湿った土の匂い。崩落した天井から差し込む光。
壁のあちらこちらに苔が生え、光の少ない環境でも若芽が力強く伸びる。
自然が地中に息づく地、『芽吹きの洞窟』。
「さて、とりあえずは石材……『かたいしのかけら』の採取のためダンジョン奥地を目指しますわ。途中で凶暴化ポケモンにぶつかれば元に戻せるか試す、ということでよろしくて?」
「……うん」
マホイップと共に洞窟を進む私は、凶暴化ポケモンと出会わないことを祈りながら辺りを見渡す。『清流森林』と同じく人間の手が入っていない野生の地。一見しただけではダンジョンというよりも自然そのままの空間だ。しかし、きっとここにも凶暴化ポケモン達が潜んでいるのだろう……。
そんなことを考えながらしばらく歩き続けていると、突然マホイップが立ち止まった。
「引き返しますわよ」
「えっ、なんで?」
いきなりそんな事を言い出す彼女に対し私は目を丸くする。
「当然ですわ、行き止まりですもの。さっきの分かれ道まで戻りましょう」
確かに彼女の言う通り眼前には土壁が……と、ここで私はある疑問が芽生えてきた。
「……ねえ、マホイップもこのダンジョンは初めてなの?」
「いいえ、何回か突破した経験はありますわよ。初見のダンジョンに仲間達を連れて来ないなんてヘマはしませんわ」
「で、でも。道が分かってないっぽいし……」
問いかけると、マホイップは訝し気な表情で振り返って来る。
「……ルーア、あなたダンジョンについて知りませんの?」
「えっ、えぇ……?」
何故か逆に質問をされ私は困惑してしまう。
「『歪みの穴』により生まれたダンジョンは只の洞窟や森ではありませんわ。ダンジョンは一定の周期……長くても一日ほどでその形……構造を変えてしまいますの。樹木や岩の位置、川の流れ、崖の有無、洞窟の造り。ダンジョンではそういったモノがなんだって変わるので、来たことがあるダンジョンでも奥へ進むためのルートは毎回異なるのですわ」
「そんな魔法みたいなこと……」
信じがたい話をするマホイップに私は口を割り込ませる。
「数年前は私も同じ感想を持ちましたわ。でもダンジョンでは当然のことですもの」
洞窟内の開けた空間に出ると、マホイップは辺りを見渡し始めた。
「凶暴化ポケモンは……いませんわね。おっと、折角ですし拾っておきますか」
安産を確認した後、突然壁際へ向かって歩き出した彼女に疑問を持ちつつ、その先を見ると確かに何かが落ちている。
(あれは……薬瓶?)
「『ピーピーリカバー』でしたか。備えあれば患いなしですわね」
それを拾い上げたマホイップはポーチへとしまい込んだ。
「……誰かの落とし物?」
「おそらくダンジョンが生成した道具ですわ」
私は彼女に質問するが、再び信じがたい回答を返され言葉を失う。
「その表情からこれも知らないと受け取りますわ。町で話した『預かりボックス』のように、ダンジョンは道具を生み出しますのよ」
「でも今のは明らかに人工物の薬瓶じゃ……」
「ジンコーブツ……?」
私の反論に首を傾げるマホイップ。
もしかすると人間が存在すること前提の単語は通じないのだろうか……?
「……ええと、さっきのはポケモンが作った道具じゃないの?」
「同じ効能の薬を作る技術はありますけども、このようなガラスの容器ではありませんわね」
まさか本当にダンジョンがガラスの瓶に入った薬を生み出すというのか? どういう原理なのか、あまりにも不可解過ぎて頭を悩ませる私をジッと見つめてくるマホイップ。
「……ダンジョンについて全く知らないなんて……。それにルーア、失礼ですけどもあなたは何のポケモンでして? 私あなたのような姿のポケモンは初めてですわ」
「……っ」
彼女からしたらあまりにも怪しい発言をし過ぎたためか、そんなことを尋ねてくる。
一瞬嘘をつくべきかとも考えたが、既にヒバニー達には人間と認識されているため得策ではない……。
「……ポケモンじゃない。違う世界から来た人間」
「はい? ニンゲン……?」
目を逸らしながら答えると、やはりというかマホイップは驚いた表情になる。
「ええっと、町に戻ったらヤレユータンとか『ゆけゆけズ』に……」
「……いえ、ルーアを信じておきますわ。先を急ぎましょう」
しかし意外にも彼女はそれだけ言い、再び歩き始めた。私も慌ててその後を追おうと走り出す。岩や水溜まりを避け、地面から生えた大きめの草を踏んづけながらマホイップの傍へ……。
「うぎゃあっ!?」
「どうしましたのルーア!?」
「え、今の私の声じゃ……」
すぐさま振り返って来るマホイップに、私は平気である旨を伝える。しかし、先程の悲鳴は私の耳にも届いた。誰かが凶暴化ポケモンに襲われているのか、と辺りを見渡す。しかし他のポケモンの姿は見えない。先程避けた岩の影にも、水溜まりの中にも、震える大きめの草にも……。
(……草が震えてる?)
「だ、誰だー!あたしを踏んづけた奴はー!!」
次の瞬間、地面から飛び出してくる涙目のポケモン。草を頭部に生やした青色のポケモン……ナゾノクサだ。
(も、もしかしてさっき踏んづけた草が……)
「そこのデカい奴ー!!お前だなー!!」
顔面を青くする私に向け、ナゾノクサは怒りを露わにし襲い掛かって来る!
「た、助けてぇ!」
「ルーア、何怒らせてますの!? ……でも好都合ですわ、凶暴化ポケモンを元に戻せるか見せて下さいまし」
「えっ!? ちょ……そんなっ!?」
なんとマホイップはナゾノクサに追われる私の救援に入ろうとしない。更に目を逸らしながら逃げていたせいで私は苔を踏んで滑ってしまい思い切り転倒した。
「あううっ!!」
「同じぐらい……いーや、数十倍ぐらい痛い目に遭わせてやるー!」
痛みで呻き声を漏らす私に近付くナゾノクサはそんな物騒な発言を放つ。
「『すいとる』!」
「……っ!!??」
攻撃技を受けた私は、突然の刺激に目を白黒させた。
す、吸われてる……!
股間から、吸われてる……!!
「うああっ……♡ ちょ、やめてぇっ!」
俯せに倒れた私は身体を跳ねらせ懇願する。
「まずはあたしが受けたダメージ分、回復させて貰うもんねー!」
そう言って私の尻に乗っかっているナゾノクサは更に吸収し出した。
「はううっ♡ いやああっ♡」
膣壁やクリトリスが外側に引っ張られるような感覚に私は喘ぎ声を上げてしまう。
「やられてるだけじゃいけませんわよ。『清流森林』でも何か技を使ったのではなくて?」
「マホぉ……救助っ、隊なりゃ……たっ、たしゅけてぇ……♡」
「……ルーア、あなた喜んでませんか?」
目の前にやって来たマホイップに助けを求めるが、彼女は困惑した表情を向けてきた。
「うまく養分を吸収できないなー。『せいちょう』! そして『すいとる』!」
「ふぎゃああああっ!!??」
股間への刺激が更に強まり、私は快感の波に呑まれる。
(元の世界での自慰でよくやっていたクリトリス弄り……それを今、ポケモンにやられている……!!)
「んぐっ♡ はううっ♡」
「こらっ! 暴れるなっ!」
その気持ちよさに私は腰を上下させ、尻の上のナゾノクサが怒りの声を上げる。しかしその拍子で『すいとる』が止まり、快感も失われてしまった。
「ああっ……そんなあっ、ここで止めるなんてぇ……♡」
「……」
涎を垂らしながらそう零す私を見て、マホイップは黙り込む。
「これならどうだー!『ようかいえき』!!」
「うぎゃあっ!?」
しかし続いて全身に毒液を掛けられ、私はのたうち回る。
(痛い痛い熱い熱い!!)
皮膚が焼けるような感覚に私は絶叫を上げ、ビクンビクンと身体を痙攣させた。
「……んー?痛がってはいるけど全然効いてない……」
「……私には効いていますけどね」
私の身体を見下ろして呟くナゾノクサに答えるのはマホイップ。毒液が私だけではなく彼女にも掛かっていたらしく、表情こそ笑顔だが怒りのオーラを隠し切れていない。
「『マジカルシャイン』!」
「ひぃぃ!?」
そして彼女は強力な光を放ち、ナゾノクサを吹き飛ばしてしまう。一撃で倒されたナゾノクサは目を回して地面へと倒れ伏した。
「ぜーっ、ぜーっ……」
毒液が消失し、私は必死に肩で呼吸。恐る恐る自分の身体を見るが、火傷などどこにもなく我ながらきれいな肌のままだ。
「……お聞きしますがルーア。あなた、何か一つでも技を覚えていて?」
しかし顔を前に戻すと、睨みつけてくるマホイップと目が合ってしまう。
「……え、いや。私人間だし……技なんて使えない、よ……」
その気迫に圧され、正直に答えると彼女は大きくため息をついた。
「カフェで先に聞いておけば良かったですわ。そうすれば凶暴化ポケモンを解放する鍵が『清流森林』にあるとすぐに分かったのに……」
露骨に落ち込むマホイップを前に、私は微妙な気分になりながらどうにか立ち上がる。
「帰ったらヤレユータンさんに伝えないと……ルーアは凶暴化ポケモンを元に戻す力なんて持ってない変態だって……」
「なっ!?」
続けて紡がれる言葉にたまらず私は声を上げる。
(ま、まさかバレた……!?)
「ナゾノクサを怒らせたのはわざとですの? 痛い目に遭いたいからって……」
「え、あ、う……」
見上げてくるマホイップに対し、私はまともな言葉を発することが出来ない。
どうやら私が被虐趣味を持っていると疑われているようだ。
「ち、違うよ……私は痛いの嫌いで……」
「ではどうして『すいとる』を受けた時に喜んでいたのですの?」
「あ、あれは股間を吸われてたから!」
続けて詰問され、私は慌てて弁明。
「……股間?」
「……あっ!」
しまった。勢いに任せて余計なことを言ってしまった。
「確かに、ルーアの脚の付け根から何か汁が垂れていますわね」
「わわっ! ダメぇ! 見ないでぇ!!」
大事な所を注視され、私は顔を紅潮させその場にしゃがみ込む。
(このままじゃ本当に裸を晒して興奮してる変態だってバレちゃう! な、何かマホイップの意識を逸らせる手段は……)
私はしゃがんだまま移動すると、目を回しているナゾノクサを見つめる。
(お願い起きて! 私が自縛野外露出する変態だってバレる前に! また戦闘になれば私の趣味を考えてる時間も無くなる筈……っ)
そんな私の願いが届いたのか、マホイップの興味を逸らす事態は起きた。
しかし、私にはその事態が起きたことを喜ぶことが出来ない。
青い光がナゾノクサから放たれたのだから。
「んう……? あれー?」
青い光が収まると同時に起き上がるナゾノクサ。
振り向くと、表情を険しくしているマホイップの姿が見えた。
「あっ! あたしを踏んづけた奴ー!」
相変わらずナゾノクサは怒っている様子だが、攻撃の態勢には入らない。
「反撃やり過ぎた事は悪かったけどさー! そっちも足元には気を付けてよねー!」
「う……あ……っ」
プンプン怒る彼女に対し、こちらからは何も言うことが出来ない。
「……失礼しますわ。まず、私の連れがあなたを踏んだことは謝らせて頂きますわ」
しかしそこへ割り込んで頭を下げるマホイップ。
「質問ですけども……あなた、もう私達へ攻撃しませんのね」
「……」
彼女に問いかけられ、暫し沈黙するナゾノクサ。
「……確かに! なんかイライラムカムカしてたのが無くなってる!」
そして自分の変化に気付いたのか、打って変わって嬉しそうな表情になる。
「凶暴化が解けた……ということですの?」
「噂で聞いたことあるよー、凶暴化……え、まさかあたしそれになってたのー!?」
「ここがダンジョンになってたこと、気付いてましたかしら」
「何か変なことになってるとは思ってたけど……あたしの住処がダンジョンになっちゃったのかー……。この地を守らなきゃって思いと苛立ちで深く考えられなかったよー……」
「この地を守る……とは?」
「分かんないよー、ある時から頭の中をずっとそんな考えがグルグルして。凶暴化の影響なのかなー」
そして今度は落ち込んだ様子で話すナゾノクサ。
「もしかしてお前達があたしを元に戻してくれた感じ? それなら踏んだこと許してあげるー!」
「……戻れたのであれば何よりですわ」
マホイップはそう答えながらも、私を横目で見つめて来ている。
「そうだ! ここに住むポケモン達も皆凶暴化してるかも!? お願い、皆も元に戻して~!」
「……少しだけお時間いただきますわ。ルーア、こちらへ」
泣きついてくるナゾノクサに断りを入れてから、マホイップは私を呼んで壁際へ移動。
「二転三転して申し訳ございませんが。どうやら凶暴化ポケモンを元に戻す力はあなたが持っているようですわね」
「……っ」
『清流森林』と『芽吹きの洞窟』。
両方で凶暴化ポケモンが元に戻り、そのどちらでも共通しているのはその場に私がいた事……。
(本当に、あの青い光は私が……)
「詳しい話は町に帰ってから行いましょう。それで、ナゾノクサはこのダンジョンに暮らすポケモン全てを凶暴化から解放して欲しいようですけどもルーアはどうするつもりですの?」
(こ、怖い……!)
「うわあああっ!!」
「る、ルーア!?」
顔を青ざめさせ、私はマホイップを置き去りにして洞窟内を走り出す!
ポケモン達の知らない不思議な青い光で凶暴化を解く。
そんな魔法みたいな事、人間にだって出来るわけがない。
それじゃあ私は何……?
人間でもない、ポケモンでもない……何になっちゃったの……?
全く別の存在へ変わってしまった自分が……怖い……!
カチリ。
足元から聞こえてくる無機質な音。
「っ……! まさか『ワープのワナ』!?」
私を追って来ていたマホイップが叫ぶが、その姿は一瞬で光で見えなくなる。
「わあっ!?」
光に包まれたまま宙へと浮かび上がる私。
『あなぬけのたま』や『テレポート』と違い、乱暴に何度も宙返りさせられ頭が上なのか下なのかもわからなくなる。
「やめっ……気持ち悪い……んぎゃっ!?」
そして着地も背中から地面に叩きつけられる始末。
「ゲホッゲホッ……っ」
私は咳き込みながら辺りを見渡す。
土壁、水溜まり、苔むした床、天井から垂れさがるツタ……雰囲気だけなら罠を踏む前と変わらないがその構造は全く異なっており、違う場所へ移動してしまったのだろう。
マホイップもナゾノクサもおらず、私一人だけだ。
「……っ」
どうしよう、はぐれてしまった。
もし凶暴化ポケモンに襲われたら何も抵抗が出来ない。
「……どこ、マホイップ……?」
小声で呼びかけるが、当然返事は返ってこなかった。
合流しようにも、今いる広間からは幾つも通路が伸びている。どちらへ進めばマホイップと合流できるかなど、分かる訳がない。
いや、合流したとしても……こんな人間でもポケモンでもない存在なんて気味悪がられる……。それにナゾノクサを踏んだり、勝手に行動したせいではぐれたり、迷惑ばかりかけて……。
いっそ、このままいなくなってしまった方がいいのかな……。
孤独に、一人きりで……。
痛い。
胸が、痛い。
手錠がカチャカチャ金属音を鳴らす。
お願い、腕を使わせて。
止まらない涙を拭わせて……。
自分を抱きしめさせて……。
恐怖と寂寥が心を蝕み出し、私は身体を震わせた。
嫌だ……苦しい!こんなこと考えたくない!
好きな事だけ、楽しい事だけ考えたい!
寂しさを紛らわせたい……!!
私は歩き回りながら必死に周囲を見渡す。
水路や岩石、苔や若芽ばかりの洞窟。
そんな自然物のみの空間に、ある物が無造作に置かれていた。それは杖のようにも見える大きめな枝。若芽ばかりで樹木の無いこの洞窟に枝があるのは異様だが、これもマホイップの言っていたダンジョンが生成した道具だろうか。
私は足を使って、その枝の端を地面に埋めて立たせる。
「あは……♡」
寂しさを興奮で塗りつぶしながら、私はゆっくりと腰を下ろした。どんどん近づく私の股間と枝。
「ん……あっ♡」
膣口が枝の先に触れ、いやらしい声が漏れてしまう。割れ目をなぞらせる様に腰を動かすたびに快感が脳天まで走る。
「おおっ……んおおっ……♡」
まるで自分から股間を男の人の性器に擦りつけているみたいで、私はどんどん発情。
「おっ……♡ おちんちん……いいよぉ♡」
サイハイソックスに包まれた脚をガクガク震わせながら、絶えず腰を前後に。膣液が枝を濡らし、水滴が重力に従って垂れ落ちていく。
「はひっ……ひぃっ♡」
ただただ性欲に身を任せ身体の動きを激しくしていく私。
しかし、ずっと中腰の姿勢だったせいで脚が限界を迎えた。
「えっ……!?」
糸が切れたように崩れる膝。
私の身体も重力に引かれ落ちてしまい……。
枝が勢いよく、私の膣内へと入る!
「んんああああああっっっ♡♡♡!!??」
思いがけない強烈な刺激に私は絶叫を上げた。
(挿入……挿入しちゃった……)
元の世界でも大人の玩具を膣内に入れてオナニーすることはあったが、まさかこんな太い枝を挿れることになるなんて思わなかった。
「あぎっ……うああっ♡♡!!」
膣内を圧迫される快感に私は嬌声を洞窟内に響かせる。
更に先客であるバイブに触れたことで枝も震えだし膣内全体がかき回されるのだ。
「ん―――っっっ♡ んんん―――っっっ♡♡」
気持よさに耐えられず、私も自分から腰を動かし刺激を強める。
「気持ちいいいっ♡♡!! 木の棒とセックスするの気持ちいいっっ♡♡!!」
汗も涙も涎も愛液も止まらない。
「これ好きぃ♡ おマンコグチュグチュにされるの好きぃ♡♡」
あっという間に近付いてくる絶頂。
私は狂ったように腰の動きにラストスパートをかける!
「イグゥゥゥゥ♡♡♡!!!」
一際大きい快楽が頭のてっぺんから足の先まで流れた。
(イった。イっちゃった……)
「はぁ、はぁ、はぁ……♡」
荒く息をしながら、私はゆっくり立ち上がる。
ブブブブブブ……。
「……あ、あれ? 嘘……」
枝が膣から抜けていない。
地面から抜けた枝は、私の膣に片端を咥えられたままブルブル震えていた。
無論、膣内全体をかき回す快感も残ったまま。
「そ、そんな!? 待って! 抜けて! 抜けてぇ!」
慌てて私は腰を振ったり、脚で擦って枝を抜こうとするが…。
「あひぃぃ♡!?」
枝が動かされることで余計に膣壁をぐちゃぐちゃにされ、悲鳴を上げてしまう。
「どうしよぉぉ♡ 気持ちいいの終わらないぃぃ♡ お願い抜けてぇ! このままじゃ私っ♡ 壊れちゃうよぉぉ♡」
手錠の音を鳴らしながら身を捩る私。絶望と快楽の表情で、涙を流しながら涎を垂らす。
「誰だ、侵入者か!?」
その時、鋭い声が響いた。私はビクリと肩を震わせ、視線を向ける。
ガサガサと多脚を動かしてやって来たのは、鋼の鎧を纏う虫ポケモン……アイアント。
「やはり余所者か……」
「俺達の住処へ入り込むとはいい度胸だな!」
しかも一匹ではなく、複数でこちらへと近付いて来ていた。
「ひぃっ……」
私は逃げ出そうとするが震える枝の快感でまともに走ることが出来ない。
そしてあっという間に取り囲まれ逃げ道を失ってしまう。
「んぐっ……♡ みっ……見逃してぇ……♡」
「この地を穢す輩が何を言う!」
腰を振りながら許しを請うが、アイアント達は怒りの声を張り上げる。
「『はさむ』!」
「あいだぁっ!?」
一匹のアイアントが私に飛び掛かり、その顎で脇腹を挟んできた! 重さに耐えきれず私は悲鳴を上げながら転倒。
「よくやった! 倒したか?」
「いいや、大したダメージは与えられていない」
「じゃあ次は俺が行く、『れんぞくぎり』!」
「いぎぃっ!?」
集まって来たアイアント達に追撃され、私は痛みで身体を跳ねらせる。
「やめてぇ!!」
「ぐおっ!?」
痛みに絶叫を上げ脚をバタつかせると、アイアントの顔面を蹴り上げてしまった。
「んひぃっ……♡!?」
おまけに、暴れたせいで枝が膣壁を擦り快楽にまで襲われる。
「抵抗しやがって……『はさむ』!」
「ううっ……」
更に怒ったアイアントが私の脚に反撃! ブーツのお陰か痛みは無いものの、相手の重量のせいで脚が持ち上がらない…!
「『れんぞくぎり』!」
「あああっ!!」
しかし別のアイアントが再び攻撃に入り、腕に鮮烈な痛みが走る。
(痛い、痛いよ……!)
「ううっ……ぐすっ……」
「こいつ、俺達の攻撃が全然通用してないぞ……」
「硬い殻に覆われている訳でもないのに、傷一つ付けられないとは妙だ」
涙を流す私の周りをうろつきながら話し合うアイアント達。
「攻撃が効かないとは腹が立つ……! 『れんぞくぎり』ぃ!」
「いやあああっ!!」
いきり立つ彼らは再度攻撃を放ち、私は痛みでビクビク胴体を上下させるしかない。
「あ……♡ んはぁっ♡!」
そのせいでまた膣内が擦られ快感が走る……最悪の状態だ……。
「こういう時は急所を狙うのが最善だ」
「どこだ? 頭部に『れんぞくぎり』をしたがダメージはなかったぞ」
「……おい、ここに何かあるぞ」
「えっ……」
アイアント達が移動する先は私の下半身側……股間の前……!
「足の付け根辺りから、枝が突き出ているな」
「見ないでぇっ♡♡!!」
私に挿入された枝、ぱっくり広げられたマンコを観察して来るアイアント達。必死に閉じようとするが、脚を顎で挟まれていて動かせない……!!
(見られてる!私のマンコ、じっくり見られてる!!)
「物は試しだ。『はさむ』!」
そう言いながら膣からはみ出た枝の片端を挟み、動かしてくる。
「んぎぃぃぃ♡!?」
「どわっ!?」
当然膣内が枝で暴れ回り、私は激しい快感で愛液を噴出してしまった。
「なんだこの液体は」
「血か? 体液か? ただの汗か?」
ポケモンに私の愛液を掛けてしまった……。しかも膣から愛液をトロトロ垂れ落とす様を観察されている……。
(恥ずかしい……恥ずかしいぃぃ……!!)
「あっ♡ ああっ♡」
(先程絶頂したばかりなのに、また限界が……もうダメぇ……!!)
「んぐぅぅぅぅぅぅ♡♡♡!!!」
激しく腰を振り回しながらイキ狂う私……ポケモン達が見てる前なのに……!
「う……ふぅぅぅ……♡」
絶頂の波が収まりぐったりと腰を落とすが、枝が抜ける様子はない。
(いつになったら抜けるのかな……もう抜けないのかな……)
涙を流しながら視線を股間に向けると、そこには異様な光景が。
「ぬおおおおっ!! 『れんぞくぎり』! 『れんぞくぎり』!」
「喰らえ『はさむ』ぅ!」
「やめろ! どうしたんだお前ら!?」
どういう訳か数匹のアイアントが我を失ったかのように、周囲へ攻撃を繰り出していたのだ。
一体何が起きたのかは分からないが、挟まれていた脚も解放されている。どさくさに紛れて立ち上がった私は逃げ出そうとするが……。
「ん……ぐっ♡」
膣に挿入された枝がバイブと共に震え、快感のせいで走ることが出来ない。
「ぐおおおっ! 『れんぞくぎり』!!」
「はううっ!?」
敵味方の区別すらつかなくなったアイアントの攻撃を受け、私は再び地面に叩きつけられてしまった。
「『はさむ』!!」
「やめろ!俺は仲間だ!」
渾沌となった戦場。一体何が起きたのか全く分からない。これもダンジョンの影響なのか……。
「はぁ、はぁ……ようやく見つけましたわ!」
そこへ響き渡る、可愛らしくも凛とした声。快感で朦朧とする意識の中、私は洞窟の通路へと視線を向ける。小柄なクリーム状の身体……間違いない……。
マホイップだ……!
「ルーア、こっちでも騒ぎを起こすなんて」
「『れんぞくぎり』!」
「やったなぁ『はさむ』!」
「うごっ!? 仲間割れに俺を巻き込むなぁ!」
「……それよりも」
彼女は滅茶苦茶に騒ぐアイアント達に手のひらを向ける。
「『マジカルシャイン』!!」
「ぐわあああっ!!??」
そして激しい光で凶暴化ポケモン達を吹き飛ばすのだった。
「マホイップ、どうして……」
「護衛対象を守れなくて何が救助隊ですの!? さあルーア、どうか彼らを元に戻して下さいな!」
「……っ、うん……」
私は辛うじて身を起こすと、目を回すアイアント達ににじり寄る。
(この力は気味悪いけれど……! 助けてくれたマホイップに、応えないと……!)
「悪かった、ふくろだたきにしてしまって」
「それに凶暴化から解放してくれてありがとう」
不思議な青い光で正気を取り戻したアイアント達は謝罪と感謝を残して去って行った。
「すみませんわ、あなたを孤立させ危険な目に遭わせてしまい」
「……ううん、私が不注意なせい、だったから」
「あなたがダンジョンについて知らないのに、ワナの事を伝えられなかったのは私ですもの。無事だったからいいものの、『ナイトスター』の名が泣いてしまいますわ」
マホイップが説明するところによると、あの時私が踏んだのはダンジョンに生成される『ワナ』らしい。ダンジョン外からやって来た存在に反応するトラップで、これもまたダンジョンを危険な土地たらしめる要因の一つとのことだ。
「ん……ぐっ♡」
教えてくれるのはありがたいが、私は膣内で震える枝のせいで集中できない……!
「……ルーア、あなたそれは『こんらんのえだ』では? だからアイアント達が混乱していたのですね」
マホイップは股間に刺さった枝を見つめて合点がいった表情をする。
「お願いっ……この枝抜いてぇ……♡」
「……? ニンゲンのその穴が物を掴む器官ではなくて?」
「違うのぉ……♡ マンコおかしくなっちゃうぅぅ♡♡」
「よく分かりませんが……承知しましたわ」
枝の向く方へ立つとアイアント達と同様に混乱してしまうとのことで、座り込んだ体勢をしている私の下腹部に乗って来るマホイップ。
「よいしょ、よいしょ」
「んぐっ♡ はうっ♡ あんっ♡」
少しずつ枝が引っ張り出されるが、枝のざらざらな表面で膣壁を擦られ私は喘ぎ声を上げてしまう。
「うーん……えいっ」
「ひあっ♡♡」
ようやく『こんらんのえだ』が抜け、ぱっくり広がった膣内に空気が入り込んできた。
「ニンゲンは足の付け根にも口があるのですわね。ご飯も二倍食べられまして?」
「口じゃないからっ! そんなに見ないでぇっ!」
「穴がどんどん閉まっていきますわね……おや、何かピンク色の膨れ上がっているものがありますわ」
「……っ!!」
マホイップが見つめているのは、私の勃起したクリトリス。
「やだぁ! 見ないでってば!!」
思わず私は腰を大きく振るい、上に乗っていたマホイップがバランスを崩す。
「きゃあっ!?」
私の身体からずり落ちた彼女は咄嗟に手を伸ばした。
そして掴まれるのは私のクリトリス……!
「―――――っっっ♡♡♡!!!」
性感帯が集中した陰核から迸る快感に私は声にならない悲鳴を上げる。
(気持ちいい……っ!!)
「危ないところでしたわ……」
しかしマホイップはすぐにそれを離してしまい、激しい快感はそれっきりだった。
「……っ」
物足りなさを感じつつも、流石にクリトリスを弄って欲しいとは言えない……。
「さて……『こんらんのえだ』は抜いたことですし、奥地への移動に移ってもよろしくて?」
「はぁ、はぁ……ナゾノクサは?」
「幸いこの地に住むポケモンなら凶暴化が解けたとしても、他の凶暴化ポケモンから襲われることは無いようですわ。外から来た私と一緒にいると危険ですし一旦帰って貰いましたの。このダンジョンにいる凶暴化ポケモンを全て元に戻すにはあまりにも時間が掛かりますし、ここは石材を入手した後一旦帰りませんこと?」
「……うん、そうしたい」
正直の所何回も攻撃されたり絶頂したりで身も心もクタクタだ。
「それでは行きましょう、石材が採れる場所はすぐそこですわ」
そうして『かたいしのかけら』の採取も無事に完了し、私達は『スプリングタウン』へ帰還するのであった。
だけど……凶暴化を解除する力が私にあると確定した以上……これからどうなるのだろう。