『颶風の砂漠』で新しく生まれた黒い繭からテールナーを救助した翌日。
『静寂の丘』に張られたテントから出ると眩い朝日に照らされ、思わず目を細める。手で光を遮りたいのだが手錠がそれを許してくれずもどかしい。
「おはようございます」
「ん……おはよう」
すでに起きていたオーマに挨拶を返すと、朝食をとっている彼女の隣にペタンと座る。目の前にはオーマが『未踏摩天楼』から持って来たらしい『しょくパン』と『あまいミツ』が用意されていた。
「もぐもぐ……」
オーマはトーストしたパンにミツを塗ったモノを美味しそうに頬張っており、私も真似したくなる。
「どうやって焼いたの?」
「ごくん……ヒバニーにお願いして。代わりにミツを分けたら引き受けてくれました」
彼女が上に視線を向けるので続けて私も見上げてみるとヒバニーはチコリータやアシマリと共に、今日も奇岩のてっぺんに立っていた。
「朝から修行かぁ……」
よくそんなことやれるな、と感嘆しながら私は仕方なく焼いてないパンを食べようと頭を下げる。
「かああああああっっ!!!」
「むぐ!?」
大音量の声が響き、私は驚きのあまり顔をパンに埋めてしまった。
「うわっ……わあっ!?」
「きゃあっ!」
同じく爆音で集中力が乱れたらしいアシマリとチコリータが奇岩から落下してしまうが、叫んだジャラランガ自身が彼女らを受け止める。
ヒバニーはどこへ、と訝しむ私だったが上を見てみると彼はあの不意打ちの爆音の中でもバランスを維持していた。
「凄いねヒバニーくん」
「そうね。飲み込みが早いみたい」
「吾輩も成長の速さに驚いておる。無論、お主達にもな」
チコリータ達も彼を見上げる中、朝食を終えたオーマが彼女らの下へ歩み寄る。
「今日はどうするんですか? また『颶風の砂漠』へ?」
「悩んでおる所だ。理想はガブリアスを止めに向かう事だが、ダンジョンの危険度に対しこちらの戦力が足りておらぬのではと思うのだ」
オーマに尋ねられたジャラランガは顎に手を当て悩ましそうに答える。確かに昨日でさえ度重なる襲撃で大変だったのだ。中心部に近付けば更に妨害が激しくなるのは想像に難くないし、あの超巨大なメガガブリアス自身にどう立ち向かうのかも見当がついていないのだ。
「仲間を増やそうにも『スプリングタウン』や『サマーリゾート』からは離れてるし、『オータムビレッジ』のポケモン達はルーア達を敵視してるしでどうしたものかしらね……」
一応『ナイトスター』はこちらに向けて移動している筈だが到着にはまだもう少し時間がかかるだろう。『サマーリゾート』のポケモン達に関しても今時点で情報を得ているなら良い方、といった所か。
「テールナー達も手伝ってくれるのでは?」
「うん。だけどテールナーも黒装の影響で消耗してて……ここには医療所とかも無いし、時間をかけて回復して貰わないとちょっと不安はあるんだよね」
『スプリングタウン』にある『ママンボウ医療所』のような施設を頼れば比較的短い時間で復帰できると思われるが、現時点では『オータムビレッジ』のポケモンから助力を得るのは難しい状態だ。同じ理由でジャラランガもダメージを本格的に治療しておらず本領を発揮出来ていないようだ。
「また『黒い繭』が生成される可能性を考えると足踏みしてはいられぬのだが。誠、歯痒いものよ」
彼らもダンジョンへ行きたいのは山々だが現実は非情、という事なのだろう。私もパンを咀嚼しながら『颶風の砂漠』を眺めるのであった。
「戻ったんだぞ」
太陽が更に高く昇り『静寂の丘』の気温をぐんぐん上げる頃、チャオブーがやって来る。その後ろにはジオヅム達もおり荷物を運んできたようだ。
「どこ行ってたんだ?」
「ダンジョン『潤いオアシス』だ。ネイティオからの頼みでな」
ヒバニーの問いに答えながらジオヅムは『リンゴ』や『オレンのみ』といった物資をその場に置く。
「食糧の確保依頼か?」
「それはついでなんだなぁ。本命はこれだぞ」
チャオブーはレスキューバッグから不思議な物体を取り出した。
青紫色の石……のように見えるが亀裂から赤い光が漏れだしている。
「なんだこれ?」
「『ねがいのかたまり』」
訝しげにそれを見つめていたヒバニーの後ろから現れたのはネイティオだ。
「予言、メガガブリアス、対抗手段」
彼女は太陽を見続けることで不完全ながらも未来を予知出来る能力を持っている。つまりこの妙な石がメガガブリアスと戦う上で重要な道具らしいが……。
「で、どう使うんだ?」
「使用方法、効果共に不明」
ヒバニーの当然とも言える疑問に対し返ってくるのはそんな回答。
「俺達も天に掲げてみたりしたが、何も起きなくてな。『いしのつぶて』のように投げてぶつける位しか思いつかん」
「ダンジョンで生成された道具なんだし、赤い光も出てるし、ただの石じゃなさそうだけどなぁ」
持ってきたジオヅムやチャオブー達ですら正体を掴めないその石を私はジッと見つめる。亀裂から漏れ出ている赤い光はどこかで見たことがあるような……。
「……ん? なぁルーア。お前のバッグから光が……」
「え!?」
ヒバニーに言われ身体を捻って見てみると、確かに赤色の光がランドセルの隙間から漏れ出ていた。
一体何事かと私は大慌てでランドセルを揺すり道具を次々と取り出していく。
そして現れたのは……『未踏摩天楼』でイヴから渡されたバンドだった。受け取った時点で微かに光を発していたそれは、まるで『ねがいのかたまり』と呼応するかのように激しく発光している。
「なんだなぁ、それ!?」
「この石について知ってたのか!?」
「い、いや……」
チャオブー達が困惑気に尋ねてくるが私の方がもっと混乱している。何気なく受け取った道具が突然反応を示すだなんて予想すらしていなかったのだ。
「これが『颶風の砂漠』の問題を解決する手段になるのか……?」
恐る恐る『ねがいのかたまり』に触れるヒバニー。
その途端。
「うおおっ!?」
「ひ、ヒバニー!?」
突然『ねがいのかたまり』から大量の光が溢れ出しヒバニーの体を包み込んでしまう。
「な、何が起きてるの!?」
激しい光で異常に気付いたらしいチコリータ達が駆け寄ってくるが、既に光の中にいるヒバニーの姿さえ見えない状態だ。
そして赤い光が勢い良く膨れ上がり、巨大化していく。
「ま、マズくないですか……!?」
「退避だ!」
ジャラランガの呼び掛けでチャオブー達が慌てて避難しだし、私も後に続こうとする。
「んうっ……♡!」
クリトリスリングが擦れ、こんな最悪のタイミングで襲って来る快感。足を止めてしまった私のすぐそばでは巨大な光がある形に変化し始めていた。
大きな耳を持つ頭部、胴体、手足。
「なんだこりゃあ!!??」
それは……巨大化したヒバニーだった。彼は大きくなった自分に困惑した様子で辺りを見渡している。ヒバニーの頭上には赤いエネルギーが渦巻いており、青かった空も覆い隠されていた。
「なに!? なに!? どういう事!?」
「ヒバニーくーん!」
仲間の変化に理解が追い付いていないチコリータとアシマリもパニックになった様子で騒ぎ出している。
(ヒバニーが大きく……!? それよりこの現象、どこかで見たことがあるような……)
「ね、ネイティオ! 話が違うんだぞ!?」
「……」
目を丸くしたチャオブーに問い詰められるが、ネイティオは巨大化したヒバニーを見上げているだけだ。
「……そうか!! これだけデカくなりゃメガガブリアスとも対等に戦えるって訳だな!!」
周りが平静でいられないのに対し、早々に落ち着きを取り戻したヒバニーは凛々しい笑顔で『颶風の砂漠』へ視線を向ける。
「いやいや! ちょっと待ちなさいよ! それよりも元に戻る方法を……!」
そんな相棒に対し御尤もな指摘を入れるチコリータ。彼女の言う通り、もし彼がこのまま大きいままだったら色々と問題が出て来るだろう。
「後の事は後に考えりゃいいさ!! 行くぜえええ!!!!」
しかし強大な力を得てテンションが上がっているのか、ヒバニーは一歩踏み出そうとする……。
「わわわっ♡」
しかし彼に踏まれそうになり、私は悲鳴を漏らした。立ち上がりたいのに未だに気持ちいいのが収まらず動けない!
「ルーアを踏んじまう!! えっと、こっちか? それともこっち?」
「うわー! オイラを踏まないでくれー!!」
「ひえー!」
ヒバニーは慌てて足を踏み出す位置を次々に変えるが、今度はチャオブーやコジオ達が悲鳴を上げる。
「やべえ、これじゃ動けねえぞ!!」
「だから言ったじゃないの! とりあえず元に戻る方法を考えるわよ!」
「うんむ、それが第一であろう……」
チコリータがプンプン怒る横でジャラランガも冷や汗を垂らして同調した。
「ルーア、何があったんですか?」
「え、えっと……♡」
オーマに問われ、私は身を捩りながら事情を説明する。オナニーしたくて堪らないが、今の事態を解決しないとそんな暇はないだろう。
「『ねがいのかたまり』とルーアが持ってたバンドが光った……かぁ。その二つはどこにあるの?」
「見当たらないな。ヒバニーが巨大化した余波で吹き飛んでしまったか?」
アシマリ達がヒバニーの足元を歩き回るが、彼の巨大化を引き起こした要因と思われる道具は見つけられないようだ。もしあの道具が無いと戻れないとしたら非常に厄介である。
「メガガブリアスを止めるって言う役目を終えるまで元には戻れないかもしれないな!! やっぱり行くしかねえか!!」
「早とちりするんじゃないのーっ!」
再び歩み出そうとするヒバニーの足に乗っかったチコリータが必死に押し留めようとするが、体格差もありむしろ彼女まで一緒に運ばれてしまいそうだ。
「……あれ、ルーア」
「な、何?」
そんな光景を見上げていると、後ろからオーマに話しかけられる。一体何があったのだろう。
「あなたが両手首に付けてるもの……そんな形状でしたっけ?」
「えっ……一体どういう……んきゅっ♡」
彼女の言っている意味がよく分からず、私は身を捩って自分の手錠を視界に入れようとするが身体を動かす度にリングがクリトリスの根元を擦りまくりどんどん発情してしまう。
「なんだかイヴから渡されていたバンドに似ているような……」
「えっ、えっ♡?」
続けてオーマが呟くものの、私は蕩けた顔で訳も分からず腰を揺らしていた。
そして身体をくねらせ続けていた事により、図らずともヒバニーの方向へ手錠が向く。
「あっ!?」
オーマが目を見開く前で、私の手錠から一直線に放たれた光がヒバニーの下へと向かった!
「うおお!?」
不意を突かれる形で向かってきた光線を回避できず、ヒバニーが再び光に包まれる。
「今度はなに……ってあら!?」
「光が小さくなってる……って事はもしかして!」
今度は収縮していく光を前にチコリータ達は期待するような目で見守っていた。
「ん……あれ? 俺、戻ったのか?」
光が収まった後には、元のサイズに戻ったヒバニーがキョトンとした顔で立っていた。
「わー! 戻ってるよヒバニーくーん!」
「ビックリさせるんじゃないわよもう!」
そんな彼に駆け寄る仲間達の後ろで私も安堵の溜め息をつく。よく分からない事態であったが、とりあえず解決したようで良かった。
しかし。
「る、ルーア!? なんだかおかしいですよあなたの手錠!」
ヒバニーが元に戻ったにも拘らず、依然として動揺した様子のオーマが声を上げる。確かに空は赤く渦巻いたままであるし、私の背中側から赤い粒子が舞っているような……。
次の瞬間、私の身体を赤い光が包みこんだ!
眼下に広がる渇いた大地。まるでミニチュアやジオラマのように小さな地形が続いており、小さな『颶風の砂漠』へも数分で辿り着けてしまいそうだ。
頭上には今も赤くなっているが先程までと比べ随分と近く感じる。
「こ、今度はルーア!?」
「もう訳わかんないよー!」
下方から聞こえてくるのはチコリータ達の叫び声。しかし軽く見渡しても彼女らの姿は見当たらない。訝しく感じながら更に視線を落とし、ようやく見つけるが……。
「で、デケェ!?」
「大丈夫ですかルーア!?」
私を見上げて来ているのはやたら小さなオーマやポケモン達。近くには同じく小さなテントがある他、『静寂の丘』に屹立していた奇岩も座り込んだ私の半分程の高さしかない。
(ま、まさか今度は私が大きく……!?)
顔を青くして私は思わず身動ぎ。
「どわっ!」
「ひー!」
しかしその拍子で足がジオヅム達を石ころの如く蹴飛ばしてしまう。
「わ、わっ! ごめっ……!」
「ごふぉっ!?」
「ルーア、ルーア! ジャラランガが潰れてるー!」
謝りながらお尻を引くが、巨大化した私はまた別の被害を発生させてしまった。
「えーと、えーと……っ」
「俺達のテントが潰れたー!?」
「うぎゃあ! 礫が雨霰だぞぉ!」
完全にパニックになってしまった私はその後も事態をどうにかしようとする度にどんどん被害を拡げてしまう。
「ルーア、さっきみたいに巨大化解除して下さい!」
「さっきみたいって……分からないよ!」
オーマに言われるが私は大泣きしながら喚く。手錠が不思議なバンドそっくりになっているとは言われたが、何をどうすれば戻れるのか分からないのだ。
(ど、どうしよう……このままじゃ『静寂の丘』を滅茶苦茶にしちゃいそうだし、それにこんなに目立って……)
大変な状況なのに再び発情してしまう私。
巨大化した私をポケモン達が見上げて来ているが、それはつまり私の裸体に視線が集まっているということ。胸も股間も隠せない上にこの大きさでは物陰に隠れることも出来ない。
「ふ、ふああっ……♡」
巨大化したせいでポケモン達からしたら毛が生えてない私の股間の隅々まで観察可能だろう。恥丘や割れ目だけではなく、いやらしい液を垂れ流す膣口や欲求不満で勃起したクリトリスまで……!
「ひゃ、ひゃうん……♡!」
膨れ上がった性欲に抗えず、私は身体をくねらせ始めた。『あかいビードロ』で抑えたくても大人の玩具でオナニーしたくても、背負っていた筈のランドセルはいつの間にか無くなっており道具が使えない……!
「あうっ♡ はうううっ♡」
「落ち着いてくれルーアぁ!」
「ひえー!」
「ネ、ネイティオ様、こちらへっ!」
私は気持ち良くなりたいのにそれが叶わず地鳴りを起こしながらのたうち回り始め、周りからは次々と悲鳴が上がるのであった。
それから数時間が経過した、日が傾き始めているであろう頃。
「お、おひぃ……♡」
巨大化した状態から戻ることが出来ず、私は『静寂の丘』で横になり喘ぎ声を漏らしていた。脚で股間をスリスリ擦るものの快楽が足りず余計に刺激が欲しくなってしまうばかりだ。
「いくら待っても戻らないわね……どうしようかしら……」
「俺が不用意に『ねがいのかたまり』を触っちまったせいで……」
「いやいや、こんな事になるなんて誰も想像できないって!」
みっともない表情をした私の顔よりも小さい『ゆけゆけズ』が目の前で話し合っているが、解決策は出せていない様子だ。
「ネイティオの予言ももう少し情報があると嬉しいのだけどね。確かに大きい相手には大きいポケモンをぶつければ太刀打ち出来るでしょうけど」
「『ねがいのかたまり』を触ったら大きくなる……って事前に分かってれば焦らずに済んだもんね……」
「ルーアを元に戻す方法も早く知りたいぜ。俺を戻してくれたのはありがたいけど、どうして今度はルーアがデカくなっちまったんだ……」
彼女らは私を心配気に見ながら頬をぷにぷにと触ってくる。
「あう……う……♡」
(ほっぺたじゃなくて……もっと敏感な所触って欲しい……)
思わず再び腰を揺らし始める私。巨大化しているせいでその度にズリズリと大きな音が鳴り砂煙も上がった。
(も、もうダメ、もうダメェェ……)
「うわわっ!」
「ちょっとルーア!?」
私は辛うじて身体を起こすと、震える脚で立ち上がる。巨体に巻き込まれないよう慌てて避ける『ゆけゆけズ』に申し訳なく感じるが今の私には謝る余裕すら残っていない。
『静寂の丘』に立つ巨大な私。
その姿はこの丘にいるポケモンだけではなく、『颶風の砂漠』や周辺地域にいるポケモン達からも見えているのかもしれない。
そんな無数の相手に、私は今変態的な姿を晒しているのだ。
(見られてる、沢山のポケモン達に裸見られてる! サイハイソックスとロングブーツだけ履いて興奮してる変態の私を見られてる! 人間なのに首輪つけて大喜びしてる性奴隷の私を見られてる!)
いくら恥ずかしくても手錠で平坦な胸もツルツルのマンコも隠せない。身体だけこんなに大きくなっても私は所詮、道具や他者の力を借りなければオナニーすら出来ない程の無力で情けないドスケベ少女なのだ。
「はう、あうう♡」
刺激を与えてくるバイブやクリトリスリングにも一切の抵抗が出来ず、周りのポケモン達からすれば滝のような膣液をボトボト落とす私は少しずつ歩き出す。
「ま、まさか『颶風の砂漠』に行くつもりか!?」
「こらー! 無茶はダメよー!」
勘違いしているらしいヒバニー達が呼び止めて来るが、私は返事すらせずに目的のものへと近付いていく。
それは、『静寂の丘』に幾つも屹立している柱状の奇岩の内一つ。
「え、えへへぇ♡」
私はその奇岩の真上に股を持ってくると、少しずつ腰を下ろし始めた。
「あっ♡」
奇岩の頂点が股間に触れ。
「ん、あ、はっ♡」
どんどん奇岩が私の膣内に入り込み。
「ふぎゅううっ♡♡!!」
子宮口にぶつかった!
「ルーア!? な、何やってるの!?」
「そんな事して平気!?」
『ゆけゆけズ』が見上げてくる中、私は嬌声を上げて奇岩をディルド代わりにオナニーを開始する。とても硬く凸凹した奇岩は私の膣壁を滅茶苦茶に搔き回し、激しい快感が脳天にまで突き上がった。
「き、気持ちいいぃぃ♡♡!!」
私は顔を紅潮させ、歓喜に満ちた絶叫を上げる。
ガニ股で奇岩に股間に突っ込むという淫乱な超巨大変態少女の姿を沢山のポケモン達に見せつけながら、私は狂ったように腰を上下させる。渇いていた筈の奇岩はあっという間に私の愛液でびしょ濡れになり、根元の丘にまで液体が垂れ落ち巨大な水溜まりを形成していた。
「はあっ♡ はあっ♡」
喘ぎ声だけでなく、私の股間から鳴るジュポジュポといういやらしい音も周りに響き渡っているのだろう。視覚だけではなく聴覚でも私の変態性を知らしめてしまっていることで更に性欲が高まり、腰の動きはどんどん激しくなるばかり。
上下させるだけではなく円を描くようにも腰を動かし、膣壁全体に奇岩の凸凹を擦り付け甘美な快感を味わい続ける。あまり暴れると奇岩が折れてしまいそうだが、気持ち良すぎてそんな事を考慮する余裕すらない!
「やっと分かったぜ、回復したいんだな!?」
そう叫ぶのは足元にいたヒバニーであった。彼は軽快な身のこなしで私のブーツを登り、太腿を駆け上がる。
「ひゃうっあひっ♡」
そのくすぐったさに私は口端を緩め更に身を捩った。
「うおっと…よっ、ほっ!」
修行の成果かヒバニーは落下することなく腹部から胸部まで素早く跳ね登ると遂に到着し掴まる。
……私の勃起した乳首へと。
「んひいぃぃ♡♡!?」
喜悦に塗れた声を上げて激しく身体を震わせる私だが、ヒバニーは落ち着いて私の乳首の上でステップを踏み始めた。
「回復するために刺激が欲しいなら手伝うぜ!」
彼がリズミカルに跳ねる度、私の乳首に刺激が走りピクンピクンと嫌でも反応してしまう。
「イクっ♡! イクぅ♡!」
ヒバニーの助力により快感の大波が押し寄せる中、私はラストスパートをかけ始める。ブーツの踵が地面にぶつかる度に地鳴りを起こし、膣液だけではなく汗や涙まで垂らして丘を水浸しにし、無数のポケモン達の視線を集めながら私は勢いよく腰を下ろした!
「イクぅぅぅぅぅぅ♡♡♡!!!」
一際大きい嬌声を上げ、私は絶頂を迎える。過呼吸気味になりながら身体を痙攣させ、とても幸せな解放感に浸っていると……。
突如、私の身体が光に包まれた。
「……うわあっ!?」
そして光が止むと、私は非常に高く狭い岩場に立っていた。岩場はびしょ濡れになっており、夕日に照らされててらてらと光を反射している。
「ヒバニーくん、ルーア、大丈夫ー!?」
恐怖のあまり蹲る私の下方から聞こえてくるのはアシマリの声。
「おう! 今から一緒に降りるぜ!」
それに対し元気よく答えるのはヒバニーだ。さっきまであんなに体格差があったのだが、今は見慣れた大きさだ。
もしやここは奇岩の上?
(私……元の大きさに戻れた?)
「おお、ルーアよ! 元に戻れたようで何よりだ!」
「それにしてもあんなに騒いで何やってたんだぞ?」
「ええと……その……」
ヒバニーに連れられ奇岩から降りてきた私を出迎えるジャラランガ達。しかし公開オナニーしていたなどとは言えず私は目を逸らして口籠る。
「なるほど、ニンゲンは回復すれば巨大化から戻れるんだな」
「また同じ事が起きたら手伝ってあげましょ」
後ろでは『ゆけゆけズ』がそんな事を話しており、私は冷や汗を垂らした。
「『ねがいのかたまり』は結局見つからなかったね」
「推測、巨大化により消費」
アシマリの嘆息に対し答えるのはネイティオである。
「ネイティオ様の考察によると『ねがいのかたまり』は巨大化を発生させるエネルギー物体であり、その力を呼び覚ます事が出来るのがルーアの道具ではないかという事だ。ヒバニーの巨大化が解けたのも『ねがいのかたまり』のエネルギーを吸い取ったためでは、と仰っている」
続けてネイティが補足説明し、彼女らなりの予測を述べた。
「……」
私は身体を捻って自分の手錠を見てみる。いつもと変わらない、黒光りする金属質な拘束具である。しかしもしオーマの言っていた通りなら、巨大化を発生させるバンドにまた変化してしまうかもしれない。バンドそのものは無くなっているし、私の手錠に取り込まれたのだろうか。
「今回は事件として対処に追われたが……上手く使えば巨大化したメガガブリアスと互角に渡り合えるやもしれぬな」
「ああ。俺もデカくなってる時は凄いパワーを感じたし、ネイティオの予言通りだと思うぜ」
ジャラランガ達が夕日に照らされる『颶風の砂漠』に視線を向けるのに合わせて私もそちらを視界に収める。
『黒い繭』を新たに生成するのには時間がかかるのか、ダンジョンが更に大きくなる様子は見受けられない。けれどいつまた『黒い繭』が出て来るか分からない以上、その根源であるメガガブリアスを黒装から救い出す事は必須事項。
「実はルーアが巨大化してる間、またダンジョンに行って別の『ねがいのかたまり』も回収して来たんだぞ。勝手に発動しないように離れた場所に保管してるけど、明日ダンジョンに突入する時には切り札になると思うんだなぁ」
最初は私を元に戻すために使えないか入手して来た、と付け加えてチャオブーが言う。
「あなたって結構働き者よね。そういう所は悪くないと思うわよ」
「えっ、本当なんだぞ!? 嬉しいなぁ……」
そんな彼にテールナーが労いの言葉をかけ、テンションを上げさせていた。
「故に。おそらく次の突入が『颶風の砂漠』の巨大化を食い止めるための決戦となるだろう。皆の者、どうか頼むぞ!」
『ゆけゆけズ』にチャオブーとテールナー、それにサンドやジオヅム達およびネイティオ達、そしてオーマと私へ視線を向け、ジャラランガが勇ましく吼える!
「おーっ!」
ポケモン達が続けて応える中、私もゆっくり頷く。
どんどん自分に変化が出ている事は不安だけどこの世界でインテレオンと共に暮らす為、今は私に出来る事をやらなければ。