※この作品はR-18です。

裸の少女とポケモンだけが住む世界   作:Momyaka

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Chapter32 ~後悔を塗り潰して~

 私に対して不審な行動を繰り返していたメロエッタであったが、彼女自身が劇の上演後に事情を話すという方針となった。私達は彼女を信じることに決め、『メロエッタ劇団』が劇を開催する場所へ向かう。

 

 

 

 私達が『サマーリゾート』の東広場に到着した時には既に多くのポケモンが集まっており、落ち着いて劇を観られそうな場所はなかなか見つからなかった……が。

「あ、ルーアとインテレオン!」

「こっちだぜ!」

 私達を見つけて声を掛けて来るのは『ゆけゆけズ』だ。どうやら先に来て私達のスペースを確保していてくれたらしい。

 

「ありがとね」

 『メロエッタ劇団』が運んできたらしい丸太に腰掛けながらお礼を言う。ダンジョンでは歩きっぱなしでくたびれていたため助かる。

「凄い久しぶりだねぇ、メロエッタさん達の劇」

「『歪みの穴』が出て来る前は数ヶ月に一度来てくれたんだけど、今回は数年振りだよ」

「数年もどこに行ってたんだろうな?」

「……」

 後ろの席から聞こえてくる町のポケモン達の話にインテレオンは黙って耳を傾けている様子である。

 

 

 

「『サマーリゾート』の皆様方! 本日はご来場頂き誠にありがとうございます!」

 

 メロエッタの声が広場に渡ると同時に、観客達が静まり返った。

 

 

「それではどうぞ、最高の舞台を心のままにお楽しみ下さい! まずは第一演目『孤独な二つの光』」

 

 彼女が華麗なステップを踏みながら舞台袖に隠れると、続けざまに劇団のポケモン達次々と現れる。

「大地、海、天空~♪ 踊り歌うは住まう者達~♪」

 歌を奏でるラウドボーン、軽やかに飛び跳ねるコジョフー、玉乗りをするベラカスなどが舞台上を華やかにし出した。

「その者達を"光"が見守る~♪ 心高まる昼も、心休まる夜も~♪」

 舞台の高所に現れるのは二匹のプリンだ。赤と青のケープを纏った彼女らはデンチュラが伸ばした糸を器用に渡りラウドボーンに合わせて口ずさむ。

「その名は太陽~」

「その名は月~」

「過去も未来も現在も~、彼らは見守り続けている♪ あらゆる時もあらゆる場所も~、彼らは照らし続けている♪」

 

 そこでラウドボーンの歌が一拍止まり、コジョフー達が舞台袖へ隠れていった。

「ああ、されど彼らは孤独。破滅と生誕の螺旋も、理想と真実の衝突も、彼らは見守り照らすのみ」

 哀しみを表現するようにプリン達はゆっくりと項垂れる。

「共にいる筈の月は昼に消え」

「太陽は夜に消え」

「互いに会えぬまま、ただ孤独に世界を見下ろす」

 歌が途絶え、月と太陽の絶望を表すかの如く静かになる舞台。

 

 

「いいえ、私も見ているわ~、ラララ、あなた達を見上げているわ♪」

 そこへ新たに現れたのはメロエッタ。透き通るような歌声を上げて舞台の真ん中に立った。

「同じ場所にはいなくとも、視線を交わし楽しみましょう」

「青空で踊り」

「星空で泳ぎ」

「疲れてしまえば雲の寝床で眠ろうか~♪」

 彼女に合わせてプリンとラウドボーンが再び高らかに歌い始めると、再びコジョフー達が現れ踊り始めた。

「二つの光に見守られしポケモンは~♪ 共に踊り語ろうと、遠くからでも手を伸ばした~♪ 手は届かずとも心は繋がり、出会えぬ月と~太陽も~、ポケモン達が橋渡し~♪ 輝く心を橋渡し~♪」

「ああそうだ」

「光は私達だけじゃない」

「見守っていた彼らだって」

「一つ一つが素敵な光」

「そうよ、皆一緒なの♪ 輝きも色も違うけど、私達も光なの~♪」

 舞台上のポケモン達が笑顔で締め、第一演目は幕を閉じるのだった。

 

(……月?)

 劇を見ていた私は、何故かその単語が妙に心に引っ掛かっていた。

 

 

 

 

 

「ポケモンコンテストもいいものだけど、劇ってのも夢中になるな! 特に最後の第三演目のバトルシーンなんか思わず手に汗握る……」

「第二演目の恋物語も素敵だったわよね。アシマリも来れたら良かったのに……」

 公演が終了した後、席を立つ『ゆけゆけズ』が満足した様子で語り合っている。

「誘ってくれてありがとキレイハナ! 良かったらギルドで泊まって行ってよ!」

「こちらこそありがとうございます、カプ・コケコ様」

「数年ぶりに見たけど良かったな」

「変わらぬ動きのキレね」

「新しいメンバーも見劣りしていませんでしたね」

 カプ・コケコ達を始めとする周りのポケモン達も存分に堪能した様子で広場を後にし始めていた。

 

「……あれ、ルーア達は帰らないのか」

「えっと。ちょっとメロエッタに呼ばれてて」

「ごめんよ。遅くなるかもしれないから先に帰ってくれるかな」

「何の用事? あたし達も邪魔していいかしら」

 『ゆけゆけズ』も帰るのかと思いきや、私達の言葉を聞くと傍に戻って来る。

 

 

「見てくれてありがとう! どうだった?」

 他の観客ポケモンが帰ったタイミングでメロエッタが舞台裏から駆け寄って来た。

「……えっと、劇の内容って劇団で考えたの?」

「一言目から問い詰めるか……」

「なかなか厳しいわね……」

 つい気になって質問するとヒバニーとチコリータがヒソヒソ話し、私は冷や汗を垂らす。

「ちがっ、そうじゃなくて単純に内容が気になって!」

「『孤独な二つの光』に関しては昔からある物語をベースにした劇ね。後の二つはうちの劇団のオリジナルスーリーだわ」

 あたふたする私に対しメロエッタは機嫌を損ねた様子も無く笑顔で答えた。

 

「それはともかく……キミ達の事情を話してくれるっていう認識で良いんだよね?」

「ええ、デンチュラの報告の内容から隠す必要はないと判断したのよ」

 インテレオンに対し彼女は頷いて丸太に腰掛けた。

 

「隠すって……何の話だよ?」

「ただ『サマーリゾート』で公演するために来たんじゃないの?」

 話を把握していないヒバニー達は困惑した様子で私達とメロエッタを交互に見る。

「実を言うと、今回の公演は怪しまれないようについでで行っているのよ。この町に来た本当の目的は別にあるわ」

「ルーアへの意図的な接触、それとデンチュラに尾行を指示させていた件……それが必要であった理由というのはなんだい?」

 申し訳なさそうな笑顔で二匹に伝えるメロエッタにインテレオンが単刀直入に問いかけた。

 

 

「ええ。この世界にやって来たというニンゲン……ルーアの調査よ」

 

(私の調査……!?)

「ど、どういうことよ!?」

 顔を強張らせる私の隣でチコリータが驚きの声を上げる。

「『歪みの穴』によるダンジョン化と共に発生する凶暴化……それに対抗する術『リライブ』を持つニンゲンがどのような存在か確認してくるように言われているのよ。本当にポケモン達の力を貸してくれる存在なのか、それとも実際はこの世界に悪影響を及ぼす存在なのか」

「なっ!? おかしいだろ! ルーアは何も悪い事してねーっての!」

 メロエッタの説明を受けヒバニーがたまらず弁明を行った。

 

「落ち着いて頂戴、それを確かめるために昨晩接触したりデンチュラに様子を見させたりしていたの。その結果『ファイヤーのギルド』や『カプ・コケコのギルド』からの話通り、とても私達を害しようなんてしない子だって分かったわ」

「そうかい、それは良かったけど……キミ達に指示を出したのは誰だい? ルーアの事を把握しているって事は、どこかの町のギルド長か?」

 インテレオンはまだ硬い表情で更に質問を投げかけた。

 

 

「その通りよ。私達『メロエッタ劇団』は旅する劇団でもあり、四大都市のひとつ『オータムビレッジ』にある『テラキオンのギルド』に所属するプラチナランク救助隊でもあるの。そこのギルド長テラキオンの指示で『サマーリゾート』へ来たわ」

 

「プラチナランクって、『ナイトスター』や『エキサイト』よりも上じゃねえか!?」

「あの団員が全員救助隊員でもあるってこと!?」

「ふふっ、そういうことさ。自慢の仲間達だよ」

 目を丸くする『ゆけゆけズ』の前で、小声で呪文を唱え『ステップフォルム』に変化したメロエッタが笑顔でウインクした。

 

(テラキオン……『オータムビレッジ』っていう場所のギルド長が私を調査するように指示を……?)

 どうしてそんな事になっているのか分からず、私は混乱してきてしまう。

「テラキオンはファイヤーやカプ・コケコからルーアの情報を文通で知り……リライブでの支援を要求する訳ではなく、ルーアを調査しろと?」

「そうさ、そしてギルド長からはこうも言われている。『もしもルーアが周りのポケモンを騙していたり、隠れて危害を加えていたりすれば即刻捕らえて連行しろ』とね」

「!?」

 

 更なるメロエッタの回答を受けて私は背筋が凍るような感覚に襲われる。

(私が捕らえられて……連行……!?)

「……穏やかじゃないな。どうしてテラキオンっていうギルド長はそんな事をキミ達に指示したんだい」

 インテレオンは私を落ち着かせようと肩に優しく触れながら、追加の質問をした。

「勿論テラキオンが警戒するのにも理由があるんだ……」

 メロエッタは神妙な面持ちで口を開く。

 

「ファイヤー達からの文にあった『灰色のニンゲン』。『オータムビレッジ』でもその存在に危害を加えられたんだ」

 

「……っ!」

「呼称はともかく、ルーアと『灰色のニンゲン』は形がよく似ているという話でね。実は裏で繋がっているのではないかとテラキオンや『オータムビレッジ』のポケモン達は疑っているんだ」

 息を呑む私達を見てメロエッタは言った。

「待って、イヴ……灰色のニンゲンたちも訳も分からずただ凶暴化ポケモンに襲われただけで……! 自分達からポケモン達に危害を加えようとしたわけじゃ……」

「『カプ・コケコのギルド』からも伝達が行くんじゃないかな」

 

 イヴ達との繋がりを一時期隠していたのは事実だが、ポケモン達に危害を加える目的など無い。今は双方刺激を与えない方が良いと思って……。

 

「……つまりルーアだけじゃなく、灰色のニンゲンもボク達の敵じゃないと言いたいのかい?」

「そうらしいわね……伝聞だけだからあまり実感はないけれど」

「ルーアが嘘をつくとも思えないしな」

 メロエッタの問いに、チコリータとヒバニーが少し自信なさげに答えた。確かに私がトワをポケモンの入れない『無獣島』に運んでその結果を口で伝えているだけなので、ポケモン達から見れば幾らでも捏造のしようがあると取れてしまうだろう。

「……その是非はともかく、それならこれも伝えておいた方が良いかな」

 そう前置きし、メロエッタは私を見つめる。

 

「ダンジョン『颶風の砂漠』に現れた灰色のニンゲンに対して、『テラキオンのギルド』の救助隊たちが総力戦を挑み……捕獲に成功した。今もその敵は『オータムビレッジ』に監禁している」

「なっ!?」

 

 灰色のニンゲンが……ポケモン達に捕まった!?

 

「伝達があると言っても……おそらくテラキオンは灰色のニンゲンを解放しないだろうね。数多のポケモンが操られ苦痛を味わったのだから」

「……」

「テラキオンがボク達にルーアのことを調査しろと指示した理由はそれさ。ボク達のギルド長は『ニンゲンという存在そのもの』に好感を抱いていないんだ」

「困ったものだけど……無理も無いのかな」

 メロエッタの話を聞いたインテレオンがため息をつく。

 

「とはいえ調査しろと指示を受けたボク達はテラキオンに『ルーアは悪者じゃなかった』と報告するだけ。ネオラントの家族が再会する姿も見させて貰って、ルーアは普段からポケモン達のために行動していると分かったからね。だからもう隠れて接触したり尾行したりはしないし、その必要も無くなったから安心してくれたまえよ」

 

 彼女は話は終わったとばかりに、再び呟きながら宙返りし『ボイスフォルム』へ戻った。

「私達はもう数日ここで公演してから『オータムビレッジ』に帰る事にするわ。ダンジョンが少なかった頃はともかく、ここまで増えた以上はいつまでもホームを空けている訳にはいかないもの」

 

 

 

「プラチナランクかぁ、色々話聞きてえなぁ」

「そうね。あの場じゃ切り出し辛かったけど明日また行ってみない?」

 コテージを繋ぐ橋を歩きながら話すヒバニーとチコリータを見送り、私は自分のコテージへ足を進める。

 

「ルーア、少しいいかい?」

「……どうしたの?」

 インテレオンに呼び止められた私は彼の元へ歩み寄った。

「メロエッタが言ってた話はあまり気にしないようにね。色々な考えや価値観があるから、ああいう意見を持つポケモンがいてもどうしようもないことさ。メロエッタ達もルーアは悪意を持ってないって報告してくれるという話だし、このことは忘れてしまおう」

「……」

 そう言ってくる彼を黙って見上げる。

 

「……いいのかな、忘れちゃって。捕まった灰色のニンゲンが苦しんでるかもしれないのに……。それに灰色のニンゲンがいるって事はきっと『オータムビレッジ』の近くでもダンジョン巨大化が起きてて黒い繭も……」

「ルーア……」

 問いかけると、インテレオンは目を細めて私を呼んだ。

「なんでもかんでも背負う必要はないんだよ。僕達救助隊だってあらゆるポケモンを救うことなんて出来ていないんだ。キミだけが全てを救わないといけないなんて、誰にだって言う権利はない」

 視線の高さを合わせると、彼は私の頬に手を触れる。

「ヒバニー達と一緒に『スプリングタウン』に帰るって言ったじゃないか。 キミはそれでいいんだ、自分から巨大化ダンジョンや人間に敵意を向けるポケモンばかりの村みたいな危険な場所に向かう必要なんて……」

 そう言って、インテレオンは言い聞かせるように念押しして来た。

 

「『スプリングタウン』に帰りたいって気持ちは確かにあるよ。だけどこのまま帰ったら『オータムビレッジ』の問題を無視した後悔とかで落ち着かない気がするんだ……」

「……っ」

 私が確認すると彼は口を閉じる。

 そして何かを思い悩むような表情となり、何秒も、何十秒も黙り続ける。

「……インテレオン?」

 あまりにも長い沈黙に私が呼びかけると彼は意を決したかのように私を見つめた。

 

 

 

「僕が行かないって言っても、行くのかい?」

 

「っ!?」

 彼の言葉に私は身体を震わせ、目を見開いた。

「どうなんだい……?」

 私だけではなく、インテレオン自身も余裕を失った表情を浮かべ再度尋ねてくる。

「そ、それは……」

 

 インテレオンが来ない?

 私一人で『オータムビレッジ』に行かなければいけない?

 …………。

 

 

 

「やだよ、一緒じゃないなら……嫌だよ……! インテレオンが『海底の地割れ』に行っちゃったときも寂しかったのに……!」

「……」

 泣きそうになりながら言うとインテレオンは申し訳なさそうな、安心したような顔をした。

「僕が帰るなら……ルーアも帰るかい?」

「……うん」

 彼に抱きしめられながら、私は頷く。

 

 ポケモン達に捕まり悲しんでいる灰色のニンゲンを救いたい気持ち。

 『オータムビレッジ』でも起きているダンジョン巨大化および黒い繭の対処をしたい気持ち。

 テラキオン達の誤解を解いてニンゲンとポケモンの溝を埋めたい気持ち。

 だけどそれは、インテレオンが一緒にいる事が前提の気持ちだ。

 彼が近くにいないのなら……そんな気持ち、全部崩れ去ってしまうんだ。

 

 

 ……その程度の気持ちなんだ。

 

 

「……ごめん、こんな止め方しか出来なくて」

 そんなとても辛そうな言葉が、小さく紡がれた。

「いい……」

 私はそれに対して呟くように答える。

「いいから……」

 更に彼に頬をすり寄せて更に身体を密着させた。

「後悔を全部忘れさせてよ……。全部幸せで塗りつぶしてよ……♡」

 そう蕩けた顔で言うのだった。

 

 

 

「んぐうっ……♡!!」

 涙を流し、私はガクガク身体を震わせる。

 

 だけど全然身動きが出来ない。普段の手が動かせないとかそんなレベルではない。立ち上がる事も、脚を閉じて股間を隠す事も、身体を大きく捩る事も、喋る事も出来ない。

「気持ちいいかいルーア?」

「んぐ……んふっ……♡」

 彼に見下ろされる私の身体は『あかいいと』で緊縛されており、口には硬い皮を持つセシナのみがねじ込まれていた。当然ランドセルも没収されていて、私はインテレオンに何一つ抵抗できない状態だ。

 

「こうして胸を挟み込むように締めてると、ルーアの平べったい胸も少し膨らむね」

「ひゅんっ……♡!」

 ぷに、と胸を揉まれて私は幸せの悲鳴を漏らした。

「変態のルーア、この『あかいいと』の効果は知ってる?」

「んんっ!んんーっ!」

「凄い、流石こういう事には詳しいね」

 何も喋れない私をからかうようにインテレオンは手に持った『あかいいと』を使って再び私の身体を締め付けてくる。

 

「んおおっ♡!!」

 糸で縛られたのは私の勃起した乳首だ。幾ら勃起していても摘むことさえ難しい大きさの乳首に糸を巻き付けるなんてインテレオンはあまりにも器用である。

「もう片方の乳首も縛ってあげよう」

「んむぅぅ♡!!」

 乳首同士を『あかいいと』で連結され、私はビクビク身体を震わせる。

(糸で乳首が引っ張られて快感が……)

 

「――――っ♡♡!!??」

 その時想像の二倍近くの快楽が私を襲い、声にならない悲鳴を上げた。

「じゃあ改めて説明するね、『あかいいと』は、持っているとメロメロ状態になった時に相手もメロメロにしてしまう道具だ。だけどこうやって乳首と乳首を糸で連結すれば右の乳首の快感が左の乳首に、左の乳首の快感が右の乳首に共有されるのさ」

「ふぎゅううっ♡♡!! んううおおおぉぉん♡♡!!」

 インテレオンの説明を聞きながら私は首を振り涎や汗を撒き散らしていた。

「だけどこれだと必死に勃起しながら自己主張しているクリトリスが仲間はずれで可哀想だね。という訳で……」

「んひぃ……♡」

 乳首同士を繋ぐ『あかいいと』に更に別の『あかいいと』を結び、片端を私の股間へ近付けていくインテレオン。私はその後どうされるかを察知し、身体を震わせる。

 

 

「ほら、これでみんな気持ちいいでしょ」

「んんんんんん♡♡♡!!!」

 膨れ上がったクリトリスを縛り上げられ、私はセシナのみを咥えたまま絶叫を上げた!

 糸で締め付けられる快感と上へ引っ張られる快感がクリトリスに襲い掛かり、更に両方の乳首にも同じだけの快感が共有され、意識が飛んでしまいそうだ。

「んおおおおおおおっっ♡♡!!」

 あまりの気持ちよさに絶頂してしまった私はピュッピュと潮噴きしてしまう。

「よっぽど嬉しいみたいだね」

 そう言うと彼は私の両脚を縛っていた『あかいいと』を解いてくれる。

 

 だがそれは解放を意味するものではなく……。

 

「よし」

「むぐっ!?」

 彼は私のクリトリスに新しく糸を縛り付けると、まるでリードのように引っ張って来た!

「んぎゅっ♡!! んふうううっ♡!! ひゅうううぅん♡!!」

「さあ立つんだルーア。散歩に行こう」

 イッたばかりなのに無理矢理立たされた私はクリトリスに結ばれた糸を引っ張られ、コテージの外へ連れ出されてしまう。

 インテレオンに引っ張られることで気持ち良くなり、歩くたびに乳首とクリトリスが糸の張力で引っ張られて気持ち良くなり、その気持ちよさで身を捩るとまた気持ちよくなる!

 

(もう許してぇぇ!! ごめんなさいぃぃ!!)

「んんんんんんん♡♡!! んぐぅぅぅぅ♡♡!!」

 いつもの三倍の快楽に耐えられず私は号泣して謝罪するが、口から出るのは淫乱な叫び声だけだ。

「元の世界ではポケモンをペットとして愛している人間も多いけど、ポケモンのペットにされる人間はそうそういないんじゃないかな」

「んうっ♡ んぐぅぅっ♡」

 そうだ……私は人間なのに、インテレオンというポケモンにリードのように糸を引っ張られて、何も抵抗出来ないなんてとんでもない状態だ。

 

 頭の頂点から足の先まで快楽に狂いながらただただ歩き続け、私は砂浜へとたどり着く。そこでインテレオンは持っていた『あかいいと』の片端を私の手錠に結んだ。

「さて、僕は座って休んでいるから砂浜を走り回って遊んでおいで」

「ん、んぎゅっ!?」

 彼の言葉に私は慌てて振り返る。

 しかしその拍子で両手が大きく動き、手錠と糸で繋がったクリトリスが下に引っ張られた!

「んぐおおおっ♡♡!!」

「そうだなあ。あの木からここまでを十往復走ったら本番にしようか」

 嬌声を上げて蹲る私を黒い瞬膜で覆われた目で見下ろしながらインテレオンが言い放った。彼の瞬膜は様々な情報を瞬時に分析出来る為、誤魔化しは絶対に効かないだろう。

 

「ん……んっ♡」

 観念して私は立ち上がると、走る為に足を出す。

 それと同時に引っ張られる乳首とクリトリス!

「むぐぅぅぅ♡!!」

 その快感で反射的に両手が動いてしまった。

 またも糸の張力で陰核が引っ張られる!

「んんむむぉぉぉおお♡!!」

 激しい刺激に私は絶頂し、砂浜に膣液をビシャビシャ撒き散らしてまった。

 膝を突きそうになってしまうが必死に我慢し、少しずつ足を動かす。

 

 足を上げる、快楽、足を前に出す、快楽、足を降ろす、快楽!

 

「んひぃっ♡ んぎぃっ♡」

 ただ走るだけの動作で性感帯が引っ張られて私は喘ぎ声をちっとも抑えられない。

 涙でぼやける視界でインテレオンの方を見るが、彼は座ったままイキ狂う私を眺めているだけだ。

 元の世界で人間が元気に走り回る自分のポケモンを眺める光景は多く見て来た。だけど今の私は全裸にサイハイソックスとブーツだけ履いたみっともない格好で、首輪と手錠と『あかいいと』でギチギチに縛られたまま、何度も絶頂しながら走り回っている変態の性奴隷である。

 

 しかし……。

 

(これ……気持ちいいよぉぉっ!!)

 

 私は走るだけで気持ちよくなってしまう状態で走る事を強要されている今の情けない自分に発情してしまい、大喜びしながら砂浜を駆けまわる。

 乳首やクリトリスが糸で引っ張られ、その快楽は『あかいいと』で共有されて数倍に膨れ上がるまま、星空の下一人で走り続けた。

 大量の膣液を流しながら、時には自ら両手を上下させてわざとクリトリスに刺激を与える。

 

「んんんんっっ♡!! んぐあああっ♡!!」

 そして再びの絶頂を迎え、私は砂の上にどさりと倒れた。

 

「もう限界かな、まだ一往復しか走ってないけど」

「ん……んぐ……♡」

 近寄って来たインテレオンを見上げ、私は欲情するように腰を振る。

「そろそろセシナのみも抜こうか」

「ぷはっ♡!」

 彼の手でようやく口が自由になり、呼吸が楽になった。だけどそれよりも……!

「ちょ、ちょうだいぃ♡ もう欲しい、欲しいよっ♡ 性奴隷のルーアに早く頂戴♡!」

 私はすぐさま起き上がると媚びながら彼の股部分を必死に舐める。

「うわっ、キミはとんでもない淫乱娘だな」

 その刺激で彼の性器が飛び出し、それを見て私は思わず口端が緩み涎を垂らした。

「おちんちん、頂戴……♡ 十往復走る言いつけも守れない、変態のルーアにご褒美チンポ、頂戴……♡」

「あまりにスケベ過ぎて言ってることが滅茶苦茶じゃないか」

 背を向け膝を突いて言う私に、インテレオンは呆れつつも同じく膝を突いて私の身体をしっかり掴む。

 

「常時発情するペットに、おしおきだっ!」

「ふにゃあああっっ♡♡!!」

 

 後ろから膣に挿入され、私は目にハートを浮かべて絶叫!

 乳首やクリトリスばかり快楽を得ていて、微振動のバイブだけでは物足りず寂しい思いをしていた膣内。だが今、欲しかった快感を得て嬉しそうに収縮していた。

「何度も絶頂したくせに、性器をここまで締め付けて逃がさないようにするなんて。ルーアはどれだけヤッても満足しない変態なのかな?」

「そうなのぉ♡ 毎日沢山絶頂しないと気が済まない変態の雌なのぉ♡ だから、インテレオンがずっと傍にいてくれないとこの世界じゃ生きられないのぉ♡♡」

 背後から挿抜され、私は喘ぎ声を上げながら顔を砂浜に擦り付ける。砂でどんどん汚れてしまうが、ますます自分がインテレオンの性奴隷であることを実感して欲情が強まった。

 

「……こうすれば、自分から危険な所へは行こうとしないんだね!? 人間を嫌うポケモンがいる場所に向かったりしないんだね!?」

「あひっ♡ あひぃっ♡ なんでもいいよぉ……♡ いひっ♡ インテレオンがレイプしてくれるなら、もうそれ以上望まないよぉ……♡♡」

 インテレオンの陰茎による快感と、未だに糸に引っ張られる乳首とクリトリスによる快感でイク寸前になりながら、私はそう答える。

「……それを聞けて良かったよ……じゃあ、これをプレゼントだ!」

 

 

 

「ああああああああっっっ♡♡♡!!!」

 

 

 

 彼に精子を流し込まれながら私は絶頂の悲鳴を上げた。

「……ふぅ」

 インテレオンも腰を動かして精液を私の子宮内向けて絞り出し、ゆっくりと陰茎を膣から引き抜いた。

 

(し、幸せぇ……もういい……インテレオンが傍にいてくれるなら……『オータムビレッジ』も灰色のニンゲンの事も……いい……)

 

 

 

 いっぱい幸せを貰って笑顔を浮かべる私は涙でぼやける視界を動かしインテレオンの姿を捕らえる。

 

 彼は何故か、自らの額に手を当てため息をついていた。まるで自責の念に陥っているかのような暗い表情だ。

(射精後不応期、かな? 気にしなくて、いいのに……)

 

 

 

 今の私ではそんな風にしか考えられなかった。




 直近の投稿予定は以下となります。

 11/23(土):Special Episode
 11/26(火):Chapter33
 11/28(木):Chapter34
 11/30(土):Chapter35

 Chapter33と34が少し重い展開で終了となる為、今月末のみ短いスパンで投稿致します。
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