私は機械に対する淫行を継続。
『さあ、穢れ切った変態ルーア。僕のチンカスを全部舐めとって飲み込むんだ』
「んんんんっ♡」
本物なら言わないであろうそんなセリフを放つ妄想の彼。私は存在しない性器の汚れを舐めとるように口を動かし唾液を飲み込んでいく。
「んぎゅううっ♡♡!?」
遂に時が近づいて来たのか、突然ピストン運動を始める黒い物体。私は驚きつつも本能のまま必死に舌を動かして物体へ刺激を与え続ける。
「んんんんぐぐぐうううっ♡♡!!」
私の咽喉に大量の熱い粘液が射出され、食道、そして胃の中へ注ぎ込まれていった。更に機械のあちこちから同様の熱い粘液が放たれ私の髪や顔、胸や肩などへかけられていく。
「ぶへっ……おおっ……♡」
黒い物体が引き抜かれると私の口内からドロドロと白い粘液が糸を引きながら垂れ始めた。
「口内射精……♡ ぶっかけ……♡」
機械が煙に包まれ消えた後も、私は発情したまま身体を震わせる。またワナを踏んでしまったがフェラの練習にはなっただろうか、実際にインテレオンにフェラする時に喜ばせられるだろうか。
「……甘い」
口内に広がる優しい甘味。クリームか何かのお菓子だろうかと一瞬思ったがそれは誤りだった。
「……あっ♡!? ああーっ♡♡!!」
そして訪れる激しい性欲! 私は顔を真っ赤にして身悶えし始める。
(飲まされたの……もしかして媚薬……!?)
ギンギンに乳首とクリトリスが勃起し始め、全身が性欲を求めだした。
「わっ♡ あ♡ あああああっ♡♡!!」
私は津波のようにやって来た性欲に耐えられず絶叫を上げる。微振動のバイブでは足りず、腰を全力で振るがこれも欲しい刺激には全く届かない。
「オナニーするっ♡ オナニーするよぉぉっ♡♡」
そう叫びながら本能のまま私は指をマンコに突っ込もうとしたがガチャガチャと手錠の音が鳴るばかり。続けてランドセルを揺するがローターもディルドも出てこない。
「ふああっ♡! 助けてインテレオンんっ♡!! レイプしてぇ♡♡!!」
この場にいない彼の名を呼びながら前のめりになったり、逆に大きく上体を仰け反らせたりと私はよがり続ける。
「おっ……♡♡ おおおおっ……♡♡」
快感が欲しくて欲しくて堪らないのにそれを得られず、私は涙を流しながら歩き始めた。
「……え?」
その先にいるのはようやく机の下から這い出て来た灰色のニンゲン。
「お願いぃぃっ♡♡!! おマンコクチュクチュしてえっ♡♡!!」
「むぎゅっ!?」
私は少女の上に覆い被さりプレスする。石のような彩度の無い肌だがしっかりと体温は感じ、すべすべしていて柔らかい。
「お、降りてぇ……!」
「ああっ♡ 乳首擦れるぅぅ♡♡」
少女の背中に勃起した乳首を擦り付け、私は歓喜の声を上げる。
「お願いぃ♡! 私のマンコに指入れてぇ♡!」
「だ、誰がそんなことっ!」
刺激欲しさに私は懇願するが、少女は手足をバタバタさせ首を振った。
「それならこのままやるぅ♡」
私は上体を前後させ、何度も何度も灰色のニンゲンの背中に乳首を擦らせる。
「乳首オナニーぃぃぃ♡ 私の乳首喜んでるよぉ♡」
「ひ、ひぃぃっ!」
少女が必死に悲鳴を上げるが私はそれどころではなく、今度は乳首を彼女の背中へ押し付けた。
「ふひぃぃっ♡ 乳首だけでイッちゃうぅぅ♡♡」
感度が上がり切った私は早くも限界を迎えて身体の動きにラストスパートをかける。
「イックぅぅぅぅ♡♡♡!!!」
電流が流れる感覚と共に全身がビクンビクンと痙攣し出した。
「おっ……♡ おほっ…♡ はぁぁぁ…♡」
灰色のニンゲンの隣に私は倒れ、絶頂の余韻を楽しむ。
(まさか、乳首で絶頂するなんて……私、ますますエッチになって来てる……)
「……」
荒く息をしながら思考する私の前で、少女が黙ったまま立ち上がった。
「変態! 変態!」
「ふひゃああっ♡♡!?」
そしてそう叫ぶと私の股間を踏みつけてくる!
「勝手に私を道具扱いして……許さない!」
「あうっ♡ あううっ♡」
紫色の瞳で睨みつけてくる少女はサイハイソックスに包まれた足先で私の割れ目をなぞって来る。
「淫乱ドスケベ!」
「あんっ♡ もっと踏んでぇ♡! おマンコ苛めてぇぇ♡」
罵倒されながら股間を刺激され、私は情けない顔を晒しながら快楽に包まれた。
「んくううっ♡♡」
更に勃起したクリトリスを乱暴に踏まれ、快楽に抗えず全身を跳ねらせる。
「……気持ち悪い」
私が噴き出した膣液により足先が濡れ、少女は不快そうに足を持ち上げた。
「止めないでぇ♡!」
「うぎっ!?」
私は片足立ちとなった少女の足を蹴って転倒させると、そのまま身を捩りながら移動し近づいていく。足先が触れ合い、更に近付くと膝が触れ合う。
「ま、まさか……!」
「え、えへへ……♡」
腿が触れ合い、更に近付くとお互いの股間が至近距離まで接近していた。
「い、一緒に気持ちよくなろ……♡?」
そう言って私は自分の股間を少女の股間へとぶつける!
「―――――っっ♡♡!!」
「ひゃうううっ♡!?」
二人の声が教室内に響き渡った。ピチャピチャ音を立てながら、私と灰色のニンゲンの膣口がキスをする。その気持ちよさにたまらず腰を動かす度に、自分と相手へ更なる快感を与える事となる。
「きっ、気持ちいいぃぃ♡♡」
私は両脚でしっかり相手の身体をホールドし、小刻みに腰を揺らした。
「ひいいっ♡ ひいんっ♡」
少女は快楽から逃れようと暴れようとするが、それがより互いの割れ目をなぞり合わせる。
(これが……貝合わせなんだぁ……♡)
インテレオンとのセックスは最高に気持ちいいが、女の子とのこのようなエッチもまた違った快感だ。
私は初めての体験に蕩けた笑顔を浮かべながらそんなことを考える。
「うううっ♡ 気持ちいい……っ♡」
灰色のニンゲンもまた感度が上がって来たのか、逃げる為ではなく更なる快楽を得るために腰を動かし始めた。そのことに私も嬉しく思いながら一緒に腰を動かす。
(ごめんね皆ぁ……私……ポケモンを取り込んだりダンジョン巨大化を起こす相手と……エッチしちゃうぅ……でも、でも、止められないよぉぉ!)
私は理性ではダメだと分かっていても本能に逆らうことが出来ずただただ快楽を貪った。二人の膣液が教室の床に水溜まりを作り、お互いが腰を動かす度に水の跳ねる音が響く。
「ああっ……もう限界がぁ……♡」
「わ、私もぉ……♡!」
少女が発情し切った声で漏らし、こちらもそれに呼応。そしてお互い腰の動きを限界まで激しくした!
「あああああっっ♡♡!!」
絶叫と共に私と少女は達し、腰を膣液の水溜まりへと落とす。二人共ビクンビクンと身体を痙攣させながら充足感に浸っていた。
周囲に満ちる白い湯気。身体の表面を流れる暖かいお湯。
「はぁぁ……」
『追放の遺跡』のシャワールームにて、私は身体の汚れを洗い流していた。このように身体を洗うのなんて何週間ぶりだろうか。普通、遺跡に水道やガスが通っているとは考えにくいがこれもまたダンジョンの恩恵なのかもしれない。靴下やブーツを脱げないのは不便だが、そこまで言うのは贅沢だろう。
「どうしてここで身体洗えるって知ってるの?」
「えっ? ええっと……」
隣の個室で同じようにシャワーを浴びる灰色のニンゲンが仕切り越しに問いかけてくる。この遺跡の元となった、私の学校にてスポーツ系クラブに属する児童たちが練習後にここで身体を洗っているのを知っていたからであるが、どのように答えたものだろうか。
「……ルーアは私の仲間なの? それともやっぱり敵なの?」
「……」
そして続けられる問い。
その声音は、怯えているような、助けを求めているような……。
「……ねえ、どうしてあの山にいたの?」
意を決して私は少女に問いかけた。スピアー達の話では『黒い何か』から彼女が這い出て来たと聞いている。スピアー達が嘘をつくとは到底思えないが実際はどうなのだろう。
「……分からない」
「……え?」
思いがけない答えを返され、私はポカンと口を開く。
「気付いたらあの山にいた。その前の事は何も覚えてない……自分の名前すら」
自己紹介と併せて彼女に名前を尋ねたら『知らない』と返されたが、私の名前に興味が無かったのではなく本当に自分自身の名前を知らなかったのだ。
「目を覚ましたら、すぐ目の前に赤い目をした大きな蜂が沢山いて……慌てて逃げたけど、次に出会った緑色の猿に襲われて……」
それはまさか『スピアーズ』、そして凶暴化したヤナップだろうか。
「私、戦う力なんて無くてあのまま終わっちゃうのかと思って……必死に抵抗しようとあの猿に手で触れた」
「手で触れた……? もしかしてその後……」
「猿が紫色の光に変わって私の腕に宿って……形を変化させて動かせるになったんだ」
「……ポケモンを取り込んだのは、ただ利用したっていうよりも襲われてやむを得ず……ってことなの?」
「色んな奴らが私を襲ってきた……逃げても追って来て、謝っても攻撃して来て……だからあいつらに対抗する力が無いとダメなんだって……」
訳も分からずこの世界にやって来て凶暴化ポケモンに襲われた……彼女は私と同じなのだ。違うのは救助隊ポケモンに助けて貰ったかどうか。『ゆけゆけズ』の時と違い、『スピアーズ』は直後のダンジョン巨大化の影響で少女を助ける余裕など無かっただろう。
「だけど、あの黒い繭は怖いあいつらを遠ざけてくれて……安心して暮らせた」
それが……繭に近付く私を少女が執拗に妨害した理由か。
「私を襲って来る変な奴らばっかりの中、私とそっくりなルーアが現れた。仲間かと思って近寄りたかったけどあいつらと一緒に行動してて、まさか敵なのかと思うと怖くて……」
いつの間にか私の個室へやって来ていた灰色のニンゲンは悲痛な表情で言う。
「ルーア……教えて。私って、なんなの? この世界の、あなたの敵なの? 生まれて来たのが間違いな存在なの?」
ダンジョン巨大化の直前に現れた、ポケモンを取り込む力を持った灰色の肌を持つ少女。どこからやってきたのか、どうして現れたのか、何故そのような力を持っているのか……分からない事ばかりだ。
だけど。
「……大丈夫だよ、私はあなたの味方だよ」
一歩進んで、彼女に頬ずりする。
記憶が無く正真正銘の一人ぼっちだった少女。
私以上に辛い境遇にある彼女を拒絶するなど……出来なかった。
「……っ、ううっ……うええええっ……」
ずっと孤独を我慢して来た少女は、ようやく我慢をやめたのだった。
太陽が空や校舎をオレンジ色に染める中、私は少女と向かい合っていた。
「……どうしても残ってくれない?」
「うん、ごめんね……」
いつまでも帰らなければインテレオン達が心配するため、私は『スプリングタウン』へ帰ることにする。一緒に町へ行くことも提案したが少女はどうしてもポケモン達が怖いらしくここに残ると言った。
「でもまた来るよ、結局ランドセルも使えないままだし……」
「……待ってる」
そう伝えると寂しそうにしていた少女も少し楽になったのか、ぎこちない笑顔で応えた。
「その、ルーア……」
灰色のニンゲンは私を呼び、数秒逡巡した後口を開く。
「……私も名前、欲しい……」
「あ、そっか…」
記憶も名前も持たない少女を前に私は考え込んだ。名前が無ければ私も呼びづらいし、彼女自身も自分の名前があるのとないのでは精神的にだいぶ違うであろう。
目の前の少女は紫の瞳を揺らしながら私の答えを待つ。
(……紫)
私は空を見上げる。夕日のオレンジ色から夜の藍色へグラデーションしていく綺麗な空。そのグラデーションの中間は……紫だ。
「イブニング……『イヴ』はどうかな」
紫色をした瞳を見つめて提案した。
「……イヴ、イヴ。……私はイヴ」
灰色のニンゲン……否、イヴは自分の名前を何度も連呼する。
「……ありがとう、ルーア」
初めて会ったときは感情の所持を疑うほどの無表情だった少女は、それが間違いだったとよく分かる満面の笑みで感謝の言葉をくれた。
「……えーと、ただいま」
「お帰り、遅かったじゃない」
『スプリングタウン』に到着した頃にはすっかり日が暮れてしまっており、慌てて帰宅するとインテレオンが安心した様子で出迎えて来た。
「ちょっとダンジョン行ってて……それより会談はどうだった?」
彼は今日、『サマーリゾート』からやってきた『ロイヤルズ』との会談に出席していた筈だ。
「ああ、まず灰色のニンゲン捜索に関してはあちらも何か分かり次第、情報提供してくれるらしい」
「そ、そっか」
つい先ほど灰色のニンゲン……イヴと仲良くなったのだが、彼女が話されることを嫌がっていたため私としては黙るしかない。
「巨大化ダンジョンやポケモンを苦しめる黒い靄、スピアーが黒い表皮に包まれてメガシンカした件……それらに関しては双方の都市で協力して調査を進める事となった」
「『サマーリゾート』って随分優しいね、あっちもダンジョン化の対処で大変なのに『スプリングタウン』にそこまで良くしてくれるなんて……」
「……いや、大変だからこそこちらへ来たんだ」
不思議に思っていると、インテレオンが私をジッと見て言う。
「『サマーリゾート』の救助隊ポケモン達を統べるカプ・コケコ直々の要請だ。凶暴化ポケモンを元に戻す力……『リライブ』を持つルーアに『サマーリゾート』まで来て力を貸して欲しい……とのことだ」
「『サマーリゾート』に……私が?」
「驚くよね……もちろん強制はしたくない。キミが困るならここに残ってもいいし覚悟があるならこの町を出て『サマーリゾート』へ向かってもいい」
「……」
この『スプリングタウン』を離れて、『サマーリゾート』へ。それはつまりこの町に暮らすポケモン達とは別れるという事だ。ヤレユータン達や『ファイヤーのギルド』の面々、『ナイトスター』に『ゆけゆけズ』。
そして……インテレオンとも……。
……嫌だ。
「インテレオンと一緒じゃないと、嫌だ……!」
ポロポロと涙を零して私は言う。
『サマーリゾート』のポケモン達も困っているというのは分かる。それでも私だって、インテレオンと引き離されるのは困るのだ。
彼がそばにいない状態で他のポケモンを手を差し伸べ続けるなんて……出来ない!
「……ご、ごめんルーア」
インテレオンが謝ってくる。
(インテレオンは何も悪くないから……私が、弱いだけで……!)
「安心して、もしキミが『サマーリゾート』へ行くなら僕も一緒だ。会談でもそう決まってる」
「……っ」
私は勢いよく彼の胸元に飛び込んだ。
「ばかぁ! 先に言ってよ……!」
「ごめんって……!」
心の底から安堵しつつ、頭を彼にすり寄せる。彼がいるなら……大丈夫だ。
「……『サマーリゾート』のポケモン達が困ってるなら……行くよ」
「本気かい、いくら僕がいるからって新天地は大変だよ?」
「好きな相手との旅行だって思えば平気!」
こちらだって別の世界からやって来ていて日頃からあちこちのダンジョンへ向かっているのだ。
「旅行……そうだね、この町に帰ろうと思えば帰れるんだしそれぐらいの心持ちの方がいいね」
インテレオンは納得したような笑顔になる。
「分かった、明日の会談でルーアから了承を得たことを伝えるよ」
旅行……。
インテレオンとの旅行だ。
完全な遊びとはいかないだろうけれど、この旅で彼ともっと絆を深めたい。
「え? ランドセルが使えなくなった?」
「う、うんっ……♡」
私の股間を指で弄っているインテレオンの問いかけに、私はM字開脚のポーズで身体を震わせながら頷く。彼は困惑しつつも床に置かれた水色のランドセルを反対の手で確認し始めた。
「んあっ♡ ランドセルこのままじゃ♡ 私玩具でオナニーできなくなっちゃうぅ♡」
「確かに死活問題だね……主に僕の」
顔を紅潮させる私の言葉にインテレオンは冷や汗をかく。
「いつから使えないの?」
「ひょっ♡ 今日っ♡ 朝から使えなひぃぃ♡♡」
「これっていつから使い始めてたっけ?」
「覚えてなひぃぃ♡♡ 数週間も前ぇぇ♡♡」
細長い彼の指に膣壁を弄り回され、私は呂律が回らないぐらいの興奮状態になっていた。
「そうなると……一番考えられるのはエネルギー切れかな」
「えっ♡ えねるぎぃ……♡♡?」
「『預かりボックス』もそうだけど、ダンジョンから出土した道具はエネルギーが切れると使えなくなってしまうんだよ」
「しょっ、そんなあっ♡♡!?」
初めての情報を知らされ私は喘ぎながら焦りだす。
「だから『ファイヤーのギルド』にエネルギー回復するための道具があるんだ。そこにダンジョンで拾ったきのみや枝、ふしぎだまを原料にすればそのランドセルもまた使えるようになるんじゃないかな」
「れっ♡ れもっ……♡ 私の、んうっ♡ ろおぐ…♡ りゃんどっ♡ しぇるにょにゃかぁ……♡♡」
「『でも私の道具ランドセルの中』……?」
コリコリの陰核を摘まれ私は全く喋れなくなってしまう。
「なら使わない道具を幾つかあげるよ。少しでもエネルギーが回復すればランドセルも使えるでしょ」
「ひゃうぅん♡ あひぃ♡ がとぉ♡ うめあわしぇしゅるぅ♡♡ わたひの♡ んひっ♡ かりゃだれぇ♡♡」
「『ありがとう、埋め合わせする、私の身体で』……?」
「インテレオンんん♡! もう挿れてぇぇぇ♡♡ ちんぽ欲しいよぉぉぉ♡♡!!」
とっくに彼の陰茎が欲しくてたまらなくなっている私は大泣きして欲情した。
「確かにそろそろいいかな」
黒い瞬膜で目を覆い私の生体反応を分析した彼は股間から私の望んでいたブツを出す。
「またルーアが絶頂から遠のく前に……いくよっ!」
「―――――っっっ♡♡♡!!!」
これまで何度も性交を繰り返し学習したインテレオンは私に猶予を与えず思い切り性器を突っ込んできた!
彼は仰向けに倒れた私に覆い被さり体重を乗せて何度も性器を挿抜させる!
「気持ちいい気持ちいい気持ちいいぃぃぃぃ♡♡♡!!!」
「ああ、トロトロでいい締め付けだよルーア」
膣口も膣壁も子宮口も待ち望んでいた快楽を受けキュンキュンしていた。私達の家にジュポジュポという交尾の音が響き渡る。
「『サマーリゾート』でもっ♡ !いっぱい♡ いっぱいレイプしてねっ♡!」
「当然さ、キミの望みなら……!」
懇願にそう答えて貰えた私は更に幸せいっぱいに。
「幸せ過ぎて……♡ もうっ♡! もうイッちゃいそうだよぉぉ♡♡」
「僕もだ……!」
そしてインテレオンがスパートをかけピストン運動を激しくした!
「出るッ!」
「ああああああああっっっ♡♡♡!!!」
絶頂すると同時に子宮へたっぷりの熱い精液が注ぎ込まれる。
「はあ♡ はぁ♡」
性器がズルンと引き抜かれ、白濁色の粘液が恥部から溢れ出した。
「精液いっぱい……♡ 沢山子供出来ちゃう……♡」
「ぜぇ、ぜぇ……ルーアは一度も生理来てないんじゃないの?」
「にっ、人間のこと……♡ 詳しい、ね……♡」
「っ!」
何気なしに褒めると、彼は顔色を変えて私に背を向けるのであった。
『サマーリゾート』……どんな所なのだろう。
でもインテレオンと一緒なら、大丈夫。