※この作品はR-18です。

裸の少女とポケモンだけが住む世界   作:Momyaka

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Chapter54 ~各々の信念~

 メロエッタ率いる『銀杏山脈』軍団による襲撃が行われた翌日……。

 

 

 

「ネイティオから頼まれたんだよ。『オータムビレッジ』で凶兆が見えたから助けに行ってくれって」

「そうか……お主達には本当に感謝しかない」

 『颶風の砂漠』にいた彼女らが何故この『オータムビレッジ』までやって来たのかを朗らかに説明するガブリアスに対しジャラランガが頭を下げて礼を述べる。

「しかし……酷い有様だな。もう少し早く来ていれば多少はマシになっていたかも」

 同じく救援に来ていたサンドは目を細めてギルド館内を見渡した。

 

 

「お願い、早くうちの息子を……!」

「もう少しだけお時間下さい…!」

「うぅん、うーん……」

 傷を負った多くのポケモン達が呻く中、『ピクシー医療所』のピクシーやピッピが駆け回っている。

 

「腹減ったぞ!」

「こんだけじゃ足りないよー」

「『喰らう者』とか名乗るヨクバリスとホシガリス達が食糧を殆ど持って行ってしまったんだ……どうか耐えて欲しい」

 村のポケモン達が食糧配布係となったギルド職員に詰め寄り、騒がしくしていた。

 

「俺ん家が壊されたんだよ! お前達救助隊が不甲斐ないせいだぞ、早く無償修復してくれよ」

「ギルド宿舎が寒くて老体にはこたえるんじゃ、落ち葉布団をもう一枚くれぬか?」

「戦いの余波でキーのみ畑が滅茶苦茶よ! なんとかしてちょうだい!」

 ギルドへ避難してきたポケモンもギルド職員を呼び止めては数々の要求を出す。

 

 

「あいつら、生活が一変して不安なんだろうな」

 ジオヅムも『オータムビレッジ』のポケモン達を眺め、同情するように呟いた。

「『オータムビレッジ』を屈服させる、か。確かにその為にここまで徹底的に荒らして力を奪うのは理に適っておる」

 メロエッタが語っていた、この村を『銀杏山脈』の支配下に置くという野望。昨日の奇襲によって、残念な事に彼女達の目的に大きく前進してしまっただろう。

 

「何が救助隊だ! テラキオンを守れないどころかお前達の所の救助隊員がやりたい放題暴れていったじゃないか!」

「責任取ってくれるんですよね!」

「ええと、その……」

 広間の端ではチャオブーが村のポケモン達から詰め寄られている……今回の失態で『救助隊連盟』への信頼が大きく失墜したのだ。この状態でまた『銀杏山脈』軍団が攻め込んでくれば完全に叩き潰されてしまいかねない。

 

「ううむ……どうするべきか」

 メロエッタから受けた傷が痛むのか、顰め面をするジャラランガが苦悩を零したその時。

 

 

 

「おいやめろ! 仲間同士でいがみ合ったってしょうがないだろ!」

「そんな事よりやらなきゃいけないことがあるじゃないか!」

 ギルドの入り口に現れた二匹のポケモンが大声を上げた。

 

 その言葉だけならありがたく感じたかもしれないが、私は発言者の姿を確認して表情を歪める。

 

「全ての元凶はニンゲンだって事、忘れんなよ!」

「メロエッタちゃんが俺達の村を襲ったのだって、ニンゲンの差し金だろうがよ!」

 『ヒートソウル』のワカシャモとモウカザル……。今も私達ニンゲンを敵視している彼らが遂にここ『オータムビレッジ』へ帰還したのだ。

 

「……そうだ」

「あいつのせいで……」

「許せない……」

「……っ」

 ギルドへ避難してきていた村のポケモン達の視線が一斉に壁際にいた私へと集まって来る。

 

「こいつら、ルーアを……」

「ふーん、私が相手してもいいよ?」

 ジリジリと近付いて来るポケモン達を前に、ガブリアスを筆頭とする『颶風の砂漠』から来たポケモン達が私を守ろうと身構えた。

(ま、待って……昨日メロエッタ達と争い合ったばかりなのに、またこんな事……!)

 『銀杏山脈』軍団がいつ再来するか分からないという、ただでさえ危険な状況だというのに内で争い合うなんて……!

 

 

 

「そこまでですぞ!!」

 

 鋭い声が館内に響き渡る。

「……オーロット?」

「……」

 ギルド長補佐である彼は私を守るかのようにワカシャモ達や村のポケモンの前に立った。

「ルーアやオーマ……ニンゲン達は『颶風の砂漠』の問題を解決に尽力し、今回の『銀杏山脈』軍団への対処にも手を貸してくれた者達ですぞ。恩を仇で返すような見苦しい真似は我が許しませんぞ」

「許さないだと……! 何様のつもりだ」

 厳粛に言うオーロットを睨みつけ、村のポケモン達が怒りを露わにする。

 

「ギルド長代理。テラキオン様がいない今、我がこの村の方針を舵取りする立場ですぞ」

「なっ……! ふ、ふざけんな、ギルド長がいなくなったのはそのニンゲンのせいだろうが」

「既にルーア自身から長を元に戻す方法を教えて貰っていますな。長を道具に変えたのは彼女が感情を抑えられなかったことによるもの……そしてそれを引き起こしたのは我々の責任ですぞ」

 モウカザルが拳を震わせて反論するが、毅然とした態度でオーロットは応対を続ける。

 

「……我々『オータムビレッジ』の者達はいつまで『ニンゲンから危害を加えられた』という過去に縋りつき、『スプリングタウン』や『サマーリゾート』と正反対の道を進み続ければ良いのですかな? ニンゲンや二つの都市、『颶風の砂漠』から差し伸べられた手を払い除け、我々だけで凶暴化したメロエッタ達と戦う……果たしてそれで良い未来が待っていると胸を張って言えるのですかな?」

 

「……」

 彼の問いに沈黙する村のポケモン達。『ナイトスター』や『ロイヤルズ』達も『銀杏山脈』軍団を退ける為に身体を張っており、それを目の当たりにしたポケモンも多い事から反論が出来ないのだろう。

 

「じゃ、じゃあなんだ。お前はそのニンゲンが黒装モンスターを操ってメロエッタちゃんを凶暴化させたって話を撤回するつもりか!」

「その通りですな」

 怒鳴るワカシャモに短く答えると、オーロットは真面目な表情で私の方を向く。

 

 

 

「ルーア、『オータムビレッジ』を代表して我からも謝罪をさせて頂きますぞ。そしてどうかこの未曽有の危機に立ち向かう為……そして凶暴化で苦しむメロエッタをリライブし元に戻す為、力を貸して欲しいのです」

 周りに多くのポケモンがいるこの場で彼は頭を下げる。

 

「……」

 視線を動かすと、未だに敵意を見え隠れさせている沢山の村のポケモン達やワカシャモ、モウカザルが見え、心が締め付けられるような感覚に陥る。

 

「……!」

 けれど更に視線を移動させると、騒ぎを聞きつけたのかこの広間へ来ていた『ゆけゆけズ』やオーマ、『ナイトスター』に『ロイヤルズ』の面々と目が合う。近くにいるジャラランガやテールナーにチャオブー、『颶風の砂漠』から来たガブリアス達も目を向けて来ていた。

 

 私を好ましく思わない存在だらけで苦しいけれど……私の味方をしてくれる存在も間違いなくいる。

 そしてメロエッタだって最初はテラキオンの指示で私を監視しに来たけれど、最終的には私が悪者ではないと言ってくれたのだ……そんな彼女を見捨てることはしたくない。

 

 だから私はオーロットに対し、コクリと頷くのであった。

 

 

 

 『オータムビレッジ』のポケモン達が集うギルド本館や宿舎から離れた私達は、修練所に併設された館の最上階にあるジャラランガの部屋へ訪れていた。

 しばらく放置されていたからか少し埃っぽく、ジャラランガは全ての窓を開けて清涼な空気を部屋に取り込む。

「あら、これは絵かしら? 変わった筆遣いね」

「それに見たことも無い絨毯まであるぜ!」

「独特な香りと雰囲気だねー」

 彼の部屋に上がった『ゆけゆけズ』は珍しい物に興味津々な様子である。

「ガッハッハ、どれもダンジョンで出土した家具だ。好きに寛ぐが良い」

 私の世界に存在する掛け軸や畳といった、こちらの世界ではあまり見慣れない物品の数々を見て私は少し懐かしい気分になった。

 

「ではお言葉に甘えまして。今後の事の話し合いを始めましょうか」

「ああ、『銀杏山脈』にいるメロエッタをリライブする手段だな」

 マホイップとエンペルトの言葉にジャラランガも頷く。

「我輩達が真っ先に成すべき事は彼女を解き放ち、『オータムビレッジ』への更なる襲撃を防ぐ事だ」

「『サマーリゾート』からの情報によれば、都市への襲撃を狙うのは幻のポケモンに流し込まれた膨大なダンジョンエネルギーによる影響でしたな」

「『銀杏山脈』の全てのポケモンをリライブするのは困難でも、メロエッタさえ元に戻せれば侵攻は起きなくなるということね」

 オーロットやテールナーは窓からダンジョンがある方角を見つめて情報の再確認を行う。

 

「せやけど『海底の地割れ』の時とおんなしで、幹部級のポケモンが複数おるみたいや」

「ええ、あたし達は『喰らう者』と名乗るヨクバリスと出会いました」

「私達、『学ぶ者』、イオルブ、遭遇」

「こちらにも『描く者』を自称するタギングルが現れましたぞ。三匹の強力な幹部がいるという事ですかな」

 『ロイヤルズ』や『ナイトスター』の情報も聞き、私は改めて敵の戦力の高さを実感していた。

 

「昨日、相手が全戦力を投入していたならその通りである。しかしタギングルは去り際に『次は生易しくはない』と言い残しておった。ダンジョンにまだ余力を残しておったと考えた方が良いだろう」

「『海底の地割れ』の時はインテレオンが諜報してくれたお陰で敵の戦力が事前に分かったんだよな。今回はそういう情報が無いのかぁ」

 深い溜息をつくジャラランガに続けてヒバニーも頼りになる仲間が不在な事に表情を暗くした。

 また、あの時はインテレオンがあらかじめ道具の奪取をしていた為に有利に立ち回れたが、『銀杏山脈』軍団はこれでもかという勢いで道具も活用して来た。一層厳しい戦いになるのは火を見るより明らかだ。

 

「仮にメロエッタの所に辿り着いたとしても、相手はオーロットとジャラランガでさえ軽く捻るぐらいに強化されてるわ。きっと悪いダンジョンエネルギーを大量に注がれた影響よね」

「マナフィの時はカプ・コケコが相手してくれたのよ。だけど同じ伝説のポケモンだからってテラキオンに頼る訳には……」

 チコリータはチラリとオーロットが持つ『もうげきのタネ』を見つめる。

 

 

「オーロット、聞かせてくれるか。もしも今テラキオンを元に戻したらルーア達との共闘を受け入れるのか?」

「……正直に言いますと、一と九の分が悪い賭けですぞ。そもそもニンゲン自体を激しく嫌悪していらっしゃいますし、道具に変えられた故にルーア達を二度と許さないと判断なさる可能性がありますな」

 エンペルトに尋ねられたオーロットは、ギルド長補佐という"テラキオンを最もよく見ている立場"として包み隠さず回答した。

「それは困ります!」

「ま、まだ戻すって決まった訳じゃないから落ち着いて。チャオブーくんやオーロットさんが考えを改めてくれたみたいに、テラキオンも思い直してくれないの?」

 慌てた様子で声を上げるオーマを宥めつつ、アシマリが確認を取る。

 

「テラキオン様は何より"ポケモンを外敵から守る"という正義を重視するお方。『歪みの穴』やダンジョン、黒装モンスターにニンゲンは庇護すべき対象ではなく排除する外敵と見ておられますぞ。嫌悪の度合いはワカシャモ達や村のポケモン達を上回るのではと」

「一割で分かってくれるかもとは言っても、それでルーア達を危険に晒すのは嫌だな……」

 テラキオンの価値観を聞き、チルタリスも心苦しそうに首を振った。

 

 

「長には誠に申し訳ないが、元に戻すのは『銀杏山脈』の問題を解決しルーア達が『スプリングタウン』に帰った後の方が良いであろうな。ただでさえ村のポケモン達がルーア達を敵視しておると言うのに、これ以上諍いを増やしたくない」

 ジャラランガの提案に一同も辛そうにしながら同意。

「ではテラキオン無しでメロエッタをリライブする手段を検討しないといけませんわね」

 

「はい、あたし案あるわ!」

 話を戻した所でチコリータが頭の葉っぱを大きく振る。

「『メロエッタ劇団』のメンバー……ラウドボーンやデンチュラ達がまだ『銀杏山脈』で捕まってるのよ。彼らはゴールドランクを上回るプラチナランクの救助隊員よ、助け出せれば力になってくれる筈だわ!」

 

「俺も俺も!」

 続けてヒバニーも元気よく挙手した。

「またダイマックス使おうぜ! 巨大化したメガガブリアスの黒装を一気に剥がすぐらい強かったんだ。メロエッタは大きくなってないんだし、インテレオンほどダイマックスを使いこなせなくても勝ち目はあると思う!」

 

「ラウドボーン達か……確かにメロエッタの事は彼らの方が詳しいでしょうし、有効な戦略ですな」

「うんむ、ダイマックスも強力な手札であるな。消耗の少ないサンドやジオヅム達に『ねがいのかたまり』の入手を頼んでみるか」

 その提案にオーロット達もナイスアイデアと言わんばかりに作戦へ組み込み始める。

 

「……『ゆけゆけズ』、頼もしくなった」

「フフ、あたくし達もうかうかしていられないわね」

 アノホラグサとドラミドロは成長した彼らを見て笑みを浮かべた。

「『銀杏山脈』の範囲は分かっていますの?」

「この地図を見て欲しいですな」

「ふむ……『オータムビレッジ』に近い西側に戦力を集中させていそうだな」

「でも南東にも『サマーリゾート』と繋がる道があるんだよね。そっちも厳戒態勢取ってるかも?」

「じゃあ手薄なのは……」

 そしてポケモン達は目前に迫る脅威に対抗するため、活発に話し合いを行うのであった。

 

 

 

 作戦会議や明日に向けた準備および休息のため、あっと言う間に日が沈み天には星空が広がっていた。

「……」

 館の一室で私は窓から外を眺めていた。建物の前に築かれた石畳の修練所、少し離れた位置にギルド本館などが建つ『テラキオンのギルド』敷地。その先には復興すら出来ていない村があるだろうが流石にそこまでは暗くて見えない。

「くかー」

「すぅすぅ……」

 同じ部屋には『ゆけゆけズ』とオーマがおり、明日に備えていずれも寝息を立てている。

 

「……」

 私も出来れば眠っておきたいのだが、不安でなかなか寝付くことが出来ない。

 明日の『銀杏山脈』突入で上手くメロエッタをリライブ出来るのかという不安……そして。

 

(寝込みを襲って来たりしないよね……?)

 この村のポケモン達が私を捕まえる為に、この館にやって来るのではないかという不安。別の部屋にマホイップ達もいるとはいえ、気付かれないように行動されたらいくら彼女達と言えど対処しようがない。

(最悪、もうこの建物内に侵入して来てる可能性だって……)

 私は息を殺して耳を澄ませ……。

 

 ブブブブ……。

 

「ん……っ♡」

 バイブの音を耳にしてしまい身体をビクンと震わせる。『あかいビードロ』を吹かなければと考えるが、もし本当に村のポケモンが侵入していたら居場所を知らせているようなものだ。そうでなかったとしても、今度は音のせいでオーマ達を叩き起こしてしまう形になる。疲労回復の妨害をしたせいで、明日の『銀杏山脈』で凶暴化ポケモンにやられるなんてあってはならない。

「く……うっ……♡」

 ビードロに頼れないまま私は何度も身体を痙攣させ、股間を濡らしていた。加速度的にどんどん気持ち良くなり、発情も止められない。オナニーしたくてたまらないが、ここで角オナなんてして物音を立てたらオーマ達を起こしてしまう。

 

(で、でもずっと我慢してたら、明日私が発情しきって役立たずになっちゃうぅ……)

 メロエッタをリライブするためには私がしっかりしないといけないのに。どうにか今のうちに絶頂しておきたいが、ここにいる皆の睡眠を邪魔しないためには……。

 

「……っ♡」

 

 私は足音が鳴らないようにつま先立ちでソロリソロリと部屋から抜け出すと暗い廊下へと出る。マホイップ達も既に眠っている筈であるため、私は彼女らを起こさないためにも音を出来るだけ立てないようにして進み出した。

「う……んっ♡」

 膣内で振動するバイブが与えてくる快楽で踵が落ちそうになるのを必死に耐える私。音を立ててしまわないよう爪先立ちし続けるが、プルプル脚が震えており気を抜いたら今にも脱力してしまいそうだ。

(が、我慢しなきゃ……)

 両脚に意識を集中させて私は廊下を進み続ける。しかし脚に近い股間にも意識が向かい、バイブとクリトリスリングによる刺激が更に私を責め始めた。

「あ、あひっ……気持ち、いぃ♡」

 

 膣液と涎を垂らしながら階段を降り、建物から出た私を出迎えるのは冷えた夜の秋風。

 

 顔から股辺りまでが急速に冷え、素肌を晒している事とサイハイソックスとロングブーツだけ身に着けている事をこれでもかと自覚させられる。

「……ふう、ふう♡」

 ようやく踵を下ろせた私は火照った身体に滲んでいた汗が冷やされる感覚にブルリと震えながらも暗い修練所を見渡した。

 中心にある石畳のリングの周りには身代わり人形や岩石、丸太で作られたカカシのようなオブジェといった技を練習するための的が並べられている。夜中でも鍛錬できるようにするためか灯篭もあるが、今は火が灯っていない。

 

「……」

 私は背負って来たランドセルを揺すると三つのローターを取り出す。

 

 その目的は当然……。

 

「んんんっ♡!」

 左右の乳首と股間に押し当てられたローターの振動で私は甘い悲鳴を上げた!

 性感帯に絶え間なく刺激を与えられる私は涙目になりながらいやらしく身を捩り、ローターのリモコンを後ろ手で操作する。その度に振動が強くなったり弱くなったりと翻弄され、さらに気持ちよくなってくる。

「ひ、いひひっ♡」

 私はランドセルをもう一度揺すり、今度は絆創膏を取り出すとローターを固定するように両乳首と股間へペタペタと貼っていった。

 

(や、やらしいよぉ……)

 自分の変態的な姿に更に興奮した私は物陰にランドセルを隠して無防備な姿になると石畳のリングの中央に立つ。最初に『オータムビレッジ』に連れ込まれた際、ここで一方的なリンチをされたことを思い出すと恐怖が心の中で芽生えると同時に子宮が疼き始める。

(私……虐められるのは嫌なのに……股間が喜んじゃう……!)

 そもそも自縛野外露出をする時点で被虐趣味があるのは事実なのだが、この世界に来てここまで私の変態度が上がっていたという事実を受け、私は余計に息が荒くなってしまう。

 

 早く絶頂したいと願いながら身体をクネクネ動かし、腰を大きく揺らし、リングの中心で淫乱ダンスを踊っていたその時……。

 

 

 

「……っ!?」

 前方……ギルド本館がある方向から火のようなものが近づいて来ているのが見えた。

 

 

 まさか本当に村のポケモン達が捕まえに来たのだろうかと、私は一気に顔を青ざめさせる。

「んっ……、やだっ……♡」

 喘ぎ声を隠せないまま私はリングから降りて丸太のカカシの後ろに隠れた。しかしローターが乳首と股間を責めて来ており興奮が止められない。

(り、リモコンで止めないと)

 私は後ろ手に掴んだリモコンを操作しようとするが、指が震えてまともに動かすことが出来ず腰ばかりが動いてしまう。

 

「師匠達はもう寝たか?」

「おそらくな。それよりお前の尻尾の炎、どうにかならないのか?」

 そして聞こえてくるのは二匹のポケモンの声。あれはモウカザルとワカシャモの声……先程の火の灯りはモウカザルの尻尾によるものだったらしい。しかしそんなことよりも、もし喘ぎ声を出してしまえば簡単に彼らにバレてしまう……絶体絶命の状況である。

「んっんっ……♡ んんんっ♡」

 必死にリモコンを操作しようとしても恐怖と興奮で動かせず、快楽に喜ぶ膣から大量の愛液がボトボトと落ちてしまっている。

「進化するまでは寝る時とかに自分の意思で消せたんだけどなぁ」

「おいおい、その明かりで師匠達が起きたらどうすんだ」

(お願い……早く帰って……!)

 彼らの小声での会話を聞きながら私はガタガタ身体を震わせる。

 

 

 

「……何しに来たんだぞ?」

 

 そして聞こえて来たのはまた別のポケモンの声。

「……チャオブー」

「オイラに用か?」

 ワカシャモ達の前に立ち塞がったチャオブーは館の入口に立ち、同じ『ヒートソウル』のメンバーをまっすぐ見つめていた。

 

「……ああ」

「お前は師匠達みたいにニンゲンに騙されてるだけなんだよ、いい加減目を覚ませよ」

 どうやら私ではなくチャオブーが目的だったらしい二匹は人間に肩入れする仲間に言う。オーロットの言葉だけでは考えを改める事は無かったようだ。

「オイラは目を覚ましたんだなぁ。『悪い事はニンゲンに全部押し付ければ良い』って幻想から」

 しかしチャオブーも意見を曲げるつもりはなく、ゆっくりと首を振った。

 

「ワカシャモ達はオイラみたいに馬鹿じゃないから、このままニンゲンを敵視してたって状況は好転しないってもっと分かってる筈だぞぉ」

「馬鹿じゃないからニンゲンが騙そうとしてるって事も分かるんだよ!」

「頼むチャオブー、俺達仲間だろ? 元に戻ってくれよ!」

 救助隊『ヒートソウル』の二匹と一匹は相対したまま言い合うが、どちらも自分の正義を貫こうとぶつかり合う。

 

「……ゴメンなぁ二匹とも。オイラ……ニンゲンをいじめるんじゃなくて、苦しむポケモンを救う為に行動したいんだぞぉ」

「……」

 チャオブーの意思を聞き、ワカシャモはため息をつく。

 

「……じゃあ、『ヒートソウル』から抜けるとでも言いたいのかよ」

「二匹がニンゲンと分かり合いたくないのなら……そうするしかないんだなぁ。でもオイラとしてはこっちに来て欲しいんだぞ、稽古で意気投合した仲間と仲違いなんてしたくないんだぞ……」

 数秒の間の後、とても苦しそうな表情でモウカザルが尋ね、チャオブーが涙ながらに答えた。

 

 私が現れる前までは息の合ったチームだったのに、意見の相違で仲間割れする寸前だ。しかし私はワカシャモ達に見つかる訳にはいかない手前、何も口出しすることが出来ない……。

 

 

 

 しかし、チャオブー達の話に気を取られている間に私の身体は限界を迎えていた。

「んっ……♡♡!!」

 ローターの振動で達してしまい、私は声を漏らしてしまう。

 

「今の声、なんだ?」

「!」

 咄嗟にこちらを向いて来たモウカザルが素早く駆け寄ってきた。まずいと思った時には既に手遅れで丸太のカカシの裏に隠れていた私は彼に見つかってしまう!

「ニンゲン!?」

「あっ、あっ……!」

「ルーア、どうしてここに!?」

 慌てて逃げようとする私を見てモウカザルとチャオブーが目を白黒させる。

 

「……許さねえ、よくも俺達の仲間を唆しやがって……!」

 

 憤怒の炎を燃え上がらせたワカシャモは、激しい敵意が籠った目を私へ向けると自慢の脚力で一気に距離を詰めてきた!

「おらあっ!」

「あうっ!」

 『でんこうせっか』による鋭い蹴りを背中に受け、私は前のめりに倒れ込んでしまう。そのまま頭をワカシャモに踏みつけられ、私は何度も顔を地面に押し付けられた。

 

「や、やめるんだぞぉ!」

「がっ!?」

 そこへチャオブーが『つっぱり』しながらの突撃を仕掛け、吹っ飛んだワカシャモが身代わり人形に激突。

「お、おいワカシャモ!」

「く、クソ……っ!」

 モウカザルに起こされたワカシャモは荒く息をしながらチャオブーを睨みつける。

 

「チャオブー! お前は平気で仲間を攻撃するような奴じゃないだろうがよ! そのままニンゲンなんかに踊らされて悔しくねえのか!」

「オイラだって攻撃したくないんだなぁ! でもオイラは師匠やテールナーちゃんと一緒にルーアをサポートするって決めたんだぞぉ!」

 ワカシャモとチャオブーは正面から何度もぶつかり合いながら叫ぶ。モウカザルが俯いたまま手を出していない為か互角の戦いが繰り広げられ、少し経つ頃にはお互いボロボロになっていた。

 

「いい加減にしろ馬鹿野郎!」

「オイラは……ッ」

 『にどげり』を浴びたチャオブーが『ニトロチャージ』を放つが、ワカシャモはジャンプして飛び上がると空中で爪を構える。 

「『つばめがえし』ッ!」

「ぐうっ……」

「……!」

 鋭い一撃を浴びて叩き伏せられるチャオブー。私はそれを見て息を呑むが……。

 

 

「……オイラは失敗した分、取り返さなくちゃならないんだぁぁ! ワカシャモ達に止められても、止まらないだぞぉぉ!!」

「っ!?」

 

 チャオブーは己の魂を燃え上がらせて立ち上がると、諦めずにかつての仲間を睨みつけて技を発動。

 何度も地面を踏み鳴らし、その威力でワカシャモは打ち上げられきりもみ回転しながら地面へと叩きつけられた。あれは『じだんだ』……己の失敗を糧に威力が爆増する強烈な技だ。

 

 

「……決着がついたのね」

「えっ……!」

 声が聞こえ振り向くと、館の入口に立っていたのはテールナーだった。騒ぎを聞きつけて目を覚まし外へ出てきたようだ。彼女はチャオブーを一瞥した後、残るモウカザルを睨む。

「……勘弁してくれ、俺は何もしねえよテールナーちゃん」

 モウカザルは降参とばかりに両手を上げて、目を回して倒れているワカシャモの下へ向かう。

 

「チャオブー、例え騙されててもポケモンを救いたいっていうお前の意志の強さは分かったよ。だけど俺もワカシャモもニンゲンの事は好きになれねえ、そいつが黒装モンスターを操ってメロエッタちゃんを凶暴化させた訳じゃない……なんて証拠ないからな」

「あなたね……!」

 彼はワカシャモを背負うと私を見下すような視線を向けて言うが、テールナーが怒りを見せると肩を竦めた。

 

 

 

「……だからお別れだチャオブー。お前と一緒に鍛錬したりダンジョンに行ったりしたの楽しかったぜ」

 

 

 

 モウカザルはとても悲しそうな笑みを浮かべると、チャオブー達に背を向けワカシャモと共に修練所から去って行くのだった。

「……っ」

 ようやく立ち上がった私はチャオブーの方を見るが、彼は俯いたままで暗さもありどんな表情をしているか分からない。しかし『ヒートソウル』から脱退というあまりに悲しい結果になり、喜んでいる筈がないのは確かだ。

 

「チームメンバーや村のポケモン達に流されずに、あなたの意思を貫いた結果でしょ?」

 そんな彼に向けて声をかけるのはテールナーだ。

「チームから抜けるのが辛いってのは分かるけどね、自分の意思で選択したことをちゃんと誇りなさいよ。後悔ばっかりして、そのせいでまた考えを変えるとかしたら拳骨じゃ済まないわよ」

「……ぐすっ、後悔は、してないんだぞ」

 厳しく言うテールナーだが、チャオブーは泣きながらも"ニンゲンと協力し合う"という選択を変えないことを伝える。

 

「……ああそう」

 口では興味なさげにしながらも、テールナーはチャオブーの頭を優しく撫でるのであった。

 

 

 

「それでルーア、あなたどうしてここに?」

「うえっ!? ね、眠れないから外の空気吸いに!」

 それを見守り完全に油断していた所にテールナーから質問を投げかけられ、私は慌てて誤魔化しながら館へ戻ろうとする。

「あんっ♡」

 しかし私の乳首と股間には今もローターが取り付けられており、淫乱な喘ぎ声を漏らしてしまった。

「えっ、どうしたの? どこか痛むとか?」

「ずびび……さっきワカシャモに頭を踏まれてたんだなぁ……」

 心配してくるテールナーとチャオブーが近寄ってくるが、私は気持ち良さで身体が動かず二匹から離れることが出来ない。

 

「はあっ♡ あっ♡」

「……この感じ、見覚えあるわね?」

「『静寂の丘』や『颶風の砂漠』でダイマックスしてた時と似てるんだなぁ?」

 発情顔を至近距離から覗き込まれ、私は恥ずかしさのあまり更に顔を紅潮させる。今すぐローターを止めたいが先程の転倒時にリモコンは手放してしまっておりコードに繋がったまま引き摺るしか出来ない状態。当然手錠のせいで絆創膏は剥がせないしランドセルを隠した場所はもう少し先なのだ。

「んっんっ♡」

 テールナー達の前だというのに勝手に腰が動いてしまい、膝がガクガクと笑い出す。夜の秋風で気温が低い筈なのに身体が火照って全身に汗が滲む。

 

「苦しそうにしてるんだなぁ」

「『颶風の砂漠』の時はどうやって戻ったかしら。確かインテレオンがルーアのここに……」

「はううっ♡♡!?」

 するとテールナーが突然私の前で屈みこみ、割れ目の観察をやり始めた。

「この中だったかしら」

「ひいんっ♡♡!?」

 彼女は私の濡れた大陰唇を摘むと慣れていない手つきで動かし出す。

(ツルツルのおマンコ、クニュクニュされてるぅぅぅ!?)

 たまらず私はペタンと尻餅をついてM字開脚のポーズになってしまった。

 

「あらごめんなさい、平気?」

「あっあっ♡ 平気ぃ、平気だかりゃ、先に戻っててぇ……♡」

「そう言われても心配なんだぞぉ」

 私は羞恥に耐え切れず涙ながらに懇願するが、二匹は私の痴態をまじまじと観察し続けてくる。

(見られてるよぉ……ほぼ裸でローターを局部に絆創膏で固定して大喜びしてる、ド変態な姿見られちゃってるよぉ……!)

 恥ずかしさでどんどん身体が敏感になるのを感じながら私は少しずつ絶頂に近付いていた。

 

 

 

「インテレオンの真似をするなら……こうかしら?」

「ひにゃあああっ♡♡♡!!??」

 

 その時、テールナーが持っていた木の枝を私の股間に突っ込んだ!

 唐突な刺激で私は一気に絶頂まで押し上げられ、大量の潮を噴いてしまう。

「は、はうう……♡」

 プシュプシュと残りの潮を噴きながら、舌をダランと出して絶頂の余韻に浸る私。脱力して立ち上がれないが、それでも必死に手を動かしてローターのリモコンを拾うと振動を停止させた。

「もう大丈夫なんだぞ……?」

「う、うん……それじゃ、戻るね……」

 困惑するチャオブーに返事を返すと、私はそそくさとランドセルを背負い直し館へと戻るのであった。

 

 

 

(恥ずかしいけど気持ち良かった……それにやっぱり、セックスとかオナニーで絶頂する度に苦しいのが楽になってる。私の身体、どうなってるんだろ……?)

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